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チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

楽しかったけど、悔いも残ったラフマニノフ交響曲第2番

2015年06月30日 00時02分49秒 | 市原フィル

市原フィルの定期演奏会が終わった。
茂原交響楽団での「マーラー5番」から一月半で「ラフマニノフ2番」へのチャレンジは無謀な試みではあったが
何とか、大きな迷惑もかけずに、ラフマニノフらしい音楽空間に存在することができてほっとしている。

  【  第30回定期演奏会のポスター  】

しかし”分不相応”のおかげで、演奏会終了直後にマッサージに駆け込み、久しぶりに昼近くまで爆睡してしまった。
たった1日前の出来事なのに「遠い思い出」になったような不思議な感覚だ。

ちょっとこれまでを思い出してみよう。

この半年は、マーラーに取り組めばラフマニノフを忘れ、ラフマニノフに取り組むとマーラーがおぼつかないというジレンマの連続だった。5月連休明けからは、ラフマニノフ1本に絞って難易度の高い場所に集中できた。

「遠い思い出」の中には、市原名物の合宿練習もあった。
交響曲の危ない箇所を、コンミス殿が毎回4か所ほど選択し、弦楽アンサンブルとして、全団員(参加したトラさんも)で練習し、全員の前で発表するという企画だ。

  【弦楽アンサンブルの組み合わせ】

合宿全体は大変ハードな練習が組まれている(合宿の最後は完全な通し演奏でへとへとになる)。
そんな中でのアンサンブルは、以前は恐怖の時間だったけど、さすがに8年もチェロに触っていると馴染んできてアンサンブルで「交響曲」の一部を再現し、合わせてゆくことは、楽しみになってきた。

定期演奏会の前日はゲネプロという全曲演奏があり、この段階でいよいよ翌日本番での最終調整となる。
自分にとっても決断が迫られているわけで、最終的に「弾くのか、弾かないのか」「簡略演奏にするのか」という具合。
この段階ではっきりしたのは、ラフマニノフでの白黒はついていたものの、サブプログラムの「眠れる森の美女」に沢山の問題があることが分かり、前日深夜までチャイコのおさらいをしていたっけ。

演奏会当日午前中はステージリハーサル。正直この段階では前日までの覚悟を最終的にテストする感覚だったかな。
「これで本番は行く」と全てが明確になればいいんだけど、正直なところ不安箇所は消えてはくれなかった。
ラフマの1楽章終盤、2楽章、終楽章の後半・・・あちこちにに不安要素があった。

  【 ステージ リハの様子 】

さて、こうして迎えた本番はどうだったんだろう。覚悟して臨んだはずだったのに、意外なところに大きな落とし穴があった。
ラフマニノフ2番ではなんといっても美しい緩徐曲の3楽章。ここまで苦労してきたのも3楽章のためだった。
ところがこの3楽章で道に迷ってしまた。始まってしばらくは良かったのだけど、集中力が切れてしまったのか、あっという間に迷子になってしまった。
周囲を見て、ボーイングを見ることで普通なら元に戻れるのだけど、チェロパートは4分奏になっていて、弓の動きがみんな違う。隣の弓に合わせて戻れたと思っても次の小節になると違う動きになってしまう。
いったいどこなんだ・・・と焦りながらも、自分が雑音を入れるわけにゆかないので、
結局一番弾きたかった楽譜数段で「弾いたふり」を続けるエアーになってしまった。

これは久しぶりに辛い感覚だった。がっがりというのか、残念というのか、せっかく自分でやったチャレンジを台無しにした気分。
もう少し練習しておけば、早いパッセージや、演奏そのものが難しい部分にばかり練習を繰り返すのではなく、演奏できるけど、一度迷ったら戻れないような部分を、もっと周りとの関係をしらべておけば・・・後悔が残った。

ま~それも2日演奏会からしばらく経つと、そんな苦い感覚も「遠い思い出」となり、またあのすばらしステージに立ちたいと思えてくるから不思議。


まずはリハビリもかねて、楽しいアンサンブル練習からリスタートしようと思っている。

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市原フィルを聞きに来てくれた方々の素敵なブログ

2014年10月29日 01時13分32秒 | 市原フィル

市原フィル第29回定期演奏会を聴いていただいた方々のブログです。

 

お一人は団員ではないのに、いつも演奏会のお手伝いをしていただいている
「いつでも夢を」さんで、定期演奏会の感想を詳細に書かれています。

http://blogs.yahoo.co.jp/ken020101/12685343.html

そしてお友達の「ピッカリング2」さんも、一曲ごとに素敵なコメントを寄せています。

http://blogs.yahoo.co.jp/pickering2013

どちらの内容からも、私たちアマチュアの演奏する音楽を応援し、
真剣に聴いてくれ、楽しんでいただいていることが伝わってきます。

お二人がやり取りしているコメントには深い音楽体験が感じられるし、
次のラフマニノフへの期待も語られていて、とても嬉しい気持ちになります。

こうした人たちに支えられて演奏会がやれているんだよな~と改めて感じ
心から感謝したいと思います。
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

 

 

 

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定演の打ち上げは「収穫祭」みたい

2014年10月26日 22時51分00秒 | 市原フィル

定期演奏会が無事終わった。

定演の演奏は、若い指揮者中島さんの評判が抜群で、市原フィルもよく気持ちがひとつになり、
楽しいモーツアルト、なかなか感動的なブラームスにすることができた。


実はゲネプロ段階になっても「果たして明日は大丈夫なのか・・」と感じる部分があった。
ベートーベンの「コリオラン」で始まった気分を、「ハフナー」に切り替える難しさ。
「ハフナー」の直後に、ブラームス演奏モードに切り替える難しさに戸惑っていた。
技術面で難しい部分が多く、団員が弾きこなすのに必死になっていたからだと思う。

指揮者からは「音楽してない」「みんな楽しそうでない」「モーツアルトにそんな深刻な顔で演奏しなしで」と指摘された。

ところがステージリハーサルになると
「たった一晩でみんな上手くなっている。」と中島さんも驚くほど。これが本番を迎えたときの市原マジックだ。
「本番で豹変する」と言われていた中島さんの”顔芸”のおかげもあって、楽しい演奏会にすることができたのだった。

さてさて、今日の本題は市原フィル恒例の打ち上げについて。
予定の時刻になったとき、なんとAKB48(風の)お嬢さんたちが走り込んできた。

かわいいハロウィン風髪飾のメンバーは、日ごろ厳しいバイオリン主席のお嬢さん方だった。
会場は割れるよな拍手喝采となり、踊る彼女たちに一斉にスマホで写真撮りたがりの嵐。
盛り上がりついでに、おじさん、おばさんも乱入し、打ち上げの最後は大勢でのダンス大会になった。

曲はアップテンポな、AKB48の曲らしいのだが、なぜか懐かしい感覚に襲われた。

リオのカーニバル?
いやいや1970年代の新宿のディスコ?
いや徳島の阿波踊り?
盆踊りかな~?

リズムはかつてとは違うし、踊りも洋風なんだけど、わかったのは、みんなが同じ振りでシンクロして踊ること。
これはディスコでも、盆踊りでも同じ。
西洋音楽をやるオケのメンバーにも流れている、日本民族の底流にあるものなのだろうか。

そう、これは一年苦労して育てた作物の豊作を、村をあげて祝う「収穫祭」なんだと感じた。
オーケストラ村で、集団作業を何か月もやり遂げ、ともに達成感を味わっているのだ。

両コンミス、第2バイオリン主席の選択したAKBの踊りは、
まさにオケのメンバーの気持ちのど真ん中を射抜いたのではないか。
さすがだと思った。

でも、自分は酒も飲めず、踊りに参加もせず、こんなこと書いているんだよな~
4時間もかけて友人夫婦が駆けつけて花籠を届けてくれたな~・・・
元所属したオケのみなさんが聞きに来てくれ、おいしい生チョコをいただいたり・・・
そんなことを振り返りながら・・・


ま~これが自分なりのお祭りの仕方なのかなと割り切ろうっと。

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定演目前、臨場感と緊張感で追い込み中

2014年10月23日 22時39分08秒 | 市原フィル

いよいよというか、いつも通りというか、あっという間に週末に定期演奏会本番だ。

合宿を含め、何か月間でだいぶ弾けてきていると思っていたが、直前になりダメな部分が
日々発見されて「なんでいつもこうなるの?」とあきれている。

Mzartの「ハフナー」。
弾けないところは、やはり弾けないとあきらめているものの
丁寧にさらってゆくと、いい加減に譜読みしているところが何か所か見つかった。
特に4楽章では超スピードで全体が騒がしいので、練習場では気づかぬままだった。

Beethoven「コリオラン」。
これは大丈夫だよね、とさらっていると、やはり発見があった。
個人練習では弾けていたはずが、実際にプルトごとに一台の譜面台だと譜面が現場では読めず
覚えていない部分がいい加減になり、結局「ちゃんと弾いてないじゃん」ということが明らかになる。
コリオランは全般的にちゃんと「使える音」「きれいな音」が出せていないことが課題だ。

Brahms「交響曲2番」。
ここでも毎度のことだが終楽章に手抜きが多く見つかった。
先日の通し練習では、隣のチェロ嬢から第3楽章のPizzの1音に「#つけて演奏している」と指摘されて驚いた。
(彼女が見逃さず聞き分けるのがすごい! 毎回見逃してくれてたんだね)

ブラ2は何といっても4楽章が怪しい。ものすごい勢いと音量なので自分で何弾いているかわからなくなるんだけど、
実は弾けてない、読み違えている、左手と右手がバラバラで音がまともに出ていない部分が多く見つかる。
思えばこれまで参加したどの交響曲も4楽章がいつも怪しかった。これもまた繰り返される癖で
第1楽章からいつも練習していると、最後がおろそかになる。今回こそはと取り組んだんだけど癖は治っていないよな~。

こうして定期演奏会が目前になると、友人や知人が見ている前で弾いている状況が迫ってくるし
本番の舞台でミスすれば全体に迷惑かけることのリアリティーが増してくる。
ちょうど試験の直前になって、追い込まれるように集中力が高まるような感じなんだが
子供のころからの癖は一生治らないものだと、笑うしかない。

営業活動では「エビ反り曲線」というのあって、期末になると急に受注が集中して目標を達成することがよくある。
どうやらオケの練習もそうなんだと割り切り、これからが「詰め」と心得て練習しよう。

今夜も、再度譜読み、運指の工夫を重ねて、本番であと3%~5%角度を上げようと思う。
土曜日にはゲネプロがあり、これからが本当の勝負だ。

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指揮者の「つまんない」の一言が刺激的だった

2014年09月29日 00時16分44秒 | 市原フィル

演奏会前の市原フィル合宿が終わった。

今回も指揮者の中島さんから沢山の言葉をもらったが(うんちくも含め)、
一番刺激的だったのが「つまんない」だった。



       合宿風景の写真を、チェロ主席のFBから借用 >

 

合宿練習はメイン曲のブラームス交響曲第2番から始まったんだけど
1楽章を終わると、棒を下して「つまんない」と言った。

めったにない言葉だし、いったいどういう事だろうと耳をすますと
どうやら”ただ楽譜通りに、平板に演奏している” ということらしい。

同様に、音楽を感じて演奏していない事への指摘があちこちにあった。

「チェロさん、とてもホルンソロを迎えるようには弾いていない、」
「もっと互いの音をきいて、喧嘩しないで、上に重ねるように」
「カチカチ弾いてる」
「まじめに演奏するのはいいんだけど・・」
「強弱記号通り当のではなくて、曲の自然な流れを感じて」
「もっと互いの音を聴いて」

曲の表現についても・・
「ブラームスは友達でも嫌味を言って喧嘩するような嫌味な人間だったけど
 でも子供が大好きだった。ここはブラームスの子守歌みたいに、子供を見守っている気持ちで」
「今度はここは自分が子供になった気持ちで」
「ブラームスはいろんなところに仕掛けをしている。その変化を楽しんで」
「たとえば、あえて物語にして曲の変化を感じてもらえるといいんだけど・・」

(でもその物語の例として取り上げたのは、宝くじの話だったかな。
 宝くじに当たった(はず)でも誰にも言えない・・
 そして実はその当たっているくじが外れた気持ちで落ち込んで・・
 でもこの部分では、から宝くじが外れたことかも忘れて元の元気に復活して・・
 面白くてすごくわかり易い。でも、中島さんも言ってたけどちょっとねぇ~ )


ベートーベンに移ってからも・・・
「なんでこんなにベートーベンはしつこく同じことを繰り返すんだろうね」
「これだけ同じことを繰り替えすのはベートーベンだけ、だからもっと
 演奏の仕方を考えて。いつも同じ音に聞こえる、弾く場所を変えるとか、
 弓を立てるとか工夫をして」
「ベートーベンっていつでも眉間に皺を寄せているように感じるけど
 ベートーベンだって、お風呂にはいてほっこりするときもあったはず、
 ここは楽しく柔らかく」

モーツアルトになってすぐ指揮を止めた。
「みんな眉間に皺を寄せている。半分の人がベートーベンのまま演奏している」


てなぐあいで、中島さんは老若男女、素人もプロ並みもごちゃませなアマオケに対し、
楽曲の解釈を披露し、転調の妙などを理解させ演奏に反映さえようと四苦八苦だった。

でも僕のように音楽の勉強をしてこなかった人間には、調性の変化の面白さや
構成の巧みさや味わいのような話は、面白いけどよくわからないのが残念で哀しいところ。
 むしろ「つまんない」みたいなのがとても刺激的で、
「おっ、どこがだめなんだろう」と集中して、体に染み込んでくる気がする。
勉強や教養より「しつけ」の方が効き目があるってことだと思うと、なんだかさびしいけど。


いずれにせよ、合宿を通して気付かされたのは、オケ全体のレベルが
ドイツ系3巨星の楽曲全体像がつかめていないし、体で感じるに至っていないってこと。

自分としては、ブラームスの1~3楽章の目立つところはかなりさらってきたけど
今回も第4楽章で躓きっぱなし。
毎度のことなんだけど終楽章がいつも積み残しということに変化はなかった。反省。

演奏会まで一月。あまり練習時間は取れないけど、
またも重点を絞って集中練習するしかない。 

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モーツアルトの基本を教えてもらった

2014年08月31日 00時42分59秒 | 市原フィル

秋の定期演奏会まで2か月を切り、ポスターやチケットが配布された。
本日の夜練習では、モーツアルト「ハフナー」に絞ってリハが行われた。
これまで代振りの指揮者が多かったが、今後は中島章博さんの出番が多くなるはずだ。

秋の定演指揮者・中島さんはドイツ音楽派といえるほど”ドイツ音楽の人”らしい。
今までブラームス2番やベートーベン「コリオラン」で「ドイツ音楽とは~」と
豊かすぎる程の薀蓄(うんちく)を聞かされてきたおかげもあってか、
今晩のモーツアルトリハでは、中島さんの言葉がどんどん耳に入ってきた。
(もっとも主席が欠席でやむなく指揮者の真ん前で弾いていたこもあるかもしれないが)

中島さんのドイツ音楽への傾倒と造詣の深さには驚かされるほどで、毎回学ぶことが多い。
しかし、次までに忘れてしまうことも多いということは、きちんと理解できていないのだろう。

ということで、今日のモーツアルト練習で指摘され、耳に残った事だけでもメモしておこうと思う。

1)「軽く」とはどういうこと
「もっと軽く」と何回も指摘されたが、軽くしたつもりが今度は「弱く」なったと指摘された。
「軽く」は「弱く」ではないのだ。何回も歌って指示を出してくれるが、よくわからない。
どうやら「抜く」感じらしい。「抜く」の反対は「押す」かな。
ここらあたり、ブラームスとは正反対。ブラームスだと弦に重みを掛けて決して抜いてはならない。
しかしモーツアルトでは、フレーズの最後はほとんど例外なく、軽く、抜く感じで演奏する

2)「軽く」の裏ワザは?
欧州在住のプロの方々と最近モーツアルトを演奏したとき、中島さんはなぜ軽く演奏できるか
秘密を聞いてみたとのこと。
そしたらビオラ奏者は、モーツアルトの場合はバイオリンの弓を使っていたとのこと。
いつもできることではないが、ビオラの弓では重過ぎるらし。
この応用で「少し弓を短く持つことはできませんかとも。
いずれにせよモーツアルトは軽いことが大事なのだ

3)Sf(スフォルツァ―ト)はエスプレッシーボのこと
今回さらに、しつこく指示があったが、sfは決して”スフォルツァンド”みたいにアクセントを
付けるのではなく、表情豊かに歌いつうことと心得ること。
これはモーツアルトでは、ほぼ完全に例外はないようだ

4)sfpの具体的表現について
つい全体がfに偏りがちだけど、全体はあくまでpを維持して<頭だけf+デクレッションド>
記号だと思ったほうがよいらしい

5)長音のあとの四分音符は例外なく「軽く」
これもモーツアルトにおいては全く例外なしに(何も指示記号がない場合)
軽く抜く感じで演奏する。抜くというのでいいんだろうな~。

6)4楽章でモーツアルトは遊んでいる。
ユニゾンの強い音で入る1楽章と比べ、4楽章はpかほとんどppで入る。
でもイージーリスニング的な音楽なのに、モーツアルトは強弱を極端につけたり
さまざまな「いたずら」とも思える遊びを入れている。だから演奏する我々ももっと
笑顔で、いたずらっぽくしないとだめみたい。

7)再現部は初めの演奏と同じように。
つまり「再現部」ではまさに、一回目、2回目のフレーズが再現されるのだけど
どうしても演奏している間に、「軽さ」が飛んだり音量がでかくなりすぎたりする。
このことも何回か指示があったっけ。

 

中島ワールドの言葉は、演奏時間と同じくらい、たくさん発信されているんだけど
あとになると、なかなかトレースするのは難しいものだ。

でもこんな感じであと2か月、くりかえり指示をしてくれている間に、
ドイツ音楽のエッセンスは体に染み込んできそうな予感がする。

ただし、ドイツ音楽と言っても、モーツアルト、ベートーベン、ブラームスでは
随分違っているようで、このことを感じ、弾き分けるまでにはなかなか大変だと感じた。

 

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「ドイツ音楽を学ぶ夕べ」のような、客演指揮者の総練

2014年05月19日 16時38分37秒 | 市原フィル

10月定期演奏会の客演指揮者・中島章博さんによるブラームス交響曲第2番の初合わせがあった。
「ドイツ音楽、ブラームスのエッセンス、音の形、調性感とかかなり積み込みましたね。」
とご本人が最後にまとめられたように、大変示唆に富んだ有意義な初練習だった。

でも一度聞いただけでは忘れてしまうので、きちんと復習しなければと、録音のディクテーションをしてみた。
以下なるべく中島さんのアドバイス、指示を書き留めてみよう。

●リピートについて

「まずは音を聞きながら、初めて通させてもらうので、やりたいテンポでやります。離脱しても結構ですが、特に4楽章は危ないですが。
 今回は1楽章は繰り返しなしてやりましょう。私はリピートにはこだわらないので、本番はどちらでもかまいません。」

●ピッチカート

1楽章終わったところでいったん止めて・・
「一番気を付けてほしい点は、弦でいうとピッチカートです。ピチカートはオーケストラの持病みたいなもので、必ず走る。
ピッチカートの表と裏が重なってしまったのもそれが原因。ただすごくいい音してますね(一同笑い)。
あとはバランス、節度を持って行けばよくなる」

●フレージング

「1楽章は4分の3と書いてあるが、管楽器の方1小節ごとにスラーが掛かっていると思いますが、フレージングとしては4小節のフレーズがある。
ドイツ音楽は音があるべき場所にしっかりあるというのは基本ですが、同時に音楽はどこに向かっているかを感じるとすごく良くなると思う。
たとえば冒頭に4小節のフレーズ(起承転結)があるけど、それを受けたあとの木管は4小節を起承転結とすると「転」の部分ですね(と転を強調して歌う)
ブラームスはリズムの重さ感覚がひっくり返ったりするところが沢山出てきますが、そういうところはブラームスが引っかけているんだということを分かって
”これは”というところがあるともっとよくなり、面白いと思います。」

●カウントの仕方

2楽章を終わったところで・・・
「2楽章の面白いところは、初めに16分音符軍団が出てくる、途中8分の12で3つに分割する軍団が出てきて、
最後に4つ軍団と3つ軍団がせめぎ合うところが面白いのです。気を付けないと付点8分や16分は必ず3連符になります。
そうするとこの曲の持つ面白さは半減しますから、必ず16分音符で数えてください。遅い楽章ほど細かくカウントしましょう!」


●ブラームスと調性について

4楽章終わって・・・
「ブラームスは気難しいと感じるかもしれませんが、大人に対して自分の意見言えなくて、本当は心の中はピュアで、子供が好きで自然が好き。
Gdurというのはベートーベンの第9の調で、歓喜の部分をフィーチャーしている。ブラームスらしさにはドイツ音楽の重たさがあるんですが、
重たいものを感じるときは、相対関係として、軽かったり、進んでゆくものがあるから重たさを感じるわけです。
一番良い演奏は自然であることだと思うんですが、自然はなぜ綺麗だなと思うかというと、シンメトリーっぽくてシンメトリーではなかったり、
コントラストがあるところが面白いと思います。音楽もコントラストがあるから面白い。
人間は欲しいものがあると、ピュアであるほど手を伸ばして、欲しいものに向かって行きたくなる、行きたくなるんだけど、
ちゃんとスーッと息を吐く重たさが必要です。そういった人間の感情と一致した形で入ってゆくといい演奏になると思うんです。
4楽章になると、始めに生き生きとした部分、spiritoと書いてあるけど、重さも軽さも感じられればいいなと思っています。」
(恐らく緩急のことなんだろうな~)

 

休憩後は第1楽章に集中し、下記のやり取りがあった。

 

●冒頭のチェロ、バス

「嫌な出だしだけど、怖がらず、2小節目につなげて柔らかく、拾ってあげるように弾くこと。
ダウンで開始するのは私も好きだけど、弓の根元ではなく、中間より上で弾くこと。弓を返す時はアクセントがつかないようにすること。」
「息を凝らさず、硬いものに乗っかって弾いているのではなく、息を吐きながら弾く。」
「怖いフレーズだけど、怖い時ほど弓を使うこと。」
「32小節目の3泊目Fはすごく大事。」

●3拍子

「3拍子は難しい。3は三位一体で完全を表す。ちなみに4拍子のCはABCのCではなく、完全ではない欠けていることを表している」
「チェロ3拍目から出るところ、重さがある。3拍子は1・2・3で1に重さを感じて」
「(低弦のピチカート2拍目が大きすぎを受けて)、2泊目を弱くすると、柔らかさや寂しさのような感じが出ます」

●sf(スフォルツァンド)

「ブラームスは、ドイツものは全てそうですが、スフォルツァンドは全てエスプレッシーボだと思って下さい。例外はありません。きつくなりすぎないように。」

●cant.(カンタービレ)

「82小節のCant.は歌ですね。歌の形式には、1+1+2というのが良くあります。1+1のあとは長いんです。
ここの部分は、ちょっとブラームスの子守歌に似ていますね。(4小節で)そういうのを感じながら演奏しましょう。」

●スタッカート

「スタッカートは「切ること」と思っている人はいますか?」
(あえて尋ねられれば、違うんだろうなと思いつつ手を挙げると・・・)
「20世紀の音楽が出てくるまでは、それは忘れてください。短いというのは20世紀の感覚です。
基本的には大昔の話ですが、昔の弓は均一に弾くのは難しかった。
バロックまではスタッカートは必ず2つ付いていた。この意味は減衰しないで弾いてくださいという意味です。

そこから転じて音と音の間を離すことがスタッカートの意味です。ということはセパレートという意味です。
ドイツ音楽らしさを出すには、大体音価半分にしてテヌートで弾くと、いつも皆さんが聞いているCDみたいになるはずです(笑い)、
どうしても日本人は三味線みたいにペンペンとはじいてしまう。
ちなみにモーツアルトはセパレートというより均一の意味が強くなってくるんですが、ベートーベンは必ずそうです。」
(ここらあたり、いずれ取り組む「コリオラン序曲」「ハフナー」の前ふりもあってのことだと感じた)

●メゾ・スタッカートの意味

84小節のメゾ・スタッカートについての質問に答えて・・・
「もともとは一弓でウワン、ウワンとやっていたんですが、音と音の間を空けてワンフレーズで弾く、少し音は離れるけどフレーズはくっついている奏法です」
(スラースタッカートってメゾスタッカートとも言うのね(^^;)

●fとff

「フォルテ1個とフォルテ2個はブラームスはきちんと使い分けています。」

●poco f espr.の意味

「136小節から始まり繰り返される旋律は、最後の付点2分音符とタイでつながった4分音符は伸ばし過ぎかもしれない。
 少し呼吸を感じてみてください。それがpoco f espr.の意味です。」

●piu f の意味

「ベートーベンだとかなり確率が高く9割5分くらいで、ブラームスで8割、ワーグナー7~8割はですが、
ピウフォルテはフォルテとフォルテシモの間に挟まれて使われる確率が高いです。
ピウフォルテが出てきたら、そこから強くする意味はありますが、それよりはffに向けて、どんどん力強く向かってくださいという、矢印が見える役割があります。
ベートーベンはすごくわかり易く、大体どの曲もfとffの間に使われていて、クレッシェンドに近いかも知れませんが、感情の変化を力強く引き出して
ffに音楽を向かわせてくれという意味です。これはドイツ音楽ではほとんど例外はありませんので、覚えておくといいかもしれません。」

●4分音符の奏法

「ドイツ人はドイツ語で考えています。」
(へ~そうなんだ!)」
「全部の言葉に間があるんです。」
(イッヒ・リーベ・ディッヒと隣のお嬢様がつぶやく)
「そうです。ちょっとだけ音と音の間に隙間がある。これが何も書いてないときの4分音符です。」
(ベタ弾きではないんですね?の問いに)
「私はよく言うのですが、羊羹や蒲鉾に切れ目が入っているような感じです。その蒲鉾を半分食べたのがスタッカートです。
だからはねる音というのはなかなか(ドイツ音楽には)ないんです」(わかり易い!)

 

以上、ドイツ音楽講座のような、高校の授業に戻ったような、和気あいあいとした楽しい時間だった。
ブラームス楽しみになってきた。でも今週末は、モーツアルトとベートーベンなので、頑張らないと。

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ブラームス2番の難所、やや解明!

2014年05月11日 23時46分15秒 | 市原フィル

ケガで参加できなかったオケに久しぶりに参加することができた。

チェロのための用意されたみたいな「ブラームス交響曲第2番」を
下ぶりの松川智哉さんが、実に丁寧にわかり易く指導していただき、
特に2楽章の難所の糸口が見つかった!

 

参加前夜、何度も歌ってみたりしながら繰り返しさらってはいたのだけど、練習番号Ⅽがどうしても弾けなかった。
変拍子とシンコペーションに惑わされて、何回やっても合っている気がしない。
一応音だけはさらっておいたのだが、心もとないまま練習に参加した。

案の定この部分は、松川さんも見逃さず、Vc,Vnとパートに分けながら、何回も練習させてもらった。
松川さんは「この第2楽章の難しさは何だと思いますか?」とみんなに訊いた。
「変拍子で、4分の4と8分の12が入り混じるところかな・・・」
と思っていたら
「この遅いテンポを維持することです」が答えだった。 

なるほど、一応さらってきて、個人で弾けるようになったあとは、adagioを一定に維持し
観客に納得のゆく演奏として届けるのは、至難の曲ということか。 

今日の松川さんは「ころばないで」と何回も注意を促していた。
ちょっと気になったので、どういう意味かを聞いてみた。
すると・・・
「転ばないで、というときは、主にスタッカートなどの連続するときに使います」
「滑らないで、はスラーでの演奏のときに言います。特に弦の場合左手を滑らせてしまうので」
「走るというのは、全体の問題で、滑る、転ぶは左手と右手のアンバランスが原因ですね」
とこれまたわかり易く解説してくれた。

僕の場合「エアらないで!」と言われそうだけど、それはあまりにも初歩的で・・・

 
さて、自宅に戻って難所の部分をもう一度演奏してみると・・・

なんと弾けるようになっていることが判明!アップ、ダウンの記号がガイドしてくれた。

このアップやダウンの記号は、Vnのみなさんが譜面に書き込んでいたボーイングを横目で見、
コンミスの弓の動きを見ることで、書き込むことができたのだった。

やはり分からない部分というのは、僕のような初心者には、どこでどのように切ったり、
弓を返したりしたらいいのかが分からない ということとイコールなのだと思う。
だから隣のVn嬢の譜面や、コンミスのボーイングなどを見ることで、初めて合わせられるようになたのだと思う。

それにしても、コンミスや先輩諸氏はいつ、どうやって、こんな難しいところをマスターしてくるのか全く驚異に感じる。
トレースすることすら難しいこんな曲を書く作曲家とは、いったい何者?・・・と改めて思ってしまう。

でもブラームスはやっぱり楽しい! 

 

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ブラ2の練習を開始、でもイタリア語が分からない!

2014年05月08日 16時20分33秒 | 市原フィル

すっかりご無沙汰なのは、ブログだけではなく、チェロも最近ご無沙汰。

というのもバイクでこけて、エンジンの下に右足が入り込み
手痛い打撲捻挫で椅子に腰かけていられないので、
チェロも、所属オケのアンサンブルコンサートも会社もお休みだった。

秋の定期演奏会は、最も好きな曲の一つ、ブラームスの交響曲第2番。
そろそろチェロを構えて練習めいたこともできるので、前プログラムの
ベートーベン「コリオラン序曲」やモーツアルトの交響曲35番は放っておいて
まるでチェロ弾きのために作曲されたようなブラームスに取り掛かった。

ところがである。見慣れてきたはずの楽譜なんだけど、知らない言葉が
随所に出現する。

最初に気になったのは2楽章で、4分の4拍子から8分の12拍子に変わった
ところに大きく書いてある 「L'istesso tempo」。CD聞いていて同じテンポでと
いう意味だとは分かるものの、正確には分からない。

そうすると楽譜のあちこちに、自分では訳せない言葉が出てきた。
以前ブルックナーのときにはドイツ語が分からなかったの随分調べたけど
ドイツ人のブラームスは全てイタリア語で注釈を書いているのだけど
それが結構たくさんあり、これらの指示を読み解かないと演奏にならないと
思って、一から調べ始めた。

それが下記の通り

1楽章

[non troppo]ノン・トロッポ   はなはだしくなく あまり~すぎないで

[dolce] [dol.]ドルチェ    柔らかに.甘く.やさしく

[cant.]カンタービレ     歌うように 表情をこめて(=cantabile)

[quasi]クワージ      ~のように. おおよそ

[riten.]リテヌート     直ちに遅くする(=ritenuto)

[ben marcato]ベン・マルカート    十分にアクセントをつけて

[poco forte]ポーコ・フォルテ    少し強く=[pf](特にブラームスが使う)

[espr.] エスプレッシーボ    表情を豊かに感情をこめて(=espressivo)

[cresc.]クレッシェンド    だんだん強く(=crescendo,cres.)

[sempre]センプレ    常に. 引き続いて

[perdendosi]ペルデンドージ    だんだん遅くしながらだんだん弱く.消えるように(rit+dim.)

[molto]モルト    非常に. きわめて多くの=[assai]

[ma]マ    しかし

[piu]ピュー    もっと. 今までより多く

[tranquillo]トランクイッロ    穏やかな. 心安らかな

[stringendo]ストゥリンジェンド       次第に早く

2楽章

[stesso]ステッソ    同じ. 同一の

[ L'istesso tempo]    前の部分とテンポを変えないで、1拍の長さを同じにする

[grazioso]グラツィオーゾ    優雅な. 優美に 華やかな

3楽章 

[assai]アッサイ    非常に.十分に(=molto)

[leggiero]レッジェーロ    軽快に. 軽く優美に(ノン+レガートで)

[poco a poco]ポーコ・ア・ポーコ    少しずつ. だんだんに

[sostenuto]ソステヌート    各音符の長さを十分に保って. テンポを少しおさえ気味に

4楽章

[con spirito]コン・スピーリト    元気に.活気をつけて

[spirito]スピーリト    精神.心

[sotto]ソット    下に. より少なく

[sotto voce]ソット・ヴォーチェ    声や音をひそめて

[largamente]ラルガメンテ    大きく. ゆったりと. たっぷりと

[unis.]ウニーソノ      同音. ユニゾン. 複数の声部が同じ旋律を演奏すること(=unisono)

[legg.]レッジェーロ    軽快に. 軽く優美に(ノン+レガートで)(=leggiero)

 

調べて気付いたのは、これまで案外不正確に誤訳していたということ。

さてさて調べもできたので、いよいよ演奏の練習にかかろうっと。 

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楽しみになったアンサンブルコンサート

2014年03月01日 18時48分28秒 | 市原フィル

定期演奏会が終わり、ほっとするのもつかの間、4月のアンサンブルコンサートの練習が始まった。

2月の定期演奏会は、ソチオリンピックのただ中に「ロシアシリーズ」ということで開催された。
チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の幻想」、「スラブ行進曲」、ハチャトリアンの「仮面舞踏会組曲」など
雪と氷の祭典に相応しい中身だったが、団史に残るような困難にも遭遇した。

最悪だったのは、演奏会の1週間前には、観測史上最大級の豪雪に見舞われたこと。
土曜日のリハは中止。翌日曜日の最終リハーサルには打楽器など大型楽器をそろえることができず、
大変不安なまま本番を迎えることになった。

本番当日になっても困難は続いていた。
二週続きの大雪のおかげで、チェロ主席は午前中は東北新幹線の中で、到着は開演ぎりぎり。
関西からコントラバスを乗せて東名を走っていたH氏は、三島あたりで車を乗り捨て、
大きな楽器を抱えて電車を乗り継いで、やはり当日ステリハぎりぎりに会場到着。

残雪を感じる中、演奏会場にも不安はあった。
会場は市原フィルは初めて使用する「青葉の森公園芸術文化ホール」。
なかなか設備的には立派なのだが何しろ駅から遠い。
友人たちも二の足を踏んでしまうに違いないと心配だった。

ところが、本番に強いのが市原フィルの持ち味なのか、さまざまな障害にもへこたれず、
団員は本場に向けてしっかりと調整をしていたのだと思う。
コントラバスも打楽器も、無論チェロ主席も奇跡的に本番に間に合った。

チャイコもハチャトリアンも、持てる力を存分に発揮できたのではないかと思う。
友人たちからもは「すごく良かった」とお手盛り抜きの賞賛をいただいた。
本番はどの練習よりもまとまり、エネルギッシュな演奏ができた手応えを感じた。
完成したCDが待ち遠しいのも久しぶりだ。

本番は良かったが、大雪と本番の緊張で気力体力とも大いに奪われその後何もする気が起きない。
団員のSNSなど見ていると、若い人でもかなり消耗していた様子がうかがえる。
次の定演メインブ曲・ラームス交響曲第2番は「演奏してみたい」と思っていても手が出ない。

そんな中で迎えたのが本日のアンサンブルコンサートの第1回練習。
参加するまでが大変だった。
練習に向かおうとする気持ちを奮い立たせるのに随分骨が折れた。

アンコンではモーツアルトの交響曲29番のほか、ウェーバーのクラコン、
ハイドンのチェロコンなど団員がソリストとなって、協奏曲も演奏される。
「コンチェルトの伴奏か・・」と思って楽譜を見ると、これが容易に弾けるわけではなく、
しっかりと練習をしてリストとの呼吸を合わせながら演奏するには神経研ぎ澄まされなければならない。
「こりゃまたまた気合を入れないと・・・」と大いに気持ちが重かったのである。

 

ところが、ところがである。
アンサンブルの練習は楽しかった!

ソリストを引き受けた団員の雄々しい(女性は何ていえばいいか・・)、まっすぐに立ち向かう姿がいい。
クラリネットもチェロも立ち向かう姿勢だけではなく、ソロを引き受けただけに、腕前もさすがだ。
モーツアルト29番も、コンミス中心に呼吸を合わせてゆくプロセスが、とても楽しかった。

今日の初合わせ(ほぼ初見練習ではあったが)経験をベースにして、
何回か合わせを行って行けば、いい演奏に磨かれてゆくだろうと思う。
アンコンがわくわくして待ち遠しくなってきた。

今後、譜面としっかり向き合うとともに、プロの演奏もよく聴いて練習をしようと思う。
そこで、いくつかtubeの動画を拾ってみたので、ここに転載しておこう。

1)ベルリンフィル 亡きアバドのモーツアルト29番

Mozart: Symphony No. 29 / Abbado ? Berliner Philharmoniker

 

2)こちらはSabine Meyerの見事なクラリネット

C.Mv.Weber - Concerto in f minor No.1 , op.73 (Sabine Meyer)

 

3)Haydnのチェロ協奏曲第1番をロストロポーヴィッチが演奏している

Joseph Haydn - Cello Concerto No. 1 (Mstislav Rostropovich)

 

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