日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

映画「ファミリーツリー」の枝

2012-06-06 07:58:05 | 映画

先週末に「ファミリーツリー」を見ました。

ハワイが舞台で、家族の物語。

この二つで、見たいと思いました。

ホノカアボーイに足を運んだのと同じでしょう。

あの映画には蒼井 優ちゃんが出演している3ポイント目もありました。

 

しかし、この映画は良い意味で私のポイントをはずしたところで印象に残りました。

私にとってこの映画の主人公は、ジョージ・クルーニー演じる夫にして父親でもなく、

オアフの実家を出てハワイ島の高校で寄宿舎生活を送る姉娘でもなく、

母の病をもてあます妹でもありません。

満面の笑顔がワンシーン、その後はずっと延命装置につながれ、少しだけ口をあけて

瞳は閉じたままでいる母であり妻である女性です。

意志も感情もなくなって、しかし肉体は生きている無表情の有意は、

少し開いた口から雄弁に語られていくのです。

事故の経緯を探り、浮気相手を探し、その気持ちに達しようとするジョージクルーニーの

とろうとも思えるやり場のない旅への共感は、その生じるところの妻への想像力を

かき立てるのでした。

この彫刻によって平面から浮かび上がる影で語らせようという手法は、

見ている私の心に転写されました。

ストーリーよりも役者よりも、語り口によってはまりこまさる監督の手腕に、

ひときわ創造力の可能性を考え直す映画だったのです。

 

上映後、映画館を出いていく観客の口が重かったのは、

ストーリーのあり方とともに、こんな内面へ向かせるたびに誘った手口に

多くの人々がマジックをかけられたからだと確信するのでした。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しあわせのパン

2012-03-04 08:29:29 | 映画

おとぎ話をおとぎ話のままにどうぞ・・・

古いイギリスの図書館かと思わせる一角で、可憐な少女が「月とマーニ」という童話に出会います。

そして、アニメで描かれるお月様とマーニさんのやりとり。

冒頭の数分で、さあおとぎ話へどうぞと導かれるので、ある意味安心とあきらめのうちに、

観客はあとの1時間30分へと誘われます。

 

この映画を見に行きましたのは、

舞台が北海道、しかもそうかこの手があったかと膝を打つ、洞爺湖の有珠山を見渡す側の高台が舞台であること。

そして、原田知世さまが主演であるということ。

私自身が、美しきメルヘンを求めて劇場に出かけているのですから、

お話のスタートは、まったくもって、その気持ちを柔らかく受け止めてくれているのでした。

 

 

現実の今日、3月3日は久々に走ることもかなわない、体の不良状態。

要は眠いだけなのですが、ほとんど昼まで使い物にならず、お買い物に行くのが精一杯。

マッサージに行っても、トレーナーにはブンむくれた全身にあきれられ、

ベッドにへたりついていました。

その後に彼女とでかけた劇場で、この映画をみて、

ようやく心のほうが、ほっとしました。

大きな自然、あたたかいパン。

さあ、また北海道に遊びに行くために仕事をしましょう、

なんて思えるのでありました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「東京オアシス」とツチブタ

2011-11-13 21:45:43 | 映画

相変わらす一人になると邦画ばかり見るふさおまき(おす)であります。

今日は、「マザーウォーター」以来のオアシス計画様の作品で。

舞台は古都から首都へ。

謎のツチブタを見ようと思いながら、最後にはしごをはずされる力の抜ける笑いに

ケセラセラ的ニュアンスがあって、やや気持ちを安定させるところもあったのですが、

でも千葉動物公園をロケ地に選んでしまったところで私的にはアウトになってしまいました。

映画を見るより、自分を見てしまいますね。

とくに満足感の低い作品の場合。

「かもめ食堂」がとても気に入って、「マザーウォーター」も深く記憶に宿って。

だけど「東京オアシス」に共鳴できないのは、多分に3つのストーリーが乗る舞台となる、

「コンビニと高速」「映画館」「動物園」が、どこにも東京の今が宿っていないからでしょう。

私はいつも自分の立ち位置がわからないと不安になって、とてもストーリーや

人の描写に入っていかないと言うことがよくわかりました。

 

やや言い訳すると、小林聡美さんの雑踏を抜ける歩き方は格好いい。

喪服で舗装道路を走る姿は力強い。

原田知世は、これほどロングスカートでの歩き方が優しい人は他にいないと確信させる。

もたいまさこ、声聞きたかった。かがんだ原田知世に、なんと語りかけたのでしょう。

黒木華さん、あなたのような方は、決して子供の頃に動物は好きではなかったでしょう。

妙なつっこみはたくさんできて、楽しむポイントは持たせていただきました。

以上、ごめんなさい。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「神様のカルテ」と「エンディングノート」

2011-10-03 08:49:58 | 映画

先の土曜日は「神様のカルテ」、このまえの週末は「エンディングノート」を見ました。

神様のカルテは、主役が嵐の櫻井翔くんが患者と向き合う医者を演じ、宮崎あおいさんが支え、そして舞台が松本周辺ということで。

エンディングノートは、父の死をドキュメンタリー撮影した娘が監督で、そういう規模の作品がロードショー公開されると言うことで。

そういう動機で見てきました。

ともに、ガンを患った方の、最期に向かった生き方を見つめるストーリー展開が同じなのですが、

それはたまたまのこと。

たまたま、かな。

みたい自分は自分である、という統一性ももちろんあるわけで・・・

納得できる言い方をすれば、自分がいい年になってきて、人生の後半戦を生きているから、

だけどまだ体が動いているから、落ち着いて見ることができるのでしょう。

観客層は、新宿のピカデリーで夕方に見たからということもあるのでしょうが、

両方とも30代~40代が中心のようです。今の映画人口の主体と言うことかもしれません。

ただ、エンディングノートのほうが、一人客が多いようには見受けたのは、

それはそれとして、私には納得できるものでした。

だって、最初から、泣くしかない映画のエンディングを迎えることがわかっている映画なのですから。

もちろん、最後の音楽が消え入ったとき、私の目も潤みました。

周りからもすすり泣く声がずいぶん聞こえましたし、

すぐにお手洗いへ向かう人も、普段より多く見えました。

 

どうも、そんな周辺状況しか、書けないのも度胸足らずですが、

人の命を正面からみつめ、しかも寄り添うように描く映画作品は、

涙を浮かべながらも、観客の一人としては納得し、生きることを静かに見直す機会にも

なりうることに、やや驚きを禁じ得ませんでした。

 

そうそう、

両方の映画で、黄金色の空が輝く夕景が、風の音とともに描かれていたのは、

偶然ではないでしょう。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月17日 映画「ライフ」を見ました

2011-09-18 01:07:19 | 映画

夕方の映画館に入るのはいいもんだ、という、さとなおのエッセイを読んだからでもないけれど、

17時10分に、新宿ピカデリーで、なぜか京王線でのつり広告が印象的な「ライフ」を

見てまいりました。

行数に制限の無いブログで、こんな婉曲な書き出しをするのは、お察しのとおり、

私の心には深く刺さらず、とはいえ反発をよぶでもない、なんとも中途半端に形跡がのこる

映画だったからです。

上のライフの文字にリンクを埋めたので、公式hpを見てくださったらわかるのですが、

生きることの押し売りを、これだけ堂々と声高にできるのは、

誰にも反対ができず、反対したって相手にされない「自然」が対象だからです。

そう、なぜ生きるのか、どうして愛するのか?小説なら、ただそれだけでもあまりに壮大なテーマで、

答えを見つけることは放棄して、その一断面を描こうとするのがせいぜいでしょう。

でもね、動物が(少しだけ食虫植物も出てきますが)相手だと、人は勝手に、都合のいいところだけを投影して

生きる意味をわかったようにしゃべってしまう。

映画についている日本語のコメントは、ほぼずっとそんなトーン。

下手に動物の心を代弁するような台詞になると、ほんまにわかるんか?とつっこんでしまいたくなります。

 

あまたの大ヒットハリウッド映画でも平気で最初から寝てしまうことがある私が、

90分の自然映像をずっと目覚まし状態でいられたのは、なんのことはない、

ずっとコメントに一人つっこみをしていたからなのでした。

 

映像がとても手の込んだ、時間をかけた物だと言うことは良くわかります。

プラネットアースで売り物にした、空からの超望遠を可能にしたスタビライザーはもはや当たり前。

超ハイスピードに、超クローズアップ。

自由自在に視点が変わる多彩な絵作りも、目覚まし効果に役立ってくれました。

でも、どこにもストーリーがない。

生態の一断面だけ。

もちろん、南極、日本、アメリカ、マダガスカル・・・・あまたの地を旅して、

ハキリアリからヤドクガエル、コモドドラゴンにイワシやマッコウクジラにウェッデルアザラシ、

チーターに西ローランドゴリラに、そうフサオマキザルも登場して、

多くの命が地球全体に生きていて、それが生物多様性でというメッセージのためのストーリーなき

ストーリーだと言うことは、あまりに図式的なので簡単にわかります。

でも、ストーリーと言うとき、いやしくも自分以外の人に語るとき、「次はどうなるの。どういうお話がひろがるの」

という気持ちを引き起こさないものをストーリーとはあまり呼びたくありません。

 

それでも、今日で公開1週間がたつにもかかわらず、100ほどの席はほぼ埋まり、

それも自腹で来館したに違いない20代~30代のカップルがほとんどでしたから、

私が通念で考えている映画とストーリー以外の価値がこの映画にはあるというところが、

今日の最大の刺激でありました。

そして、自然映像でつむぐ映画には、まだまだ可能性があるはずだと

すこし頭を働かせ始めるのであります。

 

あれ、つまり久しぶりに、「終わったあと、誰かと話したくなる映画」だったと

いうこと???

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は「プリンセストヨトミ」公開だ

2011-05-27 09:13:00 | 映画

いやいや楽しみです。

「プリンセストヨトミ」。

先週は「岳 みんなの山」で小栗旬さんと長澤まさみさんに麗しさを感じ、

その前の週は「阪急電車」でりりしい中谷美紀さんと宮本信子さんに、有川浩せんせの筆力世界を羨み、

日本映画に親しんでおります。

あ、そのまえはずっと飛んで「スペースバトルシップ ヤマト」の木村拓哉さまと黒木メイサに小学生以来の納得をしたり

していたから、本当に今年は日本映画ばかりなりだ。

「プリンセストヨトミ」

は、万城目 学さんの小説を好んでおりますのが出発点。もちろん堤真一どのは大河ドラマ「又八」役ではまったし、

綾瀬はるかさまとは、あろうことか、さるパーティーで2つ隣の席に座って、壊れそうに繊細なガラス彫刻の美しさに

心からうちふるえておりますので、大阪国国民の義務としてではない興味も深いのであります。

そのようなわけで、明日の公開日に映画館へ行ってきます。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「岳」を見ました

2011-05-25 00:42:11 | 映画

数ヶ月前に雑誌で広告を見てから、ずっと公開を待っていた「岳」に行ってきました。
舞台は北アルプス、主役はボランティア山岳レスキュー三歩と、長野県警山岳救助隊の新人・久美ちゃんである。この二人を、小栗旬と長澤まさみが演じます。

漫画では山を生きるスーパーマン。実写ではどうなるか?しかし、その心配は杞憂でした。
小栗君、見事にスーパーな大人振りでした。クレバスに落ちて何とか助かった人にも、
絶壁から落下して命を落とした若者にも、「よく頑張った」とかける声は、救いとしか
言いようのないものでした。もちろん、その命を左右する現場では能天気にも思える言葉に、
山にわだかまりのある久美ちゃんは少し恨みを持ちながら、三歩の背負った過去の十字架を知るとともに、
山が持ち山が与えた偉大な力を、知っていくのです。

このわかりやすい表裏と、でも絶対的な生きることのすばらしさを
恥ずかしげもない前面に立ててストーリーを進められるのは、
下手に日常性を描かず、作品を構築する擬似世界の真骨頂を渡り歩こうとする、
45歳のテレビ界出身・片山監督が偉大な仕切りをしたからこそでしょう。
この点、昨年の私的最高作品「風が強く吹いている」で、友情と情熱と、努力、
仲間とともに追い求めるゴールという、べたで恥ずかしくて、だけどあこがれる
圧倒的なシチュエーションをこれでもかと並べ立てていたのを思い出しました。

最大の見せ場、爆弾低気圧のなかで繰り広げられる、
嵐のヘリ、数時間で松本市内から山頂へ駆け上がる三歩、
中越典子父娘の愛情、身を縛るロープを切り遭難者に近づく久美
のシーンは必見。
生きてるだけで丸儲け、山のように大きな人間になりたいものだと
切なく思う私でありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011年4月29日 武蔵野陸上競技場と映画「阪急電車」

2011-05-01 00:48:31 | 映画
大型連休に入る直前の一日は、お仕事が夜から。
というわけで、祝日に重なった金曜日、初めて武蔵野陸上競技場に参りました。
市民総合会館の建物を抜けるとそこは陸上競技場という、なんとも内界外界の
建物です。
くぐりぬけると、これはこれはというくらい多くの陸上青少年がトラックを
走っています。ほとんどの人が短距離、というのは陸上マニアには楽しいのですが、
妙な熱気に、普通のジョガーだとあてられてしまうかもしれません。

もちろん、私はうれしくなって舞い上がります。
中学生には負けたくない、という半回転ひねり頑張りモードで、
たっぷりストレッチをして筋肉を暖めた後に、
120m×2本をアップシューズでややオーバースピード気味で
体幹を立てて走りきることを目指し
次はSコーチ指導の、幅跳び踏み切りの型練習に入ります。
軽く弾んだジョグをして踏み切り姿勢・・・・またジョグして踏み切り・・
をトラック内で繰り返します。
ポイントは踏み切り姿勢。私の場合、強く飛び出すために地面を叩く右足を、
ピーンと伸ばし、同時に上への方向付けとなる左足の太ももを上に強く引き上げる
という動作を作ります。
まずできながったのが、右踏み切り足を下に踏み出し伸ばしたままに置く姿勢。
すぐに後ろへけりだしてしまい、膝が曲がるのです。
上へプッシュ、上へプッシュ。前ではないの前ではないの、という繰り返し呪文で
姿勢を作ります。
まあ10本ほどやって何とかわかってくると、再び走りの練習に入ります。
スパイクに履き替え、120m流しをもう一本やると、
スタートダッシュ。
30m×5本+50m×5本。
十分にハムストリングをいじめて、最後は250快調走で締めくくりました。

さあ12時に走り終え、三鷹に向かって新宿13時に彼女と待ち合わせです。
目的は映画「阪急電車」、東京在住兵庫県出身、中学高校6年の通学阪急二ストには
みたくてならなかった映画が本日封切りなのです。
舞台は、阪急沿線のうち宝塚と西宮北口を結ぶ阪急今津線。仁川や逆瀬川をつなぐ、
いわゆる山の手の住宅地と、小林聖心や関西学院といった文教の地を通る、
文京住宅都市という背景が、関西人にはきっと細雪にちかいものを感じさせるに
違いありません。

物語はオムニバスの良いところをつないで見せますよ、と最初10分、
「阪急電車」のタイトルが出てくる前に堂々と宣言します。
マルチ画面で登場人物たちがならぶ一枚画面には、
単純なストーリーテラーを好み、けして映像派にはならない私には、
実に心地よい物語風景としてたち現れるのです。
中谷美紀、宮本信子、戸田恵梨香、芦田愛菜、谷村美月、南果歩、
物語に心を映す登場人物たちは、すべて女性といっていいかもしれません。
それもみんな、そこそこ幸せに人生を進み、そこそこ感情の起伏を持ち合わせる心穏やかで
いられない事情を抱えています。
映画的には派手でないけれど、等身大の人生で考えればかなり大きな人生の曲がり角が、
とても身にしみて、そしてそれだけに頑張って生きていってと心の声を出し、
そして物語に解決の糸口が見えてくれば、みている私も心が穏やかになり、
なんか人生っていいね、捨てたもんじゃないねといいたくなったのです。

うん、確かに、中谷美紀の科白「今のあなたは格好よかった」
励まされます。
今年の日本に、暖かい映画があって良かったと思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011年1月29日 武士の家計簿

2011-01-29 23:35:20 | 映画
ずっと見たいと思いながら、いつの間にか終わっている映画が
多いのですが、この作品は12月4日公開にもかかわらず、まだ
ピカデリーで上映が続いていました。
今日は彼女がお母様とおでかけ。
私もいつもならマッサージに行くところですが、予約がとれず、
ではと「武士の家計簿」に予約を入れたのでした。
14時からの回。
シネコン最上階のもっとも小さな小屋での上映ですが、
ほぼ満席になっていました。
客層は、ゆとりのある方々。それは年が上だったり、
交際暦が長そうなカップルということなのですが。

お話はかなり単純です。
刀ではなくそろばんで幕末の加賀藩を生き、頭角を現した
親子三代。算術に馬鹿ほど没頭する姿が、時にあだとなりながら、
結果的には出世につながり、だけど維新という乱世には
また別の力が働き、時代は流れ、だけど家族は強く結びついている。
個性をわかりやすく切り出し、ストーリーに時の流れも加えて、
おもしろおかしく話は進み、ときに親子の情愛に涙が出ます。

おとこの3代を、中村雅俊、堺 雅人、伊藤祐輝。
おんなは4代を、草笛光子、松坂慶子、仲間由紀恵、藤井美菜
が演じます。

すごく薄い読後感ですが、なんとなく暖かい気持ちになる
といったところでしょうか。
歴史的には日が当たりにくい算用方を、資料とともに浮かび上がらせる
というストーリー性と歴史的役割に使命を感じすぎたように
思えはしますが、まあ森田芳光監督ですから、私の世代には
これもまたよしと思えるのではあります。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴瓶と吉永小百合と蒼井優と~おとうと~

2010-02-07 00:57:14 | 映画
いかん、また泣きの映画館に入ってしまった・・・・
3週前の「今度は愛妻家」続き今日は「おとうと」を見てきました。
幸せの黄色いハンカチを見て以降、私の絶対者の一人である
山田洋次監督作品です。
まず、表題の出演者のうち、さて主人公は誰なのでしょう。
人物像を深く描き、巧妙に配置している作品は、見ているものに
主役を選ばせてくれることがあります。
私が誰に自己投影したかというと・・・
これは会ったときにでもお話ししましょう。

ただ、ひねくれ者の私は、娘役である蒼井優ちゃんの再婚相手となる
加瀬亮くんに結構同調したりしたことも確かです。
「何があったって、君の人格に変わりはない」
山田監督独特の、時にストレートな台詞が耳に痛いやら
自分の気持ちの延長線上にあるやら。

それにしても・・・鶴瓶のメディア大活躍は何でしょう。
昨年のディアドクターでの偽医師役。
そしてNHK「鶴瓶に乾杯」は毎回15%を越す視聴率。
今回ももちろん話題作。
良き人、良き演技、良き集客力。
いつの間にか、時代の人になっていたという感じがします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする