出張先でバッグを持ち上げようとしたとき、言葉にならない音が腰の辺りを通り過ぎた。
「やっちゃったかな」と戦慄したけど新幹線では何とか座っていられた。
ところが東京駅に着いたあたりからお爺さん歩き状態に。
結局今日から始まった秋の演奏会向けのオーケストラ全体練習にも参加できず、
コルセットしながら昨日に弾き続き整体院通いとなった。
指圧と針で、緊張をほぐしていただいたあと、先生は「家でゴロゴロしていてください」と指示。
何しようか・・と思ったが、たまたま昨晩録画していた、バイロイト音楽祭のビデオがあるではないか。
同音楽祭始まって以来初めてのテレビ生中継がハイビジョンで見れるというので
昨晩少し遅くまで頑張って、見ていたんだけど、体がしんどくて途中あきらめていたのだ。
というわけで、昨晩は一幕までしか見れなかった続編を見ることにした。
何十年も前から「ニーベルンクの指輪」の名前は知ってはいたが(ニュールンベルクの指輪と勘違いしたっけ!)、
一部とはいえフルタイムで鑑賞するのは初めてのことだ。
わずかな経験しかないオペラといえば、何万円も出して見に行ったアゲク、冒険的な演出にがっかりしたりすることあった。
今回は初めから安心してみることができた。(部分的に現代社会の場面が出現したりしたけど)
まずジークリンデ役のエディット・ハラーの可愛さに見とれた。すぐに指輪物語の刺激的な内容に引き込まれた。
音楽の素晴らしさはもちろんだけど、テレビのおかげで字幕が分かりやすく、歌の内容が大変よく理解できたことと、
幕間の休憩1時間にはNHKの分かりやすい解説があり、二幕、三幕とどんどん進んでいった。
「ゴロゴロ」しながら一気に見通したが、長大すぎて縁遠い存在だったワーグナーに大変親しみと感動を覚えた。
指輪物語そのものが極めて現世的な人間社会のありようを神の世界に投影して語っているからだと思う。
その典型は、第二幕冒頭で、神様のトップ?ウォータンが、奥さんのフリッツにたしなめられて、
しぶしぶジークムントを殺すシーンなど、まるで家庭の葛藤を描いたテレビドラマみたいな感じさえした。
あるいは理念と現実との葛藤にさらされている現代の経営者と二重写しに見えた。
描かれている心情は世界共通なんだ。
ワルキューレだけで終わるのは正直残念。前後の放送が待ち遠しい。
「やっちゃったかな」と戦慄したけど新幹線では何とか座っていられた。
ところが東京駅に着いたあたりからお爺さん歩き状態に。
結局今日から始まった秋の演奏会向けのオーケストラ全体練習にも参加できず、
コルセットしながら昨日に弾き続き整体院通いとなった。
指圧と針で、緊張をほぐしていただいたあと、先生は「家でゴロゴロしていてください」と指示。
何しようか・・と思ったが、たまたま昨晩録画していた、バイロイト音楽祭のビデオがあるではないか。
同音楽祭始まって以来初めてのテレビ生中継がハイビジョンで見れるというので
昨晩少し遅くまで頑張って、見ていたんだけど、体がしんどくて途中あきらめていたのだ。
というわけで、昨晩は一幕までしか見れなかった続編を見ることにした。
何十年も前から「ニーベルンクの指輪」の名前は知ってはいたが(ニュールンベルクの指輪と勘違いしたっけ!)、
一部とはいえフルタイムで鑑賞するのは初めてのことだ。
わずかな経験しかないオペラといえば、何万円も出して見に行ったアゲク、冒険的な演出にがっかりしたりすることあった。
今回は初めから安心してみることができた。(部分的に現代社会の場面が出現したりしたけど)
まずジークリンデ役のエディット・ハラーの可愛さに見とれた。すぐに指輪物語の刺激的な内容に引き込まれた。
音楽の素晴らしさはもちろんだけど、テレビのおかげで字幕が分かりやすく、歌の内容が大変よく理解できたことと、
幕間の休憩1時間にはNHKの分かりやすい解説があり、二幕、三幕とどんどん進んでいった。
「ゴロゴロ」しながら一気に見通したが、長大すぎて縁遠い存在だったワーグナーに大変親しみと感動を覚えた。
指輪物語そのものが極めて現世的な人間社会のありようを神の世界に投影して語っているからだと思う。
その典型は、第二幕冒頭で、神様のトップ?ウォータンが、奥さんのフリッツにたしなめられて、
しぶしぶジークムントを殺すシーンなど、まるで家庭の葛藤を描いたテレビドラマみたいな感じさえした。
あるいは理念と現実との葛藤にさらされている現代の経営者と二重写しに見えた。
描かれている心情は世界共通なんだ。
ワルキューレだけで終わるのは正直残念。前後の放送が待ち遠しい。