牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

うどん屋 きごころ (西早稲田)

2006年11月30日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
西早稲田に11月11日に開店した「うどん屋 きごころ(喜心)」に行きました。

子育地蔵の隣りの角、一風堂の路地を挟んだ並びにあります。
開店した数日は外に人が並ぶほど混雑していたのですが、やっと落ち着いたようです。
それでもテーブル席中心の店内は、ほぼ盛況の繁盛ぶりでした。

メニューはつけうどん、温かいうどん、つめたいうどんと大きく3つのバリエーションがあります。鍋焼きうどんなどの定番も充実していますが、冷しゃぶサラダうどんやクリームシチューうどん等の創作メニューに力を入れているようです。

いただいたのは、人気メニューという「肉つけうどん」。かつお節と昆布の出汁に胡麻を効かせた香ばしいつけ汁には、豚のバラ肉とやさいがたっぷり入っていました。秋田をルーツにしたうどん屋らしく、稲庭風の平打ちうどんで、つるつるとのど越しがよくコシもしっかりしていて、とても美味しかったですね。
お値段は800円前後ですが、つけうどんは中盛と大盛が無料でサービスされるそうです。

非常に個性的なうどん屋なので、ラーメン激戦区のど真ん中で、是非、健闘してもらいたいものです。

キッチン ミキ (西早稲田)

2006年11月29日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
大学のすぐ近くにある「キッチン ミキ」で昼食をとりました。

グランド坂沿いで「ULTRA CAFE/うるとらカフェ」の斜め向かいくらい、弁当屋のとなりにあります。

カウンターが3~4席に、小さなテーブルが2組あるだけの小さな店で、ハンバーグが看板メニューです。
ミキランチなる揚げ物中心のメニューにしようかと思ったのですが、となりの若者に運ばれたそのボリュームに恐れをなし、おとなしく和風ハンバーグの半ライスにしました。

この店のメニューはすべて500円で、ライスの大盛りが100円増し、半ライスは50円引きと良心的。ハンバーグのソースはオーソドックスなデミグラスソースの他に、大根おろしとポン酢の和風、すっきり味、コチュジャンベースの韓国風や梅味、チーズのせ等のバリエーションも豊富です。

ハンバーグはつなぎが多いためか、多少やわらかめなのですが、飽きのこない素朴な味わいで、リーズナブルな値段とともに学生の味方のような店でしょう。

鮭のマヨネーズ焼き

2006年11月28日 | 趣味の手料理
近所の食品スーパーよしやに出かけたところ、三陸産の秋生鮭が特売で出ていました。

週末の日経新聞「プラス1」のコラム「かんたん美味」で紹介されたメニューが「鮭のマヨネーズ焼き」だったので、早速ためしてみることにしました。

マヨネーズを塗ってパン粉をまぶして焼くだけの簡単メニューです。
鮭とマヨネーズの相性もよく、ケチャップや、French'sの「Honey Dijon MUSTARD」をつけても美味しかったです。

後で気付いたのですが、パン粉にきざんだパセリをまぜれば香りが出てさらに美味しかったかもしれません。
できるだけ場数を踏んで、美味しいものが作れるようになりたいものです。

じゃがいもとベーコンの炒めもの

2006年11月27日 | 趣味の手料理
地元の友人から美味しそうなじゃがいもをいただいたので、じゃがいもとベーコンの炒めものを作ってみました。

できるだけ素材の味を活かしたかったので、じゃがいもは皮のまま利用し、味付けもシンプルにしました。いただいたのは北海道産の「きたあかり」。火の通りが比較的早いので、7~8mmの暑さに輪切りして、下茹でした後、ベーコン、にんにく、たまねぎのみじん切りと一緒に炒めて、水で溶いた野菜畑のブイヨンで味付けしました。

シンプルな調理法なのですが、素材のよさも相まって、とても美味しくいただけました。

中華料理 東壹 (若松町)

2006年11月26日 | 食べ歩き (牛込界隈)
若松町のバス停の近くにある「中華料理 東壹(トンイチ)」に行きました。

抜弁天に向う団子坂沿いにあり、セブンイレブンの向かいでドミノ・ピザの隣にあります。
幾度となく前を通り過ぎていたのですが、これだけ存在感の希薄な店はないと思っていました。

最近になって、その店に夜も電気がついていることに気付いたのですが、同じ建物の地下で「ポピー」というカラオケスナックを営業しているようです。一時間あたり男性1500円、女性1000円で歌い放題、飲み放題との看板がありました。

中に入ってみると、入口近くに無理すれば4人座れるくらいの小さなテーブルがひとつあり、あとはカウンター席です。
厨房の奥から、店主の奥さんらしき人が地下にあるスナックとの間を何度も行き来していた様子が見えたので、1階はラーメン屋、地下はスナックとして経営しているのでしょう。

中華料理とはいえ、麺類と餃子とちょっとした炒めもののみのメニュー。定番のラーメンと餃子を注文しました。
ラーメンはいわゆる中華料理屋のしょうゆ味のラーメンかと思ったのですが、背脂を少し浮かせた屋台風の味。とんこつとたくさんの野菜を煮込んだような、きちんと出汁をとったスープでした。
餃子も、野菜をかなり細かく刻み、にんにくがたっぷり効かせてある餡が入った大ぶりなもので、なかなか美味しかったです。

地元の店で意外な発見でしたね。

ALPINAのワイン/G.I.A. 醸造所(エゲル・ハンガリー)

2006年11月25日 | お気に入りの食材
BMW車をベースとした独自モデルの生産販売をしている「ALPINA/アルピナ」のワインをいただいたので、早速あけてみました。

以前いただいたのは白ですが、今回は赤です。
前回同様、ハンガリーのG.I.A.醸造所のワインで、産地はEger/エゲル地方です。

1995年物のミディアムボディのワインですが、酸味と渋みがちょうどいい具合で、あっと言う間に一本空けてしまいそうな勢いでした。

ハンガリーは人件費が安いせいか、ヨーロッパでは手ごろな価格のワインとして人気があるそうなのですが、私にとっては十二分に美味しくいただけましたね。

WHITE NILE/ホワイトナイル

2006年11月24日 | お気に入りの食材
帰宅すると、先日通販で注文したビールが、クール宅急便で届いていました。

WHITE NILE/ホワイトナイル」というビールで、早稲田大学と京都大学が共同で開発したものです。
私が18年ぶりに大学に戻ったのを祝福するかのように、今年の4月に共同ブランドビール発売のニュースが流れたのですが、キャンパス内のどこを探しても見つけることができませんでした。

先日、大隈講堂脇の「UNI. Shop & CAFE125 (23号館-5)」に立寄ったところ、その喫茶コーナーと「大隈ガーデンハウス (25号館)」教職員レストランの「楠亭 (20号館)」、大隈記念タワー (26号館) 15階の「西北の風」で飲めることがわかりました。
しかしながら、それらの店ではドラフトで提供されるために持ち帰りができず、購入したい場合は、台場にある黄桜酒造直営店の「はなしべ」に行くか、そこから通販で買わなければならないとのこと。
そこで、早速、注文したわけです。

この「WHITE NILE/ホワイトナイル」が誕生した経緯は、早稲田大学と京都大学それぞれの研究成果の賜物といえるもの。
エジプト考古学の権威である早稲田大学の吉村作治教授が、壁画をもとに古代エジプトビールの製法を解明したとのこと。その際に、京都大学 農学研究科 栽培植物起源学研究室が当時、ビール醸造に使用されていた「エンマー小麦」の種子を提供し、みごと古代エジプトピールを再現することに成功したそうです。

その共同の成果を社会還元する試みとして、黄桜酒造の協力を得て商品化したのが「WHITE NILE/ホワイトナイル」とのことでした。

肝心の味ですが、思ったよりもチリチリ感のある飲み口で、先日飲んだ同じ黄桜酒造の「京都麦酒 ケルシュ」のように、ほのかに酵母っぽさを感じます。
それでいて、「ヒューガルデン・ホワイト/Hoegaarden White」のような、うっすらと柑橘系の香りがする華やかな感じも持ちあわせていました。

次回は是非、生で飲んでみたいと思います。

ヘラン (新大久保)

2006年11月23日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
久々に新大久保の「味ちゃん(まっちゃん)」に行こうとしたら、店の外まで長蛇の列。
贔屓の店に人気が出るのはうれしい反面、ちょっぴり悲しかったりもします。

並ぶのが嫌いなこともあり、大久保通りを歩いていると、韓国人らしき若者が10%割引のチケットを配りながら客の呼び込みをしていました。

物は試しと入ってみると、「ヘラン」という店で、大久保通り沿いの100円ショップの近くの路地を入ったところにある新しい店のようでした。

母体は、韓国のテレビ放送の番組をレンタル、販売する韓国ビデオ専門ショップ「アイゾンカンパニー」とのこと。
店内には韓国のアイドル歌手が出演する歌番組が流されていました。

この店のウリは、天然水晶板で焼く肉料理とのことですが、焼肉を食べる元気がなかったので、とりあえず、チャプチェ、豆腐キムチ、ポッサム等の定番メニューを頼んでみました。

味のレベルは納得いくものだったのですが、「味ちゃん(まっちゃん)」やお気に入りの「土地」と比べると、なぜか何となく物足りない気持ちでしたね。

四川料理 赤坂 重慶府 (新宿)

2006年11月22日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新宿での打合せの後、新宿南口にあるオフィスビルの地下にある四川料理の店、「赤坂 重慶府 新宿店」に行きました。

昨年この場所に開店して以来、前を通るたびに表に面してディスプレイしてある火鍋の写真に心ときめきつつも、お得意先に会うのも気がひけるので、敬遠していました。

ランチのメニューはすべて900円。定番の麻婆豆腐から各種炒めもの、麺類含めて8~9種類がラインナップされています。どのメニューも水餃子、ザーサイ、野菜の炒めものがバイキング形式で取り放題。ご飯にスープ、デザートの杏仁豆腐までついています。

いただいたのは鶏辛子炒め。ごぼうと鶏肉が甘辛く炒められ、とても美味しかったのですが、圧倒されたのはその量。食べても食べても減らないほどで、早稲田界隈にある定食屋のようなボリュームでした。さすがに後半戦は単調な味に多少、飽き気味になるので、2~3人でいくつかの料理をシェアするのが正解でしょう。

わんぱく亭 (曙橋)

2006年11月21日 | 食べ歩き (牛込界隈)
あけぼの橋通り商店街にある「お食事処 わんぱく亭」に行きました。

都営地下鉄新宿線の曙橋駅から「さぬきのうどんや」の脇を抜け、スーパー三徳 住吉店向かいにあります。

健康定食をうたい文句にした店で、どのメニューも手作り感があふれ、体にやさしそうなものばかりです。
今回いただいたのは、豆腐ハンバーグ定食。
味つけが家庭的で塩分控えめ。野菜もたっぷり使ってあり、ボリュームがあるのに胃に負担がかからない一品でした。

外食だとついつい塩分を取りすぎるので、栄養のバランスがとれた食事を心がけたいものです。

もやしの塩焼きそば

2006年11月20日 | 趣味の手料理
日経新聞「プラス1」のコラム「かんたん美味」で、久々にすぐに試してみたいメニューが紹介されていたので、早速作ってみました。

具がもやしだけのシンプルな塩焼きそばです。
味付けも、日本酒とスープの素をベースに塩で調整するだけ。

焼きそば用の麺を軽く焼き色がつく程度まで炒め、あらかじめ火を通しておいたもやしとあわせて、酒と野菜畑のブイヨンで味付けて塩で調整し、黒胡椒でアクセントをつければできあがりです。薬味には万能ねぎを散らしました。
シンプルな料理ながらも意外と美味しかったです。

炒める前に麺を電子レンジで1分くらい加熱するとほぐれやすくなる、とあったので試したところ、かたまっていた麺がはらはらと面白いようにほぐれました。このようなTipsは、だまされたつもりで試してみるものですね。

定食 なかの (早稲田鶴巻町)

2006年11月19日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
早大通りを通る機会があったので、久しぶりに早稲田鶴巻町の中華料理屋「好味品/ハオミピン」にでも寄ろうかと思ったのですが、残念なことに看板が外されており、閉店しているようでした。

店の脇に「定食なかの」という看板を見つけたので、道路に面した店舗脇の通路の奥をのぞいてみると、暖簾のかかったこじんまりとした店の入口がありました。

入ってみると、中は定食屋然とした妙にさっぱりしたインテリア。壁に貼られたメニューを見ると定食がすべて680円、酎ハイは280円と懐にやさしいお値段でした。
ラインアップは、焼き魚、牛肉の七味焼、ニラ肉玉子焼き、ホタテのバター焼など豊富で、迷った末に、うな玉豆腐定食を選びました。
680円なので大した期待はしませんでしたが、小鉢、香の物までついて、量味ともに満足でしたね。

私の後に「4人ね~。」と言いながら、いつもの席につくように奥のテーブルに陣取った女性のグループが訪れて、店主は何も注文もないのにビールを2本出していました。
地元の常連に支えられている店なのでしょう。

レストラン ボンマルシェ (西早稲田)

2006年11月18日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
早稲田には、昔ながらのと言えば聞こえはいいですが、時の流れに取り残されたような店があります。

大隈通り商店街にある「レストラン ボンマルシェ」もそのひとつで、Coca Colaの赤い看板や、通りに面したショーケースから何年も学生達を見続けていたようなひからびた食品サンプルが、昭和の面影を強く感じさせます。

学部生時代は一度も訪れたことはなかったのですが、レトロな外観に興味をそそられて、興味本位で入ってみました。

店内は、テーブルや椅子、インテリアの全てが古いものの、掃除と整理整頓が隅々まで行き届いています。カウンターの奥では、背の高いコックの帽子をかぶった老店主が黙々と仕事をしており、フロアを担当する奥様ともにのりの効いた白衣がまぶしく、生真面目さがただよいます。

定番の洋食メニューがどれも5~600円前後で、頼んだのは600円のボンマルランチ。メンチカツにミートボールの載ったケチャップ味のスパゲッティ、ハムとソーセージ、それにとん汁と懐かしさが感じられる組合せです。

素朴な味に、不思議と気持ちが落ち着くひとときでした。

まほうつかいのでし (西早稲田)

2006年11月17日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
大隈通り商店街にある「まほうつかいのでし」に行きました。

3つのオレンジへの恋/L'Amore des trois Orange's」に勝るとも劣らない、すごいネーミングですが、店自体はメルヘンチックな名前とはかけ離れた、学生街の喫茶店風です。
江古田にある同じ名前の店と坂戸にある「スパゲティ オステーリア マーゴ」が姉妹店のようです。

メニューを見ると、スパゲティ中心に数十種類あり、アサリや明太子といったどこにでもある定番メニューもありますが、中には「地中海のミラージュ」だの「山の精の涙」だのと、すごいネーミングのものもあります。

その中から選んだのは、納豆と生玉子の「幻想の月」というスパゲティ。そのほかの食材は、イカ、赤梅、のり、シソが使われ、塩バターで味付けられています。

キワモノのように思われましたが、予想に反して、なかなか美味しかったですね。
学生街だけあってボリュームもたっぷりでしたが、私の傍らでは、学部生と思われる若者がスーパーラージなる洗面器のような深皿に盛られたスープスパゲティと格闘していました。

美味しいものは腹八分でいただきたいものです。

らーめん大西 (西早稲田)

2006年11月16日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
早稲田通り沿いの馬場口交差点近くにあった「一兆堂」がいつのまにか閉店し、その後に居抜きで「らーめん大西」が開店したので、試しに入ってみました。

「黒蘭」が「TOKYO NOODLE 六坊」になり、また「ハルピンラーメン 雷屋」が「桂花ラーメン」になりと、まさにラーメン激戦区の盛者必衰を感じます。

肝心のラーメンですが、味噌、醤油、塩のすべての味が揃っており、迷った末、店イチオシという味噌ラーメンを注文。
作っている様子を見ていると、比較的薄目の色のスープを2種類混ぜていました。しかし、その割にはダブルスープ特有の味がしませんでした。

特に個性があるわけでもなく、安いわけでもないので、激戦区で生き抜くには、もうひと工夫が必要かもしれません。