明後日の手術のために、明日からこれまでの長い人生で初の入院をする。病院で空くんの付き添いがあって毎晩寝ていたが、朝には帰宅していたからまったく初めての経験になる。海外旅行へ行くような準備で、期間も似たようなものだ。どちらが不安かというと、むしろ海外の初めて行くところの方かもしれない。たとえばブラジルへ行った時は、ひとりで飛行機に何時間も乗るという想像できないものだった。良くなる期待をしてしまうと、手術がうまくいかなかった場合のがっくりが大きい。しかし、性格なんだろうか基本的に楽観する傾向が強く、良くなったら旅行も野球も日常生活もすべて楽しくなるという期待はする。ただし、失敗してがっかりとなって絶望するかというとここもやはり楽観的なところがけっこうある。ある意味、自分としては入院手術は海外旅行みたいな楽しさもあるからしかたない。全身麻酔でさめたら死ぬほど痛いと、同じ手術経験者の兄から聞かされている。