南風が吹き荒れます。
日本の春が来ました!!
日本の春が来ました!!
こんな最終回もあるのですね。
朝7時30分からのＢＳプレミアムと8時からの総合テレビの両方で見てしまった、
朝ドラ 「カーネーション」最終回。
巡る巡るよ時代は巡る・・・
今のだんじりから始まった画面は、糸子さんが亡くなってからの3姉妹の活躍を描き、
最後に、このドラマの初回をある病院の入院患者が見入って、
赤い人形とミシンの”オープニングタイトル”が流れて最終回が幕を閉じる・・・
渡辺あやさんの構成力に優れた原作、魅力的な尾野真千子さん、
半年見てきた自分の泣き笑いを思い出し、そしてまた明日に続くのだなあと、
思いも巡る巡るの、こんなお話作りができればきっと自分も楽しいだろうなとちょっと嘆息もでるので
ありました。
眼鏡歴は相当に長い私。
確か２．０が見えて当たり前だった5年生が、受験勉強の日々を過ごすうちに急転直下、黒板が読めなくなり、
初めての眼鏡を買うために、当時の住まい近辺にはメガネ屋さんがなかったもので、
ずいぶん遠出して行ったことを思い出す。
距離が遠い初めての眼鏡店は、サロンと名が付いていたような記憶が。そういえばちょっと昔なら、
眼鏡時計宝飾が一緒ということはよくあった気がする。
そんなところにほおり込まれた小学生は体も思考も硬直化しておりこうさんに「はい」と言っているしかない。
選ばれたのは純正しっかりしかもお安い黒のセルフレーム、レンズの種類までは覚えていない。
それをかけて鏡をのぞくと、それはもう度を失うほど自分には見えず、だけど自分が何なのかという
自意識もまだ希薄なころには、だから何だと言葉にする術もなく、さらに混乱を極めるままに学校へ行き、
クラスの笑い物になることばかりを想像するばかりに、わざと大きな声で友達にむかって「俺、今日から眼鏡や」
といったことを思い出します。
そんなことを思い出したのは、昨日新調したフレームが、これまでのスポーツタイプ縁なしとはずいぶん違う、
黒枠四角型のフレームになって、今日だけで4人の方からはお声掛けをいただいたからでした。
そう、スポーツタイプの縁なしは、この10年で4回変えているのですが、全然反応なし、もしくは
数カ月かけてから思い出したように「もしかして眼鏡変えた？」と聞かれたことがあるくらいです。
それくらいに、黒色のフレームというのは顔の輪郭に変移を与えてくれるものなのでしょう。
もちろん40半ばを過ぎた私は、フレームを変えたことを大声で宣言することはなく、
だけれども人から「変えたの？」と聞かれれば、嬉しくなって「わかるー？」と語尾を伸ばしてしまうほどに、
自己顕示が強くなっている大人になっているのでした。
発熱あけでランニングはあきらめ、春を前にむくむく起き出してきた消費意欲を満足させるため
新宿にでかけました。
と、大きく出ながら最初に出かけたのが、小田急デパートの「四国・山陽大物産展」ですから、
可愛い物欲だと我ながらほほえみます。
和三盆のお菓子や、土佐のポン酢、広島焼きなど、物産展特有の様々な香りが入り乱れる
会場を歩いて、イートインに寄りました。
甘辛く煮た豚の3枚肉と生卵、スープは豚骨醤油味。
麺は中細ストレート。はいそうです、徳島ラーメン。
東大さんというお店だそうです。そういえば、徳島に行ったときの観光マップにも一押し店と書いてあったっけ。
西のラーメンはネギが青いのも嬉しくて、後で人と話をするのが憚られるほど沢山食べてしまいました。
肉も薄いので、具として麺と一緒に頬張れるという特徴があるので、私的にはお気に入り。
スープが、獣臭さのない豚骨で、そうなると醤油とはうま味イノシン・グルタミンが強烈に混じり合って
うま味は口の中に渦潮状態です。
生卵は、最初麺を上からかけて、蒸し状態にしてやり、最後にスープとともに飲み込みました。
仕上げ感があって、楽しい食事をした、という実感が残ります。丁寧に、ごちそうさま。
ラーメンパワーでさらに高まった物欲は、春向けの青いストライプシャツを買ったら上機嫌の内に解消して、
いったんお仕事へ。
で、帰宅したら、彼女が豪勢なミートローフを焼き上げて、お皿にだーんとのせてくれました。
自家製ならではのナスを初めとした野菜たっぷりが彼女流。
そこにとっておき、富良野で買った濃厚トマトケチャップが味を引き立てます。
本当に、赤い太陽の味が詰まっているのですよ、この富良野ケチャップには！
そして、デザートは桜クリームのミルフィーユ。
こういう小憎らしい、和菓子センスの洋菓子をいつも揃えているのはクローバーさんです。
見た目に花吹雪、クリームに桜餅の香りと、楽しいことしきり。
こうして日曜日は終わるのでした。
3週間経てば運動を始めていいでしょう、というトレーナーの言葉を信じて
我慢していたランニング。今日は久しぶりに代々木公園を走ってきました。
今回の肉離れで学んだのは、この年の体は最大の力を発揮する前に十分、十二分な暖機運転をして
おかないと、痛い目にあうということでしょう。
慎重に体操とストレッチをしました。
下半身は一枚の板のようです。まったく柔軟性もなく、前屈だけでハムがキンキンなり出しそうなほどです。
腰の回旋もしっかりやって、ようやくコースに出ます。
ゆっくり、ゆっくり。
それでも、着地の衝撃はまっすぐ頭までつきぬけ、走っている実感をもたらします。
左のバランスが悪いな、腕の振りのリズムが無いな、あ、着地の時の膝の曲げが大きすぎる・・・
ランニングチェックが懐かしいきさえしていろいろ考えているうちに1周が終わります。
12分02秒。
さあ、2周目。少し色気が出て、各関節のクッションを弱め、レスポンスの良さに重点をおいてみます。
タワンタワンからターンターンくらいですか・・擬音でしか言えないのは関西人だということで。
やや腰が重くなってきましたが、逆に全身の筋肉は3キロ越えたあたりで動きが良くなってきます。
3周は行こう、そんなもう一がんばりの気持ちになれたこと自体が嬉しい自分です。
結局3周を33分ほどで回り、3週間ぶりのランニングを終えたのでした。
終わってからのストレッチや、動的ストレッチも慎重に入れて、
気分は上々となり、昼ご飯におでんどん兵衛という魚肉タンパク質摂取をはかったお手軽食事をおもいつき、
新宿でトレーナーに体をみてもらい、お仕事に向かったのであり・・・とこのあたりまでは
順調な上がり目の土曜日でした。
しかし・・一人でお仕事をしている18時に異変がやってきました。
ぞく・・寒い。感覚が全身を走りました。
陽が落ちて急に気温が下がったのでしょう、とおもってダウンコートをきて室内でのお仕事を続けました。
膝掛けなんかも巻いてまるで受験生だな、などと思いつつ
仕事が終わって帰路についた夜10時・・・それは裸でシベリアを歩くような、と独りごちてしまうような
寒さでした。
寒さが痛い冷たさになって、体の芯のエネルギーを無にするような悪寒を感じたのです。
ダウンのジッパーを全部上げ、帽子もかぶり手袋もしましたが、ゾクゾクは収まるどころか足にまで広がります。
20分の家までの道のりがこれほど遠いと思ったのは初めてかもしれません。
で、38度1分の熱を出して、速攻寝室隔離。
彼女と、泊まりに来てくれていた親戚の男の子に近づくべからず宣言を出して、
汗だしまくりの一晩を過ごしたのでした。
おかげさまで、たっぷり寝れました。
有無を言わせず寝るというのは最上の治療ですね。
今は37度まで下がって、結構頭は冴えています。
悪いものがねじり出されたような感じでしょうか。
寝室の窓を開け放って風を通して・・・天気も上々。
エスプレッソが美味しいスタートになれて、これも下がった後の上昇気分で
得したということでしょう。
では、良い一日を。
透明キューブに入った小さなカプセルが、ネスプレッソのエキス。
日曜日に買ったエスプレッソメーカーにすっかり魅了された私たちは、
4日目にして新宿高島屋のネスプレッソショップに走ったのでした。
こちらの店員さんも、本体を買ったときのＨさんに劣らないスーパートークの持ち主。
マシンガン方面ではなく、流れるような説明を、客の目を見ながら、それも2人いれば双方を平等に
視界に入れて話してくれるのです。
閉店15分前でも試飲サービスを怠らず、この商品の楽しさ豊かさを笑顔で提供し、
初心者の入れ方についての質問にも、それはこういうことなのかもしれませんと、押し付けるでもなく
あいまいでもなく、実に気持ちよい言葉のチョイスをして答えてくれます。
「それと、これはちょっと内緒なんですが・・・」的な、秘密談義のようなコメントもスパイスに添付されます。
そして買っていたのが、16種類のカプセル×各10個
おしゃれなクリアケース付きでありました。
ふさおまきさんご夫婦なら、ゴールデンウィーク明けにはまたいらっしゃっていただけるでしょう、
などと、これまた誘い文句での送り出しを受けて、
なんか弾んだ気持ちになった私たちは、ほとんど手でもつなぎそうな勢いで、
新宿の郊外に延びる道を、大きな紙袋を下げて
「さあ、最後から2番目の恋、最終回に間に合うぞ」と家路につくのでした。
ダークカラーな夕飯だったので、ちょっと絞りを開けすぎました。
炊きたてのお米とゴマ豆腐がハレてしまいました。
主菜は薩摩鶏のしょうが醤油焼き。シメジとネギもからめています。
出雲の古式醤油が旨くて、大好きな鶏肉とストレートに合わせてみたくなったのです。
「醤油」を形容詞で使うときは、薄いという気配を漂わせますが、
良い素材と出会えば、数滴いれるだけで、もう香り立つ"濃い”調味料になります。
画像の発色とは裏腹に、私の気分は華やいでいるのです。
どうも・・・
どうやら今週は視線が後ろに向かう日が続きます。
ドラマウォッチャーとして、ということですけど。
朝ドラ「カーネーション」はずっと後ろを向いていましたけれど、なぜか平成に入り夏木まりさんの主役になってからのほうが、
私的には後ろ視線の方向性が強くなります。夏木さんという美しき方を老人として見られない自分の過去があるからでしょう。
次は、春分の日にＴＢＳで夜の特集ドラマとして放送された「終着駅」。ミポリンが主役です。
佐藤浩市さんとダブル主役とありますが、私的には一人主役です。
世の中的の話題もそうでしょう。ネット配信のオリコン記事を見ても、
（抜粋）
中山美穂が10年ぶりにTVドラマ出演～TBSが総力挙げ“最強スタッフ”で臨む！
オリコン 2月16日(木)6時0分配信
女優の中山美穂が、ドラマ特別企画『終着駅～トワイライトエクスプレスの恋（仮）』（3月20日 後9:00～ TBS系）で俳優の佐藤浩市とW主演を務めることが15日、わかった。中山のテレビドラマ出演は2002年10月放送のドラマ『ホーム&アウェイ』（フジテレビ系）以来、約10年ぶり。今作を手掛ける八木康夫プロデューサーは「中山さんは、10年ぶりのドラマ出演となり、今回もドラマ出演のためだけに帰国してくれました。脚本を読んで、お2人とも快諾していただき実現しました」と、念願だった中山の“ドラマ復帰”を喜んだ。
（中略）
中山といえば1985年にデビューし、「ツイてるねノッてるね」、「WAKU WAKUさせて」など数々のヒット曲を連発。また、『毎度おさわがせします』、『ママはアイドル!』（共にTBS系）など人気ドラマにも多数出演し、80年代はトップアイドルとして活躍した。90年代以降も、映画『Love Letter』（95年・岩井俊二監督）、『東京日和』（97年・竹中直人監督作品）、さらに木村拓哉との共演で話題を呼び大ヒットを記録したドラマ『眠れる森』（フジテレビ系）などに出演し、トップ女優としての地位を揺ぎ無いものとした。だが、2002年に作家・辻仁成と結婚、日本での活動を休止しフランスに移住。以降は妻として、そして母として育児に専念し、ドラマ作品からは遠ざかっていた。
（抜粋終わり）
（中略）
中山といえば1985年にデビューし、「ツイてるねノッてるね」、「WAKU WAKUさせて」など数々のヒット曲を連発。また、『毎度おさわがせします』、『ママはアイドル!』（共にTBS系）など人気ドラマにも多数出演し、80年代はトップアイドルとして活躍した。90年代以降も、映画『Love Letter』（95年・岩井俊二監督）、『東京日和』（97年・竹中直人監督作品）、さらに木村拓哉との共演で話題を呼び大ヒットを記録したドラマ『眠れる森』（フジテレビ系）などに出演し、トップ女優としての地位を揺ぎ無いものとした。だが、2002年に作家・辻仁成と結婚、日本での活動を休止しフランスに移住。以降は妻として、そして母として育児に専念し、ドラマ作品からは遠ざかっていた。
（抜粋終わり）
スタッフも大御所がそろっています。脚本は、『俺たちの旅』『金曜日の妻たちへ』の鎌田敏夫さん。
演出は『岸辺のアルバム』や『ふぞろいの林檎たちの鴨下信一さん。
プロデューサーには『パパはニュースキャスター』の八木康夫さん。
彼らの携わったドラマの系譜が自分のドラマ歴と重なります。
そして、今日の晩。「最後から２番目の恋」。
最終回を迎える、キョンキョンです。元祖アイドル。はじける小悪魔。
事務所にも知らせず、ショートカットに突然変身する自己主張のひと。
時代の求める女性像の先頭をいき、というか、
今の女性はこんな感じがいいのでしょう、と私が判断する指標となっているのが
小泉今日子さんなのでしょう。
そんなことを思っていたら、今朝のアート鑑賞番組「美の壺」に
突然現れた志穂美のエッちゃんに衝撃。
ドラマではないシーンで、「2代目はクリスチャン」が、
長い髪のウェーブも美しく、アクションスターの身のこなしを存分に生かした
素早い手さばきでフラワーアレンジメントを作る姿は
アート番組の丹念な照明と、斜めのラインを強調したカット割にも支えられ
心に深く印象を残し、ますます私が浸っていた過去への視線を
強めてくれたのでありました。
思わずググりましたら、ちょっと前の記事ですが、志穂美悦子さんもマラソンランナーだと
書いてありました。
代々木でも走るという一文も見かけましたので、どっかですれ違ったかもしれない、
などと”少年のように胸躍らせる”と、
ますます目線はとおい向こうに行ってしまい、それはそれでますます楽しくなるのでありました。
２週間動かさなかった体を、久しぶりに動かすには気を遣います。
ありがたいことに日が暖かくなった秋分の日は、固まった筋肉をほぐして行くには
うってつけの日となりました。
代々木公園に出かけて、木漏れ日を浴びながら、林の中でちょっと大きめの動作でラジオ体操をしたあと、
下半身のストレッチを各種２セット実施しました。
今日の公園は、犬のお散歩、家族のお散歩、ジョガーに自転車と結構な人出になっています。
しかも期末のためか、排水路の工事なども広域でやっているため、
人の行き来が混み合っています。
それでもあわててはいけません。
故障上がりの体は、とにかくゆっくり動かすのが肝要です。
ひょっとすると動きすぎるかもしれませんから、押さえて押さえてと、一歩を踏み出す前に
おっちょこちょいな自分に繰り返して言い聞かせます。
なんせ、２月までは順調に練習を重ねてパワーをつけていたのですから、
肉離れにならなかったその他多くの筋肉は、２週間のリフレッシュ期間で、
早く動きたいとムズムズしているのですから。
足を上げすぎずに、すり足のようにして第一歩。
にくった左足もなんとか着地できました。
横をランナーが追い抜いても、けっして無駄な競争心を今日だけはおこしません。
とにかく一周走ること。自分の動きがどうなっているか見極めること。
それがリハビリ第一の目的なのですから。
半周すると、河津桜の木が数本並ぶあたりがほっこり色づいてそこだけ空気が揺らいでいます。
ああ、気持ちいい。走れる、暖かい、血が全身を巡る。
スピードは出したくても出ませんでした。２週間の休みは筋肉以上に、循環器系の力を
落としていました。最低酸素量で動かせる筋肉のスピードはしれています。
おかげで、ゆっくり一周をすませ、
それ以上のことはしないという最初の誓いを守って、スーパーへの買い物ＪＯＧに切り替えたのでした。
暖かい午前中を過ごして、おなかが空きました。
彼女が仕事に出かけたものですから、昼ご飯は一人です。
寂しいけれど、強い味方が兵庫から届いていました。
淡路と明石の海峡でとれた”いかなご”を釘煮したものです。
季節の便りで、毎年彼女のお母様が送ってくれます。
これがあれば、あとはご飯を食べるだけ。
柔らかく煮上げられたイカナゴは、いい具合に甘辛もしみつつ、
今時の冷蔵品らしく身の味わいもちゃんと伝わってきます。
ご飯を大盛りでいただきました。
ごちそうさま！春の恵みに感謝します。
代々木八幡～春の小川通りの煉瓦道をいくと夜のとばりに暖かい照明の店内。
飯島二郎シェフのお料理を夜いただく初めての機会を友人に作ってもらいました。
ちょっと色味が画像でははっきりしませんが、綺麗に発色したハモンとイワシのマリネが手前側に。
奥にはパテやトリュフも並んだ、前菜の盛り合わせは、これだけでタンパク質は十分に体内に入り、
お酒もいっぱい体内に迎えられる豪勢さです。
Betterave Bistro Jiro さんで、気持ちのいい仲間４人で囲む食卓は、
こんな勢いで始まりました。
聞き上手な皆さんのおだてられ、自分の昔話まで語って、
昨日のカラオケの成果か、ちょっと口に含んだフルボディの割にはさらりと流れ込む
赤ワインのおかげか、結構おしゃべりな時間が続いて、
すっかりメインディッシュの写真は取り忘れておりました。
ちなみにいただいたのは、トリッパのグラタンと、
シェフの出身地・香川県の地卵を使ったおいしくフウワリとした蕈オムレツであります。
そして、正気にもどってデザートタイム。
イチゴのムースにクリームブリュレ、
チョコブラウニーとスワンのシュー生地にバニラアイスがベリーソースに舞っています。
みんなでシェアするデザートは甘さがますます量を増し、微笑みを波状に広げてくれます。
しあわせにしあわせに、夜は更けていきました。