ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

北海道新幹線

2008年04月10日 | 戯言
午後から仕事で函館に移動しましたが、ポカポカの札幌から飛行機で30分飛んだ函館は寒風が吹いて寒い天気でした。

今、函館は2015年の函館までの新幹線延長を睨んだホテル建設ラッシュの兆しだそうです。
北海道としては2020年に札幌までの北海道新幹線延伸完成が悲願ということで道庁にも看板が立っていますが、今のところ函館までしか建設GOにはなっていません。

確かに新幹線ができれば陸路で繋がるわけですから便利にはなります。
飛行機や船のように天候次第ですぐに欠航なんてこともなくなります。
札幌から東京まで約4時間。札幌と函館も45分になるそうです。

一方で函館は「新函館駅」が今の函館駅、函館の町の中心部とはかなり離れたところに設置されます。
間違いなく人の流れが変わり、街の様相も変化するに違いありません。
札幌延伸になってもルートは函館と札幌をできるだけ最短ルートに近くということで、現状ローカル化している函館本線に沿ったルートが予定されており、同様のことが容易に予測できます。

札幌と東京が繋がることの意義の裏で、新幹線のルート上にあるかないか、駅ができるかできないか、必ず地域によって行く末に天と地との差ができます。
既設の新幹線でも深刻な問題になっているところがあることを先日テレビで視る機会がありました。

全てがバラ色ではない現実を踏まえて、将来の地域の発展に向けてどうなのか、また人口減少が加速している北海道で新幹線ビジネス自体が本当に成り立つのか、作ってからでは遅いからこそ、幅広く公正な視野と判断が必要になるのだと思います。
そうしないと地方の悲願は地方の悲劇を産み、一部の利権集団だけが笑う結果だけに終わってしまいます。
コメント
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