チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

還暦越えてのバイク免許取り。

2012年07月22日 20時37分20秒 | バイク

なぜか、突然バイク免許を取ろうと決意した。

目指すはHONDAから新発売のNC700。
大型バイクなのにスクーターみたいにヘルメットが格納できる。
しかも安い。大型の最新発売モデルなのに60万を切る価格が設定されている。

 

早速教習所に大型バイクの申請をした。
千葉の山の中のT教習所だと、普通免許からいきなり大型免許を取れるのだ。
学生時代に50ccに乗ってはいたけど、中~大型は初めてのチャレンジだ。

 

でもしばらくして、考え直した。
62歳にもなって初めて乗るバイクが大型二輪ではちょっと荷が重過ぎないか・・・
普通二輪なら17日で卒業なのに、大型二輪だと30数日もかかるのも嫌だ。
もし追試ということになれば、今年の夏は終わってしまいかねないのだから。

帰宅するとすぐに、教習所に連絡して普通二輪に切り替えた。

となると、中型免許で乗れるのは、どんなバイクがあるかが、大変気になってきた。
バイクの雑誌やらWEBやらを見ていると「車格」みたいなのがあって、
どうやら外車が一番格上らしい。無論その分お値段は国産車の2~3倍近くする。

外車で思い起こすのは、高速のPAに、これ見よがしに並んでいるハーレーの群れ。
確かにバイクはすごくかっこいいのだけど、別に高速でつるんで走りたいわけでもない。
ハーレー風に全身身を固めて走ってゆく姿をかっこういいとは思わない。
BMWバイクの軍団が(サイドカーまで混じってた)何十台も安全運転しているおかげで
いつまでも高速道路がスムーズに流れないのでイライラした、悪い記憶もよみがえる。

外国の高級バイクに乗っている人たちとは、どうやら種族が違うと感じるな~。

僕の思いとしては、房総の裏道を、カメラでも持ってトコトコ走るようなバイクがいいと思う。
車だと通り過ぎてしまうだけの、房総の美しい小道を自由に訪ねてゆけるような、手ごろなバイクがいい。
どんなバイクがいいかやはり、バイク屋に聞くほうがいいと思い近所のバイクショップに出かけた。

バイク屋さんの従業員は気持ちがいい人が多い。
店には沢山のバイクが並んでいてわくわくする。
結局、自分の話をしてみると候補に挙がったのは下記2台に絞られた。
(HONDAしか出てこないのは、ちょっと事情があって・・・)

第一候補は、この4月に売り出されたHONDAのCRF250L。
ホンダが5年ぶりに開発したオフロード車だけど、オンオフ両方を考えて作られているという。
つまり、荒れた道を走るだけでなく、街中で気楽に買い物に出かけたり、高速道路を乗るにもいいとか。
しかも、このバイク圧倒的に安い!250CCあって、込みこみで40万ちょっと。
こんなお得なバイクがあるとは驚きだ。
<HONDA CRF250L>


第二候補は、HONDAのVTRという中型の名車(らしい)。
バイク屋さんでも、WEB上でも「バイク入門者にはもってこい」との評判だ。
車高(シートの高さ)が低くて扱いやすく、車重も400ccより20kgも軽い。
全て日本で製造され丁寧に作りこまれているのも売りだという。

< HONDA VTR >

さ~どっちにしようかな・・・
いやいや注文するには、気が早すぎる。
まだ教習所で一回も講習を受けていないんだからね。
でも250ccクラスがなんとなく自分の体に合っているような気がした。

 

バイク屋を訪ねた翌日から実技が始まった。大きなバイクを扱うのは思ったより骨が折れる。
中型の400ccでも180kgもある車体は、自転車や原付とは全く動きが異なっている。

そのことを特に感じたのは、一本橋という、幅30cm長さ13メートル程の細長い道を
7秒を使って渡る練習だった。重い車体でこの隘路に乗り入れ渡るのに3時間も
追加授業料を払わなければならなかった。

しかし第一段階で10時間ほど乗っている間にバイクが体に馴染んできたのか、
第二段階の急制動とか急カーブなどの教習は、楽々こなせるようになってきた。
(ただし全身にロボコップというか、カメンライダー風のプロテクターという格好だったけど)

バイクに馴染んでくると「400ccクラスでも乗りこなせるんではないか・・・」
とまたまた迷いが生じてくる。そのクラスの代表格がこれ。CB400four。

ただしこのクラスになると、突然70~80万円台に値段がはね上がってしまう。
NC700Sがいかに破格の値段かが分かるし、CRF250Lの手ごろ感も捨てがたい。
それにCB400って「教習所のバイク」とか「族の好むバイク」とかいろいろ言われてるらしい。
盗難にも合いやすいとか・・・それだけ普及していると考えれば安心なのだけどね。

こんなバイク選びに迷っているもの、なかなか楽しい。
8月の夏休みまでには、バイクゲットしていたいものだ。

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ドンファンの総練に参加

2012年07月08日 22時03分20秒 | 市原フィル

腱鞘炎が少し心配だったけど、久しぶりにオケの練習に参加した。

3時間あまりの練習前半はマイスタージンガーだったけど、大半はDon Juan。

参加しての感想は・・・
「どうあがいても、僕にはドンファンをチェロで全部演奏するのは絶対的に不可能」
ということだった。

でも楽しい会話もあった。

休憩時間にタバコスペースでベテランVn氏に聞いてみた。
「過去一番難しかった曲は何ですか」(ドンファンという答えを予想してはいたが・・)
「ドンファン、過去最高」(やっぱそうなんだ、でも今目の前だからかも・・・)
「ニールセンも難しかったのでは・・・」
「これに比べれば全然!」(お~やっぱドンファン最強か・・・)
と決然と答えてくれた。

そこにやってきたティンパニーの巨匠(この方はプロです)
「あ~こんなロマンチックな曲なのにな~」
「やっぱりロマンチックなんですね」
「ロマンチックなんてもんじゃない、今のところなんて、ほとんとマントバーニーだよな~」
「シュトラウスというだけで、もうダネって感じだったけど」
そこにやってきたTp氏
「本当に美しいおいしい部分も多いンですよね」
「そうなんだよ、リヒャルトシュトラウスはす晴らしいんだ」
「でも、シュトラウスは難しくって・・・」
「みんな真面目すぎるんだよ、(キョロキョロ)女性周りにいないよね・・・―――」
(この後は男の会話でカット)」

要するにティンパニー氏のご指摘を察するに
「みんな弾くのに精一杯で全然ロマンチックになってない!」
「こんなにいい曲なのに一体どうするのよ~」という嘆きだったのだと思う。

本日の総連では、常任の小出さんもかなり突っ込んで手を入れてくれたので
ロマンチックで、素晴らしいリヒャルトシュトラウス体験に少しだけ近づくことができた。

ヘトヘトになった挙句最後の20分になったところで、
小出さんが大時計を見上げたので
「今日はここまでかな~・・・」と期待したところで
「じゃ5分休憩して、頭からもう一回」
その瞬間みんな「ひぇ~」と一斉に声を上げた。

結局通し練習やってよかったと思う。
譜面上では迷子にはならなかったし、曲の感じもつかめた。
(無論、演奏の方は、穴だらけのチーズ状態というか・・・切れ切れの食い散らかし?)

さて、少しシュトラウスの素晴らしさを感じ始めているところに
vctaddyさんから、素晴らしいyoutubeの紹介があったので、ここに貼り付けておこう。

Strauss Don Juan & Till Eulenspiegels lustige Streiche / Royal Concertgebouw Orchestra [HD]

どんなごまかしでもいいから、こんなのびやかな演奏に聞こえてくれればいいんだけどな~

追記:ビデオカメラはドンファンの見せ場を満遍なく拾って写してくれている。
    でもカメラ氏管より弦が好きみたい、特にコントラバスの女性が・・・

コメント (5)
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