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定年後の伊豆高原 バラと酒と音楽と

伊豆高原に終の棲家を建築し永住。カミサン、愛猫ジローとの伊豆での老後は如何に。薔薇・酒・音楽・日々の徒然。

血の海の惨劇 3

2014年02月15日 | バラ日記

あの血の惨劇から丸一日が経過した。どうやら化膿には至らず痛みも治まった。やっぱり、流水で傷口を洗い、抗生物質を塗りこんで滅菌ガーゼをあてて包帯を巻く、この処置が功を奏したようだ。うん、まずまずの対処ではあった。
ところで、あのガラスの破片…どこから来たのだろうか。そういえば日常使っているガラスのコップが一つ消えている事に気が付いた。ん?コップ?割れたコップなんて転がっていないじゃないか。じゃ、あのガラス破片は何処から来たんだ?謎は謎を呼んであれこれと推理してみるが、推理小説読んでも犯人は最後まで判らないのが常だし、TVの犯人当てクイズでも当った試しがないし、あれこれ考えるのも疲れるし、思考能力は衰える一方だし…で、考えるの止めたんだけど、疑問は依然として残ってるのよ。これって気持ち悪いんだよね。

消えたコップ…コップ…コップ…。一日経ってようやく気が付いた!そうだ!あの夜…って何時だったか忘れたけど、コップに氷入れてお気に入りのシングルモルトをWで一杯ベッドで飲んで…コップをベッド脇のサイドテーブルに置いた???
で…僕がベッドインすると、決まってジローが僕のベッド⇒カミサンのベッド⇒リビング⇒ダイニング⇒階段⇒二階の部屋⇒・・・・と大運動会を繰り広げるのよ。それも猛スピードでダッシュするのさ。朝起きると、ダイニングテーブルの上に置いてある何やらかんやらがフロアに散らかってるのよ。
ということは...ベッドからカミサンのベッドへはサイドテーブルを伝ってダッシュする…置いてあるガラスのコップを蹴り落とし…それが割れて転がる??

もしかして…僕のベッドの下を除くと…光るものが…。ベッドを動かす…小さなガラスの破片が二つ。やっぱり!だけど割れたガラスのコップそのものが無いじゃないか。カミサンのベッドの下?

カミサンを車椅子に移動させて、ベッドを動かそうと…するんだけど、電動ベッドって重いのよ。すっごく重い。腰痛めそう…少しずつ動かして…50㎝ほどベッドをずらすと…あったぁぁぁ!あの消えたガラスコップの残骸が転がっているではないか。しかも小さなガラス破片があちこちに散らばって。結局、寝室全体の床掃除となってしまった。

犯人はやっぱりジローだったのよ。あの馬鹿、夜な夜な大運動会やるもんだからこういうことになる。この~~~~~~!ってジローを睨み付けるんだけど、あのデカ顔でポカンとしてるのよ。憎たらしいねぇ。でもさ、考えてみればナイトキャップでウヰスキー飲んでグラスをサイドテーブルに置いた僕が悪いんだよね。寝酒良くないね…ジロー怪我しないでよかったね。もう寝酒しないからね。じゃなくて、寝酒しても飲み終わったグラスは流しに片づけるからね。だから運動会止めてくれる?こんこんと言い聞かせるんだけど、夜の大運動会は今夜も続くんだよね。

雪に埋もれた伊豆高原の夜…屋根から落ちる雪の塊がドスンドスンと音を立てる。2~3分の停電が3回もおきた。そのたびにヒーターが止まる。エアコンも止まる。ジローが不安がる。停電になると生活出来なくなる。暗い、IHもレンジも使えないから調理出来ない、暖房消えて一気に冷え込む、トイレも使えない、TVも見れない、人間の生活は全てが電気というエネルギーによって構成されている。軽々しく原発即時停止!なんていえないなぁ。