日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

ボルネオ旅行最終日 コタキナバル大忙し

2009-08-21 01:13:05 | ふさおまき(オス)日記
ボルネオ旅行の最終日はコタキナバルで。
沢山あるやりたいことの中に、

朝食をゆっくりいただいて、


ビーチで優雅に過ごす
という項目を入れるには無理がありました。
時間が限られている中で、優雅に過ごすのは
不可能でした。結果、ビーチには行けず、
プールサイドとホテル前の猫の額ビーチで1時間を
過ごすのが関の山。
しかも、タオルを借りてデッキに寝転んでという
真似をしてから、慌しくビーチに行った上、
砂を見ると走りたくなって、足形を深く掘り込んで
クラウチングスタイルをとってダッシュ、
気持ちよくなってさらには、バウンディングや
腿上げなど、パワートレーニングに汗を快感します。
あれ?優雅は・・・でもタイムオーバー。
海辺で水切りだけは儀式をして、
海辺とリゾートに封印をします。

11時30分、部屋に駆け戻り、一瞬レイトチェックアウトを
試みましたが、出発の17時までシェアすると半日分、
375RM(×30円目安)を請求されて断念し、
シャワーに荷造りにと、手足を蛸のように、
頭をウニのようにしながら、12時ジャストに部屋を出て、
チェックアウトと荷物預けを済まし、
今日のもう一つの心残り、コタキナバル市街地に向かいます。

ホテルの送迎バスは1時間後、タクシーに乗り込もうとすると、
なぜかベルボーイから「動物園はいいよ。タクシーで行けば、
100RMで待っててくれるから」たりしながら、センターポイントの
ショッピングモールへ。ふさおまきメスがロンリープラネットで
見つけていたアウトレットモールの、”倉庫から出してきたばかり!
ずた袋から出してます”レイアウトに感心しながら、食堂街の
斬新なワールドワイド料理ディスプレーも見回し、
世界の広がりを実感します。

さて、ここでなぜか私たちはセンター街から、信号のない
ややこしいアジア流道路渡りを繰り返して歩き、
東に控える街の丘を目指します。
目的は、市街の展望。
でも、待っていたのは急階段。
お手製感の漂う薄い板のつくりです。
しかも、自己責任を強調する看板

があちこちに
出ていますから、何人か落っこちたのでしょう。
歩いていたのは10分ほどでしょうが、どきどきの
階段を登りきり、快晴のコタキナバル市街遠望を
いただいたのでした。

手前が居住アパートで多分中華系の人々多数。
真ん中がショッピングセンターが立ち並ぶ中心。
そして、船で10分程度のTUNKU ABDUL RAHMAN島が浮かんでいます。

降りてくるとほぼ14時。
たっぷり食べた朝食も、全身に行き渡り燃え尽きました。
さっき足元に見えていた中華系アパートの一階には、
もちろん中華料理の店が軒を並べます。
世界中、どこへ行っても胃袋を救ってくれる中華料理!
勇んでふさおまきメスが選んだのが、
奥からなべを振る音がさかんに聞こえる
「新金寶茶餐館」


おじいちゃんとお父さんが鍋を振り、おばあちゃんと孫娘が
接客という家族経営だろうと思わせる店のなかは、風通しも良く、
期待が高まります。
ところが・・・

メニューは全て中国語。
おばあちゃんはジャポネに興味はあるがこれっぽっちも話をする気は
なさそうで、孫娘二人が、明るくがんばる笑顔で、
マレーシア語・英語・中国語を交え、一生懸命こちらの
注文を理解しようとしてくれます。
私たちが最後にとった手段が、壁にかかった菜譚。
ただ指差しをしようにも、高くて届きません。
下の段右から幾つめ、などと声に出し、
ワンツー、イーアルといいながら、行き着いたのが
”古老肉””揚州炒飯”にコーラ。以上で15.5RM。
イスラム教信者の多いマレーシアではなかなかメインには出てこない
豚肉とチャーシューは噛むごとに味わい深く、
スープは干し海老ベースでうまさ抜群、
味も会話も楽しくて、チップも4.5RMをつけて
笑顔で店を出たのでした。





さて、取って返して再びショッピングセンター。
チョコレート屋さんに向かいます。
実はコタキナバルのあるサバ州はカカオの産地で、
チョコメーカー・シンプリーチョコレートがあります。
ホテルの枕元に置いてあったのも、テオブロマの手を加えすぎたアソート
より、シンプルなカカオの大人感が美味しかったので、
お土産の一つに決定。
ほかのクラフトショップなども覗いて、
「キナバル山は登ったの?」「いつか登ってね。この前来たスウェーデン人は
89歳で山頂に立ったといってたわよ。40年間憬れだったそうなの」
などと話もしつつ、気分が高まり、
なぜかセール中のシャツなども買ってしまい、急いで
ホテルへタクシーバック。
何を急いでいたかというと、
私が運動不足なので、ジムトレーニングをどうしても
入れておきたかったのでした。

15時過ぎ、リゾートホテルのジム、さすがに綺麗です。
あらゆるマシーンが揃っているので、
腹筋背筋、内転筋、腸腰筋に大腿四頭筋や2頭筋、足首まで
腰から下は2セット、週末の埼玉マスターズ選手権のやり投げに備えて
上半身も満遍なくこちらは1セットして、
午前中の砂浜トレと合わせて、瞬発系筋を満足させて
16時20分にフロント集合。
預けておいた荷物に、街で買ったお土産を詰め
さてゆっくりロビーでお茶をと思ってマンゴータンゴースムージーを
注文したらなかなか出てこなくて、旅行会社の迎えが
来てしまったりと、最後はばたばたしながら、
それもまた愉快で笑いながらバスに乗り、
帰りの空港へと向かったのでした。

そして、今このブログを書いているのが、
成田エクスプレスで新宿へ向かう、8月20日の午前9時すぎ。
時差1時間なのでボケはないものの、夜間飛行にほとんど
寝られず妙にホテホテした体を列車の揺れにまかせているわけで
ありました。

ふさおまきメスは、横でまた本を読んでいます。
彼女は機内で本に熱中し2冊を読破。
良く目と頭の筋肉がもつものです。


ダナンバレー2泊3日のありがたさ

2009-08-19 01:35:04 | ふさおまき(オス)日記
ボルネオ旅行、最大のイベントは
ダナンバレー熱帯雨林をたずねること。
コタキナバルからの旅立ちは、こんな可愛い
プロペラ機、50人ほどの定員で、久々に
ウィーンというプロペラ音に微笑みながら
55分のフライトです。


空港にはロッジ迎えの車が来ています。
しかし、ガイドのB氏の不吉な一言。
「ランクルだったら良かったのにね」
私たちの前に止まっているのは20人乗りの
小型バス。
でも、何組の他のゲストはランクルです。
何故バスでは良くないのか・・・
走り出して1時間もたたないうちにわかりました。
ダナンバレーは、もともと研究のために開かれた場所、
今もロッジが一軒あるだけです。そのため、
道は森を切り開いただけの土道、ここは熱帯雨林が
出来るほどの多雨地域ですから、そこらじゅうに
轍だらけ。
バスだと、しょっちゅう大減速してはしずしずと
轍を越えなければなりません。
しかもブレーキのかけすぎとかで、停車しての路上休憩も。
さらには、坂が余りにきついところは、トラックに乗り換え、
荷台に揺られなければならないのです。
ああ、ハード。結局9時に出発して3時間30分、
ランクルは1時間近く前に到着したようです。

天草のいるかウォッチングなど何のそのという
ダイナミックバウンドドライブ、その甲斐はありました。
これがロッジ。

こうしたコテージが30ほどあり、
ダナン川越しに天高く突く熱帯雨林の只中に
いることが出来るのです。

さてと、ゆっくり緑の息吹につつまれのんびりしたい
ところでありますが、そこはエコツアー。
ここに滞在する間は、千人のネイチャーガイドがつき、
プログラムを組んでくれるのです。
昼食のバイキングを済ませ、


部屋に入ると
すぐ14時すぎから、スライド説明会が始まります。
今日到着した20人ほどが小部屋に集まり、
フタバガキ科の85メートルある巨木の話や、
森の成り立ち、100種を越える哺乳類がいて、
オランウータンや、テナガザル、メガネザルなど、
その生物層は守られてこそあるという話をききます。

そのとき、突如屋根をたたく無数の激音。
おお、熱帯のスコール。一瞬で始まり、最高潮はすぐ。
でも、ガイドは全く気にすることなく話し続けます。
さすがに慣れたもの。
1時間のレクチャーが終わったあとには、雨もあがり
ましたが、道はどこも水溜りだらけです。

夕方4時過ぎ、まずは手始めにロッジ近くのトレイルを
歩きます。おお、畳の広さより大きい板根だ、
そんじょそこらの杉よりの太い、つる植物だと
喜びつつ森歩き。
プログラムは、とにかく歩いて動物を見つける、
という行動に終始します。



何をやったかというと、
1日目は
・夕方のトレイル。クロサイチョウほか、鳥を数種。
・ロッジ周りの木に、オランウータンのオス・キングが登場。

ふらりと姿を現した類人猿に私は大興奮、もちろん他のお客さんも息をのんで
一挙手一投足を見つめます。さすがにエコツアーを臨んで集まる各国の人たち、
お行儀はとてもいいのです。

・ナイトドライブ
トラックの乗り、ガイドが投光機で生き物を探します。
車を走らせながらよくもまあと思うのですが、かすかに目が光ったり
するのを見逃さないのです。
サンバー、マメジカ、ホタル、ムササビなどなど

2日目は
・朝8時から5時間近くかけて、森を見下ろす展望台へ

台にたっている時、目の前を2羽のサイチョウが羽音も大きく羽ばたいて
行ったのに驚いた後、下山途中では、ついにテナガザルを発見、数匹で、木の実を採食。
そのうえ、しばらく後には同じ木にオランウータンの母子が姿を現したのです。
類人猿異種同時発見に、私の興奮は高まるばかり。

・夕方のトレイルは雨で若干テンション下がります。
・ナイトウォーク

もちろん、森は真っ暗です。頼りは懐中電灯だけ。
でも、虫や鳥の声が不気味にではあるけれど、昼よりずっと太く響いて、
野生の気配は濃厚です。実際に、バッタやカエル、蛇など次々に発見。
サンバーにも再び出会って、さあ大物をと思ったら、
ガイドさんの懐中電灯が、藪奥の中低木を照射!
なんと、ヒヨケザルでした。やったー。ふさおまきメスとも大感激です。
大きな線香花火のようなぽっちり体型、皮膜のついた四肢をもさもさ
引っ掛けながらの木登り。しかもお腹に子供を抱えているようで、
緊張気味でした。



最終日は
・朝6時から、キャノピーウォークへ

85メートルです。そんな木が一本あるだけでもすごいのに、
橋を5段かけるだけの本数があるのです。
実はこのマンガリスと地元で呼ばれる木は、堅牢だけれども割れやすいため、
木を切って倒しても材木にならず、ずっと伐採を免れたという由縁もあるとか。

最後まで、このテラスでゆっくり
森の人と変身する余裕はなかったのですが、
久々の熱帯雨林と動物たちの出会いに、
命のぬくもりと、生きることの力強さを感じた
3日間でありました。





2009年8月15日 コタキナバル1日目

2009-08-15 23:40:38 | ふさおまき(オス)日記
コタキナバル1日目

昨晩遅くの到着で、眠りについたのも2時過ぎ。
せっかくの夏休みなのだから、リゾートなのだから寝坊しようと
心に決めたのにもかかわらず、目が覚めたのは6時ごろ。
熱帯の鳥が強い声で鳴き始め、幸い外も明るい。
まずはお楽しみの、ホテル朝食。

さすがに、中華系もいるし欧米系もいるしの胃袋対策、
ホールにはカレーの匂いに、お粥の湯気に、
卵料理を作るフライパンの音など、活気に満ちています。
野菜が少ないのが玉に瑕ですが、その分フルーツは華やかです。

少々食べ過ぎの朝の後、ハーバーのボードウォークを散歩します。
妻と二人でいながら晴れるのはどれだけ振りかと、偉大なる
マレーシアの国旗を青空バックに感謝の気持ちを募らせます。

今日のメインイベントは、アイランドホップ。
比較的大きな、マヌカン島が目的地です。
ここは10年前のコタキナバル来訪時にも遊んだところ、
懐かしく桟橋をわたり、森の小道を抜けて木の葉陰に
ゴザをしきました。ちなみに、この小旅行はステラハーバー発の、
船代と国立公園内に入る入島料に、シュノーケルとライフジャケット、
そしてゴザがセットになったもので、68MR。

ずっと風が適度に吹いて、気持ちよくお魚拝見シュノーケリングと
サルの本読みを楽しんだのでした。
10時30分発、14時30分帰着。

ハーバーに戻るころ、空はにわかに掻き曇り、なぜか雨が・・・
やっぱり・・・私たちのことだからやむをえないかもしれませんが、
何も海外まで雨が付きまとわなくてもいいじゃないかと、
若干愚痴っぽくもなります。
プールサイドにパラソルを広げ雨宿り兼、海の潮落としスイム。


16時の市内行きバスで、コタキナバルの中心地に向かいます。
綺麗なビル、間に水上の家、空き地も多い割りに、クレーンの
威容もあちらこちら。パワーが強まりつつある都市に特徴的な
人の集まり具合があります。
私たちもその勢いに負けないよう、心持をしっかりしながら、
探索を開始。ビルごとに通路だけはつなげて、客があちこちを
渡り歩けるように工夫した町作りをしています。
ビルの間にも通路にも店や露天商がならび、
その業態もファッション、サロンに飲食店とさまざまです。
一番目を引いたのが、店も商品もカラフルなドーナッツや。
思わず2階の通路から見下ろした後、近くまで行って
ショーケースを覗き込みました。ちなみにショッキングピンクの
ドーナッツの名前はピンクトルネード。

あちこちを彷徨し、歩いてホテルに戻ると19時近くに
なっています。今日の夕食は中華にしました。
注文は、香港風鳥のロースト、マーボー豆腐、野菜うま煮、
そしてチャーハン。どれも小盆といいながら、日本の普通サイズより
ずっと大きい、チャーハンは絶対にお茶碗5杯分はある感じです。
鳥は皮がぱりっと心地よく、マーボーはけれんみのない家庭風、
うま煮は大胆な野菜のごろごろを食感良く炒め、チャーハンは
長粒米の勝利をうたいます。
満腹!サービスのお姉さんたちもアジアン微笑みを絶やさず、
一日を満喫したのでありました。





ボルネオ島への途中 クアラルンプール空港で一休み

2009-08-15 01:34:19 | ふさおまき(オス)日記
2009年8月14日 18時 マレーシア・クアラルンプールの空港
Jonker Walkにて



19時50分発コタキナバル行きの飛行機を待つ
考えてみれば夕ご飯を食べる時間がなさそうなので、
トランジットの通路にあるお店を探しました。
バーガーキングとマレーシア料理のファストフードと
このJonker Walkがあったのですが、窓が広くとってあり
明るいこのお店を選びました。
店員のお兄ちゃんお姉さんはみんな明るく元気。
これおいしいよ、と薦めてくれたのが、このカレー麺。
後でホット来るタイプのカレースープは、海老のうまみを
ベースに、なかなか深いぞというもの。
見た目のこげ茶色もインパクトありますが、香りも強烈です。



Mee Curry 7.80RM
Classic white cofee 5.90M

ボルネオ旅行 前哨戦

2009-08-13 21:02:40 | ふさおまき(オス)日記
出発便が早いので、成田市の隣、富里市にある
ラディソンホテルに、楽々前泊。
ドームの2.5倍と自慢するほど広い敷地は、
屋内屋外プールに、ミニゴルフ場、テニスコートに、
槍投げも出来そうな芝生の多目的グラウンドまで
完備。
フライトクルーの定宿となっているようで、
お客さんもスタッフもワールドワイド。

プールサイドで寝そべっていると、海外リゾート感に
すでに浸り始めることができました。
そんなお得な、朝食とプール・ジム利用放題で
一人7000円。
さすが、マラソンで参加者にスイカを振舞う、
富里市!あんまり関係ないか・・・