岐阜の画廊 文錦堂

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「MINO展 2014」私の一押し作品!!/隠崎 隆一 編

2014-02-15 09:48:03 | 工芸
皆様、おはようございます。 ここ最近、寝不足気味です・・・。

いやぁ~、羽生 結弦選手やってくれましたね!? 
連日、日本人選手の活躍が伝えられているソチオリンピックにおいて、とうとう悲願の“金”メダルを日本にもたらせてくれました。
世界で活躍する彼らは、我々日本人にとって誇りであります。 本当におめでとうございました!!



さて、早いもので、5者5様に表現された美濃焼による “競演” となった「MINO展 2014」 【~16日()迄】も、今日明日の2日間を残すのみとなりました。
期間中は雪に見舞われるなど天候にあまり恵まれませんでしたが、それでも県内外から本当に多くのお客様に足を運んで頂き誠に有難うございました。
改めて、厚く厚く御礼申し上げます。

では、「私の一押し作品」としてラストを飾る作品は、「MINO展」初登場となった隠崎 隆一先生の珠玉の新作です。

「MINO展」に隠崎先生が初参加されたことで多くのお客様が驚かれたと思いますが、隠崎先生は「備前」作品と共に緑釉を掛けて「織部風」にした作品も手掛けておられます。
「備前の土」の枯渇を危惧され、近年は田土の上の層のいわゆるクズ土と言われる原土を釉薬を掛けて見事に活かしています。

20数年間常に「備前の前衛」として走り続け、今もなお先頭を走り見る者を魅了し続ける隠崎先生の造形美溢れる新作群をお楽しみください。

先ずは、宙に浮遊している様な独特のフォルムが印象的な2種の「茶碗」から。



   隠崎 隆一 作 「オリベ碗」 H10.4×D13.0cm・・・・・(売約済



   隠崎 隆一 作 「白炭化碗」 H 9.4×D13.2cm・・・・・(売約済

続いて、会期早々にして完売となった「酒器」群から魅力たっぷりの2種類の酒器揃をご紹介致します。 
今展では、全て隠崎先生の代名詞でもある「三足」シリーズとなった「酒器」群。 黒・銀彩・白などの新作が出展され、多くの来場者を魅了しています。

先ずは、人気の「黒」作品から。 黒の器肌に胡麻が豪快に流れ落ち、釉溜まりとなった景色は圧巻です。





   隠崎 隆一 作 「黒酔器」 H16.0×D 8.2cm・・・・・(売約済



   隠崎 隆一 作 「黒酒呑」 H 7.4×D 6.0cm・・・・・(売約済

そして、薄く施された白い釉肌に緋色がほのかに色づき上品な趣を漂わせる「白」作品も。





   隠崎 隆一 作 「白酔器」 H15.2×D 8.3cm・・・・・(売約済



   隠崎 隆一 作 「白酒呑」 H 8.8×D 6.0cm・・・・・(売約済

隠崎 隆一 (かくれざき りゅういち)

1950年 長崎県に生まれる 1973年 大阪芸術大学を卒業 1988年 田部美術館「茶の湯の造形展」大賞受賞 1990年 日本工芸会正会員 1995年 第8回MOA岡田茂吉賞優秀賞受賞
1996年 日本陶磁協会賞受賞 2004年 「備前焼の魅力―伝統と創造―展」出品 2008年 智美術館大賞「現代の茶陶」展優秀賞受賞 2009年 金重陶陽賞受賞

パブリックコレクション: 田部美術館 / 東広島美術館 / エバーソンミュージアムオブアート(ニューヨーク) ワイズコレクション(ニューヨーク) /
ビクトリアアンドバートミュージアム(ロンドン) / フランス国立陶磁器美術

現在 / 日本工芸会理事

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