牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

焼肉 土地 (百人町)

2005年12月31日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
JR大久保駅の新宿よりの奥まった出口(南口)から徒歩1分ほどの裏通りにある、隠れ家的な韓国料理屋「土地」に行きました。

blogやSNSのmixi知り合った方との忘年会。メニューを見ると胃袋さえ許せばすべて食べてみたいほどの豊富なラインナップが並んでいたのですが、この界隈のディープな店に詳しい方も同席されていたので、その中から厳選のメニューを選んでいただきました。

何を食べても外れのないくらい美味しさだったのですが、記憶に残る一品としてはチーズチジミでしょうか。チーズががたっぷり練りこんであるふっくらしたピザ風で、他所ではまず食べられない味でした。
近いうちに再訪するのは間違いありません。

今年を締めくくるにはこの上なく充実した食事となりました。

プリックタイ (高田馬場)

2005年12月30日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
お気に入りのタイ料理屋のひとつ「プリックタイ」で、久々に食事しました。

場所は高田馬場から学習院下に進んだ、大正製薬本社の真裏にあります。

在日タイ人の女性が経営する本格的な店で、どのメニューを食べても美味しいのですが、今回頼んだのはカーウ・ムー・トート・カティヤム・プリックタイというライスのメニュー。わかりやすく言えば、豚肉のにんにく胡椒風味炒めご飯です。
タイ料理といえば辛いものが中心ですが、甘めの味つけでなかなか新鮮でした。

長粒のタイ米との相性もバッチリ。
ついつい同じメニューを頼みがちなのですが、新たな味との出会いがあると、全メニュー制覇しそうな勢いになりますね。

カレーショップ ボナッ (神楽坂下)

2005年12月29日 | 食べ歩き (牛込界隈)
年末の買い物のついでに、神楽坂の「カレーショップ ボナッ」で食事を取りました。

「ボナ」ではなく「ボナッ」。自家製欧風のカレー専門のカウンターだけの小さな店で、紀の善の近く、神楽坂の最も外堀通り寄りにあります。

頼んだのは一番人気の野菜炒めカレー。4種の辛さのルーが用意されており、注文に応じて具とあわせる方式で、野菜炒めカレーとは、キャベツ、タマネギ、ピーマン、ニンジンの野菜炒めをルーの上にトッピングしたものです。
ルーは小麦粉をベースにしたようなどろっとした欧風で、よく言えばホテルのレストランにあるような感じ。とはいえ、そんなに敷居の高いものではなく、スープとして供される味噌汁が違和感なく感じられるような素朴な味です。
辛さは並→中前→中辛→激辛の4種類。今回は並より1ランク辛い「中前」を頼んだのですが、結構、スパイスが効いており、ピリッとした刺激でした。

ソテーされた野菜がシャキシャキとした食感で、学生街にあるような毎日食べても飽きない美味しさを感じました。

四川麻婆豆腐 華家 (高田馬場)

2005年12月28日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
高田馬場駅からの帰り道、久々に夢民でも行こうと諏訪通りに向ったところ、残念ながら既に閉店。仕方なく明治通りを馬場口交差点に進んだところ、「かれー麺 実之和」の隣にある中華料理店「華家」が目にとまり、たまにはラーメン以外のメニューもいいかと入ってみました。

麻婆豆腐が看板メニューとのことなので、とりあえず中ナマと麻婆豆腐定食を注文。辛さは5段階から選べるとのことだったので、まずは標準の下から2番目に。
陳麻婆豆腐や四川飯店の味に慣れている私にとっては、多少、甘いような感じがしましたが、コクのある味でなかなか美味しかったですね。

華家のブログによれば、麻婆豆腐の材料である挽き肉に味をしっかりつけることで深みを出しているようです。
研究熱心なスタッフのようですので、今後の新メニューが楽しみです。

MUSE DU CHOCOLAT THEOBROMA/ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ

2005年12月27日 | お気に入りの食材
半蔵門線で、明治乳業が「日本を代表するショコラティエ 土屋公二氏が監修した本格的なチョコレートアイスクリ-ムをリリースした」という車内広告を見つけました。
最近チョコレートづいている身としては買わずにはいられない、ということで早速、帰宅途中のコンビニでお目当ての商品を見つけました。

正確には、「MUSE DU CHOCOLAT THEOBROMA/ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマ チョコレートアイスクリ-ム」という新製品で、マイルド(金色)とビター(黒色)の2種類がラインナップされています。
残りの在庫を見る限り、コンビニでの売れ行きはマイルド(金色)の方がよさそうです。

その味は高級チョコレートそのもの。ビター(黒色)の方がよりチョコレートっぽく、カカオの風味がたっぷりで、上品な生チョコをそのまま冷やしたような感じです。

ちょっと部屋で溶かし気味にすると、本当に贅沢な気分が味わえます。
一気に食べ終えた後、何となく物足りないのでカップの容量をみると100mlでした。ハーゲンダッツ等の多くのプレミアムアイスクリームが120mlなので、多少、少ないようです。価格は少々高めでもいいので、同じくらいの容量にできないものかと思いました。

食べ過ぎないくらいなのがちょうど良いのかもしれませんが。

きのこの炊き込みご飯と梅うどん

2005年12月26日 | 趣味の手料理
昨日に引き続き、食材の在庫を消費するためにやっつけで考えたメニューです。

まいたけとしめじがあったので、それをしんなりするまで炒め、炊き込みご飯に。味付けはだし汁とみりん、酒、しょう油という基本パターン。
お歳暮にいただいたうどんがあったので、残った出汁に酒と薄口しょう油で味付けて梅うどんに。
薄口の上品な味に梅肉のさっぱりとした酸味がアクセントになってとても美味しかったですね。

買い物に行く手間が省けて、年賀状の準備が一気にはかどりました。

ツナ缶の和風パスタ

2005年12月25日 | 趣味の手料理
週末の朝、冷蔵庫にはたいした材料もなく、買い物に行くのも寒くて面倒なので、ありものの材料で何か作ることに。
めぼしいものはと食品庫をのぞいたところ、見つかったのはツナ缶と玉ねぎくらい。そこで、メニューはツナのパスタになりました。

薄切りにした玉ねぎをにんにくとオリーブオイルで炒め、野菜畑のブイヨンで煮込みながら、しょうゆ、塩で味をととのえます。
それに油を切ったツナ缶を加えて混ぜ合わせ、茹でたパスタとあえるだけ。

簡単な割には和風っぽい仕上がりでなかなか美味しかったですね。
飾りには刻みのりを使いましたが、青ジソがあればなお風味が良かったかもしれません。


Le Dessin/ル・デッサン のランチ (牛込柳町)

2005年12月24日 | 食べ歩き (牛込界隈)
クリスマス・イブくらいゆっくりご飯を食べるかと思い、地元のレストランを予約し始めたのが11月末。
まずは手近なところからと、ご近所の「Le Dessin (ル・デッサン)」に連絡したところ、24日はランチしか予約できませんでした。

ランチのメニューはメインが一品で1,700円、二品で2,500円です。
残念ながらクリスマス特別メニューというわけではなかったようですが、値段以上のサービスと味を堪能しました。

飲み物はビールとワインを頼んだのですが、ビールを飲みながら泡がグラスに残らず、すっと気持ちよく落ちていきました。
グラスをていねいに時間をかけて磨かないと、こうも気持ちよく飲めないでしょう。また、グラスワインも安物ではなく、白赤ともに辛口とフルーティーな2種類を用意し、ボトルを見せながら説明をしつつ、客の好みを聞いていました。
また、人肌に温めたパンのおかわりを出すタイミングも完璧でした。

そんなところに、人気が出ながらも気を抜くことなく努力をする店主の意気込みを感じました。
夏場には、店脇の自転車置き場でヤンキー座りをしながら携帯メールをしていたイケメンのシェフの姿に大丈夫かと苦々しく思ったこともありましたが、細かなところにも手を抜かない気遣いに、ますますファンになりそうです。

Pizzeria D'oro/ピッツェリア・ドォーロ (新宿南口)

2005年12月23日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
午後イチのアポイントの準備が長引き、今日もランチ抜きかと思ったのですが、思ったより早く打合せが終わったので、次のアポイント先の近くで遅めのランチをとりました。

Pizzeria D'oro/ピッツェリア・ドォーロは都内に5店舗あり、勤務先の近くの麹町店は明け方まで開いているので、終電がなくなろうとする時間から同僚と飲みに行くときに使います。
今回訪れた新宿店は、新宿南口の甲州街道の一本裏手にあります。

この店はPizzeriaと謳うだけあってピッツアが美味しく、専用の石釜で高温で焼き上げた食感はパリッとしてとても香ばしいです。
お気に入りのメニューは店名を冠したD'oro風ピッツァ。生ハムとルッコラと半熟卵とマスタードソースのボリュームのあるピッツアです。
残念ながらそのメニューはランチにはなく、今回頼んだのは定番のマルゲリータでした。

ランチのピッツアもディナー同様に本格的で値段もリーズナブル。プラス220円でサラダとドリンクがつくのですが、ドリンクのメニューにはワインと生ビールも選択できるようになっています。
生ビールを頼みたいところだったのですが、さすがに得意先との打合せ前に飲むのはいかがなものかと思い、ブラッドオレンジジュースにしました。

でもやはりピッツアにはビールだなと、少々、心残りのランチでした。

初代けいすけ (本郷)

2005年12月22日 | 食べ歩き (その他)
本郷での打合せの後、以前テレビで紹介されて気になっていたラーメン屋「初代けいすけ」に行きました。
場所は東大正面の本郷通り沿い、本郷三丁目駅からも数分のところです。

テレビの情報番組によれば、オリジナルの「黒みそラーメン」を中心に展開しているとのこと。元フレンチのシェフだったオーナーが考案したこのメニューは、真っ黒なスープで、豚骨などをベースにしたスープに何種類もの味噌をブレンドし竹炭を加えた“黒みそ”で作られています。
店内も黒と赤で統一されており、個性的なメニューと同様に、インテリアも他のラーメン店専門とは一線を画している感じがします。

頼んだのは800円の「黒味噌味玉ラーメン」。一口食べて、深いコクの味噌味と山椒のピリッとした刺激が口いっぱいに広がり、美味しいラーメン店にめぐり会えた喜びにひたりました。
トッピングはたっぷりのネギや塩味チャーシュー、針唐辛子、オプションで頼んだ煮玉子で、味もさることながら「見せる」ことを意識しているようです。

しかしよく見ると、スープの表面にうっすらと脂が浮いています。スープが濃厚に感じ、中太ちぢれ麺ともよくからんでいるのは、もしかしたら脂の量がかなり多いからかもしれません。厨房を見ると、中華鍋で味噌とスープを仕上げる際に、一斗缶に入った真っ白のラードをおたまにごそっと取って混ぜていました。

確かに美味しくコクのあるスープでしたが、食べた後3時間経っても胃がもたれていました。忘年会続きで胃が弱っているとはいえ、少々、脂が多いのではないかという気がしました。

山珍居 (西新宿)

2005年12月21日 | 食べ歩き (新宿・大久保)
西新宿での打合せの後、次のアポイントの初台まで移動の道すがら、都営大江戸線 西新宿五丁目駅の近く、方南通り沿いにある台湾料理 山珍居(さんちんきょ)でランチをとりました。

もともとは笹塚にあった得意先に紹介されたのですが、聞いた話によると日本初の台湾料理店として昭和22年に開業した老舗とのこと。
夜には何度か来たことがあり、魚介がふんだんに入った火鍋が美味しかった印象があります。

ランチに来るのは初めてで、頼んだのは、750円の台湾式肉そぼろ煮込み丼(魯肉飯)。
以前に食べた火鍋ほどの感動はありませんでしたが、意外に淡白な味つけで、これなら毎日通っても飽きないでしょう。

タイ食堂 メーヤウ村 (四谷三丁目)

2005年12月20日 | 食べ歩き (四谷・荒木町)
昼間からスパイシーなタイ料理のことを考えていたら、どうしてもタイカレーが食べたくなり、四谷三丁目のメーヤウ村に行きました。

ここは1983年に日本で初めてタイカレー専門店としてオープンしたという信濃町のメーヤウの姉妹店で、カレー以外のメニューも豊富です。

いつもはシェフのおすすめメニューの「エビと春雨の土鍋蒸し」や「生春巻き」を肴に生ビールを楽しむのですが、気分は完全にタイカレーモード。
たまにはグリーンカレー以外のメニューをということで、鶏肉のレッド・タイカレー(ケーン・ペット)を注文しました。

見た目ほどは辛くありませんが、ココナッツミルクのまろやかさとスパイスの刺激がなんともいえず食欲をそそります。具はよく煮込んだ鶏肉とたけのこです。
特筆すべきはカレーによく合うご飯。長粒種の中でも、最高級品種とされているジャスミンライスを使用しているとこと。パラパラとしているだけでなく、お米自体に旨みがあります。さらさらとしたたっぷりのルーとともに、タイカレーを満喫できました。

今回はカレーだけでしたが、近いうちに再訪していろいろなメニューを試してみたいものです。

タッカルビ

2005年12月19日 | 趣味の手料理
寒い日が続くので鍋でも作ろうと、材料を買いによしやに行きました。
寒い日は辛いもの、と条件反射のように豚キムチ鍋にしようと精肉売場に行ったところ、鶏モモが特売だったので久々にタッカルビを作ることしました。

タッカルビといっても難しいものではなく、鶏と野菜をコチュジャンをベースにしたタレで炒めるだけの簡単なもの。ちなみにタッカルビの「タッ」は鶏、「カルビ」はバラ肉の意味だそうです。

味付けは、有紀食品のコチジャンに砂糖、レッドペッパー、酒、しょう油、みりん、リンゴジュース、ごま油を入れ、タマネギ、ニンニク、しょうがをバーミックスでペースト状にして加え、味を見ながらオニザキのすりごまで仕上げます。

ひと口大に切った鶏モモ肉をそのタレに3時間くらい漬け込んでおいて、野菜と一緒に焼くだけ。使った野菜は大量のキャベツとししとう、たまねぎとスライスしたジャガイモです。ホットプレートを使って、食卓で調理しました。

〆にチャーハンを作ろうかと思ったのですが、多めに作りすぎたのであまらせてしまいました。
少々ビールを飲みすぎましたが、野菜もたくさん食べられましたし、とてもヘルシーなメニューでした。

パティスリー ジャンヌトロワ (本郷)

2005年12月18日 | 食べ歩き (その他)
大学最中で有名な本郷の和菓子の老舗「三原堂」の洋菓子部門「パティスリー ジャンヌトロワ」です。

場所は、本郷三丁目の交差点近く。もともとは母の紹介なのですが、上品でとても美味しいため、自宅からもそう遠くないこともあって、お遣い物によく使います。

私のお気に入りはオレンジピールやレモンピールをチョコレートでコーティングし、ココアパウダーで仕上げオランジュショコラ“ジャンヌ”やサブリナシトロン、紅茶味の焼き菓子なのですが、なんと言っても一番は「キャプシーヌ」というチョコレートをベースにした焼き菓子です。

卵白を使った焼き菓子で、上質なチョコレートクリームがふんだんに練りこんであり、外は程よくかりっとしていますが、中がしっとり、甘さも程よくついつい何個も食べてしまいます。

正月に帰省するときは、大き目の箱にこのキャプシーヌばかり詰めてもらうほど、お気に入りの一品です。

三品食堂 (西早稲田)

2005年12月17日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
大学の卒業証明書と成績証明書を取得するために、久々に母校を訪れました。
わが家は母校のすぐ近くにあるため、何かと母校の近くまで来ることがあるのですが、足を踏み入れるのは数年ぶりでした。

書類を受け取ると懐かしさのあまり、キャンパスとその周辺を散策。お昼時だったため、なつかしの味を楽しもうと、いくつか思い出の店を訪ねたのですが、さすがに卒業して19年近くも経っているため、お気に入りの店は既に閉店していました。

「ふくちゃんのチョコとん」が食べたかったなぁと、西門のあたりをうろうろしていたら、「創業昭和40年 牛めし屋 早稲田 三品」の看板が目に飛び込んできました。

「三品(さんぴん)」とは、牛めし、カレー、カツの三種類のメニューのこと。昭和40年の開店以来、一貫してこの三品とそのバリエーションだけのメニューです。
頼んだなつかしの味はカツミックス、つまりライスの上にカツを盛り、その上に牛丼の具とカレーを半々にかけたもの。それに生卵をトッピングしました。

オトナの常識で考えれば、なんてジャンクなものとなりますが、大学生の胃袋を満たすには必要かつ十分で庶民的なメニューです。

さすがに盛りは普通にしましたが、少ない差額で、中盛り、大盛り、「赤」といわれる超大盛りがラインナップされています。となりで大盛りを頼んでいる方がいましたが、普通盛りの倍以上のボリュームがありました。
ちなみにこのカツミックスは、普通盛りで720円、盛りが多くなるごとに780円、840円、940円と多くなればなるほど、店主の心意気を感じる値段です。
まさに、体育会系学生の味方ですね。

値段だけではなく、味もなかなかのもの。
カツはさくさくで、牛丼の具は牛肉、玉ねぎ、豆腐がやや甘辛く強めに味付けされた、庶民的ながら十分に楽しめる味でした。