「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

都知事選に当たっての自民党都議連の「党紀保守」通達は憲法違反

2016-07-14 10:31:48 | 2012・1・1
都知事選挙前に、東京都議連が所属国会議員と地方議員関係者に配布した「党紀保守」につぃての全文が、小ブログ「小池百合子氏の”度胸”としがらみのない都政」(7月7日更新)に対するコメントという形で、lordyupa さんから投稿頂いた。lordyupaさんは、コメンンと中で「党紀保守」文書が議員の親族にまで強制するのは憲法違反ではないかと指摘している。僕もまったく同感である。自民党は支部とはいえ、こんな文書発送すべきではない。小池氏は自民党員であり、除名されたわけではない。

お二人を同時推薦して判断は有権者(都民)に任せてもよかったのでは。野党の候補者は高齢で病人である。都知事として何をやるのか具体的な抱負も政策もない。自民党内部での足の引っ張りあいで、共倒れになる心配はない。

自民党都議連の”翼賛”選挙

2016-07-14 06:08:18 | 2012・1・1
自民党東京都連が都知事戦を前に所属する国会議員や地方議員に対して”党紀の保持について”という文書を配布し、党の推薦していない候補者(小池百合子氏)を応援した場合は、除名などの処分の対象にすると通達したという。僕はこの新聞を読んで、まさかかと耳を疑った。大げさに言うなら、かってのソ連のスターリン時代と同じ手法である。

自民党都議蓮は、会長代行の小池百合子氏が議連に諮らずに知事に出馬したのは規律違反だとしているが、小池氏は改めて規律に従って立候補届を出している。小池氏は会長の石原伸晃氏とも話し合いをしている。にも拘らず、かたくなに都議蓮が小池氏を推薦しないのは、なにか。小池氏の言うように、都議蓮内に個人的に小池氏に反対する”一握りのボス”が存在すると思われても仕方がない。

戦前から80年も東京に住んでいる都民の一人だが、はっきりいって都会議員は何をしているのか判らない。怒られるかもしれないが地元の区議を何年かやった後、都議に”出世”した方が多く、全部とはいわないが、小池氏の言うようにボスがいるのも事実のようである。ボスの中には大臣までやった都議OBまでいて、顧問の名で依然口を出している。小池氏が都議蓮を指して”ブラックボックス”と呼ぶはのは理解できる。

わが区選出の都議は、小池氏が学んだ関西の大学の後輩で、都議選出の際、小池氏の推薦を受けている。当然、今回の知事選では小池氏を応援するのが人の道だが、都議蓮の通達では、除名処分になるので、ご本人はどうするかだ。戦時下、東條内閣下で行われた選挙では大政翼賛会の烙印を貰わないと当選できない仕組みであった。何か今回の都議蓮の通達はそれを思わせるものがある。