地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

東海道南方沖でM5.1 トカラ列島近海でM4.3 福島県沖でM4.1 その他有感地震4回

2020-11-19 04:01:02 | 日記
 一昨日有感地震が無かった分、昨日は、ここ最近ではやや多めの7回。
 その中で一番規模の大きかったのは東海道南方沖の震源の深さ450キロ、M5.1の地震ですが、実は、この領域は、ずっと震源の深さ300キロ以上の地震が続いていた所で、今回はたまたま揺れが観測されたということ。ここ最近のこのエリアの地震は、以下のデータを見てもらえれば分かると思います。
11月16日 http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/daily_map/20201116.html
11月14日 http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/daily_map/20201114.html
11月12日 http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/daily_map/20201112.html
11月11日 http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/daily_map/20201111.html
 特に14日と11日が今回の震源に近い地震が起きています。

 九州・沖縄方面では、トカラ列島沖でM4.3、奄美大島近海でM3.1の地震が起きています。沖縄トラフ方面では、しばらく小康状態が続いた後、急に揺れてくるというパターンになってきています。おそらく、地殻の噛み合いがしっかりしていて、細かな地震が起きないため、いざ揺れたときには、そのしっかり噛み合っている部分が、今までよりも少し強めの力がかかって動くため、規模がやや大きめになるようです。昨日も、細かな地震が少なくなっていますから、数日後に、再び、今回のような地震が起きるのではないかと思われます。17日のデータを見る限りでは、奄美大島の近海で震源の深さ中程度の地震が同一震源で活発に動いていますから、この周辺で動く可能性が高いと思われます。
 九州の内陸方面では、細かな地震が少し増えています。

 中国・四国地方では、広島県北部でM2.3の地震がありました。一応、広島県という表記ですが、島根との県境が震源で、昨日書いた山陰地方の地震と同一と思ってください。規模は小さいですが、高知方面で少し動きがあります。また、いつものように、四国の両端の海域では、細かな地震が起きています。
 近畿・中部方面では、引き続き石川~和歌山ラインと新潟~愛知・三重ラインで注意していてください。

 東北中部・関東方面では、福島県沖のM4.1と千葉県東方沖のM3.2の地震が起きています。冒頭に書いた東海道南方沖の地震で揺れた個所は、茨城・栃木・東京で、震源の位置から離れたところで揺れています。これも、おそらく、太平洋プレートの下部で振動が生じたため、その揺れが太平洋プレートに伝り、その接触部分に揺れが生じたと考えられます。ですから、今後、東海道南方沖の震源に近いところで深い地震が起きたときには、その連動として関東方面に動きが出てくると考えられます。今回の地震で、今後、揺れてくる可能性があると思っていてください。

 北海道・東北北部では、十勝沖でM3.1の地震がありました。沿岸部としては、今までよりも、震源が、かなり陸地に寄ってきたと考えてください。17日のデータでは、宗谷で震源の深い地震が起きていますから、その影響ではないかと思われます。青森・岩手の太平洋岸では、いつもより細かな地震が少なくなってきているので、沖縄方面と同様、次に揺れてくるときには、少し規模が大きめになるかも知れません。
コメント
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