日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

フサオマキ動静

2016-09-25 11:05:57 | 旅行記
午前8時、ホテルダイニングでフサオマキ彼女と朝食





現在午前11時、動いたのは以上なので、後は『静』しか記録できません。

半露天風呂付き和室を予約したので、和室づき半露天風呂でずっと過ごす、というやや日本語の修辞は使い分けの慎重さと、読む人への努力を強いるな、という事くらいに頭を使った以外は、
温泉→ウッドチェアでボーッ→温泉→畳に座布団枕でボーッ→温泉





『コンビニ人間』も読み終えて、窓の外で秋に向かって軽くなった緑を風に揺らす木々が笑う声に耳を傾ける、と写真だけなら書いてしまうほどに、
昨日の雨で増水した薄川の岩うつ音が大きく響いても、
落ち着いた心持ちで深く腰掛けたままにいられる時間を過ごしているのです。





標高1050メートルの扉をあけて

2016-09-24 20:22:28 | 旅行記
秋の旅です。
マスターズ陸上全国大会が終わって、一区切り。今年はその新潟のデンカビッグスワン競技場で脹ら脛に肉離れを起こしたので、湯治気分も入ります。

長野県の松本駅からトレン太クンで30分余り、
扉温泉明神館は、渓流沿いの細い山道を最後に抜けて、
いつも通り緑の中に佇みます。
もう通い始めて10年になるかしら、などとそれなりに夫婦らしい会話もしながら、
少し窓を開けたままのドライブで標高が上がるほどに気温も下がり、
宿の前では18度を示すゲージを見て、中に入ります。
いつもならチェックインタイムと同時にやってくるのですが、
午前中お仕事だった彼女の都合があって、今日は15時30分の到着となり、
部屋に来て山の緑を広く切り取る大きなガラス窓を打つ強い雨音に迎えられました。

後はもう、明日のチェックアウトまで、温泉とご飯と睡眠と読書だけです。





温泉を三回入って六時にナチュラルフレンチの夕ご飯。



サヤインゲンと玉ねぎのババロア



昆布のブリットにウニと人参のムース



地元野菜のジュレ仕立ては茹でたオマールとともに




トマトジェラートに注がれるのは



カボチャの冷製スープ



第一メインのマナガツオ



第二のメインは信州牛、それもシャトーブリアン
まさに絹のごとき食感

たいそう美味しくいただきました!




三段跳びは二年連続のDNS

2016-09-19 15:19:56 | マスターズ陸上(オス)

地道な1ヶ月のトレーニングを経て臨んだ全国マスターズ陸上競技大会in新潟ですが、
昨日の走り幅跳び一本目でまずまずのジャンプをした後、
どうも走れないと思っていたら、
夕方の100メートルを終えたところで動けなくなってました。
持病に近く、この二ヶ月は深刻だった右足首でも、
古傷のある左右ハムストリングでも、
直前の立ち仕事で昨年は急襲された腰痛でもなく、
爆心は左ふくらはぎ内側にありました。
歩き癖の悪さで外側は気にしていたことはあったのですが、まさか内側のふくらはぎが肉離れするとは。

大会本部が用意してくれたトレーナーに応急のメインテナンスをしてもらい、
ホテルに入ってからはご飯ももどかしくアイシングとストレッチ。
レース後はほとんど片足ジャンプで移動していたのが、今朝はどうにか歩けるまでに回復していました。

とにかくスタジアムに行って、体を動かしてから出欠の判断をする事に、とズルズル思考です。
わずかな望み、100分の1の奇跡。
しかし。
バスを降りて点滅を始めた信号に向かって駆けだしたときに、あらかた判断はつきました。
現実に目をそらし、ロッカールームに荷物を置き、広大なスタジアムならでは長い導線の果てにバックストレート外にある室内練習場まで移動します。
リュックを空きスペースに下ろし、歩き始めます。
速度を上げると早速現れる違和感。
さらに強く地面を押して、わずかながらに、体が浮く時間ができる移動スタイル、つまりランニングになると、着地で踵から脚付け根に電気が走り、蹴る時には痛み以前に力が入りません。
脾脹筋が働くのを拒否しています。
さすがに希望が無いことが頭にも体にも決定事項となりました。

三段跳び、二年連続のDNS。

来たばかりの道を、何人かの知り合いにDNSを伝えながら戻って、
新潟駅で帰りの新幹線を早めの席に変更しました。
そして少しだけ市内観光、そしてお昼に佐渡近辺で捕れた魚を握る『かね清』さんで一揃えを頂きました。


万代橋から信濃川を臨む


繁華街 古町の一角『かね清』



 


朱鷺ははばたくが、走り幅跳びで八位

2016-09-18 13:22:07 | マスターズ陸上(オス)
越後路に朱鷺が羽ばたくがごとく、マスターズ陸上も頑張ろうというのが、今年の新潟全国大会のスローガンです。

だから昨晩は潟鶏という地産素材の親子丼を頂きました。







そして今日の昼は、スタジアムで見つけたお弁当。



鮭とイクラの親子丼。
大海から回帰する力強さを味で表現したわけでもないでしょうが、身はタップリ。

食べてばかりの新潟リポートですが、シャケを食べる前に
M50の走り幅跳びが終わりました。
なんとか決勝には進ませてもらえましたが、
力んだ決勝はファール。
5メートル24で八位でした。

新潟の白鳥競技場で全日本マスターズ陸上を走ります

2016-09-17 18:48:40 | マスターズ陸上(オス)
年に一度のお楽しみが明日始まります。
今年の全日本マスターズ陸上競技大会は、新潟のデンカビックスワンスタジアムでの開催です。



白鳥が冬を越すためにやってくる鳥谷野潟に隣接します。詳しく調べてはいませんが、平らな周囲の地形を見れば、
きっと競技場のある広大なスポーツ公園全体が、
湿地を埋めて造成した場所的なのでしょう。

十分なスペースと、J1チームの本拠地だけに、スタジアムに一歩はいると、
見事な芝生に歓声が聞こえてきそうな観客席の並びだけでも圧倒されます。



駅で待ち合わせ、美味しいコシヒカリのご飯が特筆すべきな昼の鮭西京焼き定食をご一緒した、
東京マスターズのY下先輩と、練習仲間のM45走り幅跳びメダル候補のS田さんと共に、
競技場探検です。

キョロキョロする私に対して、メダル候補のお二人はほとんど三歩歩くごとに全国のアスリート仲間と旧交を温めていらっしゃいます。
顔の売れ方が違うのです。

それでもその余韻を頂いて、
全国大会に来たのだと実感は深まり、テンションも上がりました。
補助競技場がハンマー投げで使用中なので、練習は屋内で。
しかしこれがまた広いし、ちゃんとアップ係員が配置されているので、
混乱もなく思った通りの準備が出来ました。
アキレス腱の痛みもほとんどなくなり、伸縮が悪いのを除けば、言い訳するところも無い感じです。

一時間程で切り上げて、
降り出した雨の中を、出口で一緒になった、私の同世代ジャンパーで、
私が知る限り七年以上は優勝を続けるN澤さんも含めた4人でタクシーに乗り込み新潟駅へ。
私だけは駅を乗り越して、
ある日本海に面した県ならではのお菓子を扱っているお店に出かけました。



海をはさんだ向こうの大地で転がる、
重ね重ねの不思議人形をモチーフに、といったお菓子が何かはふつう知らないものですが、
なぜかここを行くべき地と定めた彼女の知識によって、
私はそのお菓子を買うのでありました。
中は後ほど!





雨が降らずに

2016-09-11 15:53:51 | マスターズ陸上(オス)
予報の通りに雨雲が発生しなかったのでしょう。
午後には降水確率60%も当たらず、
浦和駒場で東京マスターズの皆さんと、新潟マスターズ前、最後の練習会となりました。
昨日軽く競技場で走れることを確認したので、今日は走り幅跳びにもアキレス腱が耐えるのか?の確認日でありました。

時間がないなりに考える

2016-09-10 11:09:09 | マスターズ陸上(オス)
アキレス腱炎に悩んで3ヶ月、諦めて1か月。
新潟全国大会前の完治、ということですが。
昨年は治ると信じ込み、
完治しなくても当日だけは体が動くに違いないと念じて、まるでデフレスパイラルのように痛みが腰やハムにも広がったので、
今年は別の手を考えました。

硬いトラックでの練習や、フルパワーの跳躍はやらない。
一方、体のバーツは丹念かつ頻繁に鍛えておく。
ケアを一定量一定時間以上に習慣化する。
というわけで、夏の旅行を挟んでこの1ヶ月は、二十年ぶりにジムの会員になりらほぼ毎日通って、すっかりトレーナーとも顔見知りになりながら、
朝は血圧測定と五分の有酸素バイクに朝ドラ分のストレッチに始まり、
背筋、腹筋、胸筋、大腿四頭筋、三頭筋あたりを引き締める程度にウェイトマシーンと戯れて出勤。
夜は流石に毎日とはいかないながら、コアファンクショナルというフィットネスBRAFTの提案する、インナーマッスルスタジオレッスンには毎週駆けつけ、
時にはトレッドミルをフル回転させて、走る足の動きを忘れないように努めました。

で、本日二週間ぶりの土曜休日。
彼女は富士見る都留の地へ、五千分の一地図片手に破線の道を仲間と歩くというので6時前に起き出し、
炊事洗濯アイロンゴミだし家事の週末四点セットを済ませて、
久々の競技場トレーニングに臨んだのでありました。



意味づけを文章にするとえらく大層になるので書いてる方は面白いのですが、
それよりも、一ヶ月ぶりに立つ四百メートルトラックは
とにかく広く、走ると堅く、鍛えたはずの脚の筋肉は軽く跳ね返され、
レスポンスはどんどん遅れることに焦りを覚えたりして。
でも、ここで『コナクソ』という生来に身についた意志喚起の言葉を念じれば、
アキレス腱への負担は必定です。
焦らず焦らず、と気持ちの火消しをして、せっかく身についたストレッチの習慣をグランドでも実行し、
これも久しぶりの腿上げドリルなどに小気味良さを感じたりしながら、
いよいよコースに入り、 
ようやく短距離走の練習に入ることができました。

流しは大きく、スピードとパワーを上げながら、
脚はどこまであがり、腕はしっかり引けるのか、
確認確認。
とはいえ、70メートル過ぎると筋力が持たず、息を入れ直して体幹を立てるのがやっとになって、意識は飛びます。
二本目三本目と、チェックポイントを変えながら、
まあ体の動きは一ヶ月前より、悪くなって無いことと、
アキレス腱の違和感は消えないけれど、
なんとか百メートルを支え続けてくれることは分かりました。

この必要最低限をキープしたことを感謝して、
一週間後の新潟では、イメージに違いパフォーマンスをすべく、残りの日々を丁寧に過ごそうと誓う秋の空、でした。



以上、八王子は上柚木陸上競技場からでした。
今から踵を返して、家も通りすぎ、有楽町朝日ホールに向かいます。





ハッピーバースデーとつぶやいた

2016-09-04 00:49:58 | ふさおまき(オス)日記
早起きの2016年9月3日は、相変わらずドラえもんの誕生日を祝う世界に同調する私のバースデーで、
まずは自分にハッピーバースデーと呟いて1日が始まった。

土曜日の朝なので、普段より手を抜いた朝ご飯を許してすぐにトレーニングへお出かけ、
久方ぶりにジョギングシューズで町内を走り、
夏休み明けでラジオ体操も無くなった公園で、
短距離走前の儀式、いわゆるルーティンのアップを慎重に体の動きを見定めながら、
汗の滲んだところで、
鎖から放たれた散歩中の犬がボールを追って走るのを視界の外に出るのを確認してから、
クラウチングスタート!
重たい蹴りつけに焦りを感じながら、
体幹を立て、大殿筋を引き締め、自分を細い一本の棒に近づける努力で60メートル程を駆けました。

三本続けてバランスに不満を感じなくなった所で、
バウンディングに練習種目を変え、心配なアキレス腱をほどほどに使いました。
その後はジムで腹筋背筋レックプレスで刺激を深め、 
今日のお仕事先に出かけました。

お祭り的と表記されるべき1日は、集中力が記憶を消して、
すでに夜九時半。

今日はケーキがあるからと、
誘う彼女の居場所に、なぜか一直線ではなく野菜ジュースの特売を知るスーパーに立ち寄ってから到着、
それでも気分は3拍子になって、我らがブームのトーベヤンソンを皿に置いての
バースデーケーキとなったのでした。



ベリーは酸っぱくも、盛り上がりの生クリームは乳脂肪のトルネードとなって、
太古の歴史を共にする味覚の中で、
甘さと脂は生き物の髄に問答無用の幸福感をもたらしてくれました。

自分の呟きだけにやや判然としない内容は、
我が誕生日と言い訳をして許しを乞いつつ、
今日はありがとうと、
河童に変身した彼女に言葉を残して、眠りにつかせていただきます。