三丁目のひこうき雲

★べー坊ワールドへようこそ♪
楽しく面白く、ポエム&エッセイ風に落書きします。写真も大好き♪月1~2回程度更新中★

鳩のカップル、山手通りデート

2005-03-16 00:16:19 | 食べもの&動物/生きもの
バス停で待っていると、鳩のカップルが僕の足元にヨチヨチやってきた。

日曜の朝、いつもより交通量が少ない。
とは言っても、ここは東京の山手通り、鳩さん、轢かれるよ!車に気をつけて!

二匹の鳩は、仲が良さそうにデートをしているようだ。たのしそうに戯れる。
鳩は完全・一夫一妻制で、浮気をしない鳥だという。
(浮気をしないのが、平和の象徴たる由縁?)

餌を貰おうと、さらに僕に近づく。僕の顔を、2匹が交互に見つめ、「お腹減った」とダンスを披露する。
残念!だけど、僕はこれからバスに乗り、パンも持ってないよ。

そう困った顔で鳩を見つめると、二匹は諦めたのか、山手通りの3車線の道路を渡り始めたのだ!
「危ない!車に轢かれるよ!」
ヒヤヒヤ、ドキドキ、でも鳩は平然とヨチヨチ歩きで国道を渡り、無事に中央分離帯にたどり着いた。その間、偶然にも1台も車は通らなかったのだ。
アスファルトの振動で、車の距離を察知していたに違いない。エライぞ!鳩ちゃん。
(これはこの前の日曜日の朝のことでした)

ところで、鳩は大昔から人間とつながりがある。
伝書鳩!多くの鳩は、伝書鳩が迷子になったものらしい。
「伝書鳩レース」というのが、公式に年間15回程あり、160万羽が参加、うち38%の60万羽が帰宅できず、迷子になるという。
日本通運には、そんな迷子の鳩を届ける「迷い鳩サービス」があるみたい。へーえ!

鳩公害!
東京都では、カラスが駆除で減った替わりに、今度は鳩が増えすぎて公害になっているという。
天敵のカラスを東京都が駆除したからだ。
そりゃないでしょ!
だいたい、人間が鳥の餌となる木々を伐採して、コンクリート・ジャングルにしたから、カラスはゴミをあさり、鳩はベランダに糞を落とす。
カラスも鳩も嘆いているよ!「駆除すべきは人間じゃ!」って。
ヒッチコックの「鳥」の復習がいつか・・・(映画の見すぎ?)

「鳩に餌をやらないでください」
10年ほど前から、こんな張り紙を見かける。最初はJRの駅のホームで初めて見たが、最近では公園にもあるらしい。駅なら納得だが、公園もとは、ちと寂しいね。
鳩を見ると、ついつい餌をやってしまう僕。それって、いけないこと?場所にもよるけど。
なんだか複雑な心境。
カラスの次に鳩も駆除したとする。すると今度は「すずめ」の糞公害が問題となるのは明白!(事実、スズメの糞害も深刻らしい)

そもそも人間は太古の昔から、鳩やカラスやスズメと共存してきた。
糞害だって、ゴミあさりだって、昔からあったよ。
でもいちいち役所に苦情を訴えたり、テレビで大騒ぎしなかっただけ。
世の中、みんなストレスが溜まっていて、うっぷんを弱い生き物に向けている、ような気がしてならない。

鳩のラブ・ストーリーから、糞害まで語ってしまって、ふーっ、疲れたびー!
コメント (6)
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