チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

調整と新しい弓で、チェロがすごく響くようになった!

2010年11月26日 23時40分52秒 | チェロ

定年した自分へのご褒美として、弓を買おうと以前から思ってはいたが、
こんなに簡単に買ってしまうとは思ってもみなかった。

銀座山野楽器のチェロフェアーに行ったのは、プロの職人さんに見てもらって、
いろいろなパーツを交換してもらうつもりだったからだ。
専属の職人さんに、結果としてお願いしたことは下記4点になった。
1)弦の全張り替えと毛替え
  2年間取替えてこなかった弦を全取替えしてもらうこと(調弦もお願いした)
  同じく毛替えも、チェロ購入後、2回目だ
2)駒の高さの調整
  「駒が高いですね、これじゃハイトーン大変でしょ」と先輩に言われていたことから、
   A線側で1ミリ、C線側で2ミリ下げてもらうことにした。
   (職人さんが計測すると、標準的な高さの範囲内ではあったが、調整をお願いした)

 <低くなった駒>

3)ペグ穴の調整・改善
 ペグが上手に止まってくれず、とりわけD線のペグがズルッというか、クルッと回ってしまう症状を相談すると
 「新作楽器は乾燥とともに、ホールが歪みますから」と 空の状態でペグを回してみて
 「楕円形に変形してきていますね」とのことだった。
 確か回してみると回転にムラがあることがはっきり感じられたので、その調整もお願いした。

 <穴を削って真円に>

4)毛替えを終わったあと、グリップからエンドのネジの間の木部が汗で色が変わってしまっているのを見て
  「すぐ出来ますから」とニスを改めて塗ってくれた。(これも放っておくとよくないらしい)

さて、修繕などをお願いしたあとで、7Fの特設会場に向かった。
今日はチェロフェアーでもあり、会場には沢山のチェロ、チェロケース、弓が並べられていた。
普段は置いていない300~500万クラスのチェロも沢山置いてある。
弓は会場中央に数十本はあったと思う。

どうしても弓に目がいってしまう。

あれこれ触ってみても、何が良い弓なのか、高いのか安いのかもわからない。
チェロレッスンの師匠は「バランスがいいい弓を買うといいですよ」とアドバイスをくれていたものの、
バランスといわれても、どのバランスなのか、重さのバランスを天秤のように計ってみてもよく分からない。

結局 馴染みの店員さんに
「お勧めの弓、考えてあるんでしょ?」とたずねると
「もちろんです。お客さんのチェロに一番合った弓を探しておきましたから」と一本を見せてくれた。
(以前、予約していた毛替えをキャンセルしたとき「次は弓のランクアップですね」と勧誘を受けていた)

「いくらなの?」(触ってもみないで、ここから聞いてしまうのが悪い癖かもしれないけど・・)
「○○十万です」(・・完全に想定以上)
「で、いくらまでにしてくれるの?」
「△△までなら」(○○×80%)
「やっぱそれくらいまでですよね・・・」
などと、冷やかし気分で始めた会話だったけど、渡された弓を持ってみて驚いた。

「なんてしっくりくるんだろう。手に馴染むとはこういう感触か!」

今まで使っていた弓は、ドイツ製のチェロを購入したときに一緒に買った中級品だった。それでもかなり高額。
それから、サイレントチェロを買ったときに付属していたYAMAHAのカーボン弓の2本だった。
別に不満ではないけど、師匠がレッスンのとき先生の持つ様々な弓を弾き分け、
次にマイ弓を使って演奏してくれるけど、必ずしも満足できる弓でもないという感触を持っていた。

ところが、この弓は・・・何というか軽やかで、持っているだけで温かみを感じる。
色も赤みがかったお洒落なつくり
(弓を色で買う人はいないとは思うが、なんてきれいな弓だろうと感じた)

つまり気に入ってしまったのだ!

衝動買いというのは面白いもので、第一次決断は、無自覚のうちに行われているのだと思う。
そして第二次決断では、理屈や言い訳を並べて自己説得するプロセスを踏むのではないだろうか。
たとえば
 ・そんなに高給取りではないのに、友人の国立大学教授が100万円で
  バイオリンの弓を購入して自慢していたけど、それに比べればいいか・・・とか、
 ・30数年働いてきたのだから、自分へのご褒美なんだから、誰も文句は言わないよな・・・とか、
 ・クレジットカードの限度額が低いから、ひょとしたら買えないかもしれないし・・・とか

これらが30秒くらいの間にさまざまに駆け巡ったあと
「じゃこれください」と言ってしまっているではないか!
そして、どうせ自分で弾いても分からないだろうと思ったので試し弾きなしで
リペア中のチェロケースに入れておいてもらうようお願いした。

そのあと、弦と毛の交換、チェロ全体の調整に3時間かかるというので、久しぶりに銀ブラを楽しんだ。
昼間の銀座は女性と老人、外国人の街だ。
今一番聞こえるのは中国語ではないかと思う。
ひときわ人だかりになっていたのは、ミキモト前のクリスマスツリー。
「つま恋」から根っこごと移植し、クリスマスが終わると公園に寄付されるのだという。

 <ミキモト前のツリー>

さて、飛んで帰ってチェロを弾いてみた。
なんと素晴らしい響きだろう!
弦を交換した効果なのか、毛を取り替えたからか、はてまた職人さんの調整によるものか
音が輝かしい。良く耳を済ませると、チェロの中に残響が多くなっているのだ。

今度は3本の弓を持ち替えては、聞き比べた。
始めは「ちょっとしくじったか!」と思わないではなかった。大した差が認められなかったから。
しかししばらく聞き比べをしてゆくとはっきりと違いが分かった。

 <3本の弓、奥がカーボン、手前を新規購入>

まずカーボンの弓は、音色が均一で、くぐもっている。
まるで均質な、細長いプロセスチーズのようなイメージの音色に聞こえてくる。
次にこれまで使ってきた弓を試す。
カーボンに比べ音が複雑になり残響も豊かだ。

ところが、本日購入した高額な弓は、その残響の量と幅が全然違って聞こえてきた。
恐らく倍音の量と種類が多いのかもしれないが、一言で言えば、これまでの弓より「太い音」がする。
太いけど、輝かしい高音も豊かに混じっているのだ!

これからチェロとの付き合いが変わるとはっきり感じた。
これまでうは、正確に、速く、上手に弾きこなすことばかり気にしてきたけど、
美しい、豊かな音色を手に入れられると思うと、ただチェロの音色と共にあるだけで
幸せな気持ちになれるのだと思う。

よく釣り人が、門外漢からみると「何でそんな竿に何十万も掛けるの?」といわれながらも
”ためつすがめつ”飽きることなく竿を眺めているように、何度でも新しい弓を眺めてしまった。

きょうは 本当にラッキーだったし、いい買い物をしたと思う。

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雨上がって 虹が出た

2010年11月24日 00時54分53秒 | その他雑感

近所にあまり有名じゃない牧場がある。
知る人ぞ知る、四季折々の穴場で、ピクニックや、馬と戯れに常連さんがやってくる。

春の菜の花畑や桜並木、秋のコスモス畑は見事だ。
その牧場の一画には蕎麦畑があり、春は白いジュウタンを楽しめる。

毎年11月になると、牧場の蕎麦畑で採れた新蕎麦を出してくれる。
「雨だし、蕎麦でも食いに行こうか」ということで、温かいそば、ざるそば、
いつでもやっているジンギスカンで舌鼓。

いつの間にか日が差してきて、牧場の大公孫樹(いちょうと読むらしい)が、金色に光りだした。

見上げると、北東の空には、久しぶりに見る虹が掛かっていた。

おちついた 晩秋の休日だった。

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千鳥が淵アンサンブル

2010年11月22日 00時12分01秒 | アンサンブル

アンサンブルが始まったのが、千鳥が淵が見えるオフィスビルの一室だったから、この名前になった。

メンバーはというと30年以上前の大学オケ仲間

1)このビルの一室のオーナーだった建築家のオーボエ氏
2)有名私立大学の心理学教授のバイオリン譲(少なくともX年前の面影はある)
3)国際的システムコンサルタントから大学教授に転じたフルート氏
4)ドイツ帰りの国際エンジニア、ホルン氏
5)それからアメリカ在住3年目のファゴット氏(帰国時参加)

ここに私、千葉県のチェロ弾きが参加・・・う~ん ちょっと格好つかないけど、
こんなメンバーが集まれるだけ集まって内輪でアンサンブルを続けている。

お互い 未だに超忙しい人ばかりなので、どうしても合わせの時間が、練習時間に転化してしましがち。
バッハ「音楽の捧げもの」 や「バイオリンとオーボエのための協奏曲」 モーツアルト「アイネクライネ」 などが出し物だけど、本当にゆっくりとしか進化できない。

今月は珍しく、千代田区の公共施設を二週間にわたって確保できたので、連続練習。
来週は、家族の介護で忙しいバイオリン譲を迎えることが決まっているので、男集はみな張り切って、難所を繰りかえりドリルした結果、何とかクリア出来るめどが立ったのが嬉しい。

男たちが天岩戸前で必死で音楽を奏でると、岩戸が開かれ、中から女神が現れ出でたように・・・来週は、仕事と介護で参加できなかったバイオリン譲を迎え華やいだアンサンブルになりますように!

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秋の一日、楽しい音楽の世界が広がってゆく

2010年11月21日 03時18分54秒 | 市原フィル

昨日の小春日和に続き、今日も良く晴れて、我が家のベランダからの「借景」も秋の色を深めている。

こんなまぶしい秋の夕方から夜中まで、新しく知り合った音楽の仲間たちと、
アンサンブルに、オケの練習に取り組み、そして夜中まで大騒ぎの一日となった。

まず夕方からは「12人のチェロアンサンブル」に参加した。これまでもチェロアンサンブルに加わったことはあったけど、12人ものチェロ弾きが揃うと、それだけで圧巻だ。

初顔合わせの人も、出戻りの人も、ちょっと助っ人の人もいたようだけど、挨拶もそこそこに始めたのは 定番の「オペラ座の怪人」。
トップパートは美しいハイトーンで主旋律を演奏する。自分が加わった第4はベースの代わりに低音で全体を支える。キャリアのあるリーダーのもとに、しだいに曲が出来上がってゆく。

「オペラ座」含め、練習した4曲はいずれも楽しい曲だったが、じっくり弾きこんでゆくと、素晴らしい響きになるだろうなーと思ったのは「風の名前をおしえて」だ。
静かで、たっぷり調和するこの曲は作者不明だそうだけど、きっとチェロのために作・編曲されたのだと思う。

夜からは、会場をかえて フルオーケストラの「自主トレ?」に加えてもらった。来年夏の演奏会に向け「初見大会」と自称する練習だ。
曲目は「シベリウスのバイオリン協奏曲」と「ニールセン 交響曲第2番」。
僕にとってはとてつもない難曲で「初見」なんかで弾けるようなシロモノではない。

ところが驚いたことに、ソリスト役を買って出たコンミスは、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
カデンツアこそ端折ったけど、僕が大好きになったハイトーンの泣かせどころもしっかり演奏してくれた。
 それからオケのメンバー全員が、ちゃんと曲になるように演奏してゆくのにも目を見張った。きっと初見どころか、かなり練習を重ねて、初合わせに臨んでいるに違いない。
そうでなければ、恐ろしく腕の立つ演奏家ばかりが揃っているということだろうか・・・

いずれにせよ、このオケの人たちはすごい!

「初合わせ」を「初見大会」と言い換えながら、可能な限り自分なりに曲想をつかみ、少なくとも落っこちないレベルか、落っこちても復帰できるだけの力をもって参加している。
恐らくこれが団員のマナーであり、エチケットなんだと自覚して行動しているのだと直感した。
また、この「自主トレ」を指揮している、ベテランの人(オケの大御所?)の努力も大変なものだ。CD聞いても楽譜が追いつかないような曲の、各パートを把握しながら、指揮するなんて「素人じゃねーな」と感じた。

さて、僕はといえば、この「初見大会」を聞いて、急遽amazon.comしまくって、シベリウスも、ニールセンもCDを購入し、何回か楽譜を見て練習してみていた。どちらの曲も聞いたこと無かったし、ニールセンの存在も知らなかったんだから。

 ところが、残念ながら、曲全体の感じをつかむこと、CDに沿って譜面を追っかけることもかなり困難。とてもじゃないけど、演奏となると全くおぼつかない。
本当は「初見大会」に参加するなんて、無謀なチャレンジは止めようかとも思っていたし、今日のオケ練習への参加は、かなり躊躇しかかっていた。

「おいら、30才前に転職したときは大変だった。40才近くになって 慣れない仕事領域に異動されたときも苦労した。大組織の幹部になったときは嫌で嫌で本気で会社辞めようとしたっけ。そして市民オケ参加したのは五十代後半だった・・・もうそろそろ、新しい環境にチャレンジするのは無理じゃないのか・・」
こんなことを思いながら、重苦しい気持ちで練習に向かったのだった。

結局、参加してみて、僕の技量があまりにもお粗末というこだけは、すぐに明らかになってしまった。
全然追いつけなかった。
ゆっくりしただけは結構弾けたものの、速いパッセージや変化の激しい部分には、全く追随できなかった。
落っこちたときは、やさしお嬢さんが、何度でも、根気良く「今ここよ」と弓で示してくれた。
ろくに弾けない恥ずかしさ、申し訳なさとともに、やさしい気遣いの嬉しさの両方を感じていた。

今日の苦い経験で、かえって吹っ切れたこともある。

ここまで実力が露になっているのだから、逆に、ここをスタート地点にして、これまでをリセットして、新しい気持ちで臨むには、いいきっかけになるということ。
仕事環境の変化で、「第九」もあきらめ、3年お世話になったオケも休団しているけど、いまは新しい、そして最後の変化に立ち向かうチャンスなのかもしれない。

そして、仲間に加えてもらうには、みんなの倍以上の覚悟で練習をしないとだめだとも思う。
無論それでも追いつかないかもしれないけど、皆の音楽に向き合う真剣な姿勢、一緒にやってゆこうとする姿勢があるからこそ、追いすがる気持ちも出てくるのだと思う。

さてさて、今日一日は、12人のチェロアンサンブルから始まって、オケの初合わせまで、知らない人の集団に長くいたので、もう心身ともにへとへとだったけど、歓迎会やってくれるという、嬉しい誘いには元気付けられた。

僕は全くアルコールは受け付けないので、自宅に戻ると夜12時を過ぎるまで酒席で過ごすなんていう経験は、過去20年以上、全くなかったと思う。
それが、音楽仲間との時間には、羽が生えているみたいに本当にあっという間だった。

楽しい音楽の世界が、いま目の前に開かれてゆくと思うと、わくわくと楽しい気持ちで一杯になる。

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自分達で音楽をつくる人たちがいた

2010年11月14日 23時51分57秒 | 市原フィル

長期休団の手持ちぶさたの中、声をかけてくれる人がいてアンサンブルの夕べに参加してみた。

そこには、弦楽器中心に、室内楽を一緒に楽しもうと、木管楽器の人たちも集まっていた。
初めてなのに、初めてやってきた気がしないのは、みんな「知らない人」でも
一緒に音楽を楽しもうという雰囲気が溢れているからだと思う。

アンサンブルに加わってすぐ気づいたこと。

「この人たちは、自分達で音楽をつくっているんだな~」ということ。
ベテランメンバーの一人が指揮者を買って出て、自分なりの味付けをしてゆく。
指揮者といっても、全能の神様ではないから、どのように演奏して欲しいかは口で伝えると、
具体的な表現の仕方はバイオリン族のトップと相談したり、
演奏側からもアイディアを出したりという流れが自然に出てくる。

練習曲目が変ると、第一Vnだった人が第二になったり、バイオリンをビオラに持ち替える人がいたり、
自由に動き回っている。
指揮者が立たない曲では、コンマスが自分なりの曲の解釈、表現を色々な言葉で伝えてくれるのも、楽しい。

今晩演奏したのは、モーツアルトのクラリネットコンチェルトやヴィヴァルディーの「冬」など4曲だった。
クラコンでは代役の人だったが、素晴らしい演奏に聴き惚れた。これが小編成の楽しさだと感じる。
いままで参加したオケは数少ないけど、どこでもオケは同じだろうと思っていただけに
「こんなやり方の集団もあるんだ!」と大変驚き新鮮に感じた。

つまり、これまでは「指揮者は絶対の存在」で、いかにして指揮者が表現したい音楽に近づけるか、
ということが何よりも優先されてきたと感じている。
だから団員同士で、曲をどのように感じ、どんな風に演奏したいかを相談したり、演奏の出来栄えや
一人一人の頑張りを自分達で振り返り「賞賛し合う」なんてことはあまりやってこなかった気がする。
評価者は指揮者であり、褒めるも叱るも指導者の「専権事項」。
トップの元に統制が取れていないと、オケは意のままに動かないから仕方ない・・・と思っていたのだ。

ところが、この夜参加したグループでは・・・

たとえばVivaldiの「冬」冒頭に、チェロがSoliで入る刻みの部分で、トリルがきつ過ぎて
音程が不明確になると感じた団員からの意見で、一旦トリルを止めて演奏してみたり、
あるいはチェロの裏表でトリルの有無を分けてみたり、という試行錯誤がその場で行われていった。
 また、頑張って演奏した人に対して 「すごい頑張ったね!」と自然に声が掛かったりと、
団員の笑い声やら、相談の声が演奏の切れ目ごとに起こる感じなのだ。(うるさい雑談ではない)
「皆が知恵を出し合って音楽をつくり込む」協働作業が自然と行われていてゆくのに感心してしまった。

無論、大がかりな交響曲をプロの指揮者の指導の下で練習を重ねてゆき、
最終的に演奏会を成功させるという活動の仕方とは自ずから異なってくるとは思う。

でもその点を差し引いても「ともに音楽を作りこんでゆく」という行為への参加意識の違い、
仲間同士で音楽を楽しんでゆこうとする姿勢の違いを強く感じさせてくれた夜だった。

このグループの練習は毎回 夕方~夜だという。
仕事をしながら音楽活動をしているのはどのアマオケも同じだと思うが、
仕事と演奏の両立を考えると、夜の練習というのは大変いいと思う。

もう少しこの人たちと演奏を楽しんでみたいと思う。

「楽しい音楽の時間」が広がってゆくようで嬉しい。

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残念ながら 長期休団に・・・

2010年11月06日 21時55分26秒 | オケの練習
還暦、そして定年退職、その後はのびのび音楽生活・・というシナリオは崩れてしまった。

勤務日数を減らして、ゆっくりとと思っていたら、最近の傾向で、定年退職、即「継続雇用」という
ありがたい制度が定着したおかげで、定年は隠居ではなく、まだまだ忙しい仕事の日々が続きそうだ。

仕事柄、後進の育成業務や仕事のドキュメント化やら、残された仕事分野は幅広く、
その結果現在所属しているオーケストラの練習、演奏会日程とめちゃくちゃなバッティングを起こしてしまった!
年初から計画していた「第九」に出演できないだけでなく、来年の定期演奏会の日程も、つぶれてしまう憂き目に・・・

「仕事か、オケか」という二者択一となると、これからのことを考えると迷うところだった。

57歳でチェロを始めたばかりの自分を温かく受け入れ、ステージに立たせてくれた今のオーケストラには感謝しても感謝しきれない。
しかし、練習時間が仕事と重なって、合奏に参加できないとなるとオケに迷惑がかかる。
そのうえ当分、演奏会本番には出られないということになると、話は全く違ってきてしまうのだ。
本番に参加しないということは、合奏練習に参加することは迷惑になる。
指揮者にすれば「不要な音」が加わるのだから。

迷ったあげく、休団することに決めた。
参加しないまま支払う団費がもったいないというのではない(それもあるか)。
これまで練習してきたチェロを活かして合奏するチャンスがないのは寂しいのだ。
来年秋ころまで、いまの仕事が続くとなると、「不活動」のブランクはあまりにも長い。

ということで、3年半近くお世話になり、7回ものコンサートに参加した楽団に、休団届けを提出した。
団長、役員、チェロ先輩から「復帰」への期待が寄せられたけど、果たしていまのブランクに堪えられるかどうか・・・

毎週の練習がなくなると、ほっとする以上に、気が抜けたようで、おかしい。
このまま、チェロを担いで駆けつけるところがない状態が続くことには堪えられない気がする。
久しぶりに開けたチェロケースからは、温度差の影響で、ビロビロになった弦がひっかっかたチェロが出てきた。
もっと「チェロ子」をかまってやらないといけない!

ブログで知りあった方からは、仕事があっても参加しやすいアンサンブルのご紹介などいただいているけど、
もうしばらく、これからの活動についてあれこれ考えてみたいと思っている。
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秋を探しに近所の公園に

2010年11月03日 19時32分01秒 | その他雑感
近くの公園の 入り口近くで小さく色付く紅葉を発見


次第に 秋色が濃くなって


メタセコイア(ヒバ?)には 実がいっぱい


水辺には枯れ残ったタンポポに虫がしがみつき


なぜかつつじが咲き残り


一方 街路樹は 秋真っ盛り


公園じゃないけど「ミニ紅葉狩り」にご近所さんもやってくる


久しぶりに 穏やかな秋の一日だった
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