ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

少年ジャンプな日々~ワールドトリガー その3

2015年10月11日 15時10分19秒 | コミック・アニメ
まさかの放送延長!!

元々アニメ化された時点で、すぐに原作に追いつくのは目に見えていました。
何しろコミックス6巻くらいでアニメスタートしましたし。
普通は最低でも12巻くらい出てからやるもので。
まさかのスターシステムか・・・と危惧していたら
ちゃんと原作通り。
アニメ一年やれば絶対に追いつくペースだったから
一年やって一旦切って、別のアニメ作品を入れて
(例えばトリコとか)
来年原作がたまったところで再開か、と踏んでたら

オリストで放送延長ですか!・・・ほほう・・・やるね✧



さて、それはそれとして

何でこのワールドトリガーは後でじわじわ面白く感じるようになるのか。
にわかマンガ・アニメ評論家のちゃちゃ考察。

マンガやアニメの面白さは
キャラクターの作り込みで7割が決まるのだ(ちゃちゃ独断)。
そしてこの作品もそのキャラの作り込みが実はかなり深いのである。

ストーリーやアクション、世界観の派手さだけでは良い作品は生まれない。
基本はやっぱりキャラクターをどれだけしっかり立てているかでしょう。
それも、「影の生活」がどれだけ深いか、です。
描かれていない部分がどれだけ丁寧に作られているかで全然違ってきます。
キャラ表作って克明に設定する作家さんもいれば
雰囲気だけで直感的に作ってしまう作家さんもいますが(それを天才と言う)
ワートリ作者の葦原先生はしっかりキャラ表作り込むタイプ。
家庭環境、生い立ち、性格、血液型、誕生日と星座(架空)、好きな物、
クセ、学業成績、ファッション、信条、そして・・・・

これは他の作者さんでは見たことない、アニメでは見られないけど
「セリフを入れるフキダシの枠線のカタチと仮名使いの違い」!!

今回はそのセリフについて語ってもよろしいですかな?


古今・・・東西はわからないけど、
よくある表現としては吹き出しはセリフの状況で代わります。
普段はゆるい曲線、叫ぶときは刺々しい破裂するような形、

みたいな。
電話の向こうやスピーカーを通すときは直線的に

・・・などなど。

でも、ワートリは、そういう基本的な変化ももちろん多用されているけど
普段の普通のセリフでも、キャラによっていくつかのパターンがある。

例えば真面目系ORクール系キャラはかっちりした線、八角形。
上記のとおりマイクやスピーカーを通した声もそう。

オサム、忍田さん、レイジさん、とりまる、城戸司令、
風間さん、木虎、鋼さん、二宮さんなどなど・・・
但し例外もあり。ヒャッハー系の太刀川さん、
すぐキレる諏訪さんも八角形。

殆どのキャラに使われる従来型の楕円形。





遊真、千佳ちゃん、迅さん、小南先輩、嵐山さん、出水先輩など・・・ほとんどの人。

ちょっとお茶目系またはお調子者系はふかふかわたあめ型。



しおりちゃん、茜ちゃん、太一、

人間ではないので二重線。

レプリカ、エネドラット(?)

キャラの性格をまずフキダシの形で軽く表現。

また、これはどのマンガでも言えることですが
セリフのマジメ度・重要度によって
字の大きさや太さが変わるのは昔から普通に使われてる手法ですが
近年デジタル化が進んだので、
書体そのものをバラエティーに富ませるのはもはや常識的な常套手段。
昔はゴシックと明朝くらいしかなかったのにねえ。
書体の使いわけでセリフに埋め尽くされたコマでも
誰が喋ってるのか見分けがつく。
本筋とは関係ないあまり重要でないつぶやきに
書き文字が使われるのも常套手段の一つ。
佐々木倫子先生などは巧みに多用していてそれが面白かったりしますが
ワールドトリガーではまず使われていないようです。


それから、遊真が他のキャラを呼ぶ時の名前の字にもさりげなく特徴があります。
遊真は異世界からやってきたので(少なくともお父さんはこっちの世界の人だったみたいですが)
こっちの世界の、オサムとチカ、迅さん以外の人の名前を
主にひらがなで呼ぶ。
これもアニメではわからないけど
原作を読んでいるとなるほど、と面白い
これは多分遊真とそれぞれのキャラの距離感を表しているように思います。

こういうストーリーとは直接関係ない技法を意識して読んでみるのも
ワートリを楽しめる要素のひとつかな、と。

ストーリーやキャラの深読み以外にもいろんな面白さが秘められているみたいです。

う~ん、ワートリ・・・やっぱ、やるね。✧

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