昔からピーマンが食べられない。
不動の嫌いな野菜No.1だ。
他に嫌いだったナス、レンコン、ごぼうなどは
大人になって逆に好きになったが、
ピーマンだけは如何ともし難い。
しかし、先日衝撃的な出来事があった。
なかなかこの歳になると、
衝撃的な出来事など無いが、
ピーマンの逆襲に遭ったのだ。
会社のプチ忘年会で、塚田農場と言う、
今人気の宮崎発祥のレストランチェーンに行ったが、
ここはどの料理も美味しく、さすが農家より
直送される新鮮な野菜が美味い!
しかも、なかなかコストパフォーマンスもいいし、
店員のホスピタリティもいいのだ。
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ここのメニューに、『つくぴー』と言う、
肉厚ピーマンの上につくねが
乗っているものが目に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/57/76106cecb8f43241b548e3eac21ed26b.jpg)
当然、僕はこの憎たらしいピーマン料理など
注文する気はさらさら無い。
しかし、見透かされたかのように、
『ピーマン、苦手な方はいらっしゃいますかねー?』
と店員が聞いてきたのだ。
もちろん僕はピーマン駄目だからと断ったのだが、
『これは、ピーマンが苦手な方にこそ食べて
貰いたいピーマンなんです!全く苦く無いですし、
その瑞々しさに皆さん驚かれますから、
騙されたと思って食べてみて下さい!』と
しつこく食い下がるから、まあピーマンが
食べられる他の仲間もいるので、
一つ注文してみることになった。
そして、ついにそのツヤツヤした憎たらしい
肉厚ピーマンがやってきた。
僕は恐る恐るピーマンのハジをかじってみた。
すると、全くピーマンの味がしない。
あの苦い、全ての料理を台無しにしてしまう、
あのピーマンの味がしないのだ。
オマケに何とも瑞々しい!
ちょうど、フレッシュなきゅうりでも
かじったかのような歯応え。
これは、もはや僕の知ってる
あのピーマンでは無かったのだ!
お会計の前に、レストランからこんな素敵な
サプライズプレートが出てきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3e/f8964f509129310708e1c78c64949aa5.jpg)
何とも粋な演出である。決してピーマンを
克服したわけではないが、
こんなピーマンなら食べてもいいかもしれない。
ピーマンにしてやられた。