2006年のイギリス映画「THE ROOM 閉ざされた森」。
精神疾患を患っている青年ジェームズ(レオ・ビル)は、病気で寝たきりの母親
(ケイト・フェイ)の世話をしようとするも母親に拒否される。ある日父親のド
ナルド(ロジャー・ロイド=パック)は電話で看護婦のメアリー(サラ・ボール)
に妻の世話を依頼して、家の売却の商談に出かける。母親の世話を焼くジェー
ムズだったが、やがて母親への愛情が暴走し始める。
重い精神病の青年ジェームズの狂気を描いたサスペンス映画。森の中の広大な
屋敷で、ジェームズは両親と暮らしている。父親のドナルドはジェームズと病
気で寝たきりの妻の面倒を見ていた。ジェームズは母親への愛ゆえに世話を焼
きたがるが、ドナルドが止めていた。ある日大きな屋敷を維持できなくなった
ドナルドは、売却を決める。商談のため家を空けることになったドナルドは、
看護婦のメアリーに妻を託す。ところがジェームズは家中の鍵をかけ、メアリ
ーが入れなくなるようにしてしまう。
ジェームズは母親の面倒を見られることを認めて欲しいのだ。彼はいつも「パ
パもママも僕を認めてくれない。信用してくれない」と不満を口にしている。
しかし自分の面倒も見られないジェームズにとってそれは無理なことだった。
ジェームズはいつも衝動的な行動に走るのを薬で抑えている。ところが薬を飲
まなかった彼は暴走し始める。メアリーを呼んでと言う母親の言葉を無視して
自分1人で母親の世話をしようとする。次第に幻覚も見るようになってくる。
どこからどこまでが現実で幻覚なのか観ている方はよくわからない。
この家族が不幸なのは、愛し合っているということだ。家族の絆が彼らを余計
不幸にしているのだ。ジェームズ役のレオ・ビルの演技がすごい。本当に重い
精神病患者にしか見えない。ラストも全く救いがない。観ているこちらも気が
おかしくなってしまいそうな映画だったが、おもしろかった。
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精神疾患を患っている青年ジェームズ(レオ・ビル)は、病気で寝たきりの母親
(ケイト・フェイ)の世話をしようとするも母親に拒否される。ある日父親のド
ナルド(ロジャー・ロイド=パック)は電話で看護婦のメアリー(サラ・ボール)
に妻の世話を依頼して、家の売却の商談に出かける。母親の世話を焼くジェー
ムズだったが、やがて母親への愛情が暴走し始める。
重い精神病の青年ジェームズの狂気を描いたサスペンス映画。森の中の広大な
屋敷で、ジェームズは両親と暮らしている。父親のドナルドはジェームズと病
気で寝たきりの妻の面倒を見ていた。ジェームズは母親への愛ゆえに世話を焼
きたがるが、ドナルドが止めていた。ある日大きな屋敷を維持できなくなった
ドナルドは、売却を決める。商談のため家を空けることになったドナルドは、
看護婦のメアリーに妻を託す。ところがジェームズは家中の鍵をかけ、メアリ
ーが入れなくなるようにしてしまう。
ジェームズは母親の面倒を見られることを認めて欲しいのだ。彼はいつも「パ
パもママも僕を認めてくれない。信用してくれない」と不満を口にしている。
しかし自分の面倒も見られないジェームズにとってそれは無理なことだった。
ジェームズはいつも衝動的な行動に走るのを薬で抑えている。ところが薬を飲
まなかった彼は暴走し始める。メアリーを呼んでと言う母親の言葉を無視して
自分1人で母親の世話をしようとする。次第に幻覚も見るようになってくる。
どこからどこまでが現実で幻覚なのか観ている方はよくわからない。
この家族が不幸なのは、愛し合っているということだ。家族の絆が彼らを余計
不幸にしているのだ。ジェームズ役のレオ・ビルの演技がすごい。本当に重い
精神病患者にしか見えない。ラストも全く救いがない。観ているこちらも気が
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