牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

御天 (千駄ヶ谷)

2009年11月23日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
久々に千駄ヶ谷の「御天」に行きました。

ラーメンだけでは物足りないかなと思い、スターター代わりにポテトサラダと博多鉄鍋餃子をいただきました。

御天には何度も通っているのですが、実はラーメンよりも出来がいいと思っているのがこの博多鉄鍋餃子。
本場同様のひと口サイズで、20個くらいは軽く食べられてしまいます。

もちっとした皮の食感と、鹿児島黒豚を使用しているというあら挽きの肉がとてもジューシーで後引く美味しさです。

夜になると飲み屋状態になる御天ですが、早くも鍋のメニューが並んでいました。
いつの間にか忘年会シーズンもすぐそこなのですね。


大勝軒まるいち (新宿)

2009年10月13日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿駅の近くを歩いていたところ、靖国通りの歌舞伎町の交差点に面した雑居ビルの前で「大勝軒」の看板を見かけました。
ドンキホーテの靖国通りを隔てた斜め向かいで、ALTAの裏手になります。

どこに店があるのかとまわりを探したのですが、どこにも見当たりません。看板をよく見ると「このビルB1」とあります。
消費者金融やスナックの案内で隙間のない壁に囲まれた階段を地下に降りると、ビルの外観とは裏腹に比較的広めの店舗がありました。

大勝軒といえば「もりそば」なのでしょうが、この店は中華そばやつけ汁のバリエーションが豊富なようなので、みそつけ麺を頼んでみました。

大勝軒ならではの太目の自家製麺ゆえなのか、ゆで上がるまで15分くらいかかりました。つけ汁は、野菜や太めにカットされたチャーシューがたくさん入っており、濃厚な味噌味とあいまって、とても美味しかったですね。

太目の麺はのど越し食感ともにとても美味しく、350gをあっという間に平らげてしまいました。つけ麺は麺の美味しさが満足感を左右するものだと、改めて感じましたね。

広島つけ麺 ぶちうま (新宿御苑前)

2009年10月07日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿御苑での打合せの後、新宿二丁目の「大勝軒 十五夜」にでも行こうかと靖国通りの方に向かってうろうろしていたところ、花園通りを四谷方面に曲がったところに「広島つけ麺 ぶちうま」を見つけました。

数年前に三栄町の洋食屋「シェフ・アーゴ」跡地に開店して以来、さっぱりした辛さと独特の歯ごたえのある麺が大好きで、ことあるごとに通っている店です。
比較的早く閉店してしまうのが残念なのですが、新橋にも支店ができて重宝していました。
新宿御苑の近くにも店舗があることは聞いていたのですが、偶然の発見に迷わず入ったことは言うまでもありません。

いただいたのはいつもの組み合わせ、10辛のキャベツ増し、1.5玉です。
この店の1玉は160gとつけ麺にしては少なめなので、1.5玉か2玉がちょうどいい感じです。

今日は最初のうちからレモンを絞ってみたのですが、いつもよりもさっぱりといただけたような気がします。いつもの美味しさに満足でした。

〆のご飯は頼まなかったのですが、2玉を頼んでもちょうどよかったかもしれませんね。

元祖 鉄板焼ステーキ 神戸みその (新宿)

2009年08月01日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿住友ビルの51階にある「元祖 鉄板焼ステーキ 神戸みその」に行きました。

高層ビルから望む非日常の景色と、ゆったりとしたカウンターが特別な気分にさせてくれます。
コースをいただいたのですが、サシの入り方がなんとも言えず美しい神戸牛は見た目にも美味しく、大きな鉄板で程よく焼かれていく様は至福そのものです。

調理担当のトークがいまひとつなのと、素材の味を引き出そうとしたのか塩コショウが少々強めだったのが残念ですが、焼肉とはひと味違う牛肉の美味しさを堪能できたような気がしますね。

本場上海料理 露露酒家 (新宿三丁目)

2009年06月29日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
先日訪れた新宿末広亭の界隈がとてもいい雰囲気だったので、もう一度訪れてみることにしました。

ところがめぼしい店はどこも満席。それほど広くない小路を何周も歩き回った末に入ったのが、「新宿上海料理 露露酒家」です。

末広亭の前の道をやや靖国通りの方に向かったビルの地下にあります。

店に入って愕然としたのは、他の店がどこも満席だったにもかかわらず、先客が一人もいないこと。一抹の不安を抱えながら、干し豆腐や高菜と枝豆の炒め物とビールを注文しました。

本場上海料理とのことで、スタッフは現地の方のようです。
客が入っていないためか、あからさまなやる気のなさを感じさせるのは国民性なのでしょうか。それにしてもビールくらいはキンキンに冷やしていただきたいものです。

値段がそれなりに安かったので良しとしたいところですが、こんな日もあるかと自分をなぐさめたのは言うまでもありません。

Claudia/クラウディア (新宿三丁目)

2009年06月23日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿三丁目にあるイタリアンレストラン「Claudia/クラウディア」に行きました。

場所は新宿末廣亭のすぐ裏あたり。
新宿とはいえ、靖国通り、御苑大通り、新宿通りに囲まれたこの界隈は、新宿駅近くの雑踏から少し離れていることもあり、不思議と落ち着いた雰囲気に感じます。

店内は全24席とそれほど広くはないのですが、通りに面して全面が開放されており、表にはテラス席もあるので、狭さを感じさせません。

ホワイトアスパラとパルミジャーノのオーブン焼き、白エビ、ルッコラ、プチトマトが入った手打ちタリアテッレのアーリオオーリオを注文。
どれも素材の美味しさが生かされた美味しさでした。
手打ちパスタのプチトマトがとても甘く感じたのが印象的でしたね。

最後に入り口近くにある専用の釜で焼かれた、ゴルゴンゾーラとリコッタチーズを使ったピッツァビアンカネーヴェをいただきました。
アカシアはちみつをかけていただいたのですが、チーズ、生クリームとのハーモニーが最高でした。

気軽に入れる値段なので、新宿で食事をするときのいい選択肢かもしれませんね。

東池袋 大勝軒 十五夜 (新宿御苑前)

2009年05月24日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿二丁目の「東池袋 大勝軒 十五夜」に行きました。

2005年の開店当初は何度か訪れていたのですが、わが家からそれほど遠くないとはいえ、新宿二丁目はなかなか行く機会がない場所なので、久々の来訪です。

いただいたのはもりそばの中盛り。材料費の高騰で玉子がオプションになったのですが、値段は開店当初の650円のまま。200gの小盛りから400gの大盛りまで値段が一律なのはうれしいところです。

麺は比較的細めでツルツルとしているため、300gを一気に平らげてしまいました。
比較的濃い目でドロドロなスープが多い中で、つけ汁はさらさらとして酸味と辛味が適度についており、スープ割りをしなくてもそのまま飲めるほどでした。
毎日食べても飽きない定番の味といった感じでしょうか。

食べながら壁の貼り紙を見ていると、店名の由来が書いてありました。
十五夜とは、店主がファンだという尾崎豊の名曲「15の夜」からとったとのこと。

尾崎豊のように感性豊かな作品としてのもりそばを極めたいということなのでしょうか。

太陽のトマト麺 (茅場町)

2009年03月28日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
箱崎での打合せの後、所用があって日本橋まで移動する道すがら、東証に向かう道沿いに、周囲の景観を全く無視したようなひときわ目立つ派手な看板のラーメン屋が目にとまりました。

どこかで見たことのある看板だと思ったら、四谷二丁目にある「太陽のトマト麺」の姉妹店のようでした。

時間もないことだったので、軽くお昼をいただくことにしました。
この店であればトマト麺をいただくところですが、あっさり仕上げの「鶏パイタン」が気になったので、今回はそちらをいただくことに。オプションはおすすめというアオサ(青海苔の原料)です。

たくさんの野菜と鶏を一緒に煮込んだというスープは、臭みもほとんどなく、スープだけでいただいても美味しいものでした。
つけ合わせのピンクグレープフルーツを絞ったところ、程よい味の変化が見られ、うかつにも最後の一滴まで完食です。

若者にはボリュームが足りないかもしれませんが、680円とお値段もお手ごろでしたので、サイドオーダーやトッピングをいただいても1,000円でおつりがくるでしょう。

一昨年の夏には3店舗くらいしかなかったのですが、既にフランチャイジーは10店舗以上のよう。看板の下品さはいただけませんが、どうやら商売は順調のようです。

山本屋本店 (名古屋)

2009年03月27日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
名古屋に出張する機会があったので、新幹線地下街エスカの「山本屋本店」で味噌煮込みうどんをいただきました。

出張に行くとその土地の名物が食べたくなるもの。
名古屋といえば「鰻のひつまぶし」か「味噌カツ」、もしくは「手羽先のから揚げ」ですが、東京ではなかなか食べられないものといえば、この味噌煮込みうどんでしょう。

久々にいただいたのですが、やや芯がのこったような歯ごたえのあるうどん、ほのかな酸味をおびながらも食べ進めるうちに不思議と心地よい旨みとなる八丁味噌の出汁は、何も変わっていませんでした。

名古屋ローカルの食べ方を真似て、土鍋のふたにうどんを移していただき、残っただし汁はごはんにかけていただきました。

お値打ちセットとはいえ、味噌煮込みうどん、ご飯とお新香のセットで2,310円は決してリーズナブルとはいえませんが、たまにいただく名古屋名物としては納得できるかもしれませんね。

ニューキャッスル (銀座)

2009年03月25日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
銀座での打合せの後、急いで食事を取らなくてはならなかったので、銀座一丁目にあるカレーの老舗「ニューキャッスル」に行きました。

この店に来るときは、なぜかいつもランチタイムを外した遅めの時間が多くなります。

いただいたのはいつもの辛来飯(カライライス)蒲田。大森(大盛り)より若干多いという駄じゃれらしいのですが、大森といっても軽めなので、蒲田が標準のようなものです。

家庭のカレーのようで家庭ではなかなか出せない深みのある味は健在で、目玉焼きを崩したときのとろっとした甘みも最高でした。ルーが惜しげもなく、たっぷりかかっているのもうれしいところです。
銀座という場所にありながら、これで740円とは頭が下がります。
以前訪れたときに気になった、異臭も感じられませんでした。

いつ来ても安心できる味だと、改めて感じましたね。

さくらさくら (白金台)

2009年03月18日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
久しぶりに心が音を立ててこわれるようなことがあり、折れそうなモチベーションを必死に支えながら仕事をしていたところ、お得意先から飲みに行かないかと誘われました。ありがたいことです。

勤務先の近くまで出てくださるとのことなので、白金台の京料理、京ゆば麺うどん「さくらさくら」を予約しました。
プラチナ通りの目黒通りに近いところから、一本路地を入ったところにあります。

昭和8年の古民家を改装した一軒家の和食屋で、木のぬくもり、やわらかなガラス戸の一枚一枚が、独特の落ち着きと風情をかもし出しています。

道路に面した木製の引き戸を入ると、玄関まで長い石畳の通路がのびており、そこには桜の木が三本植えてあります。あと数週間もたてば、見事な咲きぶりを楽しむことができるでしょう。

料理はごく普通なのですし、動きがいまひとつなスタッフにイラっとくることもあるかもしれませんが、落ち着いた雰囲気が手ごろな値段で楽しめるので便利な店ですね。

つるかめ食堂 (新宿)

2009年03月01日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿西口の小便横丁(思い出横丁)の「つるかめ食堂」に行きました。

「バカでアホでフラメンキン(ベーコンを牛肉で巻いたニンニク風味のフリッター)」や「ポジャ丼(ササミでスジ肉を巻いたフライ)」などユニークなネーミングのメニューで、やたらとマスコミへの露出の多い店です。

この店の好きなところは、メニューのユニークさもさることながら、昼間から飲んでも許されるような混沌かつ雑然とした大衆食堂然とした雰囲気とその安さです。
今回も、豊富なメニューから2品くらいとビールをいただこうと思ったのですが、「食事もとりたい」と言ったとたんにいつものソイ丼を勧められました。

ソイ丼の由来はソイソースのSoy、つまり大豆です。大豆とひき肉をカレー味で炒めたものがどんぶり飯にのせられただけなのですが、多くの人が愛する看板メニューだけあって、不思議とご飯がすすみます。

こういうメニューをいただくと、不思議と健康になった気になりますね。

神戸屋のかつサンド

2009年02月04日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
上諏訪に行く用事があったので、新宿駅でお昼を買ってあずさに飛び乗りました。

新宿で弁当を買うときは、新宿西口メトロ食堂街にある「墨繪(すみのえ)」でパンを選ぶことが多いのですが、今回は時間がなかったので、南口構内の神戸屋に行きました。

いろいろな惣菜パンが並んでいても、やはり選んでしまうのは好物のかつサンド。
POPに書いてあった「選び抜いた一枚物の豚ロース肉を使用」、「地下浸透海水で仕込んでいる」とか、「サンドウィッチに合う粗挽きのパン粉を使用した衣」という能書きに思わず食いついてしまいました。

見たところとても肉厚で美味しそうだったのですが、なんとなくジューシーさに欠け、パサパサ感が目立ちました。

やはり肉の万世の「万かつサンド」かとんかつまい泉の「ヒレかつサンド」のように、とんかつが本業の店には一歩及ばずといったところでしょうか。

中国飯店 (三田)

2009年01月29日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
三田の慶應大学南門の向かいにある「中国飯店」でお昼をいただきました。

この手の中華料理屋のランチタイムでは、日替りの定食を頼むのがプライスパフォーマンスから考えればベストなのですが、メニューの中に坦々麺を見つけると、それを頼まざるを得なくなります。

運ばれた坦々麺は、見た感じそのもののパンチのある辛いもの。これでもかという大量の挽肉がボリューム感を演出し、ワイルドな男の坦々麺というべき味でした。

店によってベクトルは違うものの、美味しいといえる坦々麺のひとつであることは間違いないでしょう。

クイック万世 (新宿)

2009年01月16日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
西新宿からの移動の途中、時間もなく食事を取らなければならなかったので、いつものように「新宿西口メトロ食堂街」に向かいました。

永坂更科 布屋太兵衛」で立ち食いのそばでもいただこうかと思ったのですが、あいにくの満席。そこで、その反対側にある「クイック万世」に行きました。
肉の万世の店頭にある5席だけのカウンターのカレースタンドです。

メニューは和牛ビーフカレーか和牛ハヤシビーフのみ。ともに690円で食券販売機で注文するシステムです。

たいていの場合はカレーを選ぶのですが、たまにはハヤシもいいかなと和牛ハヤシビーフにしてみました。

ルーにやや酸味を感じるのはトマトが入っているせいでしょうか。固めに炊かれたご飯との相性もよく美味しくいただけましたね。

ただ、サンプルの写真には肉がたくさん入っているように見えたのですが、実際のところはというと、よくある話でほとんどがスープ状で具らしいものはほとんどありませんでした。
スタンドカレーに期待するものではないのですが、老舗の看板に傷をつけるようなことはしてはいけませんね。