牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

御天 (千駄ヶ谷)

2008年12月16日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
千駄ヶ谷の「御天(ごてん)」に行きました。

住所は千駄ヶ谷ですが代々木駅に近い明治通り沿いにあり、ちょうど風変わりなNTTドコモ代々木ビルの向かいになります。

本店は下井草の新青梅街道沿いで、ひばりヶ丘の実家に住んでいた頃に何度か訪れたことがあります。
東京にはとんこつラーメンがそれほど多くなかった頃だったので、スープを煮込むけもの臭に圧倒された覚えがあります。

いただいたのは黒しゃぶラーメン。
焦がしニンニクのマー油としゃぶしゃぶ用のもち豚がトッピングにのせられたもので、普通のラーメンより400円高い1,100円でした。

感想はといえば、トッピングを選ぶよりは紅ショウガとゴマ、辛子高菜で好みの味にした上で替え玉をした方がよかったのではないかと少し後悔です。

1,000円を超えるラーメンを食べるときには慎重になった方がよさそうですね。

TUMI style 26141LE8/LIMITED EDITION 2008

2008年12月15日 | 散財日記
愛用のTUMIのオーガナイザー・ブリーフも使い始めて早3年。

耐久性には定評のあるTUMIとはいえ、毎日ThinkPadや専門書、書類などをたくさん詰め込んで使い込んでいたためか、全体的にやれが目立つようになってきました。

漆黒のバリスティックナイロンもところどころ擦れて白っぽくなったところが目立ってきたため、そろそろ次の相棒を見つけようかなと思っていたところに出会ったのが、同じTUMIのエクスパンダブル・オーガナイザー・コンピューター・ブリーフ(style 26141)の2008年日本限定特別仕様モデルです。

ジッパーの歯の部分に赤いアクセントがつけられており、ハンドルはオールレザーになっています。グリップ部やディテール部にもさりげなくは赤いステッチを施してあるのがTUMIファンの心をくすぐります。

米国で買えば日本価格の6割程度で買えることはわかっていながらも、このような限定モデルが出るとこころが揺さぶられるものです。

今使っているものとほぼ同じ大きさ、同じ形なのですが使い勝手は確実に進化しているところのはTUMIならではでしょう。
取り外し可能なパッド付きインサートがついているので、ThinkPadBubble Protectionスリップケースに入れなくてもも大丈夫そうです。

In De Bourgondische Hemel (渋谷)

2008年12月14日 | 食べ歩き (その他)
道玄坂を渋谷駅の方に向かって歩いていると、パク森の看板の脇に「ベルギービール」の文字を見つけました。

In De Bourgondische Hemel/イン・デ・ブルゴンディセ・ヘイメル」という店のようなので、試しに入ってみることにしました。
マークシティよりやや109よりで、新大宗ビルの向かいあたりにあるビルの地下です。

木のぬくもりが感じられる暖かい雰囲気の店内はビールを楽しむ大勢の客でいっぱいで、あいにく席はありませんでした。
スタッフが1時間もすればお席を用意できますからと、ショップカードを渡しながらていねいに頭を下げて応対してくれました。次の機会に来ればいいかなと、店を後に階段を上り終えようとしたところ、先ほどのスタッフが駆け寄ってきて「今会計をしているお客様がいるので5分もすれば案内できそう」とのこと。
これも何かのご縁なのでしょう。

席に案内されると、カウンターの反対側にはガラスショーケースの大きな冷蔵庫があり、数十種類の珍しいビールが並んでいて圧倒されました。かなり本格的な店のようです。

料理も、牛スネ肉のベルギービール煮やイワシの酢漬けなど、ビールに合いそうな本格的なものばかりでした。

それに加え、特筆すべきはスタッフの心遣い。
最初に店に案内してくれた店長らしきスタッフだけでなく、全員がそれぞれの持ち場で決め細やかな応対をしていました。その振る舞いにはわざとらしさやマニュアルっぽさが感じられず、自分なりの意識のもとで行われているようで、とても好感が持てました。

夜も遅かったので、ドラフトの「VEDETT EXTRA WHITE/ヴェデット・エクストラ ホワイト」とギネスしか試せなかったのですが、次回は是非、珍しいビールにチャレンジしてみたいものです。

奈津 (早稲田南町)

2008年12月13日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
地下鉄早稲田駅の神楽坂寄り出口の向かいあたりに、新しい店ができたので入ってみることにしました。

「奈津」という店で、看板には「中華料理と飲茶と麺」とあります。
入ってみるとなんとなく見覚えのあるレイアウトだったので、そこが以前「元祖中華つけ麺大王」だったことを思い出しました。

お品書きを見ると、麺のラインナップの中に大王ラーメンというメニューがあり、そこにはおススメの☆印がついていました。
新店ではなく、単なる模様替えだったようです。
思い起こせば数年前に、決して美味しいとはほめられないつけ麺を食べたことがあります、そのときに二度と行くまいと思ったことがあったので、ちょっと失敗したかなと後悔しました。

後悔も数秒、気を取り直して毒を食うなら皿までと、店主イチ押しの大王ラーメンを注文。早速いただいたのですが、想像したとおりでしたね。

あんでとろみをつけた野菜炒めがのったラーメンなのですが、麺にスープが絡まないため全く味がせず、野菜炒めも味があいまい、おまけにあんのせいでスープが冷めないため熱くて食べるのに苦労しました。
その昔、早稲田駅前にあった「ラーメン処 麺じゃ」での苦い思いを彷彿とさせました。

こんな日もたまにはいいでしょう。

喫茶 ラテン区 (若松河田)

2008年12月12日 | 食べ歩き (牛込界隈)
河田町交差点のすぐ近くにある「喫茶 ラテン区」でお昼をいただきました。

交差点から2軒目で、日生薬局を隔てた隣には「ラーメン ガキ大将」があります。

表には「珈琲・軽食」という看板があり、扉を開ければ煙草の煙をくゆらせながらけだるくスポーツ新聞を広げるサラリーマンが似合いそうな、昭和の香りのする喫茶店です。

メニューを見るとカレー、ピラフ、ミートソースにナポリタンと、これまたお約束のメニューが並びます。

いただいたのは日替わりメニューのまぐろ丼。
ドリンクがついて1,020円と少々高めですが、それもまたいいかなと思わせるところが不思議です。

なすの味噌汁が妙に家庭的で、子供のころに祖母が作ってくれたなすとミョウガの味噌汁の味が思い出されました。

パリパリチキングリーンスープカレー/CoCo壱番屋 (牛込柳町)

2008年12月11日 | 食べ歩き (牛込界隈)
牛込柳町駅前のCoCo壱番屋に寄ったところ、またまた期間限定のコピーにしてやられました。

カレーきしめん」に続く限定メニューは「グリーンスープカレー」です。

心は定番のカツにオクラ豆腐のカレーにしようと決めていたので、スープカレーには邪道かなぁと思いつつもトッピングはロースカツに注文するつもりでした。
しかしながら、メニューに掲載されたパリパリチキンがとても美味しそうだったので、路線を変更して頼んだのが「パリパリチキングリーンスープカレー」です。

よくあるスープカレーのように大き目の具がゴロゴロとたくさん入っていた美味しそうな写真だったのですが、目の前に運ばれたものは少々違っていました。
好意的に見れば、スープを多少、メニューより多めにしてあるのかなと思うのですが、まぁこんなものでしょう。

肝心の味ですが、かなりスパイシーで刺激的でしたね。
タイ料理のグリーンカレーと比べると味の深みがないようにも思えますが、フランチャイズの店の新しい試みとしては評価してもよろしいかもしれません。

MAISON KAYSER/メゾンカイザー (高輪)

2008年12月10日 | 食べ歩き (その他)
勤務先でお昼を食べに行く時間がないときには、決まって私がこよなく愛する「しろかねPanPan堂」でお気に入りの惣菜パンを買って、キーボードに向かいながらのランチタイムになるのですが、あいにく14時に仕込みのお休みに入ってしまいます。

そんなときに決まって向かうのが魚籃坂下にある「MAISON KAYSER/メゾンカイザー」高輪本店です。

本格的なブーランジェリーゆえに惣菜パンよりはバゲットがメインなのですが、もともとフランスのパンが大好きなので、私にとっては大歓迎です。

今回いいただいたのは、定番のトッサード・トマトと新商品のトッサード・マスタード・ベーコンの2種。
ともにパリッとした表皮の中に、クラム独特の甘みとほのかな酸味がとても美味しいパンでした。
何もつけなくても噛みしめるほどに旨みが広がるのは、さすがメゾンカイザーと言ったところでしょうか。オリーブオイルに少し浸しても美味しいかもしれません。

話によると牛込神楽坂駅近くの箪笥町にも支店ができたとのこと。
わが家から歩いてすぐなので、近いうちに訪れてみたいのもです。

BUNGO洋食 方寸 MURATA (銀座)

2008年12月09日 | 食べ歩き (その他)
銀座にある「BUNGO洋食 方寸 MURATA」でお昼をいただきました。

プランタンの真裏にできた銀座ベルビア館の8階にあります。

大分由布院温泉にある旅館「山荘 無量塔(むらた)」のプロデュースによるもので、豊後牛や耶馬渓黒豚、大分産の野菜など大分の地の素材を生かした創作料理の店です。
山荘 無量塔」は由布院といっても、温泉街からは少し離れた山中にあります。以前、宿泊したことがあるのですが、ひと部屋ひと部屋が古民家を移築したようなコテージ風のつくりになっており、山の傾斜に沿って村を形成するように建てられていました。
古木の力強さは不思議と人に安心感を与えるのか、とても落ち着いた非日常的な時間を過ごすことができる旅館だった印象があります。

この方寸 MURATAも、ところどころに歴史ある民家の古材をインテリアに使ってあるために、銀座の真新しいビルの中にあって、ゆったりとくつろげる空間に仕上がっていました。

今回は、耶馬溪黒豚のソテーをいただいたのですが、素材の美味しさを存分に引き出したような味付けでした。

珍しくライスではなくパンをいただいたのですが、自家製なのでしょうか、その味が秀逸だったのがとても印象的でしたね。


KIRIN ザ・プレミアム無濾過〈ビアショコラ〉

2008年12月08日 | お気に入りの食材
12月3日に数量限定で発売された「ザ・プレミアム無濾過〈ビアショコラ〉」を飲んでみました。

キリンの新たなプレミアムラインである「ザ・プレミアム無濾過」ブランドの第4弾になります。

ビターチョコのような味覚を楽しめる、冬ならではのプレミアムビールとのことなのですが、先日いただいた「金しゃち インペリアル・チョコレート・スタウト」同様に、チョコレート麦芽と呼ばれるカカオ風味の味わいを生み出す麦芽を使用しているとのこと。

独特の苦味と香ばしさ、やわらかさはゆったりとした時間とともに味パートナーにふさわしいものだと思いました。

ところで、金しゃちは500円でこのザ・プレミアム無濾過〈ビアショコラ〉は250円前後。
同じような完成度にもかかわらず、製造する企業規模の違いで価格が倍になってしまうのは、致し方ないことなのでしょうか。

みそ神楽 (津久戸町)

2008年12月07日 | 食べ歩き (牛込界隈)
大久保通り沿いで筑土八幡町交差点のすぐ近くにある、「らーめん みそ神楽」に行きました。

味噌らーめんの専門店で、そのメニューの多さには驚かされます。
基本の札幌味噌から始まって、信州、八丁、玄海、西京と様々な種類の味噌と、とんこつ、焦がし、辛味などのバリエーションとの組み合わせで、どれを頼んだらいいか迷うほどです。

その中からみそ坦々めんをチョイス。麺の量を2/3にして50円引きになる少なめにしました。
坦々麺の辛さにたっぷりと入った胡麻の風味、西京みその甘みがとても印象的でした。

めん、スープ、もやしのバランスが今ひとつのような感じもしましたが、それなりに満足できる一杯でしたね。
ラーメンの種類ごとにメニューの名称を刷り込んだ専用のどんぶりを使うところなど、芸の細やかさもうれしいところです。

金しゃち 抹茶ドラフト

2008年12月06日 | お気に入りの食材
先日いただいた「インペリアル・チョコレート・スタウト」の印象がよかったため、今度は同じ金しゃちの「抹茶ドラフト」を試してみました。

愛知県有数の茶どころである西尾産の抹茶を原料の一部にしたものです。
グラスに注いでみると、一瞬そのにごりがホワイトビールのようにも見えるものの、よく見るとやや緑色を帯びたお茶のような風合いです。
味も個性的で、ビールのさわやかさと抹茶の苦味、ほのかな甘みが心地よいハーモニーを奏でていました。

ビールの材料にご当地の名産を使うところは、川越産のさつま芋を使ったCOEDOの「紅赤 -Beniaka-」に相通ずるところがありますが、美味しいビールができるのであれば大歓迎ですね。

焼肉レストラン ホドリ (馬場下町)

2008年12月05日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
地下鉄早稲田駅前にある「焼肉レストラン ホドリ」でお昼をいただきました。

早稲田駅のエレベーターを上ったすぐのところで、札幌スープカレーの店「東京らっきょブラザーズ」と「らーめん七福家」とのにあります。

昔からある焼肉屋で、前を通るたびにその値段の安さが気になっていました。

いただいたのは大盛カルビの祭り定食。200gものカルビにキムチ、サラダ、ライス、スープがついて800円です。
実際運ばれた肉皿を見て、軽く2.5人分くらいはあるのではという印象でした。

安いので味はそれなりなのかと思えば、筋張ったところもなくとても美味しかったですね。
想像以上にボリュームがあったので、550円のホドリ弁当にしておけばよかったと後悔しきりです。

かまたまうどん/白河そば (牛込柳町)

2008年12月04日 | 食べ歩き (牛込界隈)
この時期になると必ずいただくのが、地元「白河そば」のかまたまうどんです。

茹で上げたうどんに生卵を落とし、割り箸で一気にかき回してたっぷりの揚げ玉とネギをのせ、仕上げにごまをふりかければ完成です。
そこに、しょうゆかポン酢、ナンプラーをかけていただくのですが、ここ最近は必ずと言っていいほどナンプラーを選びます。

うどんの熱でちょうどいい具合に固まったたまごのまろやかさと、ナンプラーの塩味と香りが交わって、シンプルながらもとても美味しい味を楽しめます。

出汁の美味しい白河そばですが、素材そのものの味を生かしたかまたまうどんも味わい深いものです。

新勝楼 (白金)

2008年12月03日 | 食べ歩き (その他)
白金の清正公(せいしょうこう)前交差点の近くにある「新勝楼」でお昼をいただきました。

交差点から目黒通りに入ってすぐのところなのですが、路地を少し下ったところにあるため、わかりにくいかもしれません。赤い大きなテントには「チャンポン屋台 新勝楼」と書いてあるのですが、屋台という表現が決して謙遜には聞こえないくらい、少々くたびれた外観です。
その様子は、青山墓地の近くにあるかおたんラーメンに、勝るとも劣らないくたびれ加減です。

チャンポン屋台とありますが、実際は中国家庭料理の店。定番のメニューはたいてい楽しめます。
とはいえ、看板メニューにうたっているだけあってチャンポンは完成度が高く、ここに来るとたいてい頼むのはチャンポンです。

スープは塩味のアクセントが効いたとんこつで、食欲が進むような美味しさです。これでもかと言うくらいの具が載せられているので、見た目以上にボリュームがありますね。
単品で800円のチャンポンに200円をプラスすれば、半チャーハンと餃子、香の物がつくのですが、それを頼むと午後は仕事にならなくなります。

具は、たっぷりのもやしにイカ、タコ、アサリなどの魚介類が惜しげもなく入れられているので、満足感は高いものです。
これまで、東京でチャンポンをいただくのであれば、麹町の「長崎飯店」だと思っていたのですが、意外なところに意外な穴場があるものだと感じました。

ナーガルジュナ (河田町)

2008年12月02日 | 食べ歩き (牛込界隈)
あけぼの橋通り商店街の突き当たりにある「ナーガルジュナ」に行きました。

先日訪れた韓国家庭料理の店「仁寺洞 (インサドン)」とは同じビルで、「ナーガルジュナ」はビル左手にある階段を下りた地下にあります。

道路には「世界一おいしいチキンカレーの店」と書いた黄色いのぼりが数本置いてあるので、何となく胡散臭い店だなと思っていたのですが、なかなか入る機会がありませんでした。

メニューを見てみると、カレーだけではなく、インド料理全般を扱っているそう。
とはいえ、まずはご自慢のカレーをいただかないとということで、「タンドリー チキン ティッカ マカニ」をいただきました。
小口切りのタンドリーチキンが入った、バター風味のチキンカレーです。

1,680円もするのでどんなものだろうと思っていたのですが、ひと口食べただけで納得しました。ソースはまろやかながらもとてもスパイシー。複雑かつ濃厚な味わいなのですが、決してもたれることがなく、食べ進めるうちに達成感に満たされるような味です。

タンドリーチキンとのハーモニーがよく、あっという間に半分くらい平らげてしまいました。
ここで、自家製のピクルスを投入。これがまた効果的で、カレーの印象ががらりと変わります。
ピクルスには甘口と辛口の2種類があるのですが、ヨーグルトの風味がある甘口を入れたときの味が印象的でした。

オーナーはもともと沖縄で店を出していたそう。
東京に進出した背景はわかりませんが、美味しいカレー屋がわが家の近くにできることは大歓迎ですね。