BOOK、CDなど

1 BOOK、CD、DVD、LP、コンサート、音楽鑑賞サークル、筋トレ等のメモ
2 失念防止のためのメモ

名演奏のクラシック、宇野功芳

2015年02月02日 | BOOK(売却した本)


名演奏のクラシック、宇野功芳
講談社新書
1990年04月17日
定価 : 本体650円(税別)
ブックオフ川沿店、108円

買って損した本
指揮者の項目
小澤征爾の記載がない、そして日本人指揮者として朝比奈隆と小林研一郎が記載されている。
世界の小澤征爾が抜けている。

朝比奈隆は、大阪では有名かも知れないが、世界の指揮者の中には、朝比奈隆は入らない。
朝比奈隆のブルックナー交1のCDを聴いているが、普通程度悪くはない、絶賛するほど凄くはない。

小林研一郎の演奏を札幌コンサートホール・キタラで聴いたことがあるが、まあまあ良い程度、パワフルであり、結構よかったが、CD、LP等で聴いたことはない。

両名とも名演奏家・名指揮者といえるか、疑問である。
小澤征爾を超えてはいないだろう。

古楽器系統の指揮者が少ない。
日本人をもう一人入れるなら、バッハ・コレギウム・ジャパンの鈴木雅明だろう。
クリストファー・ホグウッドの記載もなし。
トン・コープマンの記載なし。
古楽器系統が嫌いなので仕方がない。
嫌いでも紹介してほしい。

ベルリン・フィルとケンカ別れした、録音の少ないセルジュ・チェリビダッケの記載もなし。

アバド、ムーティの記載もない。

記載があるのは
トスカニーニ~聴いている、ベートーヴェンなどLPを持っている
メンゲルベルく~知らない
モントゥー~知らない
ワルター~聴いている、モーツァルトLPを持っている
カルザス~チェロ奏者、指揮をするのを知らなかった
シューリヒト~知っているが聴いたことがない
ストコフスキー~知っているが聴いたことがない
アーベントロート~知らない
クレンペラー~聴いている、LPを持っている
フルトヴェングラー~聴いている、ベートーヴェンなどLP、CD、DVDを持っている
クナッパーツブッシュ~聴いている、ワーグナーLPを持っている
ベーム~聴いている、モーツァルトLP、CD、DVDを持っている
マタチッチ~知らない
ムラヴィンスキー~知らない
カラヤン~聴いている、ベートーヴェンなどLP、CD、DVDを持っている
朝比奈隆~知っているが、ブルックナー交1をCDで聴いた
バーンスタイン~モーツァルトなどLP、CD、DVDを持っている
アーノンクール~聴いている、モーツァルトなどLP、CD、DVDを持っている
カルザス~チェロ奏者、指揮をするのを知らなかった
レーグナー~知っているが聴いたことがない
ベルグルンド~知らない
クライバー~聴いている
ブリュッヘン~知っているが聴いたことがない
デュトワ~聴いている、CDを持っている
小林研一郎~生演奏を聴いた
シノーポリ~知っているが聴いたことがない

音楽評論家宇野功芳の好きな指揮者だけを列挙しただけ。
ブルーノ・ワルター、朝比奈隆、フルトヴェングラーが好みらしい。
有名好み。
客観性の乏しい。

私もそうだけれど。
私の考えていた音楽評論家と違う・異質。
朝比奈隆は選択しない。

ピアニストの項目
リリー・クラウスは記載があるが、イングリット・ヘブラーの記載がない。

ヴァイオリニスト・チェリスト・声楽家の項目
天満敦子は、選択しない。
天満敦子より諏訪内晶子。
諏訪内晶子は、1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクールを優勝。

声楽家・柳兼子なんか知らない。

私が聴く
ルチア・ポップ、テレサ・ベルガンサ、エマ・カークビー、キリ・テ・カナワ、シュワルツコップ、バーバラ・ヘンドリックス、チェチーリア・バルトリ、グルベローヴァ、シェリル・ステューダー、マティス、レオタイン・プライス、ヤノヴィッツ、ヴァネス、スミ・ジョー、デッセー、フレミング、カサロヴァ、シュトゥッツマン、マクネアー、リタ・シュトライヒ、バルバラ・フリットリ、ヴェロニク・ジャンス、アンナ・モッフォなど有名なソリストの記載なし。

マリア・カラスなどイタリアものの声楽家の記載なし。

よりによって柳兼子か、知らないし聴いたことすらない。

カラヤンを低評価し、フルトヴェングラー、ワルターを誉めておけば、大抵OK、ほとんどの音楽評論家の行動様式である。

音楽評論家宇野功芳は、更に朝比奈隆を持ち上げる。
朝比奈隆は、世界に通じる名演奏家・指揮者だろうか、単に好きなだけだろう。
書名が「音楽評論家宇野功芳・私の好きな演奏家」なら、理解出来るが・・・

一般的に、古楽器系統の指揮者とカラヤンをボロクソに言えば音楽評論家になれる。
後は、それらしい文章能力だけ。

私は、ハイドン、モーツァルトは、古楽器系のホグウッドが好き、大編成のオーケストラは、音量が多い、しかし音質のクリアーさが劣る、感動する演奏もあるし、単にうるさいと感じる演奏もある。

古楽器は音量が乏しい部分もあるが、端正で濁りがない。
純粋的な響き。

音楽評論家宇野功芳は、古楽器演奏について、学術的でカビ臭いと。
音楽から、カビ臭さを感じるとは、超能力。
クラシックに哲学性、精神性を求める昔風の音楽評論家。

私は、音楽しか感じない、心からリラックス出来るし、音を楽しめる。
難しいことは、考えない、単に音楽を聴く。

大抵のクラシック・ファンは、「フルトヴェングラー病」、更に「ワルター病」、「ベーム病」もいる。

私は、指揮者にこだわりはないし、耳が良いとはいえない。
LP、CDを聴いて、指揮者の判別、区別など出来ないし、音楽から精神性など聴き取る超能力を持っていない、絶対音感もない、楽譜も理解できない。

私は、単にモーツァルトが好き、ただ聴くだけ「モーツァルト病」である。

私のほかに、ベートーヴェンが好きな「ベートーヴェン病」、或いは、ワーグナー好きの「ワーグナー病」も存在している。

演奏に哲学性を感じるなんて、笑ってしまう、音楽評論家は、ほとんどが超能力者状態。

音楽で金銭を得るのは大変、演奏家は、各地でコンサート活動をする、ライヴァルも多いが、一流の演奏家なら、演奏で生活が可能であるし、リッチになれる。

レコード会社は、売れるLP、CD、DVDを生産し、売り上げを向上させて、金銭を得なければならない、クラシックは、マーケットが小さい、大ヒットは望めない。

二流、三流の演奏家なら、演奏活動で生活が不可能、極貧、従って、レコード会社、音楽雑誌等に恩を売り、ブックレット、レコード評論を書かせてもらう、誉めたり、けなしたり、いろいろ工夫して、読者の注目を浴びる必要がある。

人気のカラヤンをけなすことで、注目され、逆にレコードが売れる現象まで起きる、宇野功芳氏は、音楽評論家というより、クラシック業界での売文家。

音楽評論家宇野功芳は、演奏家としてCDを出しているが、聴く気はないし、無料でもいらない、ただし、朝比奈隆指揮のベートーヴェン全集、ブルックナー全集、無料なら聴きたい。

音楽評論家宇野功芳、腐れ評論家、クラシック業界の売文家、演奏者としては、CDを聴いたことがないし、店舗で見たことがない、中古マーケットでも見ない。

この新書108円でも、損した、ムカツク。

本書より、グーグルの検索が役に立つ、wikipediaから

ルチア・ポップ(Lucia Popp, 1939年11月12日 - 1993年11月16日)は、スロバキア出身でオーストリアを中心に活躍したオペラ歌手。声域はソプラノで、リート歌手としても録音・演奏に活躍した。

テレサ・ベルガンサ(Teresa Berganza、1936年3月16日 - )は、スペインの著名なメゾソプラノ歌手。ロッシーニ、モーツァルト、ビゼーのオペラの役柄がよく知られる。

エマ・カークビー(Carolyn Emma Kirkby、1949年2月26日 - )は、イギリスのソプラノ歌手。

キリ・テ・カナワ(Kiri Janette Te Kanawa, ONZ, AC, DBE, 1944年3月6日 - )は、ニュージーランド出身のオペラ歌手、声楽家。

エリーザベト・シュヴァルツコップ(Olga Maria Elisabeth Frederike Schwarzkopf, 1915年12月9日 - 2006年8月3日)は、ドイツのソプラノ歌手で、ドイツのオペラと歌曲における優れた歌唱で知られる。

バーバラ・ヘンドリックス(Barbara Hendricks, 1948年11月20日 - )は、アメリカ合衆国出身の声楽家。真珠にもたとえられる透明感あるリリック・ソプラノとして、オペラや演奏会で活躍する傍ら、人権活動などの社会奉仕でも著名である。

チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli, 1966年6月4日 - )は、イタリア人のメゾソプラノ歌手。人気のあるオペラ歌手であり、コンサート歌手である。モーツァルトとロッシーニのオペラの役で有名だが、マイナーなバロック音楽の上演でも知られている。

エディタ・グルベローヴァ(Edita Gruberová, エディタ・グルベロヴァー, 1946年12月23日 - )は、ソプラノ歌手。チェコスロバキア(現在はスロバキア)のブラティスラヴァに生まれる。父親はドイツ系で母親はハンガリー系である。

シェリル・ステューダー(Cheryl Studer, 1955年10月24日 - )は、アメリカ合衆国の声楽家、ソプラノ歌手。ミシガン州のミッドランドに生まれる。12歳より声楽を学び、オハイオ州オバーリン音楽院、テネシー大学で研鑽を積む。

エディト・マティス(Edith Mathis, 1938年2月12日 - )は、スイスのソプラノ歌手。レオンタイン・プライス アメリカのソプラノ歌手。 1927年2月10日ミシシッピ州生まれ。 ジュリアード音楽院に学ぶ。

グンドゥラ・ヤノヴィッツ(Gundula Janowitz, 1937年8月2日 - )は、ドイツ、ベルリン生まれのオーストリアのオペラ、オラトリオ、コンサート歌手(リリックソプラノ)。

キャロル・ヴァネスは、声楽家、アメリカのソプラノ歌手。

スミ・ジョー(Sumi Jo, ハングル:조 수미(チョ・スミ)、漢字: 秀美, 1962年 ソウル - )は、韓国出身のオペラ歌手(ソプラノ)。

ナタリー・ドゥセー(Natalie Dessay, 1965年4月19日 リヨン - )は、フランスの声楽家。レパートリーの幅広いリリック・ソプラノおよびコロラトゥーラ・ソプラノであり、歌唱力と美貌を兼ね備えた現代世界最高のオペラ歌手の一人。

ヴェッセリーナ・カサロヴァ(またはカサローヴァ)(Vesselina Kasarova 1965年7月18日 - )はブルガリア人メゾソプラノ歌手。

ナタリー・シュトゥッツマン(Nathalie Stutzmann, 1965年6月5日 - )は、フランスのコントラルト歌手、指揮者。

シルヴィア・マクネアー(Sylvia McNair, 1956年6月23日 - )は、アメリカのソプラノ歌手。

リタ・シュトライヒは,1950~60年を中心に活躍したコロラトゥーラ・ソプラノ。コロラトゥーラにありがちな固さや冷たさはまったくなく,輝きをもちながら,温かく柔らかい響きをもっている。もちろん音程の確かさや無理のない高声など,コロラトゥーラの技法も完璧。

バルバラ・フリットリ(Barbara Frittoli) は、イタリアのミラノ出身のソプラノ歌手。

ヴェロニク・ジャンス(Véronique Gens, 1966年4月19日 オルレアン – )は、フランスのソプラノ歌手。バロック音楽の演奏と録音を主としている。

アンナ・モッフォ(Anna Moffo、1932年6月27日? - 2006年3月10日)は、アメリカ合衆国出身のソプラノ歌手・女優。専ら1960年代に欧米で活躍した。

ついでにグーグルした結果は
小澤 征爾(おざわ せいじ、1935年9月1日 - )は、日本人指揮者である。2002-2003年のシーズンから2009-2010年のシーズンまでウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた。 栄典・表彰歴として文化勲章受章など。主な称号はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉団員など。

朝比奈 隆(あさひな たかし、1908年(明治41年)7月9日 - 2001年(平成13年)12月29日)は大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪フィル)の音楽総監督を務めた日本の指揮者。

小林 研一郎(こばやし けんいちろう、1940年(昭和15年)4月9日 - )は日本の作曲家、指揮者。

柳 兼子(やなぎ かねこ、1892年(明治25年)5月18日 - 1984年(昭和59年)6月1日)は、日本の声楽家(アルト歌手)。白樺派の柳宗悦の妻である。長男の柳宗理は工業デザイナー、次男の柳宗玄は美術史家、三男の柳宗民は園芸家として知られている。

一般的に、朝比奈 隆より小澤征爾の方が上、CD、LPも多いと思う。
音楽評論家宇野功芳を筆頭に日本の音楽評論家は、カラヤン、バーンスタイン、アバド、ムーティー、小澤征爾への評価を低くしている。
というより嫌っている、成功者に嫉妬、羨望。

フルトヴェングラー、ワルター、トスカニーニの評価が非常に高い。
みんなが知っているから。

余りにも、画一的、音楽評論家同士が談合している感じ。
レコード会社の利益誘導、疑問が残る。

音楽評論家宇野功芳、CDを誉めすぎ、雑音がないが、無機的、平面的な音質、これが好みなのか、レコード会社へのへつらい、レコード会社への迎合、時代はCDへ進んでいた過渡期の本。
昔の音源をCDにしてほしい、との記載が多い。
レコード会社との癒着の疑念が明白。

LPの音域の広さ、温かみのある音質に言及していない。
1990年04月17日発行の新書だし、仕方がない。

CDは売れず、ネット販売か、或いはPCにてダウンロードの時代。

現在、LPレコードが、5000円など高価格で販売されている。
中古のマーケットでも、マニアックのものは高価格。

音楽評論家宇野功芳、レコード会社と癒着する単なる売文家。
レコード会社から無料でCDをもらえるだろう。
仕事柄、自腹で購入はしないだろう。

私は、月4万円の小遣いからCD、DVD、LPを購入している。
今は、LPレコードの収集に指向している。
従って、購入の際は、検討、吟味し選択している。
この新書は、購入のための参考にならず、廃棄。

「名演奏のクラシック」表題に一致しない。
「音楽評論家宇野功芳・私の好きな指揮者、演奏家」の表題が似つかわしい。

こんな駄作に出会ったのは久々。