犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国便り~空港鉄道

2016-06-01 22:46:24 | 韓国便り(帰任以後)

 最近の韓国出張では、東京から行くときも大阪から行くときも金浦空港を使うことが多かったのですが、今回は関空⇔仁川にしました。

 仁川からホテルまでは、KALのホテルリムジン16000ウォンでコリアナホテルまで行き、仁寺洞のホテルまでタクシーに乗りました。ホテルのそばまで行く市内バスもあるけれど、いろいろ迂回するので時間がかかる。コリアナホテルは市内のホテルの中でもっとも時間がかからずに行けるホテルです。少々値段はかかっても、そこからタクシーに乗るのがいちばん早い。

 帰りは空港まで鉄道を使うことにしました。

 ホテルで空港鉄道の時刻表をもらおうとすると、

「ホテルの前から直行バスがありますよ。鉄道はソウル駅で乗り換えないといけないから、バスのほうが便利です」

「いえ、ちょっとロッテマートに寄りたいので」


「そうですか」


 アガシはネットで検索して時刻表を印刷してくれました。

(あれっ? こんなに本数が少ないのか)

 鉄道は一時間に1本ぐらいしかありません。

(ま、時間もあることだし、行ってみるか)

 ホテルから地下鉄チョンガク駅まで歩き、一号線に乗ってソウル駅下車。トランクを引きずりながら、駅に隣接しているロッテマートに入ろうとすると、入り口で呼び止められました。

「かばんはあっちのコインロッカーに入れてください。出すときにお金が戻りますから無料です」

 身軽になって食料品売り場に行き、頼まれていたオジンオチョッカル(イカの塩辛)を買います。

 山のように盛られている塩辛の樽から、プラスチック容器にとりわけ、ラップで五重、六重、七重にぐるぐる巻きにします。トランクに入れて手荷物を預けると、気圧の関係で容器が破裂し、トランクの中がたいそう悲惨なことになる場合があるので、厳重にラッピングしてくれました。

 買い物が終わり、駅に行って空港高速鉄道のチケットを買います。時刻表を見ると、ホテルで印刷してもらったものよりはるかにたくさんの本数がある。だいたい15分に一本です。どうも、ホテルのアガシは、空港までノンストップの特別な列車の時刻表だけを印刷してくれたらしい。

 空港に2時間ぐらい前につけるような列車のチケットを買いました。

 乗り場に向かうと、「搭乗手続」の表示があります。ソウル駅で搭乗手続ができるようです。カウンターで手続をし、トランクも預けます。そして、なんと出国手続きまでできてしまいました。

 空港では、特別な通路を通って保安検査も優先的にできましたし、出国手続は脇の通路から素通り。とても楽でした。

 しかも鉄道料金は8000ウォンでバスの半額。

 仁川空港利用の際は、ぜひ空港鉄道の利用をお勧めします。


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