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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

カキ小屋とフィリピンバー

2019-02-26 23:45:58 | 食べる

 妻が盛岡から帰る前の日、3女と池袋で食事をしました。

 正月に行った「えびと馬肉と日本酒の居酒屋」(リンク)の姉妹店で、細い路地をはさんで向かい側にある「かき小屋」という店です。

 妻は、いちど牡蛎に当たってひどい目にあったあと、家の食卓に牡蛎が上ることはなくなっていました。

 予約なしに行ったのですが、幸いカウンター席が空いていました。

 人気メニューのがんがん焼きというものを頼むと、カセットコンロの上にブリキの箱を乗せ、牡蛎、ホタテ、ムール貝ほか計6種類の貝をワイン蒸しにしてくれました。最後は、そのスープでリゾットをつくってくれる。たいへん美味でした。

「この前話したフィリピンバー(リンク)、行ってみる?」

「行きたーい」

 土曜日の夜、私たち以外にはフィリピン人の3人組が食事をしていましたが、ほどなくして帰り、私たちだけに。

 ママさんはマニラ出身。娘がいたのは、同じルソン島のバギオという小都市です。

「バギオ、私も行ったことあるよ。涼しくて、いいところだよね」

「イフガオにも行きました。彼のお母さんの出身地で」

「イフガオはよく知らない。山の上のほうだよね」

 イフガオには、独特の方言(というか別の言語)があるそうです。

 フィリピノ語やフィリピン料理、フィリピン人のことで話が弾みましたが、しばらくしてやはりフィリピン人の4人組(おばさんとおじさん)がやってきました。

「常連さん?」

「ううん、初めて。ネットで見たって。日本に住んでいるらしい」

 聞こえてくるのは、たぶんフィリピノ語(タガログ語)で、ときどき日本語や英語の単語が混じる。日本に長いのかもしれません。

 カラオケが始まりそうな気配だったので、私と娘は帰ることに。

「いい感じの店だったね。ダニエル(娘のフィリピン人の彼氏)が日本に来たら連れてこようっと」


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