子どもたちが大きくなり,それぞれバイトや部活などで忙しくて,家族旅行などというものは到底できなくなりました。
今年の連休も,わが家は離散家族状態。長女は少林寺拳法の大会,次女は毎日バイト,三女は女子サッカーの大会,四女は女子ホッケーの東日本大会で2泊3日の遠征,妻はその付き添いです。
何の予定もない私は,家にいてもつまらないので,3女のサッカーの試合を見に行くことにしました。3女のサッカーを見るのはこれが初めて。長女の少林拳は去年の大会を見に行ったし,マンネ(末っ子)のホッケーはときどき見に行くので,「平等」のためということもありました。
韓国から帰国し,中2で編入した中学ではバレーボールをしていた娘が高校に入ってなぜサッカーを選んだのか。もしかしたら,2002年ワールドカップに出場したことが影響したのかもしれません(→リンク)。
近年の「なでしこジャパン」の活躍により,女子サッカー人口も増えたのでしょうか。マイナーなホッケー(東京都の高校女子ホッケー部は3校のみ,埼玉県の中学女子ホッケーは2校のみ)と違い,女サ(女子サッカー部の略)のある高校は多いようです。
埼玉県は毎年全国大会の優勝を争う強豪もいて,まず予選リーグを勝ち上がらなければなりません。
娘の通う高校は,普通の県立高校。初心者ばかりで,高校で初めて球を蹴る子も少なくないとのこと。娘が2年生になり,試合に出るようになってからの昨年度1年間は,練習試合も含めわずか3勝していないというから,そのレベルは推して知るべしです。
ところが,後輩に経験者が入ってきて状況が変わりました。中学時代にクラブチームでガンガンやっていた子が高2と高1に一人ずつ。今大会では,後輩たちも試合に起用されています。高校女子サッカーは,うまい子が一人でもいると,それだけで大違い。個人プレーが試合を決めることが多々あります。
私が見に行った試合は,ボールの行く方向に選手が密集する「ワゴンセールのアジュンマ状態」でしたが,4-1で完勝。予選リーグを終わってみれば,2勝1敗で,なんと一位通過を果たしました。
ベスト16で行われる決勝トーナメントは,一回負ければ終わり。3年生の娘にとって,引退試合になるわけで,見逃せません。
第1回戦は,別の予選リーグの2位チーム。実力的には互角ですが,2年生の活躍で2-0の勝利。ベスト8に駒を進めます。
準々決勝の相手は,スポーツで定評のある私立校。昨年は県大会準優勝で全国大会に行った強豪です。小雨のぱらつく中,応援に力が入ります。
ところが,始まって3分もしないうちに相手チームとの力の差が歴然としました。脚は速い,キックは強い,パスは正確。さすが,日本代表選手を輩出している高校,全員が鍛え上げられているという感じです。
試合はほとんど自陣で進行され,シュートが雨あられのごとく降り注ぎます。あたかも1996年,アトランタオリンピックの男子サッカー,日本-ブラジル戦を見るかのようでした。
総掛かりでディフェンスし,幸いシュートが枠をはずしたり,ボールがバーに当たったり,キーパーの正面をついたりで,前半25分まで無得点に抑えたのは奇跡的ですらあります。
しかし,その後の展開は「マイアミの奇跡」のようにはいきませんでした。
前半は2-0。後半にも加点され,この試合が3年生の引退試合になることがはっきりした時点で,監督は3年生の「思い出作り」を優先し,実力如何にかかわらず3年生を全員出場できるようにメンバーを交代。その結果,終わってみれば7-0でした。それでも,同じチームは予選リーグで毎試合10点~20点をあげていましたから善戦したといえるでしょう。
こうして,3女の部活は終わりました。
今年の連休も,わが家は離散家族状態。長女は少林寺拳法の大会,次女は毎日バイト,三女は女子サッカーの大会,四女は女子ホッケーの東日本大会で2泊3日の遠征,妻はその付き添いです。
何の予定もない私は,家にいてもつまらないので,3女のサッカーの試合を見に行くことにしました。3女のサッカーを見るのはこれが初めて。長女の少林拳は去年の大会を見に行ったし,マンネ(末っ子)のホッケーはときどき見に行くので,「平等」のためということもありました。
韓国から帰国し,中2で編入した中学ではバレーボールをしていた娘が高校に入ってなぜサッカーを選んだのか。もしかしたら,2002年ワールドカップに出場したことが影響したのかもしれません(→リンク)。
近年の「なでしこジャパン」の活躍により,女子サッカー人口も増えたのでしょうか。マイナーなホッケー(東京都の高校女子ホッケー部は3校のみ,埼玉県の中学女子ホッケーは2校のみ)と違い,女サ(女子サッカー部の略)のある高校は多いようです。
埼玉県は毎年全国大会の優勝を争う強豪もいて,まず予選リーグを勝ち上がらなければなりません。
娘の通う高校は,普通の県立高校。初心者ばかりで,高校で初めて球を蹴る子も少なくないとのこと。娘が2年生になり,試合に出るようになってからの昨年度1年間は,練習試合も含めわずか3勝していないというから,そのレベルは推して知るべしです。
ところが,後輩に経験者が入ってきて状況が変わりました。中学時代にクラブチームでガンガンやっていた子が高2と高1に一人ずつ。今大会では,後輩たちも試合に起用されています。高校女子サッカーは,うまい子が一人でもいると,それだけで大違い。個人プレーが試合を決めることが多々あります。
私が見に行った試合は,ボールの行く方向に選手が密集する「ワゴンセールのアジュンマ状態」でしたが,4-1で完勝。予選リーグを終わってみれば,2勝1敗で,なんと一位通過を果たしました。
ベスト16で行われる決勝トーナメントは,一回負ければ終わり。3年生の娘にとって,引退試合になるわけで,見逃せません。
第1回戦は,別の予選リーグの2位チーム。実力的には互角ですが,2年生の活躍で2-0の勝利。ベスト8に駒を進めます。
準々決勝の相手は,スポーツで定評のある私立校。昨年は県大会準優勝で全国大会に行った強豪です。小雨のぱらつく中,応援に力が入ります。
ところが,始まって3分もしないうちに相手チームとの力の差が歴然としました。脚は速い,キックは強い,パスは正確。さすが,日本代表選手を輩出している高校,全員が鍛え上げられているという感じです。
試合はほとんど自陣で進行され,シュートが雨あられのごとく降り注ぎます。あたかも1996年,アトランタオリンピックの男子サッカー,日本-ブラジル戦を見るかのようでした。
総掛かりでディフェンスし,幸いシュートが枠をはずしたり,ボールがバーに当たったり,キーパーの正面をついたりで,前半25分まで無得点に抑えたのは奇跡的ですらあります。
しかし,その後の展開は「マイアミの奇跡」のようにはいきませんでした。
前半は2-0。後半にも加点され,この試合が3年生の引退試合になることがはっきりした時点で,監督は3年生の「思い出作り」を優先し,実力如何にかかわらず3年生を全員出場できるようにメンバーを交代。その結果,終わってみれば7-0でした。それでも,同じチームは予選リーグで毎試合10点~20点をあげていましたから善戦したといえるでしょう。
こうして,3女の部活は終わりました。
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