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ウワミズザクラ・6~一年枝

 バラ科ウワミズザクラ属の「ウワミズザクラ(上溝桜)」。春にブラシのような白い総状花序を付け、夏にカラフルな果実を稔らせる。写真は花序を付けていた一年枝だが、これを指でチョンと押してみると、簡単に根元から折れる。ウワミズザクラは、頂芽や側芽を作りそれらを年々枝として伸ばしていく “成長枝” と、落葉後には役目を終えて落枝する “脱落枝” の2つのタイプの枝がある。春に脱落枝が成長枝の節から一斉に伸び、秋に落枝するが、その翌年に、同じ節から、別の脱落枝が伸びてくる。そのためウワミズザクラの枝は、各節の部分がゴツゴツと膨れている。写真では3本の脱落枝の下に、来年伸びる芽が見える。
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