岐阜の画廊 文錦堂

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「焼〆展」DM掲載作品(壷編)!!

2012-03-08 09:25:46 | 工芸
皆さん、おはようございます。
今朝の岐阜は、春の陽気を感じさせる温かな朝を迎えています。きらめく太陽の光が眩しいくらいです。

さて、6日(火)よりご紹介しています、今週末開催の「焼〆展」【3月10日(土)~18日()】DM掲載作品、本日ラストを飾るのは伊賀渡辺 愛子さんと備前末田 恵さんです。

先ずは、伊賀の地で穴窯にこだわり作陶を続ける愛子さんの渾身の作品です。
作家本人を思わせる明るく、しっかりと焼き込まれた作風は、堂々とした存在感を放っています。



   渡辺 愛子作「伊賀大壷」・・・¥231,000- 

渡辺 愛子さんは、1971年に大阪府堺市に生まれ、嵯峨美術短期大学美術学科卒業後、信楽の穴窯で焼成技法の勉強され、2001年に三重県伊賀市に穴窯を築かれ独立されました。03年には同じ伊賀市に仕事の拠点を移し新たな穴窯を築かれ白化粧や灰釉、長石釉などの作品も焼くなど、精力的に作陶活動を続ける“注目”の女流作家です。

次に、「黄胡麻の景色に関しては敵わない。」と、師匠である安倍 安人先生に云わしめる末田さんの作品です。
赤みの強い土肌に粒子の細かな黄胡麻を何度も焼き重ねる美しい景色は、もはや芸術的です。



   末田 恵作「備前舟徳利」・・・(売約済)   

末田 恵さんは、1990年に島根大学法学部を卒業され、島根デザイン専門学校附属奥出雲陶芸研究所を経て、造形作家 安倍 安人先生に師事されました。現在は、島根県仁多郡横田町に築窯し、個展を中心にご活躍されています。
今後のさらなる活躍が楽しみな“注目”の女流作家です。

※10日の初日には末田さんも遠く広島から駆けつけてくれますよ!!
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「焼〆展」DM掲載作品(茶碗編)!!

2012-03-07 08:54:50 | 工芸
皆さん、おはようございます。
今日の岐阜は、昨日と同じく曇り空ながらも温かな朝を迎えています。

さて、昨日から今週末に開催する「焼〆展」のDM掲載6作品をご紹介致しておりますが、今日は「茶碗編」と題して、伊賀新 学さんと淡路大前 悟さんの作品をご紹介致します。

伊賀の若手作家の中で、最近めきめきと頭角を現してきた新 学さんの会心作。
この作品について多くの方々からお問合せを頂きましたが、DMに作品名を表記していなかった為、「ぐい呑」とお間違いになられた方も多かったようです・・・。
造形的ながら手取り感も良く、エメラルドグリーンに彩るとんぼ玉が見て取れる景色がとても美しい茶碗です。



   新 学作「伊賀茶碗」・・・(売約済) 

新 学さんは、1973年に伊賀焼作家 新 歓嗣先生の長男として生まれました。
関西大学文学部卒業後、父に師事し、以後伊賀上野三軒窯にて作陶されています。
2002年に地上式単室穴窯を築窯し、初個展を開催。08年には、二基目となる穴窯も築窯されました。
緋色・焦げ・ビードロ・・・、強烈な焔の洗礼を浴びて生まれる伊賀焼の伝統をしっかりと受継ぎ、次世代の伊賀焼を担う作家として現在注目の若手陶芸家の一人です!! ※10日の初日には新さんも伊賀から駆けつけてくれますよ!!

次に、信楽から瀬戸内海を見下ろす淡路の地に工房を移され、自ら設計・築窯した半地下式の穴窯で新たなスタートを切られた大前 悟さんの自信作、



   大前 悟作「伊賀茶碗」・・・¥84,000-

大前 悟さんは、1972年生まれの新進気鋭の陶芸作家です。
信楽・伊賀・備前・唐津・李朝・・・・など、古陶磁に精通された見識をもとに、その素材となる様々な土の特性を活かした多彩な作風は、そのどれもが古格を漂わせるなど見る者を驚愕させます。
また、近年新たに取り組まれている黒楽作品も注目です。
穴窯にこだわる若手作家として、その将来が大変楽しみな作家です!!
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「焼〆展」DM掲載作品(徳利編)!!

2012-03-06 15:21:30 | 工芸
皆さん、こんにちは。
今日の岐阜は、曇り空ながらも春の陽気を感じさせる温かな1日となりました。

いよいよ今週末10日(土)から、本年度文錦堂企画展第三弾!!として、「焼〆展」を開催致します。

焼〆陶ならではの“土との美”に彩られた若手人気陶芸家6名による熱い競演が今から大変楽しみです!!

さて、開催を前に今日から今回の「焼〆展」のDM表紙に掲載された6作品をご紹介致します。

先ずは「徳利編」と題して、備前金重 潤平さんと森本 良信さんの作品をご紹介致します。

まさに備前焼の醍醐味が詰まった潤平さんの作品。手に吸い付くような柔らかな土肌の感触が堪りません・・・。



   金重 潤平作「備前徳利」・・・¥60,900- 

金重 潤平さんは、1972年に備前焼作家 金重 晃介先生の長男として生まれました。
早稲田大学第一文学部卒業後、父に師事し、金重家に伝わる技法を土作りから学ばれました。
窯変・緋色・カセ胡麻・・・など、多彩な景色を見せる「金重伝統の焼き」をしっかりと受継がれ、次世代の備前焼を担う作家として現在注目の若手陶芸家の一人です!!

次に、鎌倉時代に近い初期備前の土肌をストイックなまでに追求し続ける森本さんの自信作、



   森本 良信作「備前灰被り徳利」・・・¥57,750-

   森本 良信作「備前灰被り酒呑」・・・(売約済

森本 良信さんは、1976年に岡山県に生まれました。
96年に備前陶芸センターを修了された後、造形作家 安倍 安人の工房でスタッフとして学ばれ、2003年に現在地に穴窯を築窯し独立されました。
森本さん自身が「ストロング備前」と称すその力強い作風は、穴窯によって幾度も焼成されたことにより生まれる深い褐色の艶やたっぷりと流れ落ちる黄胡麻など見応え十分です。
備前焼若手作家の中でも現在、その将来を最も嘱望される作家の一人です!!
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新刊のお知らせ

2012-03-05 14:59:01 | 工芸
皆さん、こんにちは。今日は朝から雨が降りしきる1日です。

いよいよ今週末から「焼〆展」です。各先生から続々と意欲作が届き始めており開催が待ち遠しい限りです。

開催を前に、明日からDM掲載作品をご紹介していきますので、乞うご期待下さい!!

さて、今日は新たに発刊されました陶工房64号にて、「大いなる美濃陶」の特集がされていますので、取急ぎご紹介させて頂きます。



文錦堂でも馴染の深い、原 憲司先生・鈴木 徹先生・若尾 経先生が特集されていますよ。



 「桃山黄瀬戸再興」 原 憲司先生特集。

 「自由なる緑釉」 鈴木 徹先生特集。

 「灰白釉と青磁釉に従う」 若尾 経先生特集。
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梅まつり!!

2012-03-04 11:46:18 | 工芸
皆さん、こんにちは。
今日の岐阜は、昨日のポカポカ陽気から一転して、また冬空に逆戻りしたかのような曇り空の肌寒い一日です。
昼過ぎからは雨も降ってくるようです。天候が二転三転するこの時期、体もなかなか順応してくれません・・・。

さて、今日は昨日少しご紹介した「梅まつり」の様子をご紹介致します。

会場である梅林公園は、文錦堂から目と鼻の距離にあり散歩がてらに行けちゃいます。

 文錦堂を出てすぐにこの看板が目に飛び込んできます。

 最近は道筋に大道芸人や出店も増え賑やかです。

梅林公園に行く途中に是非立ち寄って頂きたいのが、「瑞龍寺」です!!



「瑞龍寺」は、金華山の南に連なる瑞龍寺山を背景に建つ臨済宗妙心寺派の寺院で、総門を入ると6つの塔頭(たっちゅう)と呼ばれる寺があり、その奥に雲水と呼ばれる僧侶の修行道場である僧堂があります。
また、瑞龍寺では月に二回、朝6時より座禅も行われています。ご興味のある方は、是非参加されてみては・・・。

 僧堂と呼ばれる本堂。

文錦堂と馴染の深い、日展常務理事芸術院会員である土屋 禮一先生の墨による障壁画 「蒼龍」「瑞龍」があり、梅まつりの期間中のみ特別に拝観が出来ます。

 境内にある銘木・“緋紅梅”。まだ、つぼみでした・・・。

そして、「梅まつり」の主会場である梅林公園へ。
約50品種1300本の梅があり、梅の名所として岐阜市民に広く知られています。



ただ、今年は厳冬の影響で開花は例年より3週間ほど遅れており、見頃は来週末あたりではないでしょうか・・・。

 昨日もご紹介したとおりまだ2~3部咲き。

2~3部咲きの梅に代わって、公園内で一際存在感を放っていたのが・・・、列車マニアの方には堪らないD51!!



白煙を上げながら、公園内中に力強い汽笛を自慢げに轟かせていました。

さあ~、来週はいよいよ「焼〆展」です!皆さん、乞うご期待!!
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