牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

a bientot/ア・ビヤントのお節料理

2010年01月02日 | 食べ歩き (牛込界隈)
曙橋のフレンチレストラン「a bientot/ア・ビヤント」のお節をいただくようになって4年目になります。

今年も2セットいただいて、祖父母へのお土産にしました。

いつもは遠慮してなかなか食べない祖母が、海老を美味しそうにいただいていました。
身体にやさしい味付けならではなのでしょう。

パン工房 アンボワーズ (牛込柳町)

2009年11月27日 | 食べ歩き (牛込界隈)
牛込柳町駅のすぐそばに開店したパン屋「アンボワーズ」に行ってみました。

自転車置き場を隔てた「Le Dessin/ル・デッサン」のすぐ脇の大久保通りに面したところにあります。

オレンジ色のテントがやや浮いた感じで今ひとつ垢抜けない感じに見えるのですが、都会の中の田舎ともいえる柳町ののんびりした雰囲気にはその方が馴染むのかもしれません。

それほど大きくない店は老夫婦が切り盛りしており、奥の工房では息子さんと思われる職人さんが一人で忙しそうにパンを焼いていました。

いただいたのはキャベツメンチバーガーとチーズコロッケの惣菜パン。
柳町らしく値段も庶民的で、メンチが180円、チーズコロッケが200円でした。

あまり期待せずにいただいたのですが、惣菜の味つけ、パンのやわらかさが絶妙で価格を越えた満足感がありました。
特にメンチバーガーは、キャベツがとてもジューシーで、クセになりそうな美味しさでした。

パン好きとしては、近所に美味しいパン屋ができたのは大歓迎ですね。

インドール (飯田橋)

2009年11月25日 | 食べ歩き (牛込界隈)
飯田橋でお昼をいただくことになったので、以前から気になっていた定食屋「インドール」に入ってみることにしました。

駅前の外堀通り沿いで「Steak Kentas/ステーキケンタス」と「えぞ松」との間にあり、ここに店を作るには無理があるのではないかと思われるほどの通路のような幅のカウンターだけの店です。

いただいたのは「当店自慢」という豚肉のにんにく焼き。
一切れでごはんをたくさん食べられるような濃い口の味つけなのですが、不思議と後をひくような美味しさでした。

食べ終わる間際に、温めた豆腐と温野菜をサービスでいただきました。
何だか得したような気分でしたね。

飯楽/ファンファン (神楽坂)

2009年11月03日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂の赤城神社近くに10月に開店した中華料理店「飯楽(ファンファン)」でお昼をいただきました。
地下鉄神楽坂駅の飯田橋寄りの出口から大久保通りに向かって、音楽之友社脇の路地を赤城神社の方に曲がった右手にあります。

小籠包が看板料理とのことなので、小籠包と坦々麺、小ライス、デザートのセットを注文しました。
ピリッと辛くクリーミーな坦々麺の完成度はなかなかのもの。
半分くらい食べたところで小籠包が運ばれたのですが、見るからにスープがたっぷりと入っていそうでとても美味しそうです。
こぼさないようにレンゲの上にのせていただいたのですが、まさに至福のひとときでした。

店長は、銀座アスターや台湾の点心料理専門店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」で料理長を務めた経験を持つ方とのこと。
地元で気軽に本格的な味が楽しめるのはありがたいことです。

広島お好み焼き くるみ (神楽坂)

2009年11月01日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂の広島お好み焼き「くるみ」に行きました。
神楽坂上の交差点から商店街を飯田橋の方に下って、すぐの右手にある小さな店です。

店の奥へと延びる大きな鉄板を取り囲むようにカウンター席が配され、手際よく作る様を楽しむことができます。
店主はお好み焼き屋には珍しく女性の方ですが、手際のよさは男性顔負け。記事を薄く延ばしたり、手品のように山盛りのキャベツを返したりと見ていて飽きません。

とんぺい焼きや定番の肉玉そばを中心にいただいたのですが、どれも美味しく値段もリーズナブルでした。
広島風お好み焼きといえば、これまでは高田馬場の「れもん屋」をひいきにしていたのですが、くるみに来る機会が増えそうです。

京華茶楼 (市谷田町)

2009年10月05日 | 食べ歩き (牛込界隈)
ファミリーマート市谷田町店の牛込中央通りを隔てたはす向かいには以前、なぜか同門のファミリーマートが営業していて、仁義なき戦いの末に閉店したことがあります。

その跡地に先日、中華料理屋が開店したので行ってみることにしました。

「京華茶楼」という店で、看板には「本格四川、上海料理」とあります。
なんだかどっちつかずだなとも思ったのですが、中華料理なら何でも対応するということなのでしょうか。

まずはお手並み拝見ということで、基本の炒飯のラインナップの中から「元祖揚州チャーハン」をいただきました、850円です。

中華料理屋らしくあっという間に運ばれた炒飯は、やや具が少ないのが気になったものの、玉子がご飯全体にきれいにコーティングされた、見た目にも美しいものでした。

ただ味が薄いというかぼやけており、ややインパクトに欠ける感じでした。また量もかなりあったので、最後の方はちょっときつかったですね。

全体的に手ごろな値段なので、この店は数人で訪れて、飲みながら一品料理を楽しむのにいい店なのかもしれません。

それよりも気になったのは、隣のテーブルの客がひっきりなしにタバコを吸っていたこと。
いまどき禁煙にしない店も珍しいですが、隣で食事をしているときくらいすうのを控えるのは、愛煙家としての最低限のマナーだと思うのですが。

旭川ラーメン 蜂屋 (神楽坂)

2009年09月26日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂下に9月19日に開店したという「旭川ラーメン 蜂屋」に行きました。

神楽坂通り商店街の飯田橋寄りの地下鉄B3出口の近くで、甘味処「紀の善」の向かいにあります。

旭川に本店があり、新横浜にあるラーメン博物館の店を経て、都内に初進出とのこと。
基本となるだろう「しょうゆラーメン」を注文しました。

スープは動物系スープと魚介系スープをブレンドしたダブルスープとのどこで、一見すると味噌ラーメンのようにかなり濃い茶色をしていました。
よく見ると、うっすらと油が表面に浮いており香ばしい香りがします。これが、自慢の焦がしラードなのでしょう。

食べ進めるとそれほどしつこさはなく、逆にスープの旨みにつられてれんげを口に運ぶ回数が自然と増えました。麺は自家製で、麺に加える水の量を少なめにしてスープをよく吸うように工夫されているとのこと。歯ごたえがよく、美味しかったですね。

惜しむらくはオペレーションのまずさ。フロア担当が1人で厨房には3人、表にはチラシ配りが2人いましたが、客に水もろくに出せないほどとっ散らかっていました。
厨房も、ベテラン風の方がほぼ一人で作業し、もう一人はその指示を待って手伝っているだけ、もう一人はボーっと2人の作業を眺めているだけです。私が席についてから帰るまで、カウンターには片付けられていないどんぶりが積まれていました。

開店したばかりということは差し引いても、あまりのオペレーションの悪さに閉口しました。行列するのは客の多さというよりは、仕切りの悪さのようです。

肝心のラーメンの完成度が高いだけに、ちょっぴり残念でしたね。

幸せのはし (天神町)

2009年09月20日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂のやや江戸川橋寄り、天神町の裏手にある「幸せのはし」に行きました。

創作料理の店で、パラパラと仕上がったチャーハンがお気に入りです。
どのメニューも頑張って再現したくなるような、基本に忠実ながらもひと味工夫されたもの。

クリーミーなチーズを使ったサラダ、甜麺醤を使ったソースで味付けられた鶏の唐揚げ、いつものチャーハンをいただいたのですが、改めていただくとシェフの腕を再認識させられます。

さらにうれしいことには、サラダやチャーハンは、一人前のハーフサイズと数人でとりわける量のレギュラーサイズが130円しか違わないこと。
大勢で食事を楽しんでも、意外と安く済むのがありがたいことです。

らーめん黒兵衛 (神楽坂)

2009年09月18日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂下の裏手、神楽小路にある「らーめん黒兵衛」に行きました。
KITCHEN めとろ」の並びで、カレーの「き作亭」の斜め向かいにあります。

基本の味は味噌、塩、醤油の3種類あり、スープはトンコツ、鶏ガラに野菜を加えるというオーソドックスなものです。
客が好みの具を加えることでバリエーションの展開を図るようで、「トッピン具」と名づけるあたりが、お約束のベタな感じです。

いただいたのはトッピン具なしの基本の塩ラーメン。味はやや濃い目ながらも中太麺との相性がよく安心して食べられる一品でしたね。

KITCHEN めとろ (神楽坂)

2009年09月16日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂下にある「KITCHEN めとろ」に行きました。
紀の善」の脇の神楽小路を入ってすぐ左手にあります。

奥行きは狭いのですが、小路に面した間口の広い店内で、店内はキッチンを囲むように横長のカウンターが広がっています。

メニューの中心はカレーライス。看板には「カレーと定食の店」とありますが、とんかつやオムレツなどを、カレーのトッピングにするか、定食としておかずにするかバリエーションの違いを出しているだけです。
実際、客のほとんどはカレー系のメニューを頼んでいました。

いただいたのは肉野菜炒めカレー。もやしと細く切られたキャベツのシャキシャキ感が新鮮で、とても美味しくいただけました。肉野菜炒めはカレーのトッピングとしてはどうかと思ったのですが、意外と合うものですね。
カレーのルーもスパイスがピリッと効いて、洋食の定番といった味でした。

斜め奥には本格的なアジアンカレーの店「き作亭」があったり、紀の善の右脇には同じような形態の「カレーショップ ボナッ」があっても商売が成り立つのは、安心して食べられる定番の味が根強いファンに愛されているからなのかもしれません。

寿楽 (河田町)

2009年09月12日 | 食べ歩き (牛込界隈)
あけぼの橋商店街にある中華料理屋「寿楽」に行きました。

曙橋駅から商店街を進んだ奥にあり、河田町コンフォガーデンの先のセブンイレブン向かいの左手にある小さな店です。

表には餃子専科・ラーメンという看板がかかっていますが、メインは中華料理の定食系。意外にも店の遷り変わりの激しいこの商店街にあって、10年前から変わらぬ営業をしています。

いただいたのは日替わりのA定食。八宝菜と汁物代わりの半ラーメン、餃子が2個ついて750円でした。
味をとやかく語る店ではないですが、飽きの来ない素朴な味とボリュームが、この地で長続きする秘訣なのでしょう。

韓国家庭料理 富家 (牛込柳町)

2009年09月07日 | 食べ歩き (牛込界隈)
市谷柳町交差点の近くにある韓国料理屋「元気食堂 百珍館」がリニューアルしたので訪れてみました。
しばらく行かないうちにオーナーが変わっていたのかもしれません。

新店舗は「韓国家庭料理 富家」といい、新宿センタービルの「フンブネ」とは姉妹店のようです。

いただいたのは海鮮チヂミとさんぱセット。さんぱといえばサンパプなので、もともとは葉ものでご飯や肉を包んでいただくものですが、ここでいうさんぱは、スライスした豚の三枚肉をレタスと一緒にいただくもののことを言うようです。

カリカリに焼いた三枚肉を塩味のオリジナルのタレでいただくのですが、焼いたレタスとの相性がよく、とても美味しくいただけました。

メニューの写真にあったサンチュがないので、いただいている途中で店の方に指摘すると、別に注文しろとのこと。怪訝に思ってメニューを見直すと「写真はイメージだ」とご丁寧にも小さく注釈がついていました。
久々にイラっときたのは言うまでもありません。

また、セットで頼むと1,580円ですがあと700円足せば食べ放題で、しかもサンチュもついてくるなど、オーダーをとるときにキチンと説明してくれればと、思いました。おまけにメニューの価格が税別なのも、なんだかなぁという感じです。
何度呼んでもなかなか店の方が来てくれないのは、繁盛している証拠なのでしょうか。

手軽に美味しい焼肉を食べられるだけにちょっぴり残念だったのですが、システムさえわかっていればいいだけのことなので、割り切って使うのがよろしいでしょう。

Restaurant M (牛込柳町)

2009年09月05日 | 食べ歩き (牛込界隈)
地元牛込柳町にある「Restaurant M」でお昼をいただきました。

市谷柳町交差点すぐ近くのよしやの裏手で、外苑東通りの拡幅で奥の方に引っ込んで建てられたマンションの2階にあります。

今年の3月にできたばかりの比較的新しい店で、市谷経済新聞のヘッドラインによれば、うかい亭の料理長を経験された方がオーナーシェフとして独立して開店した店とのことです。

店内はそれほど広くはないのですが、窓からの光が明るいせいか狭くは感じませんでした。
厨房を見下ろすカウンターに陣取って、まずはシェフが下ごしらえするさまを観察しました。ひとつひとつ作業が丁寧で無駄がなく、見ているだけでどんなに美味しいものが食べられるのかと期待が高まります。

ランチのメニューはパスタがメイン。この店の看板メニューはイベリコ豚とのことなので、3種類あるうち「イベリコ豚の完熟トマト煮のパスタ」を選んでみました。

やわらかく煮込まれた豚肉、トマトの味を最大限に生かしたソース、それに絡む平打ちのパスタとたっぷりとふりかけられたチーズがとても美味しかったですね。

前菜とコーヒーがついて1,500円。内容から考えれば十二分に納得なのですが、この界隈には「L'HABITUDE/ラビチュード」をはじめとした手軽にプリフィックスのコースが楽しめる店が多いので、競争力を維持できるか今後の展開が楽しみです。

スペイン厨房 ぷらてーろ/PLATERO (神楽坂)

2009年09月03日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂にある「スペイン厨房 ぷらてーろ」に行きました。

神楽坂上の交差点から大久保通りを北町方向に曲がり、牛込神楽坂駅の裏手の路地にあります。

マンションの1階にあるのですが、古民家の玄関を移築したような風情のあるエントランスです。
ただ、古民家の雰囲気はそこだけで、中は広々とした蕎麦屋のような空間が拡がっていました。
厨房はその奥の付け足したようなところにあり、そこはフローリングで大きな掃き出しのガラスの窓になっているので、恐らく和風と洋風の二つの店舗をつなげたのでしょう。

メニューはどれも1,000円前後と比較的リーズナブル。
前菜の盛り合わせ、えびのガーリックソテーと、オリジナルのエスカルゴとキノコのパエリアをいただきました。
パエリアは見かけは今ひとつだったのですが、黒胡椒が効いてとても美味しかったですね。

この界隈はフランスとイタリアの料理屋は多いのですが、スペイン料理は珍しいので、何かと重宝しそうです。

紀の善 (神楽坂)

2009年08月16日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂下にある甘味処「紀の善」に行きました。

いつもはテイクアウトで抹茶ババロアをいただくのですが、あまりにも暑くのどが渇いていたので、初めてイートインを利用してみました。

テーブルに通されると温かいお茶を急須ごと持ってきてくれます。おせんべいのお茶うけまでサービスしてくれるのがうれしいところです。
いただいたのは氷小倉白玉、オプションにバニラアイスクリームを添えてもらいました。

抹茶ババロア同様、しつこさのないほど良い甘さなので、のどが渇いていて小腹が空いているときにはぴったりです。

とてもぜいたくな時間を過ごせたような気がしますね。