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カタクリ・5~春の妖精

 ユリ科カタクリ属の「カタクリ(片栗)」。春先に花を咲かせ夏まで葉を繁らせたあと、地上部が無くなり休眠する。ニリンソウフクジュソウアズマイチゲセツブンソウなどとともに “スプリング・エフェメラル(Spring Ephemeral)=春の儚い命、春の妖精など” と呼ばれている。写真は小山田端自然公園の保全区域で見られるもので、地元のボランティアの方々が、日頃、草刈りなどの維持管理をされており、毎年、この時期に2日間だけ保全区域の柵が開けられる。
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オオバヤシャブシ・2~雌花序

 長池公園外周の斜面に生育している「オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)」。カバノキ科ハンノキ属の落葉高木で、写真は雌花序の様子。麟片の間から赤い雌花が多数見える。オバヤシャブシなどハンノキ属の樹の根には根粒菌が共生していて、この菌が空気中の窒素を固定して肥料になるため痩せ地でも生育できる。そのためオオバヤシャブシなどは短期間で荒れ地を緑化したり砂防緑化樹として利用するため各地に植えられている。
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