チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

プロのチェリストのレッスン日程が決まった!

2007年06月26日 23時42分35秒 | レッスン
 「私の」オケの先輩から教えていただいた先生にメールを送ったら、早速お返事をいただいた。「私の教えている生徒の中であなたが最年少です」(え!最年長の間違いでは)「チェロを始めて4ヶ月ということで、助かります。私のところに来る方々は、皆チェロ病(チェロは好きだが弾くのにくたびれる・・・・・。)にかかって十数年の方ばかりでした。」(ふーん、ど・初心者は教えやすいのかなー。そんな優しい言葉で安心させてくれる先生なんだ)

 お聞きするところによると、この先生は、国内でトップレベルのプロオケの現役チェリスト。そんな先生のご自宅でご指導いただける幸せに、今からわくわくして、なかなか夜も寝付けないのです。「こりゃだめだ」とあきられられたらどうしよう。上手く弾けないどころか、楽譜もまともに読める段階ではないし・・・不安はきりがない。

 でも、僕の自分持ちのチェロで、先生が付きっ切りで、おそらく全てゼロベースで教えていただけるんだ!と思うだけで嬉しさがこみ上げてきてしまう。グループレッスンには、それなりの楽しさはあるけど、出来る限り自分の力量を速く、より高く持ち上げたいと思うので、こんなにも早くにチャンスが訪れた幸せを何度も神?天?に感謝。しかも車にチェロを積んで渋滞もなく訪問できることも幸運なことだと感じさせてくれる。

 まるで遠足前の小学生みたいな気持ち。こんな気持ち、本当に久しぶりのこと。これまで社会に出て以来、子供のような喜びを感じたのは、何十年前のことになるだろう!(仕事の成功からくる喜びとも、家族とのふれあいから得られる幸せとも異なるワクワクする気持ちなんて、本当になかったなーと思う。照るテル坊主でも作って、この嬉しさが続くことを祈ろう!

 ところで、まだ見ぬ先生のタイプだけど、どんなかなー。「善福寺手帳」さんは
先生のタイプを4種類に区分けしているけど、きっと「感情重視×自己主張抑制」のサポータータイプでいらっしゃるのではないかなーと感じているところです。
<参照 http://ze.blog2.fc2.com/blog-entry-431.html >
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団員の方から譜面が届けられた

2007年06月24日 19時14分16秒 | チェロ
 早速「未来の団員」として、暖かく対応していただき本当に嬉しい。届いた郵便を開けると、親切なアドバイスと、この秋の演奏会の楽譜が入れられたいた。まだ何もまともに弾けない僕が見学をするとき、手元に譜面がないとかわいそう・・と思っていただいたに違いない。忙しい中、譜面をコピーし、届けていただける気持ちに感謝。

 ところがそんな気持ちも、譜面を見たとたん吹き飛んだ!とても読み取れない。初見どころか、ヘ音記号しか見てこなかったのに、途中でヘ音記号とテノール記号が入り乱れ・・・えー!シャープが5つもついている曲もあるじゃん!。こんな楽譜、普通の人はどうやって読み取るんだろう。それに、テノール記号をたどってゆくと、かろうじて理解できる第4ポジションだけでは足りないのだ。

 うーん、これからプロのレッスンを受けられるとしても、きっと基本練習からだろうなー。こんなハイポジションの演奏にチャレンジできるようになるのに、どれだけかかるんだろう。
 こんなのはどうだろう。基本的な低いポジションで演奏できるところだけ参加して、あとはやっている振りをするというのは・・・。んーそんな馬鹿なこと考えるやつはいないよなー。

 そんなこんなで、実際のオケではどんな風に、チェロの人たちは演奏しているんだろうかと、たまたま千葉市管弦楽団の定期演奏会というのがあるので、行ってみた。9人のチェリストとともに、大編成のアマオケの皆さんが、シベリウス交響曲7番や「新世界」で楽しませてくれた。しかし、誰も、低音だけでごまかしている人はいなかった(由緒ある千葉市響においてそんなことあってたまるか!)

 そんな中で、とても素敵だったのは、歌劇「マノンレスコー」より第3幕の間奏曲が二曲目に演奏されたが、その導入がチェロのソロから始まるのだった!そしてコンマス、ビオラのトップが加わって、大変美しいハーモニーを響かせてくれた。
 いつかあんな美しい音色を出せるようになりたいと思った。千葉市響のみなさんありがとう!

 さて手元にある、弾くに弾けない譜面とどうつきあってゆけばいいのか。しばらく眺めながら考えてみようと思う。

 

 
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ヤッター! 市民オーケストラ団員への道は開かれた!

2007年06月20日 00時48分50秒 | オケの練習
 嬉しいことがありました。問い合わせた楽団から見学のお誘いがあり、練習を見させていただいた。あー、なんという懐かしさ。そして指揮者のもとに全員が一つの曲を仕上げてゆこうとする情熱。それを暖かく見守り、指導するコンダクター。

 教えていただく、導いていただくことのすばらしさ、ありがたさを久しぶりに感じることが出来て幸せだった。ある年齢や地位になると、人様から指導されたり、教えられたりする機会は極端に減ってしまうもの。でも音楽という世界に年齢何も関係ない。純粋に音楽の世界があるだけ。その完成に向けて刺激しあい、学びあう。そして、アマチュアとはいえ、音楽を愛するもの同志、より高みに上ろうとする仲間意識。

 僕はどうしてもそんな世界に入れてもらいたいと思っていたら、お世話してくれたチェロの方から、しかも複数の方々から、お誘いと、近くに住んでいるプロの音楽家による個人レッスンの紹介までいただいた。

 今晩は何度もそのメールを見直し、嬉しくてなかなか寝られそうもないのです。
千葉県は緑豊かなところ(場所にもよりますが、僕の住んでいるところは外房線沿線なのです)。そんな緑の中に、その先生はお住まいらしい。

 東京~千葉市までいろいろとHPを見ながら個人レッスンを探したけど、なかなか指導者を見つけることは難しいものです。でもオーケストラの大先輩たちはやすやすと、そういうルートを切り開いてくれる。自分の力はとてもアンサンブルに耐えられるレベルではないけど、ルートが切り開かれたことが何より嬉しく、またそんな水先案内をしてくれる音楽の先輩たちがいることが嬉しいのです。

 プロで活躍する先生に学び、多くの音楽仲間と出会える。そんな夢のようなことが起ころうとしているんだ、とおもうだけで、生きていて良かったと感じるのです。誰かに感謝したい気持ちの初夏の夕べなのです  (^^)v
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市民オケに問い合わせ、返事をいただいた!

2007年06月13日 23時47分04秒 | オケの練習
 大胆不敵にも、この実力のなさなのに、千葉県に数ある市民オケの『団員募集』コーナーに問い合わせをしてみた。「未来の団員候補」からのほんの軽いサウンドというつもりなのに、かえって心温まる行き届いた返信をいただき、担当されたチェロパートの方々の人柄の温かさに感激するやら恐縮するやら。

 勝手ながら、中高年初心者に、どんなメールをお送りいただけたかを、少しメールをリライトして載せさせていただくと・・・

「50代からチェロを習い始めた情熱に敬意を表すと共にチェロ人口が増える事を大変嬉しく思います。」
⇒えー、50代からチェロ始める人は案外少ないんだなー、と気づかされた。

「募集の条件として『ある程度(オケを乱さず馴染める)楽器経験があり、きちんと練習に参加出来る方』というのがあり、習い始めて3ヶ月と言う段階では、難しいと思います。」
⇒ふむふむ、当然のことです。でも自分の力のなさを120%わかっていても、オケを乱さず・・に心を乱される私(人間って自分勝手なんだよなー、人間じゃなくて、この僕のことだけど、ついついこういう表現になるよね)

「チェロパートとしては準団員として練習に参加されることは大歓迎です。個人レッスンをしながらオケの練習に参加するのが上達の早道と思います」
⇒そうだよね、集団の中で、自分と比較する人が近くにいれば励みにもなるし、こんな心優しいひとたちなら、甘えはできないけど、あこがれることは出来る。
 ただし、まだ「準団員」という制度はできてないそうで、少し未来への希望をあえて提供してくれるにくい心遣いの持ち主なんだ!と嬉しい気持ち。

「ステージに何時上がれるかは、練習に参加されながらご自身で判断されたら良いと思います。(自分で納得し音楽に感動出来れば最高)」
⇒それがねー、自分で自己判定できて「これでよし」なんて言えるまでには、あと何年かかるのだろう・・・そんなことを出来ること自体が実力だし、プロということですよね。はい。ごもっともです。

 とまあ、こんな風に丁寧に説明していただいたあと、私同様50代でチェロのレッスンを始めた方の成功体験もあわせて紹介していただいた。本当にお忙しいところをありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。(見てねえか!)

 まー励まされたような、刺激を受けたよなこともあり、それではと今レッスンをしているメヌエットとエーデルワイズ(ちょっとちょっと、オケの本格的な楽譜と比べ、書くのも恥ずかしいけどさー)を、ICレコーダーに吹き込んで、セルフチェックできる状態で練習してみた。ところが・・・

 ガーン! ウォオェー!ななんてひでー演奏だ。音程がぜんぜん定まってねーじゃん!しかも、音を指で探り探り弾いてるから、お化けが出そうじゃん!もーやってらんねー!
 そうか、自分で弾いているときは、たとえ途中で音楽が途切れても、自分の心の中では、音楽は鳴り響いているし、心で繋げてしまうので、結構いい演奏に聞こえてしまうのだ!やっぱこれからは厳しくても、自己判定に向けて「録練」しようと思う。

 とまー、今日は市民オケの皆さんに迷惑をかけ、レコーダーという「鏡」に映るオノレの醜い姿に驚き、たらりたらりを冷汗を流し続け、いつの間にか「筑波山麓合唱団」の一員になってしまった。

 捲土重来。必ずや、60歳までに、どこかの、市民オケから「ぜひ入って下さい」と言われる実力をつけたい!! と、心に誓うのでありました。
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頭痛でチェロはお休み。代わりにカザルスのレッスンを楽しもう!

2007年06月11日 00時51分04秒 | チェロ
頭痛が去ってくれない。仕事に集中しているときは忘れているらしい。しかし移動中の電車や、パソコンからちょっと顔を上げたときなどに、「いてて」がぶり返す。10日以上頭痛が続くのはおかしい。しかし今回は「脳腫瘍」なんかではないことが直感的に分かる。

 しかっもチェロを構えると、すぐに頭痛が始まる。んー・・なんということか。大好きなのに、近寄れない。まるで「針ネズミのジレンマ」。好きだといって近寄り過ぎると、お互いを傷つけてしまう。

 仲良しの鍼灸師さんも「左ばかりやたらと凝ってますねー、チェロってどう構えるんですか・・なるほど確かに左ばかりに負担がかかって、硬直しますね・・」

 やはりそうか。何十年も右手を上げる動作になれてないばかりか、この20年来四十肩~五十肩を遍歴したため、左手を中空に支え続ける動作なんてしたことなかったのに、30分、1時間と腕を吊り上げた肩が悲鳴を上げているようだ。

 しかたない、ここらでYOU TUBEでも見て間接的にチェロに触れることにしよう。

 すごいシーンが見られることに、驚く。

1)まずは、カザルスの無伴奏チェロから
Pablo Casals plays BACH - Suite no 1 for Cello - part 2

http://www.youtube.com/watch?v=xBp_R_RcbEw&mode=related&search=

2)次に、カザルスが、チェロの指導をしている貴重なフィルム。
Casals - Master class - Bach Suite
カザロスって激しいおじさんだったんだ!

http://www.youtube.com/watch?v=NP5OUxyEOhk&mode=related&search=

YOU TUBEってすごい。YO-YO MAでも何でも、映像で登場し、語ってくれる。

http://www.youtube.com/watch?v=9NaVpv9jsTo&mode=related&search=

しばらく頭痛は続くが、これら興味尽きない映像で楽しい気分だ。
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ロストロポービッチのブーレが見れるなんて!

2007年06月03日 23時34分36秒 | チェロ
頭痛は治まらず、何も手に付かないので「善福寺手帳」様を拝見。
なんと、右手をリラックスする法というビデオが見れるというので、早速開けてみた。んー、これがうわさのYOU TUBUか。そしてしばらく右手の運動をした後、CELLOで検索すると・・

 なんと、次から次へ、名演が繰り出されてくる。その中に、「Rostropovich plays Bach´s Bourree - Suite No 3」があったのです。

 この嬉しさをどう表現したらいいんだろう。しばし頭痛を忘れ、繰り返し鑑賞させてもらった。

 また新しい世界が広がりはじめている。動画をダウンロードしようとしたら、会員にならなければならないらしい。なんだか怪しい感じ。海外でメジャーだといっても、いろいろ書き込むのはちょっと引ける。もう少し元気になったら再度チャレンジしよう。
 
 頭痛がもう限界。寝ようっと。
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頭痛でチェロの練習はお休み

2007年06月03日 17時47分03秒 | チェロ
  この一週間頭痛が直らない。左首筋から左即頭部にかけて時折激痛が走る。その瞬間「いててて」と声が出るほどだ。はじめは、風邪引いたかと思ったが、体調は悪くない。「寝違い」も疑ったがある角度に曲げたから痛みが出るわけではない。しかも、日常過ごす時間の大半は頭痛を感じていない。

 一体これは、どこから来る痛みなのか、肩こりが一番あやしい。そこで東京や出張先でマッサージやら指圧やら、看板を見かけるたびに飛び込んで手当てしてもらった。「アー気持ちいい、これで直るはず」とそのときは感じるものの、しばらくすると、たとえば、電車で本を読んでいて、ちょっと顔を上げた瞬間どに「いててて」がぶり返す。

 かつてアホらしい経験があった。頭痛がなかなか引かないので、各種医院を訪ね歩き、最後には脳腫瘍を疑われた結果、国立病院でMRIまでかかったことがある。しかしその直後、頭痛はまるで雲散霧消、青空状態に。一体この現象は何だったんだ! とそのとき「あなたひょっとして、お酒飲まなかった?」と言われて4日前にジョッキ一杯のお付き合いをしたことを思い出した。
 妻の直感は恐るべし。「お酒飲んだあとはいつもそうだったじゃない・・」と大いにばかにされた。

 だから今回も大げさに騒ぐわけにもゆかない。

 しかし、しつこい頭痛なので掛かりつけのお医者さんをたずねると「ひどい肩こりから来てますね」「やっぱり」・・というわけで今日こそは最も信頼する整体師さんに、1時間半も丁寧にマッサージ、針をお願いしてこりを直してもらった

 身体も軽く、久しぶりにうきうきと、チェロを構えウェルナーのおさらいからはじめた。しかし、ほんの数分もすると「いててて」が始まった。

 ひょっとして・・・まさか・・・思いもかけなかったが、チェロの構えが肩こりを引き起こしているのでは・・・これからだというのに・・・

 しかし「いててて」にはかなわない。やめよう今日の練習は。また一週間お休みになるがしかたない。

 まだチェロと決まったわけではない。携帯電話・パソコン・書類・長距離通勤・・・肩こりのねたはいろいろある。 

 しかし、チェロを弾き始ると、必ず「いててて」になるのが哀しい。初心者はこんなことになるのだろうか・・
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チェロのブログってすごくいっぱいある!

2007年06月01日 00時14分20秒 | チェロ
 チェロがなかなか上手くならない。他の人はどうやっているんだろう・・・とチェロのブログを検索してみる。「チェロ、レッスン、練習、無伴奏チェロ・・・」関係ありそうなキーワードを並べると、出てくる出てくる。

僕のようにはじめたばかりの人、すでに学生オケでチェロを演奏していた人、プロのチェリスト。それぞれの人が、それぞれの生き方の中でチェロや音楽と向かい合っている。

要は勝手気まま、自分らしくあればそれでいい。ついついこうして、日記めいたことを書いていると
誰かが見ているのだから、自分の本当の気持ちはなかなか書けるものではない。かつて中学校のとき初めてノートに日記を書き始めたころ、だれも見ていないのに、誰かが見るかもしれない、その見知らぬ読者に「カッコウつけている」自分が嫌で、露悪的なまでに自己表出をしようとしたことがあった。

 結果は惨憺たるもので、自分で自分を嫌悪するはめに。「便器」を大書して廃棄した覚えがある。音楽もまた、どこかで誰かに聞かれることを前提に、演奏してないだろうか・・と思う。見知らぬ聴衆の前で、何とか演奏をまとめようとする、そんな心が狭苦しく、卑しいとおもう。

 どこかで誰かが、いつかは誰かに・・・そんな思惑などない世界で、音楽にのめりこんでいる人も沢山いることも知ることができるものブログの世界かもしれない。

 こうやって、一人ごちている「日記」の感覚。どこかセンチメンタルで、孤独感がある中学校の自分に繋がっている。

 さー、ここらでまたお気に入りのブログでも見に行こうか。NYには私の心の羅針盤になってくれている「弦楽器の音色」さんがいる。いつもさわやかな風が通り抜けてゆくそんなブログ。「思い付くままに」さんは、本当にまじめにチェロに向き合っている姿に頭が下がる。最近見つけたのは「善福寺手帳」さん。とても情報通。どんな角度から音楽の世界を切り取ってくれるか楽しみ。

 行き詰まったなんていっている暇はないんだ。みんな自由に、かってに生きている。世界は広い。僕も好きに生きるんだ。
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