日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

トトロの森はここにあったのか!

2011-09-18 23:20:43 | ふさおまき(オス)日記

尊敬し敬愛する愉快な鳥の研究者が、トトロの森の理事として働いてた関係で、

いつか訪ねてみたいと思っていたこの森。

一献やって柔らかくなった頭で、青空散歩をしたあとに見ると、

なにか夢の国にきたようです。

ワンダーランド。

丘を囲む低地は流れ出した水で作られた湿地となり、

蓮やカキツバタが豊かに葉を茂らせ、

花の季節ならこれもまた夢の国になるのだろうと想像します。

 

東村山の駅から1キロほど。

子供が虫取り編みをもって元気に走っているのは嬉しかったですね。

 


お蕎麦懐石「土家」さんで昼下がりの一杯

2011-09-18 22:34:36 | ふさおまき(オス)日記

休日は体と心を休めるためにあります。

決して運動ばかりしているわけではありません。

だから、東村山・・・展開に無理があるかも。

だから、京都・・・行くのに無理がありました。

正解は、東村山で京都で食べるのにも匹敵する、素敵な蕎麦懐石のお店で、

おなかを愉快にさせてきたのであります。

 

大学時代の友人と待ち合わせたのは11時50分。

都心よりも少しばかり空気が澄んだ駅前通を、3分ほど行っただけで、

静かな住宅街に入ります。

前川という、2面張りになっていてもどこかのどかな面影を持つ水路を裏割りに、

そのおそば屋さんは、まさに屋をたたずませていました。

「土家」

古民家移築風に見える、年期を感じる木材を多用し、土壁が暖かいこのお店は、

友人によれば、何ヶ月もかけて改装したものだとか。かなりの教養とセンスを

持ち合わせた方が設計に関わっているようです。

木戸ののれんをくぐっただけで、そこは別世界。

店の中を写真に撮る余裕は、初めて訪れる店にたいしてなかなか持ち合わせていなかったですし、

よしんば撮らせてもらえたにしろ、今日は私には珍しく、友人との話がたんと積もり、

しかも昼からお酒を一献というプランを約束していました。

ですので、写真は無いのですが、

釜からあがる湯気の揺らぎが、昼のカウンターには印象的です。

もちろんそれは、廊下の端にさりげなく飾る花の映え具合ですとか、

広い空間をあえて通り道のままにして、客は10人程度におさえる閑静な美学と

いったところに支えられた風景なのですが、

静かな店内で、黙して働く店主の動きの後ろで、

磨りガラスの向こうから膨らんで寄せる陽光を、蒸気は緩やかな弧線で横切り、

ふうわりふうわりと漂うのです。

 

まあ、茶室の釜の風情ということでしょう。

 

お料理は、向付から八寸に、そばがきをアレンジした碗もの、

太刀魚の天ぷら、そしてやや粗めにひいた輝度の高い蕎麦と

そのどれにも、細やかな気配りと素材の厳選がみてとれる

品々が続きます。

おいしいことは請け合いですので、

東村山の距離感をうまく使えるシチュエーションを迎えたら、

ぜひ予約の電話を一日も早く入れることをおすすめします。

閑静を望む店の定員はあまりにも少なく、予約の取りがたいこと

この上ないと聞きます。

 

 


18日の朝トレーニング

2011-09-18 11:34:33 | ふさおまき(オス)日記
昨日のスピード練習の影響はどうなるか?
中年の体は目が離せません。彼女が鍋割山へ早朝から出かけたのを見送り、
二度寝を決め込んで布団から起き出した8時過ぎ。
うん、悪くありません。
ハムストリングはしっかり芯が入って固まっていますが、
ストレッチをすれば大丈夫でしょう。
アキレス腱は昨日の朝と変わらず。つまり、トラックで全力疾走しても、ケアさえすれば悪化しないくらいには、
回復してきているのです。
こうなると、すぐに体を動かしたくなります。
しかし今日は昼から学生時代の友人と会うため、10時には家に戻らないと、
間に合わないタイムスケジュールです。つまり、準備体操からすべて含めて一時間でできるトレーニングを考えます。
効率的なのは室内ストレッチでしょうが、体は外へ出て走りたいミヨちゃん状態です。
なら、代々木公園で決まり。林の中で体操と動的ストレッチ、
ランニングコースを短距離スタイルジョグで1,2キロ。そのまま林の中に再度入って、速攻腕振りと足踏み込みを100×2セット。
さらに芝生の坂を40メートルかけあがり5本。
最後に足を振り子のように動かす動的ストレッチを30×2セットでハムストリングの回復を確認できたところでタイムアップとなりました。

草も青々、汗が吹き出しながらも心地よいのは、体が自分のイメージ通りに動いてくれるからでしょう。

体重58,6キロ。体脂肪率7,3%も3か月変化なしでオッケー〓。

明日の雨模様だけが心配です。

9月17日 映画「ライフ」を見ました

2011-09-18 01:07:19 | 映画

夕方の映画館に入るのはいいもんだ、という、さとなおのエッセイを読んだからでもないけれど、

17時10分に、新宿ピカデリーで、なぜか京王線でのつり広告が印象的な「ライフ」を

見てまいりました。

行数に制限の無いブログで、こんな婉曲な書き出しをするのは、お察しのとおり、

私の心には深く刺さらず、とはいえ反発をよぶでもない、なんとも中途半端に形跡がのこる

映画だったからです。

上のライフの文字にリンクを埋めたので、公式hpを見てくださったらわかるのですが、

生きることの押し売りを、これだけ堂々と声高にできるのは、

誰にも反対ができず、反対したって相手にされない「自然」が対象だからです。

そう、なぜ生きるのか、どうして愛するのか?小説なら、ただそれだけでもあまりに壮大なテーマで、

答えを見つけることは放棄して、その一断面を描こうとするのがせいぜいでしょう。

でもね、動物が(少しだけ食虫植物も出てきますが)相手だと、人は勝手に、都合のいいところだけを投影して

生きる意味をわかったようにしゃべってしまう。

映画についている日本語のコメントは、ほぼずっとそんなトーン。

下手に動物の心を代弁するような台詞になると、ほんまにわかるんか?とつっこんでしまいたくなります。

 

あまたの大ヒットハリウッド映画でも平気で最初から寝てしまうことがある私が、

90分の自然映像をずっと目覚まし状態でいられたのは、なんのことはない、

ずっとコメントに一人つっこみをしていたからなのでした。

 

映像がとても手の込んだ、時間をかけた物だと言うことは良くわかります。

プラネットアースで売り物にした、空からの超望遠を可能にしたスタビライザーはもはや当たり前。

超ハイスピードに、超クローズアップ。

自由自在に視点が変わる多彩な絵作りも、目覚まし効果に役立ってくれました。

でも、どこにもストーリーがない。

生態の一断面だけ。

もちろん、南極、日本、アメリカ、マダガスカル・・・・あまたの地を旅して、

ハキリアリからヤドクガエル、コモドドラゴンにイワシやマッコウクジラにウェッデルアザラシ、

チーターに西ローランドゴリラに、そうフサオマキザルも登場して、

多くの命が地球全体に生きていて、それが生物多様性でというメッセージのためのストーリーなき

ストーリーだと言うことは、あまりに図式的なので簡単にわかります。

でも、ストーリーと言うとき、いやしくも自分以外の人に語るとき、「次はどうなるの。どういうお話がひろがるの」

という気持ちを引き起こさないものをストーリーとはあまり呼びたくありません。

 

それでも、今日で公開1週間がたつにもかかわらず、100ほどの席はほぼ埋まり、

それも自腹で来館したに違いない20代~30代のカップルがほとんどでしたから、

私が通念で考えている映画とストーリー以外の価値がこの映画にはあるというところが、

今日の最大の刺激でありました。

そして、自然映像でつむぐ映画には、まだまだ可能性があるはずだと

すこし頭を働かせ始めるのであります。

 

あれ、つまり久しぶりに、「終わったあと、誰かと話したくなる映画」だったと

いうこと???