この町では春祭りが主で、市内の山車31台を各地元地区で引き回す。3月半ばから5月初めの連休まで、乙川から始まり亀崎で終わる。近年は他地区の大半が4月第2週になってきて、わずかに次週のところもある。先週は上海旅行で次は祭りと、われわれ同年者もお疲れぎみ。土曜の夜は遅くまで飲んでさわいでいた。いろいろ事情があって現在は祭りから縁を切っている同年者なのでこれぐらいに控え目だが、本来ならもっと疲れきったことだろう。
旅行の話がたくさんあって、みんなまたすぐに飲み会をやろうというムードだ。格安ツアーに参加するというのは、つまらないものだと思っていた。しかし、どんなに個人でがんばって手配してもホテル代か飛行機代にもならない金額で、食事も移動交通費や添乗員ガイドの費用まで全部出てしまう。今回ネットでいろいろ調べてよくわかった。旅行社がすべて提携して組み上げているツアーは、非常にお値打ちである。フリープランばかりがあれば言うことないのだが、それでは格安の程度は知れている。連れて行かれるところはすべて格安のためだから仕方ないと思えばいい。ディスカウント好きはそれなりの楽しみ方をすればいいということだ。
祭りで集まったついでにみんなの写真をまとめてコピーしてもらった。自分が端に写っているものだけでもかなりあった。集合写真は2枚ぐらいしか写さなかった。
中国は歴史があるのは当たり前の話。上海博物館で4000年以上前の青銅器を見た。だから、こういった古い水郷のある町並みを見せられてもあまりピンとこない。
こっちは蘇州。同じようなところになってしまったのはツアー企画の失敗だろう。値段で許す。
ナイトクルージングと上海雑技団はオプション。オプションは決して格安ではない。そういうところで何とかしないとこの値段はありえない。
いちばん驚いたできごと。2日めの夕食後バスの中で仲間のひとりが「お金を入れた袋がない」と言い出した。落としたかスリかと言っていたので、すぐに現地添乗員を呼び寄せたら、レストランへ即電話。すると、マネージャーがどういう入れ物?、中身は?と聞いている。なんと1時間後には返ってきた。本人もみんなも大喜びと同時に、よくまあ戻ってきたと驚いた。誰が拾ったのかとか詳しくはわからなかったが、ある意味奇跡かも。