カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

松蔭神社 「ジャキール」

2008-01-10 | 世田谷区
samuraiです。

今日は松蔭神社にある『ジャキール』というお店を紹介します。
場所は松蔭神社の商店街を世田谷通り方面に進んで1分ほど行って
右手にあるお肉屋さんの2階にあります。
ま、『宗谷』の近くと行った方が分かりやすいでしょうかww。



こちらは松蔭神社に新しく出来たインド料理のお店。
この近くには『マシバシイネツルカモ』や『サイゴン』、『吉葉』に『スパイスマジック』など
カレー屋がひしめいていますが、
本格的なインドカレー屋さんが、松蔭神社に出来るのは初めてですからね。
ちなみにこちらのお店は下のお肉屋さんが経営してます。

今日はかりんさんと共に来てみました。
それでは行ってみますか!!



店内は4人掛けのテーブル席が4脚。
パキスタン人の方が一人でやっているらしく、
まあ、ちょうどいいぐらいのキャパでしょうか。

さて、カレーはエビ・野菜・ビーフ・チキン・マトン
全部で15種類。
牛すじカレー」などという、とてもインド料理屋とは思えないメニューもありますww
いや、まあカレーに馴染みが無い層を取り込む狙いは分からないわけではないですが、
それはちょっとやりすぎではないかとww

ということで、「野菜カレー(850円)」と「ドピアザチキンカレー(1,000円)」、
後は「ナン(300円)」を注文。
ちなみに辛さは1辛~10辛まで選べますが、今日は両方とも5辛で。

さて、待つこと15分。カレーがやってきました。



カレーの量は思ったよりもかなり小振りな感じですね。
値段が平均1,000円ぐらいすることを考えると結構な割高感を感じますが。

まずは「ドピアザチキンカレー」から。



こちらは玉ねぎピーマンが入ったチキンカレー。
ルーはかなりもったりとしてますね。
鶏肉の美味さは、さすがお肉屋さんがやってるだけあって
しっとりとしたおいしさを感じますね。

さて、では「野菜カレー」の方を。



こちらはナス・インゲン・ジャガイモ・グリンピース・トマトの具材。
こちらもかなりもったりとしたルーですね。
ていうか、これさっきのチキンと一緒のルーじゃないの??

そして、一番の問題がナン
ものすごい粉っぽい感じがするんですよねコレ
例えて言うなら、僕が自宅でパンを作る時に
ベーキングパウダーの配合を間違えて
あー、もういいや。とりあえずフライパンで焼いてナンっぽくして食べよう!」って時の
ものすごい投げやり感というかww

ということで、家の近くにインド料理屋さんが出来るのは大変ウレシイので、
敢えて厳しい意見を言わざるを得ないですね
誤解しないでいただきたいのですが、
少しでも良くなっていただきたいという願いを込めて
マイルドな意見を言う訳ですので、その辺はご容赦をww。


1.価格設定

まず、この量の少なさで平均一皿1,000円のカレーというのはどうなんでしょうか?
カレー激戦区ならいざ知らず、この駅周辺にインドカレー屋は
前述の『マシバシイネツルカモ』以外は皆無。
しかも、この界隈は安い飲み屋がひしめく地域でもあり、
あ~、この値段なら飲み屋で酒飲んでる方がいいや。」と思われる可能性はかなり高いです。
まあ、仕入れや経営上の都合はあるでしょうが、
せめてカレー全体の値段を200円は下げないと
この先厳しいですよ、マジで。
ここはホント考えどころだと思います。

2.ルーについて
ベースのマサラはいいんですよ別に。
それはその店のスタイルなので、
ただこの店のスタイルが合わなかっただけと思えば。
しかしですね、スパイスの配合一つとっても、
その素材に合ったものをベースにしないと全てがグダグダになってしまいます。
肉類と野菜類が全く一緒のルーってのは、正直考えられませんね。

3.ナンについて
こちらのお店にタンドール釜があるのかどうか分かりませんが、
もしないのであれば、ナンを焼くのは酷な意見ですがやめた方がいいと思います。
ロティやチャパティ、ライス類に着眼点を移した方がいいでしょう。
そして、もしタンドール釜があるとすれば、
お前、もうちょっと腕磨けマジで!!」としか言い様がありませんww。

4.メニューについて
正直、既存のインド料理屋の域を一歩も出てません。
わざわざ電車に乗ってでも「ここのカレーが食べたい!!」っていう訴求力を
全く感じませんでした。
別に何でもいいんですよ。
”ここでしかこれは食べれない!!”ってのがあれば。
たとえば、この近所の『サイゴン』を見て下さい。
いつ行っても行列が絶えません。
それは”ここでしか食べれないものがあるから”です。
その辺をもうちょっと分かっていただきたいです。

ということで、厳しい意見を書かせていただきましたが、
こちらとしては頑張っていただきたいと思ってますので
敢えて書かせていただきました。

この辺りでは貴重なインド料理屋(まあパキスタン料理屋と言った方が正しいかもですが)なので、
これからを期待しますよ!!