サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチング第4弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part4
ツワブキ・2~遊歩道
南大沢3丁目の遊歩道脇に咲いていた「ツワブキ(石蕗・艶蕗)」。キク科ツワブキ属の多年草で、花期が長く花の少ない時期には有り難い存在である。ツワブキの名前はその艶のある大きな葉から “艶葉蕗(つやばぶき)” と呼ばれたり、葉が厚いので “厚葉蕗(あつはぶき)” と呼ばれたものが転訛したようだ。ちなみに島根県津和野町は “つわぶきの生い茂る野” という意味。町に残る言い伝えでは、ここに住みついた人々が、群生するツワブキの可憐な花に目をとどめ、その清楚で高雅な風情に魅せられて、自分たちの住む里を “つわぶきの野” “つわの” と呼ぶようになったという。
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ニシキギ・2~種子
先日の果実に続いて、種子の様子も観察しておこう。「ニシキギ(錦木)」の種子はほぼ球形で、直径は4~5ミリほど。種子は白っぽいものや仮種皮の赤色が移ってピンク色っぽいものもあったが、写真のものは金色に輝いていた。ニシキギはニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。
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ウド・2~果実
堀之内沖ノ谷戸公園の道端で見つけた「ウド(独活)」の果実。季節はずれの花火のようにも見える。ウドはウコギ科タラノキ属の多年草で、夏に淡黄緑色の目立たない花を咲かせる。和名の由来は諸説あるが、漢方ではこの根茎を乾燥させたものが生薬の “独活(どくかつ)” であり、これをそのままウドと読ませている。
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