日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

日曜日が福井なら、月曜日は長崎に

2012-01-31 02:01:39 | ふさおまき(オス)日記

食卓は日々全国を駆け回ります。

朝ごはん中に、ドアのチャイムが鳴りました。

あれ、宅急便。私は???彼女はうきうき。

長崎旅行に行っていたお母さんから、豚の角煮を中華饅頭に挟んだ、

「豚の角煮まん」が送られてきたのを、彼女は気づいていたのでした。

届いた箱を見ると、彼の地の名店・吉宗さんの品です。よっそう・さんです。

ガイドブックを開けば必ず載っていて、茶碗蒸しと蒸し寿司が紹介されています。

冷凍で届いた角煮マンを冷蔵庫に入れ、今日の晩ご飯は決まりです。

あとは、昨晩のせいろ蒸しで残った豚の三枚肉がありますから、茄子と豚のショウガ炒めを

おかずにすれば、楽しい晩ご飯になることは間違いありません。

私にとって、夕ご飯のメニューが決まって会社に行く朝ほど、嬉しいことはありません。

といおうか、気分が楽なことはありません。

たとえ帰るのが遅くなろうと、求める物が家にあると決まっていれば、空腹もほとんど

気にならず、必ずや食欲は満たされるという未来への期待が膨らむからです。

 

案の定、早くは帰れなかった、でも12時間後。

少しだけ早く帰った彼女が、ちゃんと準備を整えていてくれました。

すぐに蒸し器に吉宗・豚角煮マンを加熱して10分。

おお、中華饅頭らしくさわれないほどに熱くなった饅頭の間で、

しっかり醤油味で煮込まれた分厚い豚の角煮が、甘い香りを放っています。

ホフホフ言いながら口に放り込むと、柔らかい弾力の間から蒸気とラードの混じる

ふくよかな気体が立ち上り、一瞬であらわれる甘い角煮も、かむと言うより

粉々に砕けて広がり、甘辛い煮汁に口は満たされるのでした。

いっかい、にかい、3かい。

口に入れた回数はそれだけで、ぺろりと一つの饅頭が胃の中に消えていきました。

 

ようこそ、長崎。

先にこちらもお母様から届いていた、長崎でしか買えない岩永梅寿軒のカステラも一本あります。

 

 

 

こちらも、口に甘く広がる、深みと速さは一級品。

東京でも各店のカステラを買い、各地の人形焼きやら釣り鐘焼きといった、卵と粉の焼き菓子はずいぶん食べましたが、

この色は見たことがありません。

 

もっちりと、肌理も細やか。つやがいいでしょ。

オランダ伝来。甘さの賞賛。卵の共鳴。気泡の芳醇。

あらぬ言葉が立体的な味となって、味覚の中枢を圧倒してくれました。

一昨年に長崎を訪ねたとき、売り切れて手に入らなかった不幸を、今更ながらに

悔しくおもうような、2年待った甲斐があったと喜びもひとしおのような、

心を波立たせてくれる、なかなかに感動的なカステーラなのでした。

シンプルな原材料なのに、本当に不思議なお菓子です。

とにかく、我が家で、確かに幸せを感じた月曜日、長崎とお母さんに深く感謝をいたします。

 


今日は珍しきお魚の日

2012-01-29 20:51:51 | ふさおまき(オス)日記

今日の食事には、彼女が見つけてきた珍しきお魚が並びました。

まずは朝ごはん。

  

すいません。鯛焼きでした。

いや、たい焼きパンでした。やるなヤマザキ。この会社の企画発案と実行力は

たいした物だと、全国ご当地ランチパックを見ていても感じたことではありますが。

誰が考えついたんでしょうね。

そして芸も細かく、「つぶあんを尻尾まで入れました」とは。

これ書かれたら、本当?と確かめたくなるのが人情です。

アイディア満載。

そして誠実でもありました。

 

本日の珍しきお魚シリーズ、第二弾は本格派です。

私にとっては、いつか食べたいと思い続けたあの、串に刺さったお魚。

ある地では首折れが良しとされ、また彼の地には街道の名前もつく魚。

近年は、ノルウェーからもずいぶん日本にやってくるようでもある魚。

こちらです。

サバサバ。

信楽の長方皿から頭と尻尾がはみ出す30㎝を超す巨大な鯖です。

やってきたのは福井は小浜から。

串は抜いてありますが、これこそ天下の美味、焼き鯖です。

強い火であぶった焼け目が香ばしく、なかはふんわり柔らかく。

肉汁は、獣にも勝る、寒海の魚ならではのたっぷり具合。

少しショウガなどと併せて食べれば、ご飯のともにこれほど心強いおかずはありません。

二人でどんどんいただきました。

蒸し野菜とともに、おなかは今日も暖かく、そしていっぱいに。

 

ごちそうさまでした。ありがとう、福井!物産展。


リハビリJOG

2012-01-29 12:54:47 | マスターズ陸上(オス)

走り出すのは一週間ぶり。

風邪がほぼ抜けたかな、という体調探りの意味も込めて、

JOG&お買い物に出かけます。

京王デパートの福井物産展に行くという彼女とは行動を別にして、

代々木公園でスピードに変化をつけながら、筋肉と神経の協調性を

確かめます。

一週間のブランクで、なかなか力は出ませんが、着地とけり出しの瞬間をとらえる

身体的記憶はまだ保たれているようです。

1.5キロをすぎると、完全に前足部着地でスピードにも乗って一周を終え、

1キロほど離れたディスカウントスーパーにそのまま走って向かいました。

 

早く買い物して、大阪国際女子マラソン観戦をしなければ。

福士加代子さんの、本当の力がきっと今回は見れるに違いありませんから。

 

 


風邪はショウガで追い払い 太陽が差し込む

2012-01-29 10:43:28 | ふさおまき(オス)日記

カレー南蛮の昼食以来の私のことなど、興味があるのは自分だけ。

ではありますが、風邪に深入りしない経験談ということで。

 

そば屋のカレーのいいところは、スパイスでの血行促進が第一。

でもそれならカレーライスでもいいことになりますが、違いは、

あんかけなので最後まで熱々なことと、ダシで伸ばしてあるから穏やかで、

刺激が少ないから弱った胃腸に優しいという利点があります。

 

そして、ベーシックには葛根湯を飲んで、休みにもかかわらずランニングを休んで

無理を控えたという、ランナーにはあるまじき(?)大人の選択をしました。

こうして、下降した体調を、一定レベルで安定させて、向かったのはいつもの新宿スポーツマッサージ。

2012年に入ってからは初めてなのでほぼ一ヶ月ぶりですが、

私の肩周りと膝周りの筋肉を見て「お正月、ずいぶんトレーニング頑張りましたね」と言ってくださいます。

トレーナーさんの、全身くまなきケアでの、滞った血液にリンパ液にと流し出す施術と、

こうした南方的前向き発言の数々もあって、気分も体の動きもほっかほかになりました。

すると不思議なことに、朝までは「とにかく今日は一日ベッドで寝ていたい」という気持ちは無くなり、

会社で仕事をしようという、ほとんどあり得ない180度転換と、夕飯は肉にしようという

生物種の食性転換にいたるような欲求さえわいてきます。

しかしあまり急な転換で力を使い果たす畏れもややあるので、

帯同したのは「GABAN ジンジャーパウダー」でした。

会社の袖机にかくしてあるショウガ湯に、これをたっぷり振り入れると、

ひりひりポッカポッカ度数がぐーんと増して、まるでオンドルにいる感じさえしてしまう、

くらいの、業務感イベントにはなるのです。

3時間ほどの書類格闘も、ジンジャーイベントで切り抜け、

彼女と新宿高島屋で待ち合わせ、さあ「三田屋」で肉だ肉だ、と13階へ猪突猛進、

すると落とし穴は平気であいていました。

なぜか、三田屋があったはずの場所には白い覆いが・・・閉店・・・ああ。

呆然としながら、肉と言えば高島屋にはすき焼きの今半がありますが、こちらは通路の待合い席に

長蛇の列がつづきます。あきらめて、ビストロのクリヨンに席を求めて、

コースのメインをサーロインステーキにしました。

重量にすれば80グラムほどと、三田屋に夢見た肉食獣向けのどっしり感は半減しましたが、

品良く柔らかく焼けているので、まだ体調が半回復の雑食獣にはほどよいところだったのかも

しれません。その証拠に、一番腹にしみたのは、パンプキンスープだったという事実もありますから。

 

そんなわけの、ややアップダウンの一日を過ごして帰宅したあと、

有川 浩「ヒア カムズ ザ サン」も読み終えまして、

文字通り「陽の光」を心にも差し込んでいただいた土曜日の終わりは、

あっさりと眠りに落ちる心地よさも味わったのでした。

 

 

 


言葉を選ぶに惑います と 文芸に慣れない

2012-01-27 01:40:09 | ふさおまき(オス)日記

どうも自分がストレートな言葉を連ねることが多すぎる気がする。

毎週木曜日に届く朝日新聞の夕刊は、舞台や演芸の批評が多く、

その批評を試みる文章には毎度果てしなき思いに駆られます。

殊勝に言えば「意趣を凝らした文言のレトリックに感服する」

美しくいえば「真髄を掴み取るための言葉の運動」

投げやりにいえば「ついては行けません」

 

演劇ジャーナリストによる、こまばアゴラ劇場での舞台評。

「過剰な自意識によってがんじがらめになった人々の、真剣だからこそ滑稽な、

そして滑稽ゆえに切ない姿を、滑稽にも切なさにも等しい距離をとりながら扱ってきた。

水面に石を投げて笑いや驚きを生むのではなく、水底を揺すっておかしさや悲しみを伝える

〇〇の作劇は、さりげなさと凄みを増し、明るさと暗さの絶妙の合わせ技を成功させた。」

1時過ぎに帰宅して読む文章としてはつらくもあります。

ですが、こうして幼児が砂糖水を飲むように、私は求め焦がれます。

言葉が跳躍し、対象を照らし出す、把握し理解するための技を、

自分の手に入れることを。

 

しかしすぐ、現実に落とし込みたくなるのも、私の西側的直截さのシナプス。

 

 

あんこあられに幸あれ。

 

 


水曜なのに織田に行けず

2012-01-26 01:21:25 | ふさおまき(オス)日記

練習は水曜日!

のはずでしたのに、今年初おさぼりです

起床とともに悪寒&膝関節痛。

どちらが主な理由かわかりませんが、行く気力モードにまで意志が開花しませんでした。

 

ですので、室内ウェイトトレに変更です。

腹筋は上体起こし50回+足かせ左右3キロ付き足おろし10×左右前+首のみ上げ×100=160回

(横臥足おろし50+胸引きつけ50)×左右

バランスボードで腕立て伏せ50回

足かせ左右3キロつきレッグエクステンション×50回

チューブ引きレッグカール×100回

筋肉が動きたい!と言ってくれる状態にはしておくことができました。