牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

しろかねPanPan堂 (白金)

2007年07月31日 | 日々雑感
白金高輪駅近くに、パン好きの私が、最近、愛してやまないパン屋があります。
「しろかねPanPan堂」という小さな店で、駅近くの再開発地区の裏手にあります。

作り手の真心が伝わるように一品一品ていねいに作られており、ショートニング、マーガリンや添加物は一切使わず、バターのみを使用しているとのこと。
素材も小麦粉は国内群馬産の黄金鶴、牛乳は栃木の千本松牧場、卵は那須の御養卵と、かなりこだわっているようです。

その割には値段が良心的で、どのパンも100円~200円と手ごろな価格で楽しめます。レジ脇に置いてあるポットに入ったコーヒーが、サービスでいただけるのもうれしいところです。

特にお気に入りなのが、スパイシーなフランクフルトソーセージの入ったロングフランクやフランククロワッサン。夕方、少し疲れたときには甘さ控えめのクリームのミルキーフランスや果物のジャムが入ったデニッシュをいただきます。

こんなパン屋がわが家の近くにもあったら、と思う今日この頃です。

ベーコンと枝豆のクリームパスタ

2007年07月30日 | 趣味の手料理
すぐに使わなくてはならない玉子がいくつかあったので、改めてカルボナーラ風のパスタを作ることにしました。
前回、そして前々回のリベンジです。

作ろうと思ったのはオーソドックスなカルボナーラではなく、ホワイトクリームソースのパスタのようなもの、西早稲田の「欧風料理キッチンビストロ ATTON」のカルボナーラをイメージしました。

薄切りにしたタマネギを炒め、パスタがゆで上がるまでの時間にゆで汁でじっくりと煮込みました。ここまではいつもと同じなのですが、今回は卵黄の溶き汁と塩ゆでした枝豆を余熱であえて、予めカリカリに炒めてあったベーコンを飾りました。

自分なりには満足できる味だったのですが、まだまだ研究の余地がありそうです。

Sophie's Bridge/ソフィーへの橋

2007年07月29日 | お気に入りの食材
友人が手がけたオーストラリアワイン「Sophie's Bridge/ソフィーへの橋」が、期間限定ながらも全国イトーヨーカドーの店頭に並ぶとの知らせを聞いたので、早速、上板橋店までクルマを走らせました。

買ったのは、ソフィーズ・ブリッジ サジタリウスのソーヴィニヨン・ブラン(白)カベルネ・メルロー(赤)
はやる気持ちをおさえつつ飲み頃になるまで冷蔵庫で冷やし、お気に入りのワイングラスに注ぎました。

幡ヶ谷にある「BISTRO KOTTASU/コッタス」や学校での試飲会で味わったことがあるのですが、すっきりとした飲み口は健在でした。
赤白ともにフルーティーでクセがなく、とてもさわやかな感じでした。料理を邪魔せずに味わえますね。
それほどワインに詳しくない人でも、抵抗なく楽しめる味だと思います。

例えれば、オーストラリアの抜けるような青空の下でバーベキューをしながら楽しむのにいいワイン、といった感じでしょうか。

非常にいいワインなのですが、残念なのは、ボトルの栓がコルクではなくスクリューキャップになっていること。
生産する側の意図もあるのかもしれませんが、スクリューキャップであるがゆえに安物扱いされてしまうこともあるので、少し気になるところです。

韓国風屋台 (新大久保)

2007年07月28日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
新大久保からの帰り道、「BCD TOFU HOUSE」にでも寄ろうかと路地を歩いていたところ、目に飛び込んでくる看板のハングル文字に導かれるように奥に進んでいました。

職安通りとの中間地点まで来たあたりの左手に、これまたハングル濃度の高い店があったので入ってみました。
「韓国風屋台/실내 포장마차」という店で、シンプルな店舗の中に、韓国のビデオと食材が並んでいる売店と、本場の食事が楽しめる屋台風の食堂が一緒になっています。

この店もBCD TOFU HOUSE同様、メニューはあくまでもハングルがメイン。日本語はあくまでもルビ程度です。

ただ、普通の韓国料理屋と違うのは、見たことのないメニューが多いこと。ギョランマリ、ギムマリ、ゴテュギム、ホンハプタンなど、写真を見るとよくありそうな料理なのですが、初めて聞くものばかりでした。
ひと通り説明は受けたのですがよく理解できなかったので、とりあえず知っているメニューということで、ビビン冷麺を注文。

しばらくしてモーターがうなるような大きな音がしたので厨房をのぞいたところ、韓国製の製麺機で、本場さながらにその場で冷麺をひねり出していました。

大きな調理用はさみとお酢と一緒に出された冷麺が美味しかったことはいうまでもありません。
次回は大勢で訪問し、いろいろなメニューを試してみたいと思います。

麺屋 空海 (恵比寿)

2007年07月27日 | 食べ歩き (その他)
恵比寿での打合せの後、恵比寿三丁目交差点の角にある「麺屋 空海」に行きました。

フランス料理のフォン(出し汁)にヒントを得たというスープは、材料であるゲンコツや鶏ガラをローストし焼色をつけ、ゆっくり煮出しているとのこと。
支那そばは、塩と醤油があり、いつもは看板メニューの「味玉そば(塩)」を頼むのですが、夏期限定という「冷やしらーめん」を注文してみました。
深皿に盛られた冷やし中華風かと思ったのですが、出てきたのはつめたいスープの山形風冷やしらーめんでした。

以前、銀座にある「山形冷やしらーめん 八七家」で食べて以来の味です。

特製ローストスープに和風出汁がブレンドされているようで、ラーメンというには少々さっぱりとし過ぎな、さわやかな味でしたね。

冷しあいがけうどん/白河そば (牛込柳町)

2007年07月26日 | 食べ歩き (牛込界隈)
暑い日が続くと食べたくなるのが、わが家の近くにある「白河そば」の冷しカレーうどんです。

冷しうどんの上に、自家製のカレーがかけてあるものです。今回は牛丼の具も合わせた「あいがけ」にしてみました。
白河そば」のカレーは、ピリッとしたスパイスの刺激が心地よく、食欲が進みます。
牛の甘みと出汁のきいたつゆとの相性がよく、きしめんのようなひもかわのうどんにいい具合に絡んで、とても美味しかったですね。
いつものように一気に食べてしまいました。

立喰いのうどんに735円は一見高く感じますが、味と内容を考えたら、十二分にValue for Moneyだと思いますね。

キムカツ (恵比寿)

2007年07月25日 | 食べ歩き (その他)
恵比寿での打合せの後、「キムカツ」で遅めのお昼をいただきました。

恵比寿駅東口の信号のすぐ近くにあり、メディアへの登場回数も多い評判のとんかつ屋です。取引先がすぐ近くにあり、いく度となく前を通り過ぎているのですが、行列に並んでまで食べる気にならなかったので、入るのは初めてでした。

「キムカツ」と呼ばれるオリジナルとんかつは、薄い豚肉を何枚にも重ねて揚げるというユニークなもの。薄い豚肉の間に肉汁が溜まるため、ふわっとした食感でとてもジューシーだとの評判です。

ランチタイムを外した時間だったため、並ぶことなく入店。まずはオリジナルのキムカツぷれーんにしようかと思ったのですが、平日昼間の限定販売ゲンカツ丼が気になったので頼んでみました。

ゲンカツとは厳選された素材と製法で、味も品質もグレードアップしたキムカツとのこと。
通常のカツ丼とは異なり、揚げたてのカツをあっさり目のタレにくぐらせ、三つ葉と白髪ねぎ、温泉たまごが添えられたものです。

評判通り、ふわっとした美味しいカツで満足でしたね。ただ、スタッフの私語の多さと緊張感のない応対が少し気になりました。それなりの門構えでそれなりの値段をとるお店でサービスを提供している、という意識が多少、足りないのかもしれません。

居食処 かわうち (西早稲田)

2007年07月24日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
西早稲田の早稲田通り沿いにある「居食処 かわうち」で昼食をとりました。

似たような居酒屋の「酒食三昧 紅梅」の路地を隔てた並びにあります。

店名の「かわうち」の由来は福島県川内村だそうで、オーナーご夫婦のご出身だそうです。前回訪問したのは昨年夏の集中講義のとき。そこそこリーズナブルな値段で、料金相応の可もなく不可もない店との印象でした。

ランチのメニューは、定番のフライや炒めもの、ざるラーメンがあり、前回はざるラーメンを頼んでがっかりしたおぼえがあったので、ぶた肉スタミナ定食にしてみました。

スタミナ定食とはいえ、要は野菜をアレンジしたしょうが焼きなのですが、多めに入れられた生姜が味にインパクトを与え、かさを増やすために入れられたたまねぎやもやしと相まって、ご飯がすすむ美味しさでしたね。

小鉢のイカの刺身も美味しく、満足度の高いランチでした。

紅虎餃子房 暁家常菜店 (納戸町)

2007年07月23日 | 食べ歩き (牛込界隈)
納戸町のバス停の前にある「紅虎餃子房 暁家常菜店」でお昼をいただきました。

牛込中央通り沿いで、同じ際コーポレーションが経営する「胡同四合坊 新宿北町楼」やイタリア料理の「Ristorante LASTRICATO/ラストリカート」のすぐ近くにあります。

夏のメニューが並ぶ中で、ピリリと辛い冷たい坦々麺にも惹かれるものがあったのですが、スタミナをつけるためにウナギの土鍋ごはんを注文しました。

八角が効いた濃い目の味付けで最初のひと口は美味しく感じたのですが、1/3も食べ進めると少々、飽きてしまいました。

この手のご飯は2~3人でシェアするのが一番ですね。



播磨屋本店のおかき「助次郎」

2007年07月22日 | お気に入りの食材
お世話になっている方からお中元に播磨屋本店の揚せんべいをいただきました。

大好物のほっぺた落ちる「朝日あげ」 と、新作のおこげさんおにぎりの味「助次郎」とのセットです。

おこげのおにぎりをイメージして作ったとのことで、軽い歯ごたえ、香ばしさがとても美味しく、「朝日あげ」同様、クセになる食感です。

醤油味とごま塩味があり、どちらも甲乙つけがたいのですが、どちらかといえば醤油味の方が私好みでした。

あっという間に一箱食べ切ってしまいそうです。

二代目 海老そば けいすけ (高田馬場)

2007年07月21日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
高田馬場の「二代目 海老そば けいすけ」に新作が出たとのことだったので久々に訪問しました。

自販機でメニューを確認すると「冷やし海老そば」が新作のようなのですが、限定販売とのことで残念ながら売り切れ。
そこで、今まで食べたことのなかった「つけ麺」を試してみることにしました。

麺は基本メニューである「海老そば」とは異なり、やや縮れた平べったい麺。海老そば同様に、斜めにカットされた器に盛られていました。

つけ汁は取っ手のついた縦長のマグカップに入っていました。やや油を多めに入れているのか、つけ汁がいい具合に麺に絡み、とても美味しくいただけました。

最後にスープ割をいただいたのですが、海老の出汁と自然な塩味がしっかり出ていて食欲にとどめを刺してくれたような気がします。

好き嫌いがはっきりするラーメンかもしれませんが、店主の心意気と研究熱心さには頭が下がりますね。

中華パンダ (西早稲田)

2007年07月20日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
大隈通り商店街とグランド坂との角にある「中華パンダ」に行きました。

金城庵」の信号を隔てた向かいにあり、私が学部生だった頃は韓国からの留学生で、バレーボールの代表選手だった姜萬守(カンマンス)がよく通っていた中華料理屋があったと記憶しています。

それから20年近い歳月が過ぎ、同じ中華料理屋でも下品な看板の安っぽい店に変貌していたのでこれまで敬遠していたのですが、ものは試しと入ってみました。

メニューを見てびっくりしたのが、中華丼や坦々麺などほとんどが500円。ラーメン炒飯セットですら550円という学食並みの安さです。
そこで、あまり深く考えずに店名を冠した500円の「パンダカレー」を注文しました。

ほとんど待つことなく、作り置きしていたかのようなスピードで運ばれた大きな皿には、ところ狭しとトッピングが載せられていました。後でメニューをよく見ると、パンダカレーとはカレーに春巻き、コロッケ、鶏の唐揚げがトッピングされたもののようです。

早速食べてみると、何というか「Oh Jesus!!」と大声で叫びたくなりました。
カレーのように見えるのは何かのあんかけのような味。コロッケは出来合いのもののようでした。

500円でお腹いっぱい食べさせたいという店主の心意気は、残念ながらオトナな私には届くことなく、珍しく半分くらいでgive upしてしまいました。

学生街の食堂は、手ごろで美味しく、そして思い出に残る味であって欲しいものです。

麻布ラーメン (南麻布)

2007年07月19日 | 食べ歩き (その他)
桜田通り沿いの二の橋と三の橋との間にある麻布ラーメンに行きました。

現在は古川橋と三の橋との間にあるノリトシ自動車さんが、移転前はこの麻布ラーメンの向かいの路地を入ったところにあったため、以前、何度か来たことがありました。

看板に「屋台の味」とあるように、背脂の入ったごく普通のとんこつ醤油味。良くも悪くも、深夜の駅前の屋台によくあるような味です。

いただいたのは冷やし中華のごまだれ味。昔から食べなれた冷やし中華の味なのですが、ちょっと濃い目で辛くて酸味のある味が、暑い季節に疲れた体には非常に心地よく感じましたね。

長谷川とんかつ店 (早稲田鶴巻町)

2007年07月18日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
大学院に課題のレポートを提出した後、時間も早かったのですが鶴巻町にあるとんかつの「はせがわ」に寄ってみました。

早大通りの「Ile・des・pain/イル・デ・パン」の隣の路地を入ったところで、「ASIAN DINING CAFE/アジアンダイニングカフェ」のにあります。

大通りからは一歩入ったわかりにくい場所にあるにもかかわらず繁盛しており、ランチタイムにはいつも外に数人の人が並んでいます。
今回も11:45位に入店したのですが、10分後には12時前にもかかわらず満席になっていました。

その秘密は味とボリューム。近くにある長谷川精肉店が経営する店だけあって、上質な肉が手ごろな値段で楽しめます。
今回いただいたカツカレーも、分厚くとても柔らい豚肉は、700円で供されるレベルをはるかに超えています。
しっかりとした下味、カリッと揚げられた衣など、主人のていねいな仕事が垣間見られ、よく煮込まれたカレーとの相性も抜群で、とても満足でした。

さすがに食べた後も3時間くらい胃がもたれましたが、それでもまた食べたくなるような一品でしたね。

Le Souffle/ル スフレ (西麻布)

2007年07月17日 | 食べ歩き (その他)
西麻布にあるスフレの専門店「Le Souffle/ル スフレ」に行きました。

外延東通り沿いの西麻布交差点と広尾駅との間、昔香港ガーデンがあったあたりの向かいで、ガソリンスタンド裏のビルの2階にあります。

以前から広尾にスフレの専門店があるということは知っていたのですが、スフレが何のことだかよくわからなかったですし、あまり興味がなかったので行くことはありませんでした。ところが、ふとしたことから急に行ってみたくなり、コーヒー豆を買いに行くついでにクルマを走らせたわけです。

それほど多くない店内は女性客がいっぱいで、所在無いままにテーブルを見ると、スフレの食べ方が図解付きで貼ってありました。
スフレとはとても繊細なお菓子だそうで、焼き上がってから30秒程度でしぼんでしまう一瞬しか楽しむことができないとのこと。そのため、15分くらいで焼きあがるので、決して席を離れるなとかいてありました。

頼んだのは、1,680円のスフレスペシャルから「より一層アングレーズ味の強いヴァニラのスフレ」と「濃厚でほろ苦いチョコレートのスフレ」の2点。
マニュアルにあるとおり、真ん中に穴をあけて、ソースを一気に流し込んで何ともいえない美味しさを堪能しました。

話のネタに一度は行ってみてもいい店かもしれませんね。