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セントウソウ・4~早春

 セリ科セントウソウ属の「セントウソウ(仙洞草)」。仙人が住むような山奥に咲くという意味で名付けられている。花径はわずか2~3ミリで、早春では花弁が十分に開いていない。細かい切れ込みのある葉がセリバオウレンに似ているために「オウレンダマシ(黄連騙し)」の名前がある。これはセリバオウレンの根茎が健胃や整腸などの薬効があるのに対して、セントウソウは薬草にならないことからそう呼ばれている。
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ミスミソウ・2~白花

 キンポウゲ科イチリンソウ属の「ミスミソウ(三角草)」。その葉が浅く3裂し三角形になっていることから名付けられている。同じ仲間のスハマソウ(洲浜草)は3裂した葉の先端が丸いのを砂浜の海岸線の丸みに喩えている。しかし実際にはその中間形も多く、判断に迷うこともあるようだ。写真は白花だが、他に青色ピンク色など変化が多い。ミスミソウの葉は常緑でユキノシタでも深い緑色を保っていることから「ユキワリソウ(雪割草)」とも呼ばれるが、サクラソウ科サクラソウ属のユキワリソウとはまったくの別物。
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