犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

自動車事故の思い出

2020-01-27 23:32:24 | 思い出
 帰省した時、家で湊かなえの『リバース』という本を見つけました。娘の誰かが買ったもののようです。ドラマにもなったそうですね。

 新幹線の中で読み始め、その晩に一気に読了しましたが、読みながらいろいろ思い出すことがありました。

 小説では、大学のゼミの友達同士で、別荘に行くという設定でした。遅れてきた友達を迎えに行くために、免許をとったばかりの一人が車で駅に向かったが、その途中で車が崖から転落して、炎上。運転手は死んでしまう。

 ついこの間のフィリピン旅行で、「転落事故の名所」を通ったことは書きました(リンク)。

 私が思い出したのは、それよりずっと昔の出来事。小説の主人公と同じ、大学生の時です。

 大学の夏休み、テニスサークルの合宿があり、私は、買って間もないカローラ1600GTで、長野県の民宿に行きました。

 ある日の夜、食べ物の買い出しのため、私の車でコンビニに向かいました。最近免許をとったばかりの友人が「運転したい」というので、私は助手席に。定員いっぱいの5人が乗り込みました。

 夕方、夕立があって道路が濡れていたためでしょう、急カーブでタイヤが滑り、車は対向車線に飛び出し1回転しました。そして、谷側ではなく、崖側の溝にタイヤを落として止まりました。

 車は、左側面が大きくへこみましたが、人間のほうは軽い打撲程度の軽症ですみました。

 もし、対向車線に車が来ていたら、そして車が進んだのが崖側じゃなくて谷側だったら、と思うとぞっとします。

 結局、通りがかりの地元の人が何人か手伝ってくれて、車を溝から出し、車は自走できたので、近くのトヨタのディーラーまで行って修理を依頼しました。

 運転していた友人がたまたま長野県出身だったため、車の修理が終わるまでの数日間、長野の実家に泊めてもらいましたが、友人のたっての頼みで、事故のことはご両親に話しませんでした。

 『リバース』のような事故・事件にならなかったことは、本当に良かったです。
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