ロシア大統領、外出制限を5月11日まで延長 段階的緩和に向けた検討も指示 (毎日新聞 2020/04/29)
ロシアで感染者が増加中。(以下外務省HPから)
プーチン露大統領は28日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国民に自宅待機を求める有給の「非労働日」の期限を4月末から5月11日まで延長すると発表した。
同時に外出制限が経済や国民生活に影響を与えていることを踏まえ、段階的な緩和に向けた措置の検討も指示した。
プーチン氏は28日の州知事らとのテレビ会議で「感染のピークはまだ過ぎていない。
我々は今、感染症との闘いの最も緊迫した局面にいる」と述べ、国民に理解を求めた。新しい経済支援策や、感染が収束した後の経済再生計画に着手することも表明した。
ロシアでは3月28日から非労働日を開始。各地方で外出許可証の導入や店舗の営業制限などの措置が取られている。
国内の感染者数は今も1日数千人単位で増え続けており、9万人を超えた。米ジョンズ・ホプキンズ大によると、中国やイランを抜いて世界で8番目に多い。