1983年5月1日、大阪フェスティバルホールでのことじゃった。
2階席、後ろの方にひとかたまりの男性客がおったのじゃ。
ジュリーのコンサートとゆうのはこういう(どういう?)系統の歌手としては
比較的男性客が多い方ではあるのじゃが
それがEXOTICSのメンバー紹介でカズが紹介された時のこと。
その男性客の一団が太めの声をそろえて叫んだのじゃ。
「カ~~ズさあ~~~~~~~んんん!!!!」
会場内爆笑、ジュリーとカズは苦笑い・・・・??
バンド活動している男の子たちだったのでせうか。
と、ゆうわけでミスキャストコンサートの巻です。
ジュリーの当時のコンサート活動と言えば、
お正月に大阪・東京で新春コンサート、夏に全国縦断、
そして間は地方のコンサート、というのがスタンダードな年間スケジュールでした。
が、1983年は新春から全国縦断コンサートを敢行。
それも1月2日大阪で始まり5月1日大阪で終るというロングラン。
ちゃちゃはこのツアーに大阪フェスティバルホール計4回見に行きました。
当時のチケはこれよ。
完全に忘れてましたがラスト千秋楽の日は昼の部と夜の部と両方行ってたんだ~。
ジュリーもちゃちゃも若くて元気やってんね。
(ちなみに真ん中上部の黄ばみはパンフにセロテープで長年貼り続けてあった名残のシミです。とほほ)
それにしてもF列31番でめっちゃええ席ちゃうん! やるな! ・・・あんま覚えてないけど。
そしてご覧の通り、5月の方はアンコールコンサートと銘打ってたんやね。覚えてなかったけど。
ではその4回分のちゃちゃめもと、当時発売された初のライブビデオ「ミスキャスト」を元に
セトリ紹介をこまごま長々とやってみたいと思います・・・。
・・・このビデオ、DVD化されてないんやね。なんと・・・。
初発が1983年3月10日やからそれより前に収録されたということになる。
お正月の渋谷公会堂ですね、どうやら。
でもツアー途中で発売するとはなんと大胆なネタばらし・・・・まあ、全曲ではないけど。
これを見てコンサート行く気になった人がでれば儲けもの、だったのか?
ではでは、超詳しいセトリ紹介ぼつぼつ始めます・・か?・・・知らん!!
(吉本新喜劇の・・・もうええわ!)
いつも通り、敬称略失礼上等!
開演前のステージには何故かフェンスが・・・こんな感じ。
バカでかい脚立の数は左右に2台か3台、決まってなかったような。
なんやこれは・・・と思っているうち、
スタッフがやって来てその脚立を運び去ります。
フェンスはずいぶん遠くまであるように見えますが、実は錯視。種明かしはこれ。
さて、ホールもステージも暗くなり、開幕のブザーが鳴り、
うっすらと靄のようなスモークが床を這うように流れてくる。
おもむろにドアが開いてドアの向こうの光を背に、逆光のシルエットが映る。
それは白いスーツ、白いコートに白い帽子をかぶったジュリーその人。
逆光の光の中、ジュリーは両手をポケットに突っ込んでマイクなしのアカペラで歌いだす・・・
”正確に言ってやろうか 思いきり言ってやろうか あれはミスキャスト ミスキャスト・・・”
「MIS CAST」のアタマサビ部分です・・・・。
余談:マイクを通さないジュリーの歌を聴いたのはこれが初めてでした。
歌い終わるとジュリーは身を翻し、ドアの向こうへと消えて行きました。
毎回のステージ開演の演出はそんなだったのですが
千秋楽の5月1日、夜の部だけは違いました。
ドアを開けて出てきたジュリーがアカペラで歌い出したのは・・・
「す~なや~まの~ぉ」・・・・・・・・・・?????????会場唖然・・・
改めて「MIS CAST」のアタマサビ部分を歌うと
平然とドアの向こうへ戻って行くジュリー・・・・
ここに来ている観客の大半はこのコンサート2回目以降でしょう。
当然、演出も知っています。それを見越したジュリーの肩透かし!! ・・・むむむ・・・やられた!!
ちなみに選曲されたのは石原裕次郎ボスの「錆びたナイフ」という歌。
では、続けましょう。次にはそこに響く女性のアナウンスが・・・
"at the first o'clock it'll be ten three and forty second" プ・プ・プ
"at the first o'clock it'll be ten three and fifty second" プ・プ・プ
(多分そう言ってた?・・・英語力もリスニング力も乏しいので自信はない)
・・・・・時報やがな! 英語の!! なんで?
公演の日によって何時かは変わっていたみたいですがそれもなんで??
なんか知らんけどカウントダウン代わり? それから「ゴオオオ・・・」という効果音とともに
フェンスは真ん中から割れて舞い上がる埃(に見せかけた非常に細かい粉?スモークかな??)のなか
ステージの全貌が明らかになります。
これは大阪フェスティバルホールの場合。ホールによって広さが違うので
若干アイテムやセッティングの場所も異なっていたようです。
靄が収まってBGMの流れる中、仄暗いステージを黒子のようにスタッフ数名が
足早にオブジェや楽器をセッティングして去って行きます。
ジュリー&EXOTICSのメンバーはもとよりそこここに待機。
ジュリーは手前にたたずみ、メンバーは後方のホームバーのカウンター席に。
やがてセッティングがほぼできた頃メンバーはスツールを降りてそれぞれの定位置へ。
ジュリーはセットされたソファに軽く腰を下ろして時を待つ。
そしてメンバーはおもむろに楽器を手にします。
このコンサートはいろいろな楽器を持ち変え、位置を変わって演奏をしていました。
以下、特に記載のない場合は本来のポジションである
「ギター:カズ、やっさん、ベース:ケン ドラムス:ユカリ キーボード:アキラ」です。
また、特に記述のないものは時のアルバム「MIS CAST」からです。
1.デモンストレーションAir line
ツインボーカルてかハモリ曲ですが、サイドボーカルは別録りのジュリーの歌のテープを流していた模様。
2.ラストスパーク
「ジュリー ソングカレンダー」11月の歌。作詞はあの青島美幸さん。
アレンジはジュリー&EXOでは初登場となるカズ。
これもハモリ曲ですが、高音パートは全面的にカズが担当。
間奏のギターソロももちろんカズで、カズファンにとっておいしすぎる歌でした。
歌の構成をAパート、Bパート、Cパート、サビと分けるとC以外はツインボーカルですもん。
残念ながらビデオには収録されてません。(ノД`)・゜・。(ノД`)・゜・。
3.チャイニーズ・フード
B:ケン K:アキラ D:ユカリ カズとやっさんの二人は欠席。
後ろのカウンター席に行ってしまいます。
カウンターにはワインが冷やされていますが・・・一見・・・それを皆飲んでますが
中身はどうやらポカリと見た。だって白く濁ってるんやもん。
サビにかかるとカウンターの二人は下へ降りて一本のスタンドマイクのところで一緒にコーラスをつけます。
「みんなで食べるおいしいチャイニーズ・フー~~~」
コーラス部分が終わるとまた席へ・・・。
テープで伴奏を流しつつ生演奏を載っけてたという感じでした。今回こういうパターン多し。
今ならステージ上でコンピュータでやるとこでしょうな。
ここで軽く挨拶するジュリー。
ラクの回では挨拶の前後で「♪す~なや~まの~・・・かぁ?」と笑いながら何故か得意満面。
4.News
ジャニーズではないよ。(当たり前)
E・G:カズ A・G:アキラ フラットマンドリン:ケン スチールギター:やっさん D:ユカリ
5.Darling
う~んと・・・特にコメントはないッス。楽器もスタンダードで。
ラクの回ではここでいったん・・・ジュリーにしては短めのMC(いつもはめっちゃ長い)
「♪す~なや~まの~・・・」のタネ明かし。
みんなここまで来たらミスキャストのアタマサビ部分を歌うことを知っているから
肩透かしを食らわしてやろうと考えたのだそうな。
何にしようかいろいろ考えたらしくて、いろいろ候補はあったけど
結局「錆びたナイフ」に決めたとカイセツ。
ついでに「昨日の沢田研二ショーは見てくれましたか?!」
未公開ポルノの巻だったのですね。しかも高視聴率取ったそうで・・・
「みんなもすればええやん!」「何の話をしとるんや」と自分でツッコミ、
そしてごちゃごちゃ話しているうちに話は元に戻って「こんなん(イタズラしたこと)大好き!」
・・・きっとケンの悪い影響だ・・・・。
6.次のデイト
D:やっさん 他は通常通り。ジュリーは黒いサングラスを掛けてて、間奏のギターソロのとこで
カウンターに腰を掛けて演奏しているカズの隣に座った。これはビデオにも収録されてたね。
7.A・B・C・D
アコーディオン:アキラ コントラバス(ウッドベースか?):ケン A・G:やっさん・・・かな?
E・G:カズ D:ユカリ
最後の「ダンシン、ダンシン、ダンシ~~~ング アロ~~~~ン」だけみんなでコーラス。
8.ウィークエンド・サンバ
「ジュリー ソングカレンダー」10月の歌。作詞は落合恵子さん。
これは男女デュエット曲でMテープでは野宮真貴さんという
主にCMソング歌手をなさっている方が歌ってますが
コンサートでもその録音が流れての疑似デュエットに。
さすがにカズがやるわけにはいかんか(汗)
A・G:カズ バイオリン:やっさん 後は通常通り。
9.CHI SEI(君は誰)
「ジュリー ソングカレンダー」12月の歌。作詞はアレッサンドラ・ムッソリーニさん。
これはコンサートではカラオケだった!! 口パクではないぞ。(当たり前)
メンバーはカウンターでポカリ飲んだり煙草吸ったり・・・?? やっさんは確実に吸ってたぞ。
歌が終わるとステージは暗転し、ここでインターバル。別名中入り。
ジュリー達は暗い中こっそり退場して行ったみたいです。
ほの明るくなるステージ・・・
と、誰かが黒ずくめの格好で(詳しいコスチュームは不明・・・)木馬型の手回しオルガンを押しながら登場。
初めはゆっくり回していたがだんだん勢いづいて早くなり必死こいて回すけど
終いには放棄するがごとくハンドルを手放す・・・ハンドルは勢いでそのまま回り続け
曲は鳴りやむどころかどんどん盛り上がって派手な曲に(もちろんテープを流してたんやろけど)
彼は勢いに乗ってステージ上を全速力で駆け回る。
そこへ突如英国紳士?・・・イヤイヤ、
どう見てもエセチャップリン氏がお馴染みのドタ靴スーツ姿で登場。
二人は何故か追いかけっこを始め、いかにもチャップリン映画のような曲に乗って走り回って
そのうちそのままの勢いで木馬を置き去りにして退場・・・・・・
・・・・と、当時のちゃちゃめもにはそういう内容のことが書かれております。
めもっていうよりリポートやね。よう書けたな、そしてよう置いといたな・・・自画自賛上等!
てか・・・・・あれは結局誰??(ローディさん達だったのかしらん)
さて、純白のスーツから一転、今度は黒いタキシードに着替えたジュリー、颯爽の再登場。
10.Mon amour je viens du bout du monde(巴里にひとり)
モナムール・ジュ・ヴィアン・ドュ・ブ・ドュ・モンド
恋人よ、僕は世界の果てからやって来た
1975年フランスで発売してなんか知らんが現地で大ヒットした曲ですが
英訳するとA lover, I came over from a world end
ワールドエンドときたもんだ・・・mondeが世界ですよ。セカイノヲワリ。
あほな話は置いといて。
ぐっとシャンソンっぽく、フランス語版で歌うジュリーはエレガント~。
G:カズ コントラバス:ケン アコーディオン:アキラ D:ユカリ やっさんは欠席
原曲にはない間奏部分が追加され、そこはギターソロ演奏が!!
ジュリーが「EXOTICS・・・カズ」と紹介。
ジュリーの曲紹介・・・フランスで発売したことの説明
・・・ですがここから何故かジュリーはエセ外国人口調に。
アニメでありそうなカタコト日本語調になる。
ハワイに行ったことがありまして・・・うんぬん。
11.渚のラブレター
てなわけで、1981年リリースのこの歌はハワイアン・アレンジ。
スチールギター:カズ B:ケン A・G:やっさん アキラは欠席
余談ですが大野克夫さんはアマチュア時代はスチールギターの名手であったそうです。
それでは自身限界があると感じてピアノ・キーボード奏者に転向したのだとか。
てか、そっちのがもともと本質であったのではと思うのですがな。
でもって、カズがスチールギターを弾くのは初めて見ましたが、
何をやっても・・・かわいいなあ~などと思った当時のちゃちゃであった。
これはビデオにも入ってたし、テレビでもやってた・・・けど
最近はつべもチェックが超キビシイのでネットで動画を探すのはむずいかも。
そして、またまたジュリーは曲紹介・・・
「スチールギターと言えば思い出すのはマヒナスターズでございますね。」
慇懃無礼かつエセ外国人口調を続けるジュリーであった。
「いろんな国に行きましたが・・・もちろん仕事で・・・
プライベートで行くとお金がかかるもんでございますから」関西人か!
「中でも印象深かったのがそう、情熱の国、スペイン!!」
12.勝手にしやがれ
1977年リリースの言わずと知れたジュリーのナンバーワン神曲。
鮮やかな手つきで見事なフラメンコをこともなげに弾いて見せるカズの、
このコンサートでの一番の見せ場なのに
ビデオではその前奏部分は全面的にカットされちったのよ。(ノД`)・゜・。ヒデエ。
フラメンコギターの演奏の切れ目でジュリーは
「エルフラメンコ! おかちめんこ!」と叫ぶ。フラメンコ調・合いの手。
そして「どこがええねん、フリオ・イグレシァス!!」なんちゅう合いの手や・・・。
これは、当時郷ひろみ君がフリオを尊敬しているとあちこちで発言していたことへの軽いヤキモチ発言。
「ひろみ君は以前は沢田さんのこと尊敬してます、ゆうてたのにやね!」とちょくちょくゆうてたし。
この頃ジュリーは常にその時のアイドルをライバルと位置付けているとゆうてました。
アイドル、特にジャニーズ系(独立した人含む)を意識しまくってました。
中でもひろみ君は賞レースやベストテン番組の出演は辞退すると宣言していて、
賞をもらう、ベストテンに入ること、つまり人々から認められる、売れる、と言うことが
自分の評価の指標であると考えていたジュリーにとって
そこは価値観の相違なので彼の考えも尊重はするけれど、
自分とは違う考えだということにぶっちゃけ結構カチンときていたため
そのひろみくんの「フリオ尊敬」発言も大いに気になった模様で、
要はそこからくるヤキモチ発言だったのでしょう。
まあ、半分は冗談ですが・・・・半分はなかなかに本気だったのでは?
それはそれとしまして演奏の方はA・G:カズ、やっさん、ケン、
カスタネットを膝で叩くユカリもカッケェ! アキラは今回も欠席。
それでなくてもキーボードの位置はカウンターの向こう。
アキラファンは今回のコンサート、ちょっとがっかりしてたんやないかいなあ・・・。
まあ、ちょこちょこ前に来てはいたけど・・・。
ちなみに、テレビで演奏した時はアキラもアコギ持って4人が並んで弾いてました。
さて、歌の最後の「タタン・タン・タン・タタン・・・」のリズムは
カスタネットとカズのギターのボディーを叩く音とジュリーのハンドクラップ。息ピッタリよ!
そしてみんなで右手の拳を上げて「オ・レ!!」
拍手の中「オ・レー! オ・レー! ・・・俺」自分を指差すジュリー・・・。ああ、はいはい。
このように、主にしょうむないMCをこまごま入れているのは
メンバーたちがこまめに楽器を持ち換えるので、その間合いを繋ぐためでもありました、実は。
さてさて、そこでいよいよ
「楽器も持ち換えて頑張ってくれましたEXOTICSのメンバー、紹介したいと思います。」
マッテマシタ!!
まず、ビデオ化された分の紹介から紹介しましょう。
みんな楽器を置いてカウンター席に座っていて、
名前を呼ばれると前にでてちょこっとパフォーマンス。撮影を意識してか??
「ギターラ、安田アントニオ尚哉」力こぶ作るやっさん
「ギターラ、柴山アンドレ和彦」胸ポケットから銀の櫛を取り出してさっと髪を梳かす。
「ドラマー、上原エマニュエル豊」イミフ・・・胸の前で腕を交差して会釈する。
「ベスギターラ、吉田コスタリカ建」グラス片手になんとなくはにかむ。なんやねん?
「キーボード、西平バンビーノ彰」手を後ろにまわして好青年よろしく頭をさげる。
まだミドルネームつけてた頃。
さて、千秋楽の日の紹介は・・・
「ギターラ、安田尚哉! ギターラ、柴山和彦! コントラバッソ、吉田建!
グランカスタ、上原豊! ピアノフォルテ、西平彰!」
・・・この時よ、冒頭で紹介の男子集団のカズさんコールが起こったのわ。
5月1日の昼の部の方だったと思いますが、確か。
それはともかくミドルネームはなく、担当楽器をちょっと凝った言い方で紹介。
他の地方でもあれこれ考えていろんな紹介をしていたのかも。
そしてジュリーが言ったぞ、「アリガトーネ!!」
今もなおコンサートで言っているとわ・・・。
この時から30余年言い続けていたとわ・・・さすがジュリー。(何が?)
そして「売れなかった曲をお届けしたいと思います。・・・・はあああ・・・(泣きまね)」
13.背中まで45分(シングルバージョン)
「何で売れなかったのか考えた、聞きました、するといろんな人が
『あの曲6分10秒(本当は5分40秒ほど。6分越えはアルバムバージョン。
ジュリーは最後まで思い違いをしたまま語っていた)フルで聴くと眠くなる。
それもそのはずです、歌っている方も気持ちがよくなって眠くなってしまいます」
この歌もコンサートではカラオケでした。テレビでは無理矢理演奏していたけど
実際は半分録音テープ流していたんじゃないかな~。
ちなみにテレビバージョンはカズがアコギ、ケンはコントラバス、やっさんはサックスを演奏していた。
こうしてみるとやっさんもなかなかに器用やね。
14.6番目のユ・ウ・ウ・ツ
お馴染みのシングル曲。
15.How Many ”Good By”
カズファンにおいしいシリーズ。テレビでもよく歌われましたハモリ曲。
かつ間奏にギターソロが入ってます。2度おいしい。
てか、カズファンにとってどんだけおいしいこのコンサート!! デリシャス過ぎ!!
16.ジャストフィット
これもテープの音に生演奏を乗せる形。
生演奏でない部分をPA(パブリック アドレス)とか言うらしいですが
ケン曰く「テレビにPAを持ち込んだのってEXOTICSが最初なんだよね」だそうだ。
今はライブではPA使わない方が圧倒的少数らしいですが
当時はライブででも結構先進的だったようです。さすが。
17.ミスキャスト
ジャストフィットのエンディングがフェイドアウトして行く中被るミスキャストのイントロ。
最後もカラオケですね。これもPAのおかげというわけで。
締め直前のクライマックス。
18.ALL YOU NEED IS LOVE~グリーンスリーブス
ケンのベースソロで「もろびとこぞりて」の冒頭のメロディーが。クリスマスか?!
そして囁くようなコーラス「LOVE LOVE LOVE・・・」
ビートルズのナンバーです。それをエキゾ流アレンジで、これもPA大活用?
パターン化されたリズムボックスのリズム音、ベース音、が流れる上に生演奏と歌を載せて。
メインの歌が終わった後は長い長いエンディング演奏になりますが
そこでメロディーは「グリーンスリーブス」に変わります。これも名曲ですよね。
まずジュリーが深々と頭を下げて退場し、次にはメンバーも一人一人演奏をやめ、楽器を置いて退場。
順番ははっきりしないんですが、たぶんやっさん、カズ、ケン、ユカリ、アキラの順。
少しずつ演奏の音が薄くなり、最後まで残っていたピアノの音がやむと
あとはPAのリピート演奏が残るのみ。やがてそれもフェイドアウトしてステージは暗くなり、
これでミスキャストコンサート・メイン部分は閉幕です。
ここからはアンコールですが・・・・・
まず、お正月から始まった前半戦のアンコール曲紹介から。
・・・5月のアンコールコンサートではセトリが違いました。それは後述。
それにしても超くやしい、実はこのライブ以外ではまったく演奏されてなくて
音源がどこにもない名演奏があったのですよ!!
19.あなたへの愛
懐かしの1973年リリースシングル曲で加瀬さんの名曲ですね。
本来珍しい選曲ではなく、井上バンド、EXOTICSともになんやかやで音源があったりするんですが
この回ばかりは違いました!!!!!!!!
なんと、アルゼンチーノ「あなたへの愛」!!
サビの部分がワルツ、3拍子に変えてあったのです!
「だーれ にーも まけな いーあぁ あーな たーへ のあい をーあぁぁ
むーね にーだ きしめ てーあぁ きょーう まーで きたの にーあぁぁ あー」
・・・わかりませんか??? 間奏で3拍子から4拍子に戻してツーコーラス目へ・・・
嗚呼、音源ない・・・・・。
20.おまえにチェックイン
やらざあなるめえ名曲で、ミスキャストにはミスキャストになるこの歌は
アンコールでの出番がふさわしい。さあ、踊ろう。的な。
21.STOP WEDDING BELL
アンコールではお馴染みの曲になりました。みんなで急ごう、ブルーバードで。
で、すみません、「帰らなくていいのかね?」うんぬんのセリフをゆうたのは
このコンサートのビデオに収録されてる回でした。
前回のワンダフルタイムコンサートではなかったわ。スミマセン・・・記憶違い。
尚、ビデオソフトでは再構成して曲順を入れ替え
ジャストフィットの後、アンコールのSTOP WEDDING BELLを先に収録し
その後「MIS CAST」で締めくくっております。
お正月のコンサート、ツアー前半戦はこれでおしまいです。・・・が
アンコールコンサートのアンコールはちょっと違う。
19.晴れのちBLUE BOY
新曲です!・・・でした。「5月の10日にでるからね!」
キーボードパートがなく、アキラはドラムで登場。テレビでもそうでしたね。
いやあ、アキラくんも大変だね・・・・。ま、本人喜々としてノリノリでしたが。
アキラってそういや口数は少なく普段はおとなしいけど
ライブではいつも人が変わったように、はちゃめちゃに踊り狂ってましたね。もちろんテレビでも。
カズはキャラそのまんまのはっちゃけっぷりだったけど。(今もか?)
さて、この曲は銀色夏生作詞家デビュー曲です。作曲はダチでもあった大沢誉志幸。
余談:この頃からカズは大沢くんと意気投合して仲良くなったらしい。
ソロデビューが決まったばかりの大沢くんのライブは、ケン・カズ・ユカリがヘルプで入ってました。
デビューアルバムの演奏にも参加してましたし。
20.おまえにチェックイン
アンコールのアンコールでもやらないわけはない。
21.WHY OH WHY
「A WONDERFUL TIME」から人気曲。
やっさんがA・G、他は通常通り。最後までカズのギターソロ必聴!
カズファンには最後までおいしいコンサート。
最後にもう一度メンバー紹介、普通に・・・・。
ここでアンコールは一旦終わり・・・でも最近このパターン多いよね、の再アンコール。
「はよ嫁に行きなはれ」とか「これを聞いて行かず後家にならないように!」とか
余計な一言で始まるこれもアンコールお馴染みの曲になりました、
22.STOP WEDDING BELL
もはや会場は大混乱?! やっぱり最後は大騒ぎしないとね。
これで全プログラム終了です・・・・・・・・・が、!!
最後の最後に、さすが千秋楽最後のひと押し、
ジュリーの「では最後に、お声を・・・・」
メンバー一人一人がご挨拶。(ちょっと違ったかもしれないけど、たぶんこう言ってた)
カズ「どうもありがとう」
やっさん「ありがとうございました」
ケン「楽しいステージができてよかったです」
ユカリ「また・・・・」
アキラ「バイバイ!」
これにてホントのホントに全日程、全ステージ、全曲が終わりました。
ホントに最後まで「みんなでたべるおいしいコンサートライブ」でした。
ごち、お粗末!!