牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

半熟たまごおろしそば/白河そば (牛込柳町)

2009年02月28日 | 食べ歩き (牛込界隈)
春らしいやわらかな陽ざしの日が続くと思えば、急に雪までちらつくような陽気に逆戻りすることもあります。

そんな日にはからだが温まるような美味しいものを食べるに限ります。地元の名店「白河そば」で選んだのは、温かいおろしそばと半熟たまご。

食べ進めるうちに大根おろしとたまごがいい具合につゆに溶け合って、とても美味しいスープになります。
途中で変化をつけるために和風ラー油の「ダチ油」を少したらしたのですが、これもまた美味で、気づけば大き目のどんぶりに一滴残らず全部平らげました。

大根おろしの甘みを味わっていたら。久しぶりにシジミみぞれ鍋を作ってみたくなりましたね。

パルックボール プレミア

2009年02月27日 | 散財日記
ポイントが失効するというハガキが来たので、ヨドバシカメラに買い物に行きました。

1,000円とちょっとなのですが、もったいないと思わせて来店させるところはさすがです。

だからといって差額を足してまで欲しいものはなかったので、前から試してみたかった小さな17口金に対応した電球形蛍光灯を買ってみました。1,080円です。

わが家にはダウンライトをはじめ、あらゆるところに60ワットのミニクリプトン球を使っているので、これを電球形蛍光灯に交換することで結構な節電になる算段です。
60形を買おうと思ったのですが、ずい分と縦に長いので、買ったのはパナソニックのパルックボール プレミア40形。消費電力は7ワットでした。

早速、ダウンライトへの装着を試みたのですが、土台が大きすぎて入りませんでした。
無駄な買い物だったかとがっかりしたのですが、念のために階段のライトで試したところ、何とか入りひと安心です。

明るさは60ワットのミニクリプトン球とほぼ同じ。電球色とはいえ、電球特有のやわらかさはなく、ややシャープな感じがするのですが、おおむね満足です。

今後はこの形の電球が主流になるのかもしれませんね。

万世麺店 (内幸町)

2009年02月26日 | 食べ歩き (その他)
数日前から、妙に排骨麺が食べたくて、気づくとそればかり考えていました。

食べたいと思うと頭から離れないもので、渋谷に行くついでに「らーめん亜寿加」に行くか、それとも身近なところで戸山団地の「豊華飯店」に行くか、と頭の中でいろいろとシミュレーションしていました。

内幸町での打合せを終え、日比谷公園の方に歩いていたときに、日比谷国際ビルの地下に「万世麺店 日比谷店」があったのを思い出しました。

万世といえば排骨(パーコ)拉麺なので、考えることなく暖簾をくぐりました。
メニューは単純でスープは1種類。トッピングの排骨と肉味噌、野菜等のコンビネーションでバリエーションの違いを出しています。

この店の排骨は基本はバラ肉で、特選でロース肉を選ぶこともできるのですが、ジャンクな食べ物に質を求めるのは野暮というもの。差額は質ではなく量ということで、排骨が1.5倍のボリューム排骨拉麺をオーダーしました。
ノーマルの110円増しです。

期待が大きかったせいか、口にしたときの感動はそれほどありませんでしたが、食べたいとイメージしたものを食べることほど幸せなことはありませんね。

Dining & Bar ONE (曙橋)

2009年02月25日 | 食べ歩き (牛込界隈)
あけぼの橋通り商店街にある「Dining & Bar ONE」でお昼をいただきました。

以前から気になっていた店で、河田町コンフォガーデンの少し曙橋駅寄りで、「とんかつ かつよし」の数軒隣のビルの2階にあります。

ランチタイムのピークは外したはずなのですが、店の外に待つ人が並ぶくらい繁盛していました。運よくすぐに座れたのですが、待ってまで入りたいほど美味しいのかなぁと不思議に思ってメニューを見たところ、ハンバーグやオムライスがどれも880円か930円で、取り放題のサラダバーにスープ、ドリンクが全品についています。

日替りの牛タンのトマトシチューをいただいたのですが、手を抜くことなく下ごしらえしただろう味も最高でした。ボリュームと味が満たされていれば人気も出るはずです。

夜はワインが楽しめるダイニングバーになるとのこと。
身近なところに意外な穴場があるものですね。




治平寿司 (河田町)

2009年02月24日 | 食べ歩き (牛込界隈)
河田町の治平寿司(はるへいずし)でお昼をいただきました。

場所は河田町コンフォガーデンの真向い。つまり、1990年代の後半まではフジテレビの真向いにあったわけです。

フジテレビのアナウンサーが当時をふり返る番組ではときどき紹介されるのですが、これまであえて訪れることはありませんでした。
わが家から最も近いところにある寿司屋への初の訪問です。

いただいたのはランチメニューのちらし丼。
たくさんの具がきれいに盛り付けられた仕事に感心しました。

ところがよく見ると肝心の魚介類が少ないことに気づきます。
シャリの面積の半分は玉子や山菜、桜でんぶで占められていますが、それが背面になるように運ばれるので、一瞬気がつきません。客をみじめな気持ちにさせないのも技術でしょう。

かまぼこひとつにしてもていねいな細工が施されていますし、香の物、お椀も味だけでなく盛り付けまで神経が行き届いているような気がしました。

他の店と比較すれば原価をケチっているような気もしますが、それをみじんも感じさせないテクニックに感服しました。

この界隈で中身を求めるなら、若松町の「大寿司」の方がお得でしょうね。

白菜と春雨のスープ煮

2009年02月23日 | 趣味の手料理
家にあった材料で「白菜と春雨のスープ煮」を作ってみました。

日経土曜版プラス1の「かんたん美味」で紹介されたメニューです。

作り方はいたってかんたんで、刻んだ白菜とベーコンを少量のごま油で炒め、しんなりとしたところで野菜畑のブイヨンと酒で蒸し煮にするだけ。
ある程度煮込んだところで春雨を投入し、水分を飛ばしてでき上がりです。
手抜き料理の割にはとても美味しく仕上がりましたね。

最近、野菜が不足しているかなと思っていたところだったので、もってこいの一品でした。
食べていて、しょうがやにんにくを効かせてもよかったとか、この手の煮込み料理は中華なべではなく先日購入した「LE CREUSET/ル・クルーゼ」で作った方が美味しく仕上がったのではないかだとか、いろいろアイデアが浮かびました。

次につくるときには、もっと美味しくできることでしょう。

Celeb de Tomato/セレブ・デ・トマト (青山)

2009年02月22日 | 食べ歩き (その他)
青山にあるトマト料理の専門店「Celeb de Tomato/セレブ・デ・トマト」に行ってみました。

こどもの城の向かいの、青山学院大学から六本木通りに向かう道沿いにあります。

店に入ると見るからに美味しそうに熟したトマトや、ジュースやペーストなどの加工品がたくさん並んでいました。
ショップの奥がレストランになっています。

メニューはもちろんトマトを使ったものが中心。写真の完熟トマトと茸のアンチョビリゾットなど何品かいただきましたが、自分で作る料理の参考になりそうな味でした。

店内が少々狭く、スタッフのオペレーションがせわしないのが玉に瑕ですが、トマト好きなら一度は訪れても損はしないでしょう。

洋食 げんぱち (神保町)

2009年02月21日 | 食べ歩き (その他)
ランチタイムの移動中、いつものように神保町で途中下車しました。

どこに行こうと迷ったのですが、専大前交差点の近くに美味しい洋食屋があるという話を思い出し、探してみることにしました。

竹橋の方に向かってさくら通りを左折してすぐのところで「洋食 げんぱち」という看板が目に入りました。どうやらこの店のようです。

入ってみると、すぐのところにスポーツ新聞が並んでいるのを見つけました。そんな光景が、なんだかホッとした気分にさせられます。
店内はそれほど広いわけではないのですが、ひっきりなしに訪れる客が滞ることなく席に吸い込まれていきます。
不思議だなと思ったら、二階席もあるようです。

メニューはハンバーグ、ハヤシライス、豚肉のしょうが焼きと定番の洋食が中心です。いろいろなコンビネーションがあるのでどうしようかと迷ったのですが、なかなか決まらないので本日のおすすめにすることにしました。

海老フライ(大)、キスフライ、ミートコロッケのコンビネーションです。
揚げ物なんかを頼んで失敗したなと思ったのですが、意外なことに胃にもたれない揚げ方でした。衣も控えめなことも奏功しているのでしょう。
ご飯の炊き方、味噌汁の味付けなど、正しい洋食の味を堪能しました。

人気の秘密はこんなところにあるのかもしれませんね。

PTSトロリーケース(M)

2009年02月20日 | 散財日記
Yahoo!オークションをブラウズしていたところ、思わず見つけたリモワ製のトロリーケースを落札しました。

外装素材はリモワらしいシルバーのアルミアルマイト加工です。
本当はサルサのようなポリカーボネイト製のウルトラライトエディションが欲しかったのですが、オークションは現品限り。新品未使用のものを、ウルトラライトエディションの定価より安く手に入れることができたので、満足です。

質感や美しさはさすがリモワというべきもの。
クルマに入れて運ぶことが前提なので、サルサのキャビントロリーより少々かさばりますが、数泊の旅行にはちょうどよい大きさです。

どちらかというとデザイン重視のような気もするのですが、車輪が4個だったり、伸縮式ハンドルがついていたりと、意外と機能面も充実しています。

1泊程度の出張だと大げさすぎるのでなかなか使う機会がないのですが、早くデビューさせたいものです。

エッグベーグルサンド/TULLY'S COFFEE

2009年02月19日 | 食べ歩き (その他)
打ち合わせが立て込んだためにお昼を食べそこねたので、アポイントの空き時間にTULLY'S COFFEEでエッグベーグルサンドをいただきました。

TULLY'S COFFEEは公衆無線LANが使えることもあって、ここ最近はほぼ毎日のように活用してますが、フードメニューをいただくのは初めてです。

気になったのはサンドウィッチメニューのタリーズバンズイタリアンコロッケだったのですが、せっかくだったら温かいものがいいかと思い、ホットミールの中からエッグベーグルサンドを選んでみました。

ペッパーソーセージと目玉焼きを豆乳をベースにしたベーグルでサンドしたものです。改めて思えば朝食のようなメニューでした。

食べた感想ですが、あえて470円を払ってまで選ぶ価値があるかどうかは微妙なところでした。
スペシャルティコーヒーショップとしての最高の一杯のこだわりは、残念ながらフードメニューには生きていなかったようです。

Oriental table AMA/オリエンタル・テーブル・アマ早稲田 (馬場下町)

2009年02月18日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
早稲田に所用があったので、久々に早稲田駅前の交差点角の「oriental table AMA/オリエンタル・テーブル アマ」でお昼をいただきました。

いただいたのは店名を冠した「AMAセット」、ネパール料理の定食です。
豆と肉の2種類のカレー、大盛りのライスに炒めものが2種と辛目のソースがついています。
さらにドリンクもついて950円と、とてもリーズナブルでした。

カフェ風の店なのですが、味も本格的で値段もお手ごろです。
地の利もありますが競合店が多い中で生き残っているのは、こんなところに理由があるのかもしれませんね。


うなぎのせいろ蒸し/元祖 本吉屋

2009年02月17日 | お気に入りの食材
柳川の老舗「元祖 本吉屋」のうなぎのせいろ蒸しをお土産にいただきました。

うなぎのせいろ蒸しとは、福岡県南部筑後地方の柳川市に古くから伝わる郷土料理のこと。
せいろの中にタレを混ぜ込んだご飯を詰め、蒲焼きにしたうなぎと金糸玉子をのせて蒸したものです。
タレで濃い茶色に染め上げられたご飯は、一見すると塩からいのではと思えますが、旨みがたっぷりふくまれたタレは甘辛く味付けられており、ご飯の美味しさを一層引き立てているようです。

もちろん作り立てが美味しいのですが、チルドで運ばれたものをレンジで温めたものでも、その醍醐味を十二分に味わえましたね。

最初見たときはギョッとしたものですが、今では私の大好物のひとつになっています。

柳宗理デザインのステンレスケトル

2009年02月16日 | 散財日記
わが家の近くにある食品スーパーの「よしや柳町店」では、以前、グリーンスタンプを配っていたのですが、いつの間にか独自のポイントシステムである「よしやカード」に切り替わってしまいました。

それからしばらくの時間が経過したのですが、部屋の片づけをしていたら20数冊分ものスタンプ帳がでてきました。
グリーンスタンプには期限はありませんから、早速、Webで交換できる商品を見繕い、届いたのがこの柳宗理デザインのステンレスケトルです。

日本の工業デザイナーの第一人者である柳宗理がデザインしただけあって、このステンレス製のやかんも形状に無駄がありません。
心なしか平べったい形状は、底面積を大きくしコンロの火を全体で受けて、お湯を沸きやすく考えられたもの。
柳宗理の作品集をひも解くと、1953年に東京ガスの依頼を受けてデザインされた「早く沸くヤカン」に行き着きます。
また、もち手も非常に考えられた形状をしており、ハンドル後方の凹み部分に小指をかけ、その小指を支点にするようにもつと、注ぎ口が自然に下を向きます。

見た目の美しさだけではなく、いつまでも飽きずに使い続けられるベストセラーの理由がわかったような気がしますね。

柳宗理といえば、縁戚がオーナーの高田馬場の「麺屋 宗 sou」が思い出されます。
最近はご無沙汰しているので、限定メニュー企画の味噌が出るころに行ってみたいですね。

KUA`AINA/クア・アイナ (丸の内)

2009年02月15日 | 食べ歩き (その他)
丸ビルの5階にあるハンバーガーレストラン「KUA`AINA/クア・アイナ」に行きました。

吹き抜けをうまく活用したテラスのテーブル席と前面に広がるウォータースクリーンが開放的なカフェ風のインテリアで、7階の丸ビル・ホールに所用があって行く度に気になっていた店です。

「ピザーラ」や「TO THE HERBS」、「宇明家」等を展開する外食産業の株式会社フォーシーズによる運営ですが、ハワイ・オアフ島の地元では有名なハンバーガーレストランにルーツを持つとのことです。

ハンバーガーが1,000円~1,200円と、専門店としては標準的な値段です。今回は、当店自慢のオススメというアボカドバーガーのセットを注文しました。

美味しそうなのですが見るからに食べにくそうで、案の定、食べ終わる頃には手がべたべたで大変な状況になっていました。
味が今ひとつ淡白に感じたのですが、これはテーブルに置いてあるハインツのケチャップとマスタードで好みの味に仕上げるということなのでしょう。

溶岩石のグリルで焼いたというパティは外がカリッとしてなかがとてもジューシーで美味しかったですね。
ハンバーガーもさることながら、とても印象的だったのはサイドオーダーのフレンチフライ。カットは細めで、カリカリに揚げてあり、シンプルながらもツボにはまる味でした。

都心で食べるハンバーガーとしては、いい候補のひとつかもしれません。

覆麺 (神保町)

2009年02月14日 | 食べ歩き (その他)
夕方に外で打ち合わせがあると、十中八九は直帰し、仕事の続きはわが家でこなすように心がけています。

とはいえ、どうしても勤務先に戻らなければならない用事はあるもので、それが明らかに長引きそうな用事のときは軽い食事を済ませるようにしています。

気合を入れて二郎でも食べようかと、神保町で途中下車したものの、夕方だというのに20人を越える行列。相変わらずな人気です。
並ぶのはあっさりあきらめ、向かったのは二郎の角を右に曲がったところにある「覆麺」。神保町の交差点にある三菱東京UFJ銀行のすぐ裏にあたります。

いく度となく前を通ってはいるのですが、安っぽくオレンジに塗られた建物の外観、ザ・デストロイヤーのマスクのオブジェと青い電球には脱力します。

この店と「宗家一条流 がんこラーメン 総本家」との関係はよく噂に聞くところですが、マスクのオブジェをいろどる青い電球は、明らかに都電早稲田駅の脇にあった頃の店頭の牛の頭蓋骨のオブジェと相通ずるところがあります。

いただいたのは油覆麺。油そばといえば、存在感のある太い麺を使うことが多いのですが、油覆麺はコシのある細麺でした。
また、タレもどんぶりの底にではなく、麺全体にうえからふりかけていました。

チャーシューの油が多少気になりましたが、全体のバランスはとてもいいできだと思います。正しいジャンクな味に満足しましたね。

マスクをかぶった店員とかキワモノの側面が強調されがちですが、さすががんこの系譜だけあって?訪れても損はしない店だと思います。