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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

超特価激安住宅を造る法?

2010年03月01日 | 定年後の徒然日記
タマホーム並みの坪25万円住宅は造れるよ!ただし真四角総二階建40坪以上完全企画住宅の場合だけど。
高耐震は壁を多く開口部を少なくすれば可能だし、高断熱は断熱材の性能アップと開口部の性能アップ+開口面積削減で達成可能だ。高気密は防湿フィルム層のデイテールで達成可能ね。

施工費に大きな比重を占めるのは、①基礎 ②屋根 ③開口部材 ④外壁材 ⑤住設機器類 
だから、それらの量を少なくしてあげる事がコストダウンのコツなのさ。

①延べ床面積に占める基礎面積を最小にするには→総二階建てで外壁四面体(つまり四角)にする。
②延べ床面積に占める屋根面積を最小にするには→総二階建てで屋根勾配を小さくする。
③開口部材を少なくするには→窓の数と面積を少なくすること。室内ドアやクロゼット建具などを最小にする。
④外壁のコストダウンは→総二階で外壁四面体にすれば外壁面積も最小となる。
⑤キッチンはI型、浴室は規格寸法で量産型バスユニット、洗面も量産型ユニット、かつ少し古いシリーズの既製品を使う。
⑥部屋を細かく仕切らず廊下を無くす。

問題は平屋が希望だってこと。二階建に比べると最大で基礎工事費二倍・屋根工事費二倍を負担することになる。

で、検討の結果、まとまったプランの概要は
①矩形外壁四面体(つまり四角形)の建物
②単純な外形をセンス良く見せる為に
・切妻屋根の勾配を5/10として軒の出を深くする
・玄関ファサードを大きめにする
・外壁に北欧風の縦スリットラインのサイデイングを採用
・南面にウッドデッキを配置する
③玄関ドアはD3(高断熱仕様)、サッシは空気層12㎜の複層ガラス。
④床断熱は押出発泡ポリスチレン55㎜、壁断熱は密度24KのGW100㎜、天井断熱は24K・GW200㎜として次世代省エネ基準をクリア
⑤住宅設備機器は量産型低価格企画住宅で標準採用されている機器を指定
⑥全室大壁(和室無し)として造作コストを削減

その他設計上で出来るコストダウンは工夫したけど、それでも予算内で納めるのは到底無理だ。自分で実行予算を組んでみる。やっぱり予算と大きな解離がある。伊豆の地元業者では到底対応出来る価格ではない。そもそも伊豆の建築単価は高すぎるのよ。別に業者が儲けすぎている訳じゃないけど、高い理由は

①生コンとか鉄筋とかの資材価格が首都圏と比べて相当に高いのだ。生コンは地域の組合の結束力が強いし、価格の安い首都圏から生コン運ぶ事も出来ないし…。鉄筋も砂利も砂もめっぽう高いのだ。ガソリン価格は日本一高いし伊豆急電車賃も日本一高いというし…。
②人口が少なく(伊東市で7万)絶対需要量が小さすぎるから、首都圏のような大量消費地帯の流通コストには太刀打ちできないのね。例えば伊豆産のアジや金目の干物は松戸のスーパーのほうが断然安いし、一般食料品も衣類もガソリンも電車賃も建築資材も大量消費価格には敵わないのです。
③絶対需要が小さいから、業者の参入が少ない。つまり競争が無いという事。

さぁ、どうする…。

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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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良質:格安って無理難題ですね! (しいたけ)
2010-03-02 04:23:30
知恵を絞って良い案を出してくだされお願い致します

前回のママのコメント「お一人でどうぞ!」には反論がでました
どうやら「一緒に住もう!」でこちらも円満に
収束、後は不況を乗りきれば定住できそうです
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我が家は「お一人でどうぞ!」 (tsuka)
2010-03-02 09:31:47
お嬢様の住宅要望はワタクシとまったく同じです。期待しておりますぞ!
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平屋 (ES)
2010-03-02 10:36:51
非常に興味があります。是非出来あがったら是非見学させて頂きたいですものです! ジローさんの苦労話を聞きながら桜の咲く頃に花見がてら、、、、
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チキショウっていって、半月前に (城ヶ崎-見習い2号)
2010-03-02 19:34:11
復活していたのですね。娘さんにブツブツ
言い乍らも、それを源にエネルギーが溜まって来たようですね。
 いくらエネルギーが溜まったからと言っても、雪山は無謀だと思いますよ。
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千客万来 (ジロー)
2010-03-03 00:03:20
たけちゃん tsukaさん ESさん 見習いさん
皆さんこんばんは。
超特価激安!のタイトルに反応が集中したようで…・
住も医も衣も食も酒も超特価激安で品質一番が何よりです。で、住の超特価激安ノウハウは次号で公開していきますが、その後にくるものは?娘の新居はあと一週間で竣工です。いちど見てやってください。
それより!春爛漫の季節近しです。恒例の花の宴を開催しなければいけません。昨年の宴は寒かったから5月のバラ満開シーズンのほうがいいですかね。ワタシは飲めるなら何時でもいいんですが。
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Unknown (チーママ)
2010-03-03 22:35:49
平屋はいいですね。
私は多少おウチが狭くても、平屋で庭が広いほうが嬉しい。バリアフリーの平屋は、老後が安心ですものね。年をとると家の中での行動範囲も狭くなり、コンパクトな動線が助かります。お掃除だって楽だし(^^;;
お嬢さんは賢い!
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子規の住まい (ジロー)
2010-03-05 21:47:39
チーママさん こんばんは
いつもコメントを有難うございます。

母親の状況をつぶさに見ているせいか、設計に当たってはずいぶんと先の自分の老後を意識したような希望を出しました。若い年代の施主には珍しい設計要望でしたが、一々頷けることばかりの注文でもありました。もっとも小うるさい施主でもありましたが。

娘の住まいは兎も角として、老後の住まいは小さな平屋で十分ですね。

正岡子規が晩年を過した根岸の住まいは、間口四間半、奥行四間と一尺五寸、約19.125坪。20坪弱の木造平屋寄棟瓦葺の平屋建です。
玄関は土間と上がり座敷の二畳間。左に妹・律の四畳半(一間半の押入付き)、右に母の三畳(茶の間兼)と水場(台所)。奥に縁側付きの座敷八畳(二間の押入付き)、その奥に子規の書斎兼病室である六畳の間取りです。
この20坪に満たない小住宅でも、子規は度々句会を開くなどして俳句の道を探求しながら短い一生を終えました。病床から眺める小さな庭の四季からも多くの句を残したそうです。

時代は違いますが、起きて半畳寝て一畳。住まいの良し悪しは、そこに住む人間の生き様や価値観で大きく様変わりしますが、必要最小限のシンプルな住まいと四季を楽しめる庭があれば、穏やかな老後を楽しむ事も出来そうです。

でも、車椅子と介助が必要になる年齢は誰にでもやってきますから、それでも自分の住まいで一生を終える事の出来るような十分なバリアフリー設計は絶対に欠かせないと思います。

子規の住まいの間取り
http://www.lib.ehime-u.ac.jp/KUHI/JAP/negishi.html



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