ちゃちゃ・ざ・わぁるど

日記と言うよりは”自分の中身”の記録です。
両親の闘病・介護顛末記、やめられないマンガのお話、創作小説などなど。

KAIGO.介護 巻の百六十七 完食な日

2013年05月22日 21時40分46秒 | 介護な日々
2010年10月6日 快晴 ちい兄記録

朝、母はお気に入りの山型パンを苦いと言ったが
「梨がおいしいなァ」と言い、パンも終盤はおいしいと言って完食。
いろいろ観察して感想を述べ笑っている。
昼、文句は相変わらずだが、食べる口は開いて
青物は顔をしかめとおしたものの結局完食。
昨夜はまた点滴の管を引っこ抜いたらしくパジャマに血がかなりついていた。
でも本人はケロッとしていた・・・。
午後2時散歩に出る。
尿測袋は空にしてもらって見えないように布袋に入れてもらう。
出る直前にD先生から
「安定して食欲もあるので来週あたり上の介護病棟へ行ってもらいます。」
念願の介護病棟へようやく移れることに・・・。
「食事に文句ばかり言っていますが・・・」と言うとD先生、
「それくらいのほうがいいです。」と・・・。

久しぶり・・・4~5月、がん治療でOS病院へ入院する前以来で
赤バスに乗ってJR桃谷駅前へ・・・。
車中でも降りてからでも喋り詰め。
商店街はやはり良い。ご機嫌上々。
「ここ覚えてるわ」「こんなんあったなア」等々。
駅近くの知人のFさん宅前では「覚えてるで、よう行き来したもん」と言ったのに
商店街を通り抜けて少し言ったところで
「Fさんとこ、この辺か?」・・・・。
廃屋と化した古いシャッター倉庫の並びでは「いつまでこんなんや?」
通りすがりの猫を見て

と声をかけ・・・。
いつも見に行く大きな茶色いワンちゃんには「あの黒チャン、もう年か?」

今朝、「ヒツジヤ(昔ひいきにしていた洋服の仕立て屋さん)どうなってる?」と言ってたので
店のあった場所へ行ってみたがもうすっかり忘れていて
「ヒツジヤの大将には会うたことないわ」

自宅の庭先でオヤツを食べてでかい乳酸ドリンクも飲んで帰院したのに横になると即
「おなかすいたので何か買うてきて」とのたもうた・・・。

夕食時、「魚臭い」「苦い」などと文句言いつつ完食。
今日は全て完全完食。発言は相変わらずだが
桃谷へ行ったのは「なんとなく覚えている」そうで、外界の刺激はやはり良いよう。
ただ、自分の手で食べるように仕向けないと・・・。
入院費の請求書を見せると
「なんぼや? 高いか? お金あるか?」と言った。
「安してもろたある」と言うと「良かった」。
そして・・・

(そうなのか? そうなのか?!)
コメント (2)
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