
「川越で自販機の日本酒を飲みませんか」
常連コメンテイターさんからお誘いがあり、行ってきました。
(自販機? ワンカップ日本酒のことかな)
行ってみると、埼玉の銘酒を集めた「ききざけ処 昭和蔵」という所。
これまでも前を通りかかったことはあります。酒蔵かなと思いましたが、入ったことはありませんでした。
中には、50種類以上の埼玉産の日本酒が揃っており、それが自販機で売られています。
まず、自販機で使える専用のコインを買う必要がある。500円で三個のコインと替えることができます。
「前は500円で五個だったのに…」
ここを紹介してくれた連れがぼやきます。最近、いろんなものが値上げされますからね。
それぞれの自販機に10種類ぐらいあり、それが5台ほど並んでいます。
自販機には、それぞれの酒の基本情報(日本酒度、辛口/甘口、淡麗/濃淳)や特徴が表示されてあり、選ぶ際の目安になる。
一つの自販機には純米大吟醸など、やや高価な酒が集めてあり、1杯コイン二個が必要。
自販機で飲めるのは小さな紙コップに少量。味見程度です。
そばにテーブルというか、台があって、「立ち飲み」することができます。
それで気に入れば、店で750㎖瓶を買うことができるというシステム。
私たちはそれぞれ自分の好みで酒を選び、品評しあいます。
来ていたお客さんは、いかにも酒飲みという感じの人はむしろ少なく、女性が多かったのが意外。日本酒好きの女性は、店に一人では入りにくいので、こういうところが便利なのかもしれません。
以下、私が飲んだお酒たち(全部ではありません)



「これ、前の朝ドラの牧野富太郎が発見した植物の名前ですよね」
「ああ、前の主人公は植物学者だったね」

ムジナモ発見物語
結局、1500円、9個のコインで、計8杯(うち1杯はコイン2個)を飲んで、軽い酩酊状態。
ここがメインの目的だったので、次の店の予約をしていません。
「やっぱり、日本酒に合う海鮮の店がいいかな」
ネットで、「海鮮のおいしい店」を検索し、候補を絞ります。
そのうちの1軒が「酔っこらせ」。
「肉寿司もあるみたいだね」
マップを頼りに探しますが、酔っているためかすぐには見つからない。
それらしい路地に入ったとき、
「居酒屋をお探しですか?」
と声をかけられました。
「酔っこらせという店を探してるんだけど」
「あっ、それうちです。こちらです」
ラッキー!と思ってついていきます。
「あれっ? 韓国料理のお店?」
「はい、そのほかにもいろいろあります」
「ネットに、海鮮がおいしい店って書いてあったんだけど…」
「海鮮もありますよ」
でも、入口のメニューには海鮮は見当たらず、「サムギョプサル専門店」とある。
(なんなんだ?)
海鮮がおいしい店というふれこみでネットで広告を出し、行ってみたら韓国料理だったというのは、むしろ逆効果じゃないでしょうか。
「ちょっと一回りしてまた来るよ」
「はい、ぜひ」
「ちなみにチャミスルは1本いくら?」
「チャミスルですか… ぼく入ったばかりなんでわからないです」
(もう来ないぞ)
第二候補の「北海魚市場 なかなか」に向かいました。
こちらは予約で一杯で、カウンター席なら2時間飲めるそう。2人なので、カウンターでも構わない。
刺身と海の幸を中心に、ビール、日本酒をいただきました。
サメ軟骨の梅肉和えというのが美味でした。
きっかり2時間飲んで、さらにスナックに行って楽しく過ごしましたが、酩酊が進んでいてよく覚えていません。終電前に帰ったことは確かです。
たくさんの日本酒が飲めて、楽しい一夜を過ごしました。
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