犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

楊枝さまざま

2020-01-24 23:28:54 | フィリピン
 フィリピンの中華料理屋さんで、食後に、爪楊枝を使おうとしたら、先端が緑であることに気づきました。

 そして、使ってみると、緑の部分がミント味でした。

「こんな楊枝、あったんだ!」

 ホテルに帰ってからネットで調べると、日本にもあるようですね。中華料理屋さんにあったものは、もしかすると日本からの輸入品だったのかもしれません。

 この中華料理屋さんは、ホテルの中にあって、かなり高級な店でした。普通のフィリピン料理屋さんにも、爪楊枝が置いてありましたが、日本の楊枝に比べると品質は低かった。

 楊枝というより、木切れ、木片という感じで、ぜんぜん尖ってないし、使うと木が裂けて逆に歯に詰まったりします。

 ところで、緑の楊枝で思い出すのは韓国の楊枝。

 韓国では、1990年代に、使い捨ての割りばし、木の楊枝、歯ブラシが禁止されたことがあります。資源節約のためといっていましたが、木の楊枝には他の理由がつけられていて、残飯に交じった木の楊枝が、豚の胃袋や腸を傷つけるから。

 レストランの残飯が豚のえさになっていたということは、その時に知りました。

 で、木の楊枝の代用品として考え出されたのが、デンプンで作った楊枝。豚が食べても消化できるように、じゃがいもやとうもろこしのデンプンで作ったものだそうです。そしてその楊枝が緑色に着色されていました。

 使ってみると、木の楊枝よりも鋭く、硬く、これを食べたら豚の喉が傷つくんじゃないかと思いました。胃に入れば消化されるんでしょうけど。
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