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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

ささやかな抵抗

2006年04月28日 | 業界
オヤジの業界は5月1日からの酒税の改正に向けて、通常でも最盛期の一つとして活況を呈するゴールデンウィークに向けて例年以上に熾烈な商戦が展開されています。
今回は「第3のビール」として昨年来ブレイクしているカテゴリが350ml缶1本当たり3.8円増税になります。1ケース当たりでも100円弱程度ですが、もともと値段に敏感なお客様が反応、支持されているカテゴリですから、仮需と言われる買い溜めが起こると予測して売り損じの無い様、お客様の視点では品切れで買えなかったということの無い様に業界が動いているわけです。

一方、お客様はまだまだ5月1日から酒税がどう上がり、それが店頭売価にどう影響するのかについてはあまり認識がありません。オヤジの穿った見方ですが、国もこういったことについては敢えて積極的な広報はしませんから、マスコミがどう取り上げるかによって、4月末のモノの動きが変わってきます。

これらは酒税が変われば、税金の本来の負担者である国民の負担の変化として売価に反映することが前提としての動きです。だからこそ、メーカーはこれまでも継続して戦前にできた時代錯誤的な酒税法の抜本的改正と消費実態と合わない不公正な酒類間税制格差の是正を働きかけてきていました。

ところが一部でこれを商機として利用しようとする動きがあり、今日も追随か対抗かは解りませんが某大手の小売企業が税金改定後も売価の据え置き方針を打ち出したしたそうです。
オヤジの考えは「塵芥亭」の方で言わせていただいています。小売業界の競争も熾烈を大変厳しいものがあるのだとは思いますが、大手だからこそ自社発展だけでなく、業界を超えて全体を見た判断をしていただきかったなと極めて残念に思うのであります。

小市民オヤジのささやかな抵抗は、このグループでの買物は当面しないというくらい。これも寂しいなぁ・・・


コメント
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