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ツワブキ・2~遊歩道

 南大沢3丁目の遊歩道脇に咲いていた「ツワブキ(石蕗・艶蕗)」。キク科ツワブキ属の多年草で、花期が長く花の少ない時期には有り難い存在である。ツワブキの名前はその艶のある大きな葉から “艶葉蕗(つやばぶき)” と呼ばれたり、葉が厚いので “厚葉蕗(あつはぶき)” と呼ばれたものが転訛したようだ。ちなみに島根県津和野町は “つわぶきの生い茂る野” という意味。町に残る言い伝えでは、ここに住みついた人々が、群生するツワブキの可憐な花に目をとどめ、その清楚で高雅な風情に魅せられて、自分たちの住む里を “つわぶきの野” “つわの” と呼ぶようになったという。
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ニセアカシア・4~剽軽顔

 花の少ない時期の楽しみは、樹木の冬芽や葉痕。そしていつも恐い悪魔顔を見せていたのが「ニセアカシア(贋あかしあ)」だが、今年は何やら剽軽な顔を見せてくれた。サーカスのピエロのように見えないだろうか。ピントがやや甘いのはご容赦頂きたい。これまでのニセアカシアの恐い顔は以下をご覧あれ。
 まずは、 “唸る悪魔”。 次は “猿顔悪魔” に “困り顔悪魔”。 そして “二面獣(見方によって2種類の顔が見える)” に “赤鬼”。 最後は歌舞伎風の “隈取悪魔”と名付けてみた。ニセアカシアはマメ科ハリエンジュ属の落葉高木。
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ニシキギ・2~種子

 先日の果実に続いて、種子の様子も観察しておこう。「ニシキギ(錦木)」の種子はほぼ球形で、直径は4~5ミリほど。種子は白っぽいものや仮種皮の赤色が移ってピンク色っぽいものもあったが、写真のものは金色に輝いていた。ニシキギはニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。
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ウド・2~果実

 堀之内沖ノ谷戸公園の道端で見つけた「ウド(独活)」の果実。季節はずれの花火のようにも見える。ウドはウコギ科タラノキ属の多年草で、夏に淡黄緑色の目立たない花を咲かせる。和名の由来は諸説あるが、漢方ではこの根茎を乾燥させたものが生薬の “独活(どくかつ)” であり、これをそのままウドと読ませている。
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シオデ・3~種子

 久し振りに果実を見つけたので、その種子も確認。「シオデ(牛尾菜・四緒手)」はシオデ科(←ユリ科)シオデ属のつる性多年草で、果実は直径1センチほどの液果になる。中にある種子は赤く直径3ミリほど。果肉を潰すとブドウのように指に赤紫色の果汁が付くが、果肉の味を確認するのを忘れていた。どうやら甘味は無いらしい。
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