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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

蚊取りラケット

2013-06-14 23:40:17 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 スペインから帰ってきてみると、家に見慣れないラケットがありました。

 普通のラケットより小型で、おもちゃみたいです。

(これはもしや…)

 実は、タイに行ったとき、とあるレストランでこれと似たものを見たことがあります。

 店のすみのほうで、ビシッ、ビシッという音がするので、振り向くと、店員がラケットを振り回していたんですね。

 音がするだけじゃなくて、火花も飛ぶ。ラケットに電流が流れていて、蚊やハエを感電死させる道具でした。

 家にあったものは「蚊取りラケット」という商品名で、中国製。電池を入れるところがあって、使うときはまず電源を入れ、さらに小さなボタンを押しながら蚊やハエを叩くようになっています。

 ついにハエたたきも電気仕掛けになってしまいました。

 私の生家の庭にはシュロの木があって、よく祖母がシュロの葉を使って蝿叩きをつくっていました。葉の部分を15センチぐらいカットし、麻のひもで編むのです。作るときは5本ぐらい作りますから、家には、需要を上回る蝿叩きが、いつもありました。それで、プラスチックの蝿叩きは、祖母が亡くなるまで使われることはありませんでした。

 さっそくその性能を試してみようと思いましたが、残念ながら、家の中に蚊もハエもいません。

(しようがないなあ)

 庭に面したサッシをあけ、網戸もあけ、蚊が家の中に入ってくるのを、しばし待ちます。

 しかし、タイと違って、日本はそんなに虫がいるわけじゃない。結局、蚊取りラケットの性能を試すことができたのは、数日後でした。

 宝の持ち腐れというか、要するに日本ではあまり必要ない道具なんじゃないですかね。


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3 コメント

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Unknown (元某延世大留学生)
2013-06-25 06:59:02
韓国では結構ポピュラーですね。露店の商売をしている人や、野外でのレジャーに需要があるようです。でも、子どものいたずらによる感電事故が絶えないようです
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Unknown (アホか)
2013-06-26 14:26:44
都会でも近所に公園があると結構飛んでくるんですけどね。
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草むしり (犬鍋)
2013-07-01 00:27:31
今日、庭の草むしりをしたときに、初めて役に立ちました。
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