ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

東京クァルテット

2008年07月16日 | 音楽
先週と同じルートでラッキーなチケット入手でした。

今夜は東京クァルテットの演奏会。
一流のクァルテットをセンターの前から3列目という目の前の特等席で視て、聴く機会を得ました。

4人のメンバーがそれぞれにしっかりと曲全体を把握しながら、自分のパートをまさに一つの曲のパーツとして組み上げていく様がよく見えました。
凄い・・・の一言に尽きます。
弓の使い方もフレーズ毎に細かく考えて弾き分けられていて、ボーイングの安定性もなんちゃってアマチュアにはとてもマネのできない驚異的な安定感でした。

1曲目のハイドンの75番は新しい発見でした。
こんなに楽しいだけでなく色彩感あるハイドンもあるんだと驚きました。
1stヴァイオリンはとても難しそうだけど、一度チャレンジしてみたい曲でした。

2曲目の細川作品はとにかく水面を表す持続音に対する繊細なボーイングが圧巻でした。オヤジなら絶対に1秒でぶれ始める弓がピタッとしかもジワジワっと動くのはまさに職人技でした。

メインのスメタナは、オヤジも2回ほど以前に演奏した経験のある曲だけに随所に一流との違いを目の当たりにして、一流の凄さに改めて感動しました。

会場がアンコールを期待して拍手が鳴りやまない中、チェリストを除いた3名が出てきて、チェリストが体調不良で本番全力投球までで体力の限界となりアンコールは申し訳ないが勘弁してくれとのスピーチ。
そんな限界でもあれだけの集中力を音色で聴衆を楽しませたプロフェッショナルにアッパレの拍手、満足して会場を後にしました。

チェリストの体調不良は胃腸系とのことでした。誰か中途半端な生牡蠣でも食わせたのとちゃうやろか。。。
コメント
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