牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

みの家 (新宿)

2007年03月31日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
大学院の友人と新宿二丁目の馬肉料理屋「みの家」に行きました。

新宿御苑駅のすぐ近く、新宿通り沿いのサンクスの真裏にあります。

「みの家」は深川にある老舗の支店。客を迎えるのれんには真ん中に「なべ」と書かれた鮮やかなさくらのマークが染め上げられ、登録商標と書かれていました。それがなんとなくレトロで昭和の情緒を感じさせられました。
和風の店内には長いテーブルが2本。天板はステンレスで、2~3人にひとつずつの割合でなべ用のコンロが据え付けてあります。
その風情がまたレトロで、昭和の味クラシックラガーが似合いそうというか、映画のロケに使えそうな感じでした。

いただいたのは看板料理の馬刺しと桜なべ。さくら肉はとてもあっさりとしており、八丁味噌との相性もよく、とても美味しくいただけました。くたくたになった長ねぎ、味がしみたしらたきもまた美味でしたね。

さくら肉は数年前、熊本に出張したとき以来だったのですが、気のせいか元気がでたような気がします。

本格上海料理 上海美味小屋/シャンハイハウス (納戸町)

2007年03月30日 | 食べ歩き (牛込界隈)
牛込中央通りから大日本印刷に向かう路地沿いにある、「本格上海料理 上海美味小屋/シャンハイハウス」でランチをいただきました。

以前、東京メトロの駅で配っている沿線のオススメ施設を紹介した冊子に紹介されて以来、気にはなっていたのですが入ったことのない店でした。

間口が狭いため小さい店だと思っていたのですが、意外にも奥行きがあり、店内は想像以上にゆったりとしていました。店名が表すように上海料理の店で、中華料理屋というよりは、西洋風に洗練されたシノワズリー(chinoiserie)なイメージです。
シェフだけでなく、フロアの方も本場の方らしく、異国情緒があふれていました。

メニューを見ると、ランチタイムとはいえ美味しそうなラインナップがたくさんあり、特に「今年もこの一品、自信を持ってお勧めします」という黒豆入り麻婆豆腐に目が釘付けになりました。とはいえ、いつも同じでは芸がないので、「豚ロース・味付け玉子と高菜漬け添えご飯スープセット」を頼んでみました。

豚ロースはスプーンでほぐれるほど煮込んであり、大好きな高菜漬けと相まって、満足の一品でした。

次回は夜に訪れて、あっさりとした味付けの上海料理を肴に紹興酒を楽しみたいと思います。


UNI. Shop & CAFE125 (戸塚町)

2007年03月29日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
リーガロイヤルホテル東京での打合せの後、大隈庭園を通って早稲田駅に戻る途中、あまりにも天気がいいので庭園の入り口にある「UNI. Shop & CAFE125」に寄って、テラスで食事をしました。

早稲田大学オリジナルグッズが販売されている他、ベーグルやケーキなどの軽食が楽しめるカフェです。いただいたのは日替わりどんぶりのジンジャーポーク。サラダ、スープにコーヒーがついて790円でした。

注文の際、「以上でよろしいでしょうか?」との問いかけに、迷いながらも「WHITE NILE/ホワイトナイルもお願いします」とつぶやいてしまった意志の弱い自分がいました。

やわらかな春の日差しの中で、大隈庭園を前に過ごす贅沢なひとときでしたね。

新宿中村屋 本店 Repas/ルパ (新宿三丁目)

2007年03月28日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
西新宿での打合せの後、新宿中村屋本店の前で「スープカリー」の看板が目についたので、久々に2階にある軽食レストランの「Repas/ルパ」に寄りました。

中村屋ではオリジナルのインドカリーか少しマイルドなコールマンカリーをいただくのですが、今回は新メニューのスープカリーを注文しました。
スープカレーはよくいただくのですが、新宿中村屋の一品は、コクがあってスパイシー。野菜も素揚げしたものではなく煮込んだものなので、全体にあっさりとしており、スパイスの刺激が心地よく味雷を刺激します。

ちょうどいい辛さだったのですが、付属のヨーグルトを加えるとよりマイルドになり、違った味が楽しめます。
いつものとおり、最後はご飯を投入してカレー雑炊にしました。

お値段は1500円と決して安くはありませんが、落ち着いた老舗の雰囲気と手を抜かない味と仕上げに、満足のひとときでした。

麺屋武蔵 鷹虎 (高田馬場)

2007年03月27日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
高田馬場駅前に2月に開店した「麺屋武蔵 鷹虎」に行ってみました。
山手線と西武新宿線との間の線路に沿った路地にあり、早大生御用達の激安居酒屋「海の家」の手前にあります。

麺屋武蔵は各店舗ごとに味が異なるのですが、この「鷹虎」は特にユニーク。店の味は客の好みに合わせる方針らしく、らーめんかつけ麺かを選び、豚(とんこつ)と鶏(鶏がら)の2種類のスープを4:0から0:4まで5段階のオーダーでブレンド、醤油、塩、味噌の3種のタレと組み合わせるスタイルです。
さらに、辛粉、節粉、揚げにんにくのオプションを入れるかどうかが選べます。

何が美味しいのかがさっぱりわからず、迷ったあげく豚2:鶏2の塩を注文、オプションは辛粉だけを入れました。

食べた瞬間はとんこつ臭さが気になったのですが、食べ進めるにつれて鶏のクリーミーな味が後をひき、気付けばどんぶりの底に描かれた鷹が顔を見せるほどでした。ちなみに白いどんぶりには虎がいるようです。

とはいうものの、店としてのおススメのブレンドを表に出してもいいのではと思いました。店のポリシーとしては、ラーメン上級者のみを相手にしているのかもしれませんが、あまりにも自分本位なやり方のような気がしてなりません。

キリン・ザ・ゴールド/KIRIN THE GOLD

2007年03月26日 | お気に入りの食材
3月20日に新発売された「キリン・ザ・ゴールド/KIRIN THE GOLD」を飲んでみました。

今年100周年を迎えたキリンビールが満を持して発売した新しいビールです。これまでの技術を結集させ新しい時代の定番ビールにしたいという、社運をかけた意気込みが感じられます。

薄い金色と白に塗り分けられたパッケージは、シンプルですっきりとしており、モダンなイメージも感じられます。

肝心の味ですが、[隠し苦味]とあるように、口に含むとほのかな苦味と心地よい刺激が広がりました。とはいえ、昭和の味であるクラシックラガーほど苦味が強いほどではなく、このマイルドな苦味とほどよい軽さがキリンが考える21世紀の味なのでしょうか。

自分好みの味のピルスナービールなのですが、少し時間を置くと水っぽく変化し、とても飲めたものではなくなります。プレミアムビールではないので仕方ないところですが、新しい時代の定番ビールと胸を張って出した新製品だけに惜しいところです。

350ml缶と500ml缶の2品種での展開とのこと。まずは缶で様子を見つつ、その後に業務用にびんの展開を図るのは、慎重なのか自信がないのか微妙なところですね。

菜の花とドライトマトのパスタ

2007年03月25日 | 趣味の手料理
この時期になると、好んで選ぶ食材のひとつに菜の花があります。
ところが最近、不思議と値が上がり、気づけばひと束498円にもなっていました。

500円近く出してまで食べたい食材ではないとあきらめていたのですが、その数日後、近所のよしやで350円まで値が下がっていたので、迷わずレジに向かいました。

素材の味をそのまま活かすのであれば、粉からしでアクセントをつけたおひたしなのですが、先日喜久井町の「Little Dining せきはら」で食べた菜の花とパンチェッタのスパゲッティが美味しかったので、パスタにアレンジすることにしました。

あわせた食材は、ドライトマトとベーコン。パスタは平打ちのタリアテッレ(Tagliatelle)を選び、にんにくを効かせ、パルミジャーノ・レッジャーノチーズで仕上げました。
ベーコンとドライトマトの塩気を計算しなかったため、やや塩辛くなってしまいましたが、素材の旨味が引き出され、とても美味しかったです。

ドライトマトの戻し汁は、ジャガイモのスープにしました。これもまた美味。ドライトマトは万能ですね。

播磨屋本店のおかき「華麗満月」

2007年03月24日 | お気に入りの食材
ほっぺた落ちる「朝日あげ」 で有名な播磨屋本店の揚せんべいをいただきました。

華麗満月」というカレー味のおかきで、「朝日あげ」同様、1枚1枚金アミで丁寧に揚げたもの。

風味のよいスパイシーなカレー味としょう油の旨みがほんのりと口の中に残り、新鮮な美味しさでした。

私含めて日本人にはカレー好きが多いですが、この「華麗満月」もまた万人に好まれる味のような気がします。

LUCIAN/ルシアン (新宿)

2007年03月23日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿での打合せが続いたので、その合間に南口の裏手にあるイタリア料理屋「LUCIAN/ルシアン」に行きました。

カタログハウスの店が近くにあるため、その前は何度も通っていたのですが、入ったのは初めてでした。

外見からは何料理の店かわからなかったのですが、イタリアンをベースにした創作料理とワインが楽しめる店とのこと。
あいにくランチタイムは過ぎていたのですが、パスタのラインナップの中からアマトリチャーナを選びました。

トマトとたっぷりのチーズ、よく煮込まれたパンチェッタがとても美味しく、アルデンテに茹でられたパスタとともに至福のときを味わえました。

ディナーのメニューも充実していたようなので、ワインを楽しみに訪れたいと思います。

Indian Restaurant VANARAS/ベナレス (高田馬場)

2007年03月22日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
諏訪通りと明治通りとの諏訪町交差点の近くにある「Indian Restaurant VANARAS/ベナレス」に行きました。

諏訪神社の隣で「インド式カレー 夢民」の向かいあたりにあります。

店内はそれほど広くはありませんが、質素ながらも小ぎれいに整理されており、場所柄か理工学部の学生で賑わっていました。
ランチのメニューは1種類のカレーが690円、2種類のカレーと小さなタンドリーチキンがついたセットが790円とリーズナブル。
しかも、ナンとライスはお替り自由というところが学生にはうれしいところです。

日本語が上手なインド人のシェフが切り盛りしており、ナンがなくなったころを見計らってお替りを薦めてくれるなど、さりげなくも心憎い接客でした。庶民的な店なのにありがたいことです。

頼んだのは羊のキーマカレー。ナンの香ばしさと相まって、とても美味しかったですね。
180円でビールが頼めるので思わず注文してしまいましたが、マグナムドライでした。最近はプレミアムモルツばかり飲んでいたのですが、さっぱりとしたのみ口が新鮮でした。スパイシーなカレーとの相性もよかったです。

この店の隣には東京メトロ副都心線の西早稲田駅ができるので、この界隈も賑やかになり、ますます繁盛する予感がします。

らぁめん 赤道 (荒木町)

2007年03月21日 | 食べ歩き (四谷・荒木町)
新橋で痛飲した後、珍しくタクシーにも乗らず電車で帰宅しました。

銀座線に乗り、赤坂見附で丸の内線に乗り換えて四谷三丁目で下車。
時計を見るとすっかり日付が変わっているのになぜかラーメンが食べたくなってきたのですが、「一心らーめん」は敬遠したいなぁと思いつつ、歩いていると目に留まったのが「らぁめん 赤道」。柳新道通り入口辺りにある小さな店で、昔そば屋のスタンドがあったところに昨年の春頃、開店したと記憶しています。

三角の超狭小の敷地に無理やり建てたようなコンパクトな店で、前を通るたびに店の人と目が合いそうな感じだったので、何となく敬遠していました。

店の前にある自販機で、普通のラーメン700円のチケットを購入。予想通り狭いカウンターに座ると、目に飛び込んできたのは「トッピング無料サービス 野菜、醤油だれ、脂 多め・少なめ」の貼紙。こんな夜中にもしかして二郎系?と後悔したところ、厨房に立つ二人の男性が着ている黒いTシャツの胸には「ラーメン二郎 小滝橋通り店」の文字が刺繍されていました。

出てきたラーメンは、二郎らしく太目のもそもそする麺で、覚悟したほど脂っぽくはありませんでした。醤油だれも甘めで、もやしもシャキシャキしており、普通のラーメンとして美味しくいただけました。

私の横でいい感じに酔っ払った紳士が、店の方が「ウチの大盛りは多めですよ」と注意を促していたにもかかわらず、大盛りを注文していました。出てきたのは二郎らしく見る者を威嚇するような大盛り。
頼んだ手前、涙を浮かべながら必死に大盛りラーメンと格闘する紳士の姿が、ちょっとコミカルでした。

中華 福昇亭 (四谷)

2007年03月20日 | 食べ歩き (四谷・荒木町)
四ッ谷の新宿通り沿い、税務署の近くにある「中華 福昇亭」に行きました。

どこにでもあるようなごく普通の素朴な中華料理屋で、鉛筆のように細い建物のため、1階は小さな厨房とカウンターのみ6席しかないコンパクトな店です。2階と3階にも席があるようなのですが、入ったことはありません。

確定申告の帰りに久しぶりに寄ろうかと思ったのですが、あいにく閉店していたため、久しぶりの訪問です。

頼んだのは790円の五目チャーハン。年配のご主人は体力がないためか、派手に中華なべを振ってご飯を華麗に舞い上がらせることはできませんが、手馴れた手つきで食材を手際よく混ぜて調理していきます。
その様はまさに熟練。見ていて飽きません。

たっぷりの野菜で出汁をとり生姜を隠し味にしたスープや、口直しにもなる品のいい味の浅漬けなど、一品一品にていねいな仕事が垣間見られ、満足のひと時でしたね。

手打ちそば 角萬 (左門町)

2007年03月19日 | 食べ歩き (四谷・荒木町)
四谷三丁目交差点の左門町寄りにある「手打ちそば 角萬」に行きました。
麺屋 とみ吉」と同じテナントビルの隣り合せで、昨年末に開店したのですが、もともとは新大久保にあったのが移転したそうです。

暖簾をくぐると入り口右手にそば粉を挽く大きな臼があり、その隣にオープンキッチンの厨房があります。それを大きく取り囲むようにしたカウンターが中心で、小さなテーブルが3つありました。

一杯ひっかけながら、最後にそばで〆るような楽しみ方をする店なのでしょうか、思い思いのスタイルでゆっくりとした時間を過ごす先客が数組いました。

頼んだのは肉せいろ。そばはやや白めで、非常に繊細な細切り。舌ざわり、歯ごたえもよく、端正な印象でした。厚めのバラ肉とねぎの入ったつけ汁の味加減との調和も取れており、ご主人のそばにかける熱意が伝わる一品でした。

GREEN純正交換タイプエアフィルター

2007年03月18日 | 散財日記
Yahoo!オークションで、E30用の仏GREEN社製の純正交換タイプエアフィルターを落札しました。

輸入元のハンズトレーディングによる出品で、旧タイプのパッケージのため、定価10,500円のところ、決算価格の2,500円で購入できました。

仏GREEN社は、モータースポーツ業界向けの高品質なフィルターを供給する会社で、プジョースポーツのオフィシャルサプライヤーにもなっています。

愛車のE30はすでに生産から20年を経過しているため、年々パーツも少なくなっています。装着によって劇的な変化はなかったものの、若干、吹け上がりがよくなったような気もします。定期点検で交換しようと思っていたパーツが安価で入手できて、自己満足度がアップしましたね。

欧風カレー オーベルジーヌ/Aubergine (四谷三丁目)

2007年03月17日 | 食べ歩き (四谷・荒木町)
四谷三丁目の新宿通り沿いにある「欧風カレー オーベルジーヌ」に行きました。

たまねぎをじっくりと炒めて丹念に煮込んだコクのあるカレーが、ちょっと高級なカレーの代名詞であるポットに入って供され、蒸した皮付きのジャガイモが付け合せで出てくるような、よくある欧風カレーの店です。

思い出したように食べたくなるので、年に数回は訪れます。

雑居ビルの2階にある店内は喫茶店のような風情、各テーブルにはランプが置かれます。
頼んだのはチーズカレーの辛口。ちょっと辛めのスパイシーなルーとまろやかなゴーダチーズとのハーモニーが好きで、必ず頼むメニューです。
刻んだ福神漬けやラッキョウの薬味が効果的で、最後まで美味しくいただけました。

とはいえ、お値段は1,260円。新宿 中村屋のような高級感があるならまだしも、ちょっと美味しいだけのカレーが1,000円オーバーだと説得力が欠けるかもしれません。